この素晴らしい世界に銃声を!(旧)   作:大根の刺身

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このネタパーティーに常識を・・・

 

「なんこれ?ネタ?」

 

 思わずそう言いたくなる光景が目の前に広がっていた。

 自分の目の前には口から足がはみ出して動かないカエルが2匹、少し離れたところにはクレーターができている。

 隣には俺と同じくポカンとしてるカズマ。ちなみにこのパーティーの上級職であるアクアとめぐみんは今カエルの口の中でもがいている。

 もう一度周りを見てツッコミを入れながら2人を捕食しているカエルに攻撃をしてるカズマの手伝いをしながらもう一度呟いた。

 

「なにこれ?ネタ?」

 

 こうなった経緯を振り返ろう。

 

 

「では、爆裂魔法を使うのでカエルの足止めをお願いします。爆裂魔法は最強魔法ですのでその分、魔法を使うのに時間がかかるのでお願いします」

 

 飯を食べ終わった俺達は平原に来ていた。どうやらカズマ達の受けていたクエストは俺がよく受けた物と同じみたいだ。

 また、ジャイアントトード討伐クエスト、一匹は昨日倒したみたいだ。

 

「わかった、遠いカエルを標的にしてくれ、近い方は・・・。おい、アクア行くぞ!今度こそリベンジだ!元なんたらのお前もたまにはそのなんたらの実力を見せてみろよ!」

「元じゃないわ!今もちゃんとした女神よ!」

「わかったよ!女神(笑)さっさと行くぞ!コテツはもう一匹を頼む。」

「わかった」

「女神の後ろに(笑)を付けないでよ!何よ!打撃が効き辛いだけのカエルが!見てなさい!今日こそは活躍を!」

 

そう叫んだアクアは特に何もできずにカエルの体内に侵入した。何やってんだろあいつ。

 ・・・っとその時、めぐみんの周りの空気がビリビリと震えだした。自分も能力で使うからわかる。あれ魔力だ。震える空気に思わず足を止めめぐみんの方を見てしまう。

 

「見ていてください。これが、人類が行える中で最も威力のある攻撃手段。・・・これこそが、究極の魔法です!」

 

 そうして杖をカエルの方に向けると光が走った。

 紅い瞳を輝かせ、目を見開く。

 

「『エクスプロージョン』ッ!」

 

 めぐみんの杖から放たれた光はカエルに突き刺さると目も眩む光と轟音と共に、凄まじい爆風が体を襲った。

 煙幕が晴れ、視界がクリアになるとその魔法の凄まじさがわかった。

 カエルのいた場所から20m以上のクレーターができていて、カエルは跡形も無くなっていた。

 

「すげ・・・」

 

 さすが最強の魔法と言うだけある、この一撃で俺の『とっておきの武器』以上の破壊力を持っていた。

 少し悔しいが、この力を使うのが味方なのだから心強い!

 カズマもその威力に感動していたが、めぐみんの近くに湧いた別のカエルをもう一度倒す用にめぐみんに言おうとしたが、何故かその肝心のめぐみんが倒れていた。

 

「ふ・・・・・。我が奥義はその絶大な威力ゆえ、消費魔力もまた絶大。・・・簡単に言うと限界を超える魔力を使ったので身動き一つ取れません。あ、近くからカエルが沸くなんて予想外です。・・・ヤバいです。食われます。すいません、ちょ、助け・・・ひあっ・・・!」

 

 そして今に至る、回想終了。ちなみに任されていたカエルはめぐみんの魔法に巻き込まれて吹き飛びました。

 

 俺とカズマでアクアとめぐみんが身を挺して動きを封じたカエルにとどめを刺し。このクエストは完了した。

 

「うっ・・・うぐっ・・・。ぐすっ・・・。生臭いよう・・・」

「カエルっていい感じに温かいんですね・・・。無駄な知識が増えました・・・」

 

 そういらない知識を教えてくれているめぐみんは今俺が背負っている。俺も魔力切れで倒れる事は有るが、やはり消費魔力の差だろうか俺より動けない時間が長い。

 

「今後爆裂魔法は緊急時以外使用禁止だな、これからは別の魔法で頑張ってくれよ、めぐみん」

 

 そう言うカズマ提案に全面的に賛成する、事あるごとに倒れられたら迷惑だからね。

 しかし、どうしようも無いときは爆裂魔法を使えるのは大きなアドバンテージになるだろう。

 そんなことを思いながら歩いていると背中のめぐみんが何か呟いた。

 

「・・・使えません」

「え?な、なぁめぐみんさんや、つ、使えないって、な、何が・・・?」

 

 俺は思わずそう聞いた。

 

「・・・・私、爆裂魔法以外の魔法は一切使えません」

「「・・・・マジ?」」

「・・・・マジです」

 

 どうやらこの紅魔娘はただの単発式の欠陥ロマン兵器だったようです・・・

 

「なぁ、爆裂魔法って上級魔法何だろ?それを覚えれるってことは他の魔法覚えれないって事はないだろ?」

 

 当然の疑問を言うカズマにめぐみんは

 

「もちろん、他の魔法も使える方が良いのでしょう。だが私は爆裂魔法しか愛せない!」

 

 と言いこのパーティーのリーダーをしているカズマの頭を抱えさせた。

 俺?俺は別に問題ない、何故ならそっちの方が面白そうだから、確かにパーティーを率いる方からするとたまったもんじゃないだろうが、俺はリーダーではないし、するきもない。

 それに今の俺はあまり人のこと言えないし。

 

 それからギルドに戻り、アクアとめぐみんが風呂に入りに行ってる間に報告を済ませた。その時に新人の受付嬢から「コテツさん、またジャイアントトード狩ってたんですね、さすがカエルハンターさんですぅ」っと言われ落ち込んだ。

 報酬の低さに打ちひしがれているカズマに一旦帰る事を告げ帰っることにした。

 俺と入れ替わるように誰かがカズマの方に向かったが気にしない。

 

 

 ギルドをでて俺は防具屋にへ向かった。アクセルの武器屋や防具屋は頼めばオーダーメイドで武器や防具を作ってくれる。

 別に新しく防具を新調するわけではない、ただ武器を精製した際に武器を持ち運びしやすいようにホルスターとスリングベルトを作って貰った。

 スリングベルトに関しては長さの調節が出来て長い物を持ち運びやすくできるようにお願いしたら普通に渡された。ホルスターはさすがにわからなかったみたいだが、簡単に説明して、だいたいの形を書いたら明日までには作っておくっと言われたのでハッシュパピーを渡していた。

 補足すると〈武器精製〉で作ったものを他人に貸せないっと言っていたが使用する事が出来ないだけで、普通に持たせたりする事はできる。

 

「おう、来たかボウズ!頼まれてたのはできてるぜ」

 

 防具屋はそう言うとホルスターを渡してきた。ベルトと一体になっている革製のヒップホルスター、そこには昨日渡したハッシュパピーが入っていた。

 

「ありがとう、助かるよ」

「客の要望に答えてこその客商売だ、気にするな」

 

 防具屋から受け取り早速腰のベルトと交換する、元々付けていたポーチをホルスターの反対の方に通して付ける。

 

「うん、いいね!あらためて礼を言うよ」

「いいってことよ、代金は2万エリスだ、また何か合ったらうちにこいよ!」

 

 金を渡し店をでる、腰巻きをしているからホルスターやポーチは見えない。

 

「っとそろそろだったな」

 

 そろそろ防具屋にハッシュパピーを渡して24時間たつ、俺は腰のホルスターに手を当てて魔力を送った。

 一度精製した武器は弾切れした銃を除き、魔力を送れば消えない事がわかっている。

 それは一から精製するより使用魔力は大幅に減るためコスパがいい。ちなみにだがハッシュパピーに装填している弾は麻酔弾だ。

 

 

 カエル討伐の翌日、昼過ぎにカズマ達がいるギルドに向かった。午前中は買い物をするために別行動だった。

 ギルドにはめぐみんとアクアがいたが、カズマがいない。

 

「うっす、カズマどうしたの?」

「あぁ、コテツですか。おはようございます。カズマは今盗賊スキルを教えて貰いにいってますよ」

 

 冒険者のカズマは他の人にスキルを教えて貰わないとスキルを覚える事はできない、なのでスキルを教えて貰ってるのはいいんだが・・・

 

「盗賊スキルなら俺に言えばいいのに、なにしてんだあいつ?」

「さぁ、何も考えてないのでわ」

 

 そんな事を話ながら座りカズマを待つことにする。ちなみにアクアは奥の方で宴会芸スキルをもう一度してくれと言われている。

 

 しばらくするとカズマが戻ってきた。その隣には女騎士風の人と、うなだれた女盗賊がいる。

 

「あっ!ちょっとカズマ、やっと戻ってきたわね、あんたのおかげでえらい目に・・・。って、どうしたの、その人?」

 

 人だかりを押しのけながら、カズマの隣にいる人の事をアクアが聞いている。

 

「うむ。クリスはカズマにぱんつを剥がれた上にあり金をむしり取られて落ち込んでるだけだ」

 

 その発言にめぐみんとアクアのカズマを見る目が冷ややかな物となった。

 

「おいあんた!何口走ってるんだ!待て、間違ってないけど、ちょっと待て!」

 

 カズマが言い訳を言おうとしたとき、落ち込んでいたクリスっと言うらしい子が顔をあげた。

 

「公の場でぱんつ脱がされたからって、いつまでもめそめそしてもしょうがないね!よし、悪いけどダクネス、あたし、稼ぎのいいダンジョン探索に参加してくるよ!ぱんつ人質にあり金とられちゃったしね!」

 

 その会話が聞こえてたらしい他の女性冒険者の方々の目まで冷たい物になり、怯えるカズマにクリスがクスクスと笑い

 

「このくらいの逆襲はさせてよね!それじゃ、行ってくるからそこら辺で遊んでてね、ダクネス」

 

 そう言いながら、仲間募集掲示板に行ってしまった。

 

「えっと、ダクネスさんは行かないの?」

 

 自然と俺達のテーブルに座ったままの人、ダクネスさんは「前衛職だからどこにでも有り余っている」っと答えた。

 

「そう言えばカズマ、スキルは覚えれたのか?」

 

 俺がそう聞くとカズマが不敵に笑った。

 

「ふふ、まぁ、見てろよ?『スティール』ッ!」

 

 カズマが叫び、右手をめぐみんに突き出すと、その手にはしっかりと黒い布が握られていた。

 

「・・・」

「・・・何ですか?レベルが上がって変態にジョブチェンジしたのですか?・・・あと、スースーするのでぱんつ返してください・・・」

「あ、あれ!?お、おかしーな、こんなはずじゃ・・・」

 

 周りの女性冒険者の視線が冷たいものから生ゴミでも見るかのようなものになっていく中、突然ダクネスさんがテーブルをバンと叩いた。

 怒っているかと思い顔をみるとその目は何故か輝いていた・・・。

 

「やはり。やはり私の目に狂いは無かった!こんな幼げな少女の下着を公衆の面前で剥ぎ取るなんて、なんと言う鬼畜・・・っ!是非・・・!是非とも私を、このパーティーに入れて欲しい!」

「いらない」

 

 そうカズマがそう即答したのだが、ダクネスは頬を赤らめて、ブルッと身を震わせた。

 何だろう、この面白い人どことなくアクアやめぐみんに通じるオーラを感じる。

 

「ねぇカズマ、この人だれ?昨日言ってた面接に来た人?」

「この方、クルセイダーではないですか、断る理由ないのではないのですか?」

「そうだな、うちには前衛職が少ないからな、俺とカズマでやってもいいが、どちらかと言うと俺も前衛タイプではないからいてくれたらありがたいのだが・・・」

 

 俺達からそう言われたカズマは真面目な顔をして俺達にこう言ってきた。

 

「実はなダクネス。俺とアクアは、こう見えても本気で魔王を倒したいと考えている」

 

 マジか、そんな事は聞いていなかった、どうやらめぐみんも聞いていなかったみたいで驚いている。

 

「丁度いい機会だ、コテツとめぐみんも聞いてくれ。俺とアクアはどうあっても魔王を倒したい。そのために俺達は冒険者になったんだ。という訳で、俺達の冒険は過酷な物になる事だろう。特にダクネス、女騎士のお前なんて、魔王に捕まったら、とんもない目に逢わされるだろう」

「あぁ!全くその通りだ!昔から、魔王にエロい目に逢わされるのは女騎士と相場は決まってるからな!それだけでも行く価値はある!」

「えっ!?・・・あ、あれ!?」

 

 とても力強くそう答えたダクネスにカズマは戸惑う。

 

「め、めぐみんも、相手は魔王。この世で最強の存在に喧嘩を売ろうってんだよ、俺とアクアは。そんな所に無理して残る必要は・・・」

 

 カズマがすべて言い終わる前にめぐみんは立ち上がり、マントをひるがえしながら。

 

「我が名はめぐみん!紅魔族随一の魔法使いにして、爆裂魔法を操りし者!我を差し置き最強を名乗る輩など、我が魔法で消し飛ばしてみせましょう!」

 

 そう廚二病みたいな事を言うめぐみんにカズマは頭を抱えた。

 

「ねぇ、カズマ・・・私、カズマの話聞いていたら何だか腰が引けてきたんだけど。なんか、こう楽して魔王討伐できないかな?」

 

 そう言われて、カズマは一番お前がやる気だせよ!っとツッコミをしていた。

 ・・・・あれ?俺には何もないの?

 ちょっと何て言う期待していただけにちょっとがっかりした。

 




ぜ、前回の2倍の文字数になってしまったw
これからもこの調子で頑張りたいと思います。

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