ハドラー子育て日記 異世界家族旅行編   作:ウジョー

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超人一等祭 十七本目 強襲!悪魔超人 ファイナルラウンド

【・・・これからが 悪魔殺法の本番だ

阿修羅面怒り!!】

 

{やはりこれくらいで倒せる相手ではないか ならば・・・

当たって砕けろGO FOR BROKEだ!}

 

ガッガガッ! ビシィ!!  バッ!

 

こちら竜巻に包まれた大阪ドームは

ドーム外の猛烈な冷気とは反対に凄まじい熱気の打撃戦が展開されています!!

 

【阿修羅四道蓮華―――っ!】

 

  バッ   バッ

 バッ   バッ

 

あーーっとアシュラマン4本の腕でストレート フック アッパーッ

テリーマンめがけ縦横無尽に放っていくーっ!

 

 ビシィ バシィ

  ドガッ! ボム!

 

テリーマン2本の腕はカットしたが

もう2本の腕のパンチをまともにくらった!!

 

{グアア・・・

くっ やはり手数では分が悪いか

だが!このテリーマンは恐れはしない!

立ち止まらない!怯まないーーっ!}

 

あーーっとテリーマン速攻だーー!!

 

  \\テリー!テリー!テリー!テリー!//

 

両者足を止めての強烈な乱打戦だ!!!

 

〔もう牛串はタダでええ!

ほらほらこれ持ってみんな応援や!!

テリー!テリー!〕

 

 \\テリー!!テリー!!テリー!!!テリー!!!!//

 

テリーマンの妻ナツコさんの大盤振る舞いで

ますます大観衆が沸きあがるーーっ!

21世紀の大観衆も知っている

乗っている時のテリー一族(ファミリー)の強さを!!

 

【ウググ!】

 

テリーマンのナックルパートがアシュラマンに食い込む!

 

   グルン!

 

【左腕をふりまわすクセ!!】

 

 ブン バキイ!!

 

【右ストレート・・・だと】

 

{かつてオレの腕といっしょにクセまでうばったばかりに

このフェイントにひっかかったな!!

幼少の頃にパパに指摘されたクセだ!!

そのままにしておくわけがないだろう!!!}

 

1000万パワーを誇り6本の黄金の腕を持つアシュラマンを

95万パワーのテリーマンの2本の腕が圧倒していく!!

アシュラマンの怒り面が流血を伴い歪んでいくー!

 

    ガッ!ズルッ!!

 

【しまった!?】

 

アシュラマンを支える松葉杖の一本が血で滑ったか!?

大きく態勢を崩した!!

 

{とどめだーー!!}

 

いった いった テリーがいったーーーー!!

 

    カッ!

  ズズズ ズズ ズズ

 

あーーーーっと 失われていたアシュラマンの右足が生えた!!

 

【こ!?この足は!?そんな、まさか!?】

 

{なんだ?アシュラマンの方がとまどっている!?

いったいだれの足なんだ?}

 

【ま 間違いない これは

ア・・・ ア~~~~ッ】

 

あーっとアシュラマンが取り乱しているーーーっ!

右足が再生し万全の状態となったアシュラマンが

反撃のチャンスのはずのアシュラマンが凄まじい取り乱しようだ!

 

【アア~~~~ッ

シバ~~~~~~~~ッ!!!】

 

アシュラマンの怒り面が!?

いやアシュラマンの三面全てが泣いているーーー!!

 

     ブン!

 

【魔界のクソ力~~~~~っ!】

 

アシュラマン松葉杖を投げ捨て泣き顔のままテリーマンへ向かっていく!

 

【阿修羅六道蓮華―――っ!!】

 

アシュラマン6本の腕を駆使した猛攻!

 

  ドガ! ズガ! ガン! ガシ!

 

テリーマン防戦一方!!

 

{な・なんの リャーーー!}

 

  ドガ!

 

反撃のラリアートがアシュラマンの首元へ炸裂!

 

【アァーーーー! 波羅蜜多ラリアットーーーッ!】

 

ドゴオン!!

 

アシュラマンの右側の3本の腕が束となって太い腕となり

テリーマンの胸に叩き込まれたーーーー!!

テリーマンたまらずダウン!!

 

【ハァ ハァ こ この老いた体では も、もう

阿修羅バスターのような大技を使う力は残ってない・・・

だが パワーはなくても勝負を決する技がある!

かつてきさまから腕と共に奪ったこの技がなあ!!】

 

   ガキィ!

 

あーーーーっとアシュラマンがテリーマンに掟破りの

スピニング・トゥホールドをかけたーーーー!!

 

{うわーっ!!}

 

テリーマンの生身の右足を攻め立てるーー!

これは効いているぞーー!!

 

   ガキィ! 

      ブチブチッ!

 

{シューズのヒモが切れた!?

まさか キン肉マン達が!?}

 

  スポッ

 

【しまった!?】

 

アシュラマンがつかんでいたテリーマンのシューズが脱げた!

テリーマンすかさず技から逃れ

 

{テキサスコンドルキック!!}

 

   ガシ!!

 

なんとダウンした状態からアシュラマンのアゴへ

とびあがるようなテキサスコンドルキックが炸裂!!

今度はアシュラマンがダウンだ!!

 

{キン肉マンとジェロニモが窮地を救ってくれた

この友情にこたえなければ!!

くらえ!スピニング・トゥホールド!!}

 

あーーっと ここで本家テリーマンのスピニング・トゥホールドだ!!

再生したばかりのアシュラマンの右足を強烈にひねりあげる!!

 

【グワアーーー!!】

 

{アシュラマン!

おまえが抱える 愛と 怒りと 悲しみが!

この戦いを通じ 長きにわたるライバルであるミーにも通じた!

オレたちはまたわかりあえる!息子を持つ親同士として

さあフィニッシュだ! テキサスクローバー・ホールド!!}

 

    ガキィ!!

 

テリー一族の至宝スピニング・トゥホールドと

テキサスクローバー・ホールドの連続技だー!!

アシュラマンの足首とヒザがあぶなーーーい!!!

 

【ギ・・・ギブアップ!!】

 

アシュラマン ギブアップを宣言!

 

カン カン カン カン カン カン!

 

34年前のウォーズマン体内リングから続く因縁の一戦は

テリーマンのテキサスクローバー・ホールドによって決着!!

そしてご覧ください!

大阪ドームを覆っていた竜巻が晴れ完全に解放されました!!

 

 

   \\テリー!!!テリー!!!!//

 \\テリー!!テリー!!//\\テリー!!テリー!!//

 

{アシュラマン その足は・・・}

 

         バッ

 

【なにも言うな!テリーマン!!】

 

{・・・ ナイスファイト アシュラマン!}

 

      ガチッ

 

【・・・ナイスファイト テリーマン】

 

両者健闘を称える握手だ!!

そしてアシュラマンは黙ってリングを降ります

 

 \\テリー!!!テリー!!!!テリー!!!テリー!!//

 \\アシュラ!!アシュラ!!アシュラ!!アシュラ!!//

 

勝利した正義超人テリーマンだけではありません!

試合結果を認め堂々とした魔界の王子の潔さ 公正さ 行動の洗練さに

大観衆から大エールがおくられております!!!

 

 

 

 

「アシュラマンが敗れたか・・・ む?」

 

    スッ

 

あーっと こちら通天閣特設リングでは敗れたキン肉マンから

魔王に対し握手が求めらています!

そして魔王が歩み寄る!

 

(王子!)

 

「・・・キン肉マン!」

 

{ハイ!}

 

(今更びびらないでください・・・)

 

「この世界の 神から与えられた超人パワー

その中でもおまえたち親子二代に受け継がれる奇跡の力 火事場のクソ力

オレの知る親子が持つ究極の力に通じるものがあるのではないかと思ってな

その力を知るために オレはこの舞台を作った

・・・そして この戦いを通じ その力に触れ

オレの知るあの力よりも さらに先があることがわかった

そしてそれはキン肉マン親子だけではない

ジェロニモやテリーマンたち他の正義超人、

そしてサンシャインやアシュラマンのおかげで

悪魔にもその力を出す可能性があることを知った

感謝するぞ キン肉マン おまえと闘えてよかった

ありがとう!」

 

    ガチイ

 

ああっと!魔王が握手にこたえた!!

 

{私もあんたと闘えてよかった ありがとう!

異世界の戦士とわかり合うことができたのじゃからな!}

 

「だが・・・ 氷魔塔とは違い この塔の炎の進行は止まっていない

サンシャインはもう戦えぬが このオレを倒さぬ限り

地獄の炎が消えることはない!

次にリングに上がってくるものはおらぬか!」

 

〔よーし!

今度こそボクが・・・〕

 

〔〔やめておけメアリ ここはこのストロングマンに・・・〕〕

 

     ポン

 

〔え?〕〔〔ん?〕〕

 

「さあ この魔王への挑戦者はだれだ!

ダイか! ポップか!!」

 

‘残念 私です’

 

「なに!?」

 

    ヒュ!

     カ!

   カ! カ!

   カ! カ!

 

‘邪なる威力よ 退け  むうううっ!!

マホカトール(破邪呪文)!!’

 

   ドドオン

  ブアアアア

 パアアアアアッ

 

「この破邪の五芒星 間違いない!」

 

なんと突如謎の光に包まれたと思ったのもつかの間

魔王の手によって燃え盛っていた通天閣が!!

もとの姿をとりもどした!!!

この奇跡のような現象を起こしたのはいったいだれなんだ~!!

 

「クックック この魔法陣 やはり貴様か」

 

なんと魔王が指差す先には!

黒いキン肉マンのマスクをつけた男が!

ミート君のお面をつけた女性とともにリングに向かって入場してきます!!

 

〔あれはキン肉マングレートのマスク!!

しかもあの声は!でもあの中の人は今も大阪ドームに!?

あれ??〕

 

‘私は・・・ キン肉マン・グレート・Ⅳ世

正義を守り悪を砕く 正義超人!

・・・・・・魔王さんとやら あなたのお誘いは私が受けましょう’

 

「貴様 どう見ても祭を満喫しているだけだろう!

この遊び人め!」

 

突如あらわれたキン肉マングレートⅣ世!

その格好はハチマキを巻いた法被姿で手にはリンゴ飴と

リングコスチュームというより どうみても祭り衣装です!!

しかし その堂々と入場する姿は キン肉星大王キン肉マンに

劣らない気品さえ感じさせます!!

魔王の手から通天閣を救って見せたその実力が

リングの上で発揮されようとしています!

 

「貴様の挑戦受けようではないか 宿敵よ」

 

‘ええ お相手しましょう 宿敵・・・’

 

  別の世界の魔王

     対

   キン肉マングレートⅣ世

 

次回宿命のゴングが鳴る!




ニコニコアプリゲーム リング☆ドリームでメアリ・ノートンを応援しているウジョーです(2回目)
メアリ世界タッグ挑戦中の応援の意味をこめて書き始めた超人一等祭編から早1年過ぎ
そのメアリはタッグ王者奪取後防衛を重ね今日は防衛戦 しかし現在劣勢 応援中です
→結果 メアリ タッグ王座陥落・・・ 挑戦者とんでもなく強かった

それはさておき ついにやってしまった宿命の対決
最初の予定では 戦闘シーンの連続なので最後に試合の結果だけちょろっと書いて
祭を終わらせてから機を見てじっくり書くつもりでしたが
どうにも戦闘シーンが頭からあふれてしまい止まらないので次回ゴングです
魔王様は戦いたくてしょうがない模様・・・


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