ハドラー子育て日記 異世界家族旅行編   作:ウジョー

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ここからは3人称視点となります


バトルロード編 ハドラー繋げる

 

 

   バトルロード開催日当日

  ~ カール王国郊外 会場 食事屋台~

 

「時間だ いくぞジゼル」

 

[はい♡ハドラー様!]

 

ハドラー親子はエプロンを脱ぎ 屋台を人に任せ

ジゼルは控室へ ハドラーは客席後方に設置された巨大石板前に移動した

 

『結局あのお料理 ハドライスで定着しましたね』

 

「他にやることも多かったからな

ジゼルが広めるのを止めるヒマはなかった

それよりもこれだ」

 

ハドラーが石板に魔力を注ぎ 世界各地に派遣した悪魔の目玉に念話を送る

 

  バチバチバチ!

 

石板を6分割するように石枠ができるとそのひとつに映像が浮かび上がった

 

   パッ

 

〈おお つながりましたぞ

ハドラー様〉

 

最初につながったのは勇者ダイの故郷 デルムリン島

ハドラーとジゼルが6ヶ所の地点に同じような石板を竜術で作り

それを今 繋いだのだ

 

「やはり最初につながったのは悪魔の目玉を直接従えていた

ブラスのいる・・・」

 

《ブラスじいちゃん!デルムリン島のみんな!!》

 

〈おおお!ダイ!おまえの顔もよく見えるぞ〉

 

    パッ

 

続いてその隣の枠内にも映像がでた

 

「これは・・・」

 

〔おお ちゃんと見えるじゃねえか

三流魔王にしちゃあ いい仕事しやがる〕

 

〔本当ね〕

 

'師匠!?'

 

″母さんにマトリフおじさん!?それにネイル村のみんな!″

 

「ロモス王国には魔軍司令時代にクロコダインとの連絡用に派遣していた

特別製の悪魔の目玉の生き残りがいたからな

この機会に特別報酬で使役している」

 

と 会話をしている間にさらにもう一か所の映像がでた

 

〔お!映ったみてえだぜ 見てみろよロン〕

 

〝ほう こいつはいい酒の肴になりそうだな

手を貸した甲斐があったってもんだ

ノヴァ 一本追加だ″

 

〔まだ試合がはじまってないのに また飲むんですか〕

 

'げ!?親父にロン・ベルクにノヴァ!

よく見たらおふくろもいるし ここランカークス村かよ'

 

    パッ

 

〔〔〔姫様!!!〕〕〕

 

〔あっ パプニカにもつながったわ 三賢者もそろってるわね

石板を設置した広場に 国民のみんなもちゃんと集まってるわね

やっほー こっちが見えてるみんなー!〕

 

パプニカの画面に手を振るレオナ姫の後ろで

お目付け役として同行しているバダッグもこの映像に興味があるようだ

 

〔アポロどの 右手を上げてみてくれんか〕

 

〔こうですか?〕

 

画面の向こうで指示通りに動く姿を見て感心したようだ

 

〔おお すごい技術じゃ!魔王軍はこんな便利なもの持ってたのか!?

ムッフッフッフ

パプニカの発明王と呼ばれたワシの頭が刺激されるのう

目を離すとダイ君たちについていきそうな姫様のために

何か作れそうじゃわい!〕

 

〔えー・・・ それはちょっと困るわね・・・〕

 

'パプニカ以外は田舎ばっかりだな

どこも おれ達の故郷だとして あと二枠はなんだろうな?'

 

鮮明に画像が出て会話もできる四枠に比べ

砂嵐のような画像と音を発するだけの二枠が残っていた

 

「やはり つながりが悪いか ならばもっと魔力を注ぐとしよう

ムン!!」

 

   ザ―――・・・ ザ・・・ パッ

 

ハドラーが強力な魔力を注ぐと一つの枠の砂嵐が収まり映像がでた

 

【カーーーカカカ!

私の伝授した悪魔霊術はうまくいったようだな

見ろ この東京ドームの特別スクリーンと

そこの会場はこのとおり繋がったぞ】

 

「ああ そこでオレの魔力を受け取ってくれたおまえのお陰だ

アシュラマンよ」

 

【グオッフォフォフォ

我ら悪魔超人は 地上や魔界 超人墓場に加え

ついに世界を越えることが可能になったわけだ

東京ドームはかなり観客が入っているようだな】

 

【ああ 東女の人気レスラー ジゼルの親子対決とあって

客入りは上々といえる

もっともうまく繋がらなければ若手悪魔超人達の

団体戦でもやるつもりだったがな】

 

「異世界に繋げることには成功したが・・・

最後のひとつはまだ繋がっていない

やはりこれは総力戦となるか

ヒム!」

 

{ハッ!!}

 

「炎魔塔の火力を上げろ

あれは映像の魔術の発信機も兼ねているが

あの炎は聖なる種火を使っている

オレよりもおまえの方が相性がいいはずだ」

 

{お任せくださいハドラー様!!}

 

  ザ――ザー--ザー・・・・

 

最後の一枠は 変わらず砂嵐の映像だったが

音は少しずつ落ち着いてきた

 

「オレの声に応えろ!!

そして地獄の門を開け!

バルトス!!!」

 

   ・・・・・・・パッ!

 

゜なんだと!?まさか!!゜

 

驚愕の声を上げ 砂嵐がおさまりだした映像を注視するヒュンケルだったが

 

″クカカカカカー-------ッ!!!!″

 

゜フ、フレイザード・・・・・・゜

 

最後の枠 画面いっぱいに映ったフレイザードの顔を見て

ガッカリして膝をついたヒュンケルはさておき

 

「うまくいったようだな

みなご苦労 オレの指示は届いていたようだな

特にバルトス グランナード フレイザード

おまえたちの働きで この世界で前代未聞の地獄との生中継という

偉業を達成することができた よくやった」

 

′クーックックックックック!

ハドラー様直々に褒めてもらえるなんざあ

生まれたてのベイビーでやられちまった生前には味わえなかったが

こいつはたまんねえぜ なあ兄貴!′

 

‘・・・ああ ワシには過ぎた褒美だ

ありがたきお言葉にございますハドラー様

再びあなた様からの命令を受けることができたばかりか

こうしてお褒めの言葉を賜ることができるとは

望外の喜びでございます’

 

{お兄様達のご尽力のお陰でこうしてハドラー様のお顔を

再び拝むことができました}

 

{実に興味深い}

 

{尊敬します}

 

{ブローム}

 

″バルトスの大兄貴が地獄の門を開いて

オレが炎魔塔からの魔力を受け取って

グランナードの兄貴が作り出した石板に地上の映像を映し出す

ハドラー様からは褒められて 弟妹どもからは尊敬の眼差しを受ける!

こいつは最高だぜ!!!″

 

'なんか えらくご機嫌だなフレイザードの野郎'

 

《たしかになんか変な感じだね

死んでもゲタゲタ笑ってるのは

フレイザードらしいのかもしれないけど》

 

「そろそろ試合が始まる時間だ

ジゼルの勝負支度も終わるころだろう

これで試合前の準備は全て終わった

そしてこの興行の目玉 バトルロード始まりの瞬間をよく見ておけ」

 

かつて 魔界をとびだし地上を席巻し 幾度も生と死を渡った男が

異世界や地獄も巻き込み 新たな戦場を生み出そうとしていた




今回のお話し的に お彼岸までにキリのいいところまで書こうとしてましたが結局彼岸明けになってしまったウジョーです

ダイの大冒険原作では「地獄」「あの世」といった言葉はよく使われるものの
明確に死後の世界は描かれていませんが(死の世界入口や手前などの描写はあった)
キン肉マンでは超人墓場がバッチリ描かれその死生観を知ったハドラー様が踏み込んでいきました
拙作中のこれまでの色々な経験から 力だけではないレベルアップを果たしたハドラー様によって繋がった世界に向けて
ついに次回から ハドラー対ジゼルの親子直接対決
お楽しみいただければ幸いです

お彼岸を境に朝夕だけでなく昼も暑さがやわらぎ 秋の気配を感じる今日この頃
台風の影響や 寒暖差の影響で体調を崩さぬよう お体ご自愛下さいませ
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