学園黙示録SCHOOL―LIVE! 作:楠葉遊鳥
あれ、バタフライナイフでゾンビを倒せるのでしょうか?
ちなみに今回も短めです。
辺りは薄暗くなり月明かりが照らすバリケード前の廊下で、俺とめぐねぇは予定より早めに来て由紀達を待っていた。
「さ、流石に雰囲気あるわね…」
「めぐねぇもしかして幽霊とか苦手?」
「うぅ…実は結構苦手なのよね…祠堂さんは平気なの?」
「俺はさ…もうなれちゃったからさ」
「なれているって…?」
怯えるめぐねぇに悪戯したくなり、たまたま持っていたゲーム等の光から目を守ってくる眼鏡を掛けた。
「毎日見てたらなれるよ」
「ひっ、じ、じゃあその眼鏡は?」
俺から距離を置き怯えている姿に思わず笑ってしまいそうになるが、何とか堪えて演技を続ける。
「めぐねぇが幽霊苦手だから怖がらせたくないし…これすると余り見えなくなるんだ」
「み、見えるの…そ、そのぉ」
「見えるよ幽霊」
みるみる顔が真っ青になっていくのを見ていて流石に可哀想になりそろそろ辞めやうかと思った瞬間、めぐねぇの肩に手のが乗っているのに気づいた。
「めぐねぇ肩に手乗っかってるよ?」
「も、もぅ祠堂さんったら〜眼鏡してれば見えないって言ってたじゃない」
「違うよ、見えにくいって言ったんだよ?」
引きつった笑を浮かべプルプルと小刻みに震えるめぐねぇの肩を指を指すと、まるで錆びたブリキの玩具の様なカクカクした動きで首を動かし指を指された方を見ると、やはりその誰かの手が乗っていた。
「ひっ」
「げっ皆ッ耳塞げ!」
「え?」
「何でだ士?」
「いいから!」
「いぃぃぃやぁぁぁぁ」
急いで耳を塞いだその直後静けさを引き裂くような悲鳴が、塞いだ耳の奥にある鼓膜に伝わってきたと思った瞬間に俺の胸に何かが飛び込んできた。
「つ、士くん!!て、手が手が!とっとっと取ってぇ」
「お、落ち着いてめぐねぇ!」
「手が手がぁぁ」
(駄目だ…全く聞いてない…)
「め、めぐねぇ大丈夫?」
「うぇ…?」
恐怖で混乱しているめぐねぇを見ていられなくなり、謎の手の正体である丈槍由紀が闇から出てきた。
「由紀…ちゃん?」
状況が掴めていないらしく月明かりに薄暗く照らし出された由紀の顔を見つめたまま、口をポカーンと開けていたまま動かなくなった。
「士大丈夫か?あれ、めぐねぇ白目むいてないか?」
「気絶しているのかしら?」
遅れて出てきた胡桃とリーさんの手には懐中電灯が握られていて、その明かりが顔に当たり目を背けるがすぐに慣れめぐねぇを見ると冗談抜きで気絶していた。
「やり過ぎたな…」
苦笑いをしながらめぐねぇを横に回復を待った。その後めぐねぇが目を覚ましお説教を食らったのは言うまでもない。
アドバイスを貰ったのですがなかなか上手くできませんでした…