超艦隊これくしょんR -天空の富嶽、艦娘と出撃ス!- 《完結》 作:SEALs
ということで原作のような始まり、そしてオリジナル任務なのであります。
長話はさて置き、毎度お馴染みでありますが、それと伴い、台詞なども一部変更している部分お楽しみを。
それでは、本編であります。
どうぞ!
数週間前に起きた襲撃、通称《ラジコン襲撃事件》から秀真と古鷹たち、そして良き戦友の郡司と彼の艦娘たちも協力して鎮守府、兵器工廠、入渠ドック、そして航空機を収納する格納庫などの復興工事を行なっていた。
「……しばらくの間は復旧作業と伴い出撃可能なのは第一艦隊。資材確保は天龍たちによる遠征部隊で乗り切らなければならないか」
秀真はため息をついた。
我が家でもある鎮守府を敵である深海棲艦ではなく、見知らぬテロリストによって襲撃されたことにショックを受けていたからだ。だが証人となり得る人物は自決、明石たちに回収したラジコンを調べてみたところ……それを使用している提督はいなかったものの、犯人を依頼した首謀者がいる鎮守府まで分かったのは不幸中の幸いだった。
現在は元帥と郡司の諜報部隊たちが各ブラック鎮守府に対して、潜入捜査にあたっており、証拠が回収次第、調査するとの方針である。
また元帥は各鎮守府のために、資材なども惜しみなく費やし、新型工作艦までも派遣してくれた。
これも驚いたが、なかでも一番驚いたのが横須賀型移動船台艦『呉』と関東型随伴工作艦『広島』という超弩級の工作艦だ。どちらも明石のように腰の辺りにクレーンの艤装を付けたエステシシャンの格好をしており、横須賀型はキャスター付きの寝台を東京型はアロマオイルなどが入ったキャスター付きの棚をそばに置いている。
修理・工作設備をもつ明石の負担も少し減らすことができ、さらに呉と広島のおかげで鎮守府が予定よりも早く回復し、鎮守府としての機能も二週間という早さで元通りにできるのだから驚いた。
先ほど報告をしにきた二人と話した。呉は腰まで伸ばした黒髪と魅力的な容姿、そしてメガネをかけたクールで知的な女医、広島は茶髪をしたショートヘアにサバけたノリの良い先生の女子大生のようなナースである。
明石と夕張はもちろん、本人たちは広島弁を喋るので浦風とともに仲良くなった。
そして彼女たちはボランティアとして中破また大破した艦娘たちのためにも修理までも無償でしてくれた。
明石ですら小破までしか修理できないのに対し、前者は苦も無くやってのけるから驚きの連続ではある。
しかし、それでも秀真の気分は晴れなかった……
「提督、落ち込まないで下さい。提督とみんなが無事であっただけでも嬉しいですよ……」
「古鷹の言う通り、あまり贅沢なんて言ったら、ダメだぞ」
古鷹と加古が言うと、隣にいた青葉もつぶやいた。
「そうですよ。青葉ももう二度みんなと離ればなれになんてなりたくありませんから……」
「大丈夫よ、青葉。提督と私たちがいるから……」
小さくうなずいた彼女の隣にいた衣笠は心配する。
「………………」
秀真はそう考えれば気分はそのとおりだなと思い、双眸を落とした。
今の状況がこれであるだけマシな方だと考えると、楽でいいのだから。
そして、なによりも第一彼女たちの想い、希望を踏みにじってはいけないのだから。
「大丈夫だ、俺は二度と離れはしない。最後まで足掻き続けると決めたんだ。それに……古鷹たち、いや、みんなのためならば―――」
最後まで言おうとする彼に―――
「提督、女の子に簡単に約束なんかしてはいけませんよ。できない約束は」
「そうですよ。青葉たちの約束を破ったら、怒っちゃいますよ?」
「もし約束を破ったら、衣笠さんが許さないぞ~?」
「みんなを泣かせたら、加古スペシャルを喰らわすからな~!」
ウインクする四人に、彼は微笑した。
「了解、指揮官殿」
「「「「よろしい、提督(司令官)」」」」
むかしプレイしたFPSゲーム、宇宙戦争を舞台とし、パワードスーツを纏った究極の兵士である主人公と、彼の相棒または守護天使ともいえる女性AIがこうして約束するシーンと重なるなと思い、秀真はおもわず微笑んだ。
秀真たちが他愛のない会話をしていると作業を終えたであろうか、郡司と秘書艦の木曾が報告しに来た。
「同志、こちらの作業も無事終えたよ」
二人は敬礼をする。
「すまない、キミたちにまで手伝ってもらうなんて……」
申し訳ないという気持ちを込めて言うも、郡司たちは気にするようなことでもないと首を振った。
「同志、気にすることはない。こっちはもう復旧工事は終わったし、それに困ったときは助けるのは当然のことだ」
「俺の指揮官もお人好しだからな。でもそこが俺の惚れた原因でもあるけどな」
「それを言うと照れてしまう。いや、恥ずかしくなってしまうよ」
微笑ましい光景を見た秀真は口を開いた。
「そう言えば郡司、昨日の……俺に伝えたいことってなんだ?」
彼の言葉に先ほどの笑顔から真剣な眼差しと表情へ打って変わり、郡司は語り始めた。
「元帥と我が諜報部隊から連絡が来た。やはり首謀者がいる鎮守府を突き止めたのと連絡および艦娘たちの救助作戦は無事成功したとの事だが……」
「それは良いニュースか、それとも悪いニュースか?」
秀真は尋ねた。
「今のが良いニュースだ。もうひとつの悪いニュースは本来ならば五航戦の娘たちも一緒に脱出する際に使用するCV-22《オスプレイ》に支障が出てね。ただ幸いにもそのブラック鎮守府に停泊しているフランス製の高速戦闘艇DV-15《インターセプター》を鹵獲、それに乗艦――彼女たちと共に脱出したとのことだ」
「うむ。ほかの艦娘たちは?」
「大丈夫だ。ほかの艦娘たちは無事に各鎮守府、良識な提督たちの元に無事到着した」
「それは良かった。問題の五航戦の子とニコライたちは?」
「もうじきこちらに寄港するとの先ほど連絡が来たのは良いが、それにしても同志たち、遅いな……」
郡司は腕時計を確認する。約束の時間をとうに一時間は過ぎているのだと言う。
もしや事故かこの近海辺りでトラブルにでも遭っているだろうかと視野を入れて、考えていると―――
「提督、鎮守府上空にいる哨戒機から入電!近くに友軍らしき艦隊が敵艦と交戦中!!」
交信を傍受した古鷹は、秀真たちに知らせる。
「五航戦の子とニコライたちか?」
「はい、しかし、おかしなことに深海棲艦だけでなく、友軍の艦隊に包囲されているとの報告があるんです……」
息を詰まらせながら、古鷹は答えた。
「同志、もしかして奴らの可能性もあり得るな……」
「その通りだな。もしや襲撃した奴らの一味に違いない。よし、そうとなれば……」
敵であろうが友軍でもあろうが、彼女たちを傷つける輩は手厚く歓迎しようではないか。
つまり“血には血を、毒には毒を”である。
「すまないがみんな、俺のわがままに付き合ってくれないか?」
彼の誘いに、彼女たちは微笑した。
「もちろんです。提督のためなら私は何処にでもお供いたします」
「あたしも喜んでいくよー!」
「司令官、お誘いを断る理由なんてありません。青葉は何処にでもお付き合いします」
「提督の御誘いなら、衣笠さんも喜んでいくわ!」
古鷹と加古は微笑み、ニヒヒッと満面の笑みを浮かべる青葉と衣笠も同じく、秀真のわがままを受け入れた。
「ありがとう、みんな……」
「同志、僕も忘れては困るな」
「俺も困っている馬鹿どもをほっておけない主義でな!」
ベレー帽を被り直す郡司に、木曾も同じく申し入れ――
「提督、私もお手伝いします!」
「べつに五航戦の子たちを助けるためではありません、任務ですから」
「ふふふ、加賀さんったら」
「提督、空母戦なら私と飛龍も!」
「敵空母がいるのなら徹底的に叩いちゃいましょう!」
大鳳も同じく、赤城、加賀、蒼龍、飛龍も意見は一致だ。
「ありがとう。では彼女たちを救うため出撃だ!」
「「「「了解!!!!」」」」
出撃と伴い、秀真のスマホから一通の電話が届いた。
「はい、もしもし」
『間に合ってよかったですな……』
秀真のスマホに掛けてきた人物、しかも登録していない人物、声からして男性だ。
「誰だ……」
『突然のところ失礼します。今はある方のご命令によりお答えできませんが、ただいまからそちらに三つのワープゲートが出現しますので、そこを通るようお願いします』
「もしかして古鷹たちが言ったものと同じか……」
『その通りです、あなたはご理解が早くて助かります。それはさて置き、今からそれらを出現させます。
彼女たちにもそれぞれのワープゲートを通るようにお伝えください』
「分かった……だが、いったい何者だ?」
『あなたのファンの一人です。いまは事情によりお話しできませんが、その時がくれば必ず説明します。それではご武運を祈っています』
謎の人物は電話を切った。秀真は、もう一度スマホの通信履歴を確認すると、それは残っていなかった。
本当はもっと問いかけたかったが、一刻の猶予が無い為、郡司や赤城たちに説明をした。
もっとも古鷹たちが以前経験しているため、彼女たちのおかげで状況を分かってくれたのが幸いだった。
全員がすぐさま了承したとき――三つのゲート、謎の人物が伝えたとおり、それぞれのワープゲート(正方形をした雷雲)が出没した。
古鷹たち以外、最初は誰もが戸惑いを感じたが、秀真は迷うことなく、出撃を決意した。
「よし、俺たちからだ。古鷹たちも後で追ってくれ」
「了解しました。みんな行くよ!」
「木曾。僕は同志と先に行くから!」
「おう、あいつらのことはお任せておけ!」
最初は秀真と郡司が突入、次に艤装を取り付けた古鷹たちが空間に突入、最後は木曾を旗艦とする救出艦隊が突入した。救出艦隊がゲートに突入すると、空間の歪みは消え、いつも通りの風景に戻った。
「提督、どうか御無事で……」
大淀と残った艦娘と憲兵たちは、この作戦が成功し、みんなが無事に帰投できますようにと祈るのであった。
とある海域。
夕日は沈みはじめ、夜になろうとしていた。
死なない程度に痛めつける翔鶴たちを見て、明瀬は片手に冷やしておいた赤ワインを堪能しつつ眺めていた。
「クソッ……サムライガールたちが痛めつけられているのをただ見ているだけか」
「助けたいけど、この状況じゃ……」
「本当にここは最悪だ。カンボジアが天国に思える」
「ここは海だが……」
各々愚痴をこぼすニコライたち。翔鶴たちを助けようにも武器は全て回収されているため、助けることができない。
「ケッケッケッ、どうだ。お前たちも寝返るなら今のうちだぞ。寝返ったらお前たちには永久の至福と栄光が待っているのだから、よく考えていた方が良いぞ?」
独特の笑い声を発した明瀬は、挑発紛いの言葉でニコライたちに説得をした。
しかしこの悪魔の誘いに、彼らは冗談じゃないと言い返す。
「ほう、それが貴様らの答えか……」
想定内とでもいえるのだろう。明瀬はクイッと顎を動かす。
傍に部下から授かった竹刀を受け取り、ニコライたちに見せつけるといなや―――
「精神注入棒だ!」
勝ち誇ったかのように、ニコライの背中を思いっ切り叩きのめす。
彼は背中の激痛に耐えかねず前のめりで倒れる。ニコライの次に部下たち、一人、一人、また一人とこれを繰り返した。
「「「「ニコライさん!!!!」」」
その光景を目にした翔鶴たちは叫んだ。
しかし彼女たちも助けたい気持ちがあったが、この圧倒的な戦力の前では下手に動くことができない。
「私たちのために助けてくれた人たちを……」
「このまま見殺しなんてできない。でも……」
「せめて反撃のチャンスすらあれば……」
「死ぬ前に命の恩人すら助けられないなんて……」
「「ダマレ…」」
彼女たちの傍にいた二隻の重巡リ級が8inch砲を向けて、黙らせる。
「安心シロ…アイツラヲ殺シタ後ニオ前ラモ後ヲ追ワセテヤル……」
不敵な笑みを浮かべるル級の言葉に続き、明瀬は死刑宣告した。
「ケッケッケッ、それじゃ博愛主義者の兵器どもと哀れな軍人諸君に対し、いまから公開処刑を行ないます」
明瀬は竹刀から金色に染めた大型自動拳銃――アメリカのマグナムリサーチ社が設計した、世界有数の大口径自動拳銃《デザート・イーグル》を向け、引き金に指を落とそうとした。
「何だ……この音は……?」
明瀬たちの頭上を先ほどから響いていた低音が駆け抜ける。姿は見えなかったが間違いなく、航空機、それも大型機のプロペラ音だ。
「これはタフな天使が来てくれたな」
空を見上げるニコライたちは、タフな天使、その正体が何なのかを知っているらしい。
「おい、ヲ級。全艦載機を飛ばせ!」
「了解……」
高速修復剤で回復したヲ級が艦載機を発艦させようと準備したが――怒涛の如く、夜空から突如として降り注いだ死の"光の矢"がヲ級を死へと誘った。砲撃者の正体はAC-130対地攻撃機《スペクター》だった。
ガンシップと呼ばれるこの機体は25mm機関砲、40mm機関砲を搭載し――それだけでは求めたものに届かず、ついには105mm榴弾砲まで装備した味方にとっては救いの女神、敵にとっては疫病神とも言うべき存在だった。
「おのれ……忌々しい米帝どもか!?」
AC-130の105mm榴弾砲により轟沈したヲ級を見て、明瀬は唇を噛んだ。
またかれらの砲撃だけでは終わらず、一機の水上機――零式水上偵察機が爆弾のようなものを投下した。
次の瞬間、その場にいた者たちの視界を遮るほどの閃光が走った。
「今度は何だ!」
零式水上偵察機が投下したもの、それは吊光弾(ちょうこうだん)だった。
一時的とはいえ上空は白昼のような明るさを取り戻した。それに見とれていた明瀬たちに対し―――
「敵艦発見。古鷹、突撃します!」
敵艦発見!との確認を終え、古鷹は20cm連装砲の俯角を上げ、敵艦がいる距離に合わせ、そして―――
「主砲狙って、そう…。撃てぇー!」
彼女の号令と伴い、一斉射、20cm連装砲が火を噴いた。
古鷹が放った砲弾は雷巡チ級に直撃、これを喰らったチ級はなすすべなく大破、さらに渾身の一撃ともいえる砲弾がもう一発襲い掛かり、轟沈した。
「眠いけど、サボっちゃうと提督と古鷹に怒られるからな」
「よーし、青葉も追撃しちゃうぞ!」
「衣笠さんから逃げても無駄よ!」
敵艦を撃破した彼女に倣い、加古たちもこれに遅れまいと20cm連装砲を全門斉射、砲戦を開始した。
「あの兵器どももいるのか!?」
突然の襲撃者に驚き、慌てふためいた明瀬は、友軍に迎撃せよと命令を下す。
しかし見事に古鷹たちの奇襲攻撃を喰らったため、次々と大破または轟沈し、砲戦を未だしているのは数えきれるほどだった。苛立つ間にも、またもや響き渡る爆音、それらと伴い、駆逐艦たちの大半が何者かの攻撃により中破ないし大破していく姿を目にした。
「米帝のAC-130、兵器どもだけじゃなく、別の航空機もいるか!?」
第三者であるAC-130だけでなく、別の航空機による攻撃だった。
しかも翔鶴たちとは違い、熟練された航空機たちが一斉に駆逐艦や高速艇を行動不能にまでさせる。
まさに蝶のように舞い、蜂のように指し、蟷螂のように喰らう熟練パイロットたちを目にした彼女たちは見覚えがあった。
「この熟練した艦載機の動きは、もしかして……」
「ええ。あの動きはまさしく……」
翔鶴たちは顔を合わせうなずくと、その人物たちが正体を現した。
「第二次攻撃隊!全機発艦!」
「こちらも発艦して」
「攻撃隊、発艦はじめっ!」
「第一次攻撃隊、発艦っ!」
「優秀な子たち、本当の力を見せてあげて!」
郡司の切り札、一航戦の赤城と加賀に、二航戦の蒼龍と飛龍、そして秀真の切り札である大鳳が支援する。
「くそっ…博愛主義どもが何人来ようと同じ事、こちらには人質がいるん…だ…?あれ?」
間抜けな声を漏らした明瀬は、翔鶴やニコライたちを確認したが、自分たちが気付かないうちに姿を消した。何処にいったと周囲をキョロキョロと、見渡すと……
『形勢逆転だな! 捻くれた小男!』
「………!」
明瀬は、声のする方向へ振り向く。
上空にいた二種類の航空機……秀真が操縦しているのは、マクドネル・ダグラス(現ボーイング)社が開発したF/A-18A-D 《ホーネット》の発展型戦闘攻撃機―――F/A-18E《スーパーホーネット》だ。
これらは米空軍だけでなく、自衛隊の新型戦闘攻撃機としてもF-2とともに活躍している。
「彼女や同志たちを苛めるのは感心しないな、本当に」
もう一機の戦闘攻撃機はSu-33、ロシアのスホーイ社が製造する戦闘機Su-27の艦上戦闘機版であり、愛称は《シーフランカー》と呼ばれている。
なお敵機と間違われないために、航空自衛隊のF-15J戦闘機と同じ制空迷彩色に施し、装備に関しては米軍製兵器を運用している。郡司いわく「某怪獣王の映画に登場した日本防衛軍のF-7Jを模倣した」とのこと。
本来ならば空自に配備されていない戦闘攻撃機なのだが……郡司がむかし、ニコライたちを助けたので、そのお礼として貰ったらしく本人もロシア軍好きだから、本機を気にいっている。
「まったく弱い者いじめしかできないとは……お前等の指揮官は無能だなぁ!」
また、別の方向を向くと先ほど痛めつけた翔鶴たち、そしてニコライたちを救った人物たちもいた。
『ナイスだ。川内、神通、那珂』
「久々の夜戦だから、張り切らないとね!」
「こんな私でも、提督のお役に立てて…本当に嬉しいです」
「那珂ちゃんも活躍したよー!」
『木曾、時雨、夕立。彼女と同志たちの救出作戦、見事だったよ』
秀真に続き、郡司も労いの言葉をかける。
「当然の結果だ、別に騒ぐほどのこともない……だがお前と親友の立てた作戦だからこそ俺も応えてやらねぇーといけないからな」
「僕たちが勝利できたのは、提督のおかげだよ」
「夕立ったら、結構頑張ったっぽい?提督さん、褒めて褒めてー♪」
『ああ、みんなよく頑張ったな。すまないがもう一仕事だ。翔鶴と同志たちを連れて、ここから離脱せよ』
『川内たちも彼女たちのエスコートを頼む!』
了解と短く返答し、木曾たちは要救助者である翔鶴とニコライたちを連れて戦線を離脱した。
『郡司、我々も派手に暴れようじゃないか』
『うむ。こちらもお返しをしないと気が済まないからな……』
『それじゃ、俺たちも突入だ!』
『了解!』
異議なし。意見は一致だ。よし散々好き勝手暴れていた奴らに攻撃開始―――
二人は古鷹たちを援護すべき敵艦隊に向け、突撃した。
タイトルは「超空の決戦」に出た自衛隊が考案した作戦「オペレーション・レスキュー」であります。ここは前作と変わりなく採用しました。
今回はとある同志から提供してくれたオリジナル艦娘であります。容姿は適当ですが。
なお秀真に対し、古鷹が言った台詞はHALOの登場キャラ、コルタナの名台詞より。
そして前作は赤城と加賀さん、大鳳だけでしたが、二航戦こと蒼龍と飛龍も参戦しました。アニメでは出番が少なかったけど何ででしょうね?
F/A-18はこの世界では空自が少数ですが制式採用しており、前作では郡司はそれに搭乗していましたが、彼らしい個性を出すためにSu-33戦闘攻撃機に変更しました。
ロシア戦闘機はミグも好きですが、私はスホーイ派であります。
神通「あ、あの提督、次回予告を……」
おっとお帰り、そしてお疲れ様です。
では切りが良いところで、次回はこの続き、後編であります。
秀真と古鷹たちの活躍はもちろんですが、次回はまた少しですが新兵器(艦載機)も登場しますのでお楽しみを。
それでは第十一話まで、ダスビダーニャ(さよならだ)。
神通「ダ、ダスビダーニャです。提督、お疲れ様です…」
ロシアンティーを飲んで、待っておきますか……