翌朝、イッセーとその周りは混乱の極みだった。
何故かというとイッセーとリアス・グレモリーが一緒の登校してきたからだ。
松田や元浜などを中心として学年どころか学校の彼女のファンがよってたかってイッセーを取り囲んだ。
とくに松田や元浜は、
「イッセー、このやろう!!。」
「なんでてめーだけ学校のアイドルと知り合いになれるんだ!」
大声で文句をいいながら掴み掛かっていた。そして、号泣していた。松田…元浜…
だが、これは周りの混乱だ。
イッセー自身の方は別の理由があった。それはーー
「なんで俺とリョータ以外夕ちゃんの事を覚えていないんだよ?」
「さぁな、それこそ俺が分かるわけないだろう?」
という事だ。なぜだか分からないが俺とイッセー以外イッセーの彼女である天野 夕麻について誰も覚えていないということだ。松田や元浜に彼女について聞いてみても、
「誰だ?というかイッセーに彼女が出来るわけが無いじゃないか。」
「どうしたんだ、リョータ? イッセーに彼女が出来るわけが無いって2年に上がる前に自分で断言してたのに。頭でも打ったのか?」
といった具合だ。あれほど憎悪バリバリだった二人が覚えていないとなるともう学園の誰に聞いても覚えていないのだろう。
恐らくだがこれにはリアス・グレモリー先輩が関係していると俺は思っている。
というかそれ以外考えられない。
昨日は焦って考えが及ばなかったがよく考えれば、あの光の槍みたいな物は一体何だったんだろうか?
あんなファンタジーな物と関係有りそうな感じだったんだ。こんな現象が起こっても不思議じゃないのかもしれない。
「とりあえず、放課後迎えが来るらしいからそれまではいくら考えても仕方ないな。」
「それもそうか。」
イッセーと俺はその事について考えるのを止めて放課後まで待つ事にした。
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そして放課後
HRが終わりイッセーと駄弁りながら迎えとやらを待とうかと思ったがイッセーと話す間もなくその迎えである。
木場 裕斗ーー女子の人気を欲しいままにしているリアス・グレモリー先輩が部長を務めているオカルト研究部の部員だ。どうにもオカルト研究部には独自の入部条件があるらしくほとんどの生徒が入部を拒否されているのだ。そのオカルト研究部であるというだけで有名なのにそれにプラスしてイケメンだ。ハッキリ言ってモテない男の恨みの殆どがうちの学校ではこいつに向いている。かという俺はそんなにモテる方ではないし、なにより彼女と同じ部活というだけで恨みで人を殺せるなら百回はゆうに殺せる程度には恨んでいる。
「兵藤君、岸君、リアス部長の変わりに向かいに来た。ついてきてくれないか?。」
無言でイッセーと共に頷き合うと彼の後についていく事にした。
向かった先はオカルト研究部の部室がある旧校舎
ここまで来る間に腐った女子達の会話なんて耳に入って来なかった。入ってないんだ。だからボクはナニモシラナイ…
その旧校舎の一室の扉を開けるとそこにはーー
いかにもそれっぽい調度品の数々に床には魔方陣らしきものが…
そして来賓用だと思われるソファーに腰かけながらリアス・グレモリー先輩がいて脇には彼女ーー姫島朱乃が、リアス先輩が座っているソファーの隣学園のマスコットーー塔城子猫が、そして俺らを案内してきた木場裕斗が彼らの方に並び、そして俺たちにこう告げた。
「あなた達をオカルト研究部に歓迎するわ。ーーー悪魔としてね。」
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「悪魔?ですか?」
イッセーも俺もまだ状況をチャンと理解仕切れていなかった。
「そうよ。私ちは悪魔なの。あなたち二人を含めてね。」
はぁ?
「そんな話いきなり言われたも信じられないっす。証拠とかそんなものはないんですか?」
ナイスだイッセー。これにより発言の真意を確認できる。
「証拠ね。いいわよ。ハイ。」
そう言うと彼女達の背中からコウモリのような翼が生えてきた。
驚いて目を丸くさせているとリアス先輩は
「あなたちも背中に力を込めれば出てくるわよ。」
そう言ってきたので俺もイッセーも背中に力を込めるとアッサリと背中に翼が生えた。
「理解できないのも仕方ないわ。そうねまず、私たち悪魔について教えておきましょうか。」
まだ、頭で理解していないなれたて悪魔の俺たちはとりあえず落ち着いて説明を聞く事にした。
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