学園黙示録SCHOOL―LIVE! 作:楠葉遊鳥
ようやくオリキャラが3人揃ったのでキャラ紹介ができます
祠堂士 高校3年生/185cm
圭の兄で胡桃や優香のクラスメイト。金髪にピアスと不良に属するが意外に成績が良く誰とでも分け隔てなく接するためクラスでは人気があり妹思い。ゲーマーでゾンビ物のゲームを良くするため、ゾンビ映画やアニメにも手を出し始める。喧嘩の戦利品のバタフライナイフ2本を所持している事を本人は忘れている。
有馬雄也 高校3年生/170cm
士の一番の親友。明るくノリがよく、クラスではムードメーカー的存在。士と同じくゾンビ物好き。
小泉優香 高校3年生/150cm
士や雄也と胡桃のクラスメイト。内気で人見知りな性格。中学卒業後に巡々丘市に引越しをしたため、友達がいなかったが士と知り合った事によりクラスにも打ち解けていった。
家計簿って頼もしい。つけているとなんと来週のことがわかるのだ!この部活が始まった頃は明日のことも分からなかった。来月のことはまだよくわからない。来年私達はどうしているだろう。
「むぅ…電気たりてないわね」
家計簿を見ながら何時になく真剣な表情をしているりーさんは、少しながら怖いと思う。
「最近雨ばっかだからな…」
「確かに雨の日は体がだるくて嫌になるぜ」
「物資も減ってるし早めに取りに行った方がいいかも」
「学園生活部ちゅうもーく!」
「んー?」
「何かしら?」
「なんだなんだ?」
今後の学園生活部の生活に係わる話を遮るかの如く由紀が部室に入ってきた。
「肝試しやろ肝試し!」
「はぁ?」
「え、よくない?夜の学校でハラハラドキドキだよ!」
キラキラした目で胡桃を見ていたが、それがやがて俺を捉えた。
「俺は別に構わないけど?」
「士…本気で言ってんのか?全く何を言い出すかと思ったら肝試しかよ」
「あれ胡桃ちゃんもしかしてお化け苦手?ぷぷー」
「ちげーよ!」
感情的になり机を叩きながら否定をしているが、その叩いた机の下で握られている手から察するに胡桃はお化けが苦手の様だ。そんな胡桃をからかって遊ぶのもいいが、この状況はかなり俺得なので黙っていることにした。
「私もいいと思うわ」
「え!!」
「でしょ?」
りーさんの意外な意見に胡桃は戸惑っている。しかしこの議論肝試しをやるか否かについて賛成3人否定1人、もしめぐねぇが却下し否定に票が入ったとしても覆すことの出来ない結果だ。
「やると決まったら準備と一応めぐねぇに報告だな」
「じゃあ私がめぐねぇにいってくるね!」
「由紀ちょっとまった」
クルッと半回転し歩きだす由紀を俺は呼び止めた。
「ん?どうしたの」
「今めぐねぇは職員室か?」
「うんそうだよ?」
キョトンとした顔を傾けている。
「んじゃめぐねぇには俺が伝えておくよ由紀が説明したらややこしくなりそうだし」
「ひ、酷いよつっくん…」
「すまんすまん、んじゃチャッチャと話してくるわ」
名残惜しいが繋がれていたてを離し、両手を机につき立ち上がる。
「んじゃ、行ってくるわ」
胡桃の頭を撫でる。
「いってらっしゃい士」
『いってらっしゃい!』
「おう!」
学園生活部の面々に見送られながら、めぐねぇが1人でいる職員室に向かった。これは直感と呼ばれる物であろうか?確かな確信はないがとても小さな疑問にしては、やけに辻褄が合っている。違うならそれでも構わない、それなら何かを知っている佐倉慈先輩に聞いてみる事にし彼女が1人になるのを待っていた。職員室に着き少し欠けている入口の窓ガラスから中を覗くと、めぐねぇが教材の本棚の前で見た事のない険しい表情で何かを見つめていた。
「やっぱりか…めぐねぇ居ますか?」
一応生徒なのでノックはする事にした。
「え、えぇどうしたの祠堂さん?」
本棚の扉を閉める音がして明らかにめぐねぇは慌てている事からより強い確信がもててしまった。
「今夜由紀の提案で肝試し…もとい購買部での物資回収の話し何ですが中に入っても?」
「どうぞ」
「失礼します」
中に入ると自分の机に座っていて、何時もの優しい顔のめぐねぇがいた。
「由紀ちゃんの提案した肝試しをしながら購買部で物資の回収の話しよね?私は構わないわ勿論顧問の私も同行しますけど」
「了解です」
予想より早く承諾を貰う事ができ本来なら俺の仕事は此処で終わるはずだが、今から本業を始める。
「めぐねぇ俺ずっと気になっていたんだ」
「ん?何かしら?」
まだしらを着るようだ。ゆっくりとあの本棚に近ずく。
「あ、あの祠堂さんッ」
「ここの設備がやたらと整いすぎることにさ」
本棚を開け辺りを物色してみると1冊だけちゃんとしまわれていなく、他の教材より出っ張っている。つまりは先程慌てて締まったと言う事になる。
「え?あった…」
「ッ!!」
それを抜き取るとめぐねぇの顔色が一変した。いつも明るく振舞っているめぐねぇのこんな顔をさせてしまったのは大変心苦しいが、これを見つけてしまったからには話を辞めるわけにはいかなかった。
「職員用緊急避難マニュアル…本気であったなんてな」
自然災害の避難マニュアルならば職員用などと教師限定にする必要がなくご丁寧に、開封支持が記されていて自然災害用にしてはお硬いイメージだ。
「どうしてマニュアルがあるって分かったの?」
「さっきも言ったけど此処の設備がやたらと整ってるのと校長室にあったこれかな?」
肩に掛けたボウガンを見せる。
「ボウガンがどうして?」
「これは一回目の調査で校長室で見つけたっていったよな?初めは何でこんな物が置いてあるのかって思ったけどゾンビがいて意味がわかったんだ、この巡ヶ丘学院高校の屋上にある園芸部の畑や貯水槽にソーラーパネルや購買部の異常な品揃え等の生活に必要な物に、ゾンビを倒す武器があるなら…どう行動すればいいのかを支持するマニュアルがあると予想したんだ、まぁ本当にあるとは思ってなかったけど」
「流石ね祠堂さん…それ由紀ちゃん達に見せるの?」
「いや…もう少し落ち着いたらにしよう、これ返すよ」
「へ?」
マニュアルを返され予想外の答えに戸惑ってしまった。
「み、皆に言わなくていいの?」
「今言ったら皆混乱するし…だからこれはめぐねぇと俺だけの秘密な」
「え?で、でも」
「これで俺とめぐねぇは共犯者だな?だから1人で悩むなよ」
めぐねぇの頭を撫でるとめぐねぇは警戒を解き、俺を信じてくれたようでほっと胸をなでおろした。
「ありがとう祠堂さん」
マニュアルを戻し本棚を締めるともう一度こちらに向きを変えた。
「…恵飛須沢さんがライバルか…」
「え?」
「フフッ秘密です」
小さな声でよく聞き取ることができず何を言ったのか聞き返すが、めぐねぇはいたずらに微笑み教えてもらえなかった。
「ひ、秘密って…」
「そんな事より!今夜の肝試しの準備をしなきゃね、さて皆の所に行きましょ共犯者さん」
「何か無理やり感があるが…まぁいいか」
2人で職員室をあとにし皆がいる学園生活部の部室に向かった。
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