超艦隊これくしょんR -天空の富嶽、艦娘と出撃ス!- 《完結》   作:SEALs

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お待たせしました。
では予告通り、とある観光地に逃げ込んだ連邦工作員たちを迎撃するためにレンジャー部隊、TJS強襲部隊、そして義烈空挺を模倣した謎の部隊が活躍します。

灰田「謎の部隊の正体が知りたいですか、むろん私の十八番であるあの部隊ですよ。
各作品によって違いますが、それでも彼らを撃退するための力を備えています。
果たしてこの謎の部隊の正体は……?」

では灰田さんのご説明が終わりましたところで、改めて……

作者・灰田「「本編であります。どうぞ!!」」


第五十六話:最も奇妙な戦闘

弓張岳。

佐世保北部にある山であり、標高364メートルという小高い山である。

佐世保市中心街から見て西側にそそり立っており、南から弓張岳、但馬岳(361メートル)、将冠岳(445メートル)と連なっている。

観光所としても人気であり、特に夜景が美しい場所としても有名な場所である。

なお北側には、かつて旧日本海軍の主要拠点であった佐世保鎮守府の防空のために設けられた円形の砲台跡がある。しかし今は人気の観光地としてもこの場所は、双方の激戦地へと変わった。

夜が明けたと同時に、連邦工作員たちの姿は裏山、この弓張岳に逃げ込んだ。

ゴムボートを見張っていた四人の見張り員も、三嶋たちの銃声を聞こえたので、第二次作戦に切り替えたと悟り、同じく弓張岳を目指した。

たかが400メートル足らずの低山といっても山裾は低く、隠れる場所も無数にある。

この静かな山中に、ひとりの工作員が周囲を警戒していた。

両手にはレミントン社代表であり、傑作ポンプアクション式散弾銃……M870タクティカルを構えていた。むろんこれは長崎県警の装備品を分捕ったものである。

三嶋は、ひと固まりになれば危険だと思い、各隊員たちに散開するよう命じた。

単独行動をする者もいれば、二人一組の者もいる。

その方が敵は混乱すると思っていたが、不運にも敵兵に捉えられたひとりの工作員がいた。

しかもその様子をひとりのロシア美女、ユーリヤは自身が持つ狙撃銃……ドラグノフSVDに装着している狙撃スコープから覗き見していた。

 

「……ダスヴィダーニャ(さよなら)」

 

表情を変えることなくユーリヤは狙いを定め、吸って吐いて呼吸を止めると、ロシア語で引き金を引いた。その銃口から発射した銃弾は、工作員の頭部に命中した。

 

「……ひとり仕留めたよ」

 

彼女は携帯無線機で、アレクサンドルに連絡した。

 

『さすが、中佐。見事な狙撃でしたよ』

 

「……スパシーバ。そっちはどう?」

 

『こっちは安達と行動中、オーバー』

 

「了解、こちらも移動する」

 

短いやり取りを終えたユリーヤは、ドラグノフから接近戦に強いM4カービンに切り替え、次の獲物を仕留めるために移動した。

彼女が移動していた頃、アレクサンドルと安達は別の場所で行動していた。

 

「中佐から連絡だ、ひとり仕留めたと」

 

「やりますね」

 

「まあ、そうなるな。あとで合流するからな」

 

アレクサンドルは安達に向かって、アイコンタクトをした。

それに気がついた安達の眼先には、行動中の連邦工作員たちを見つけたようだ。

敵に悟られないように両者は手信号で二手に分かれると、それぞれの位置に着いた。

しかも敵工作員は男女4人、両手にはVz61短機関銃ないしAK-74uを携えていた。

全員の推定年齢は20前後、大学生クラスである。

 

再びアイコンタクトをしたアレクサンドルと安達は、攻撃を開始した。

サプレッサーが着いた銃口から火が噴いた。

突然の襲撃を目にした工作員たちは攻撃しようとしたが、安達が持つM27IAR軽機関銃のまえでは無力に等しく、二人は蜂の巣にされた。

上手く逃げた二人の工作員は待ち伏せにされていたアレクサンドルが持つM4カービンの正確無比な射撃を数発も喰らい、死亡した。

 

「「クリア」」

 

ふたりが声を揃えると、油断したところを狙い、茂みに隠れていた工作員が飛び出した。

アレクサンドルと安達は振り返ったが、その工作員は二人の目の前に倒れた。

 

 

「……クリア」

 

先ほど連絡をしてきたユーリヤが狙撃をして仕留めたからだ。

 

「ありがとうございます、中佐」

 

「助かりました、中佐」

 

「……スパシーバ」

 

アレクサンドル、安達は彼女に礼を言うが、ここでも彼女の表情は変わらず、ありがとうと返答した。

 

「……残りは14人か」

 

「あの部隊の情報では20人とは聞いたが、本当なのでしょうか?」

 

アレクサンドルの問いに、ユーリヤは頷いた。

 

「……元帥配下にいる部隊は、私たちにはない能力があるから信じている」

 

「しかし、いったい何者なのでしょうかね、中佐、副隊長。本当にあの部隊は全員が何と言いますか、兄弟にしては似過ぎていますが……」

彼女の答えに、安達は顎を撫でた。

 

「……私たちの知らない方が良いかもしれないね」

 

「本当に知るのは後になるかもな、副隊長」

 

「はい、その通りかもしれませんね」

 

「……雑談が終わったら、次に移動するよ。陸自のレンジャー部隊が心配だから」

 

ユーリヤの命令に、二人は了解と返答した。

彼女を筆頭に、彼らは警戒態勢をしながら、次の場所に移動した。

 

 

 

 

ユーリアたちが移動しているさなか、連邦工作員たちも負けてはいなかった。

 

「武器ゲットー♪」

 

「しかも自衛官は本当に馬鹿ね、子供相手に」

 

二人一組で敵工作員を捜索していた名もなきレンジャー隊員たちを刺殺したふたりの工作員は、思わず笑みを殺しながら喉を掻き切り、死体を蹴り捨てて、その死体に唾を掛けた。

ふたりが入手したのは89式小銃(折り畳み銃床式)と、護身用の9mm拳銃である。

武器なら分かるが、あるまじきことにその死体から指輪や金品までも奪い取った。

すると胸ポケットから一枚の写真が見つかった。先ほど殺害したレンジャー隊員の妻か、または恋人と思われる人物が一緒に写っていた写真だった。

だが二人はつまらなそうに、写真を破り捨てて、次のターゲットが来たなと茂みに隠れた。

しかしこの行為に、神罰を下そうとする者たちとも知らずに……

 

しかも人間とは思えぬスピードで接近してきた。

ふたりは武器を持ってきてくれてありがとうと呟きながら、その兵士に発砲した。

しかしその時、目を疑った。

この手で射殺したはずなのに、何事もなかったかのように立ちあがり、こちらに向かってきたのだ。

そんな馬鹿なと疑い、二人は89式小銃に装填された銃弾を全弾ぶつけたが、それでも死ぬことはなかったのだ。

 

「「なんで死なないんだ!」」

 

絶叫をした頃には、その兵士は短機関銃でひとりの男性工作員を射殺した。

しかも上半身を集中的に攻撃され、爆裂弾と思われる炸裂効果により、彼の原形を留めることはなかった。

傍にいた女性工作員は思わず、ひぃと短く悲鳴を上げた。

接近戦なら大丈夫だと思い、彼女はコンバットナイフを取り出し、刺殺しようと試みたが……

しかし背後に違和感を感じ、彼女は振り返ると、いつの間にかその兵士がいた。

よく見ると同じ顔、兄弟かと思うが似過ぎている故に、無表情な顔には不気味さが伝わる。

命乞いをしようと泣いたが、この兵士は表情を崩さなかった。

 

「お願い降伏するから、殺さないで……」

 

兵士は表情を変えず、女性の頭部を握り潰した。

もうひとりの兵士は死んだレンジャー隊員たちの死体を見て、唾のついた顔を綺麗にふき取り、瞼をそっと閉じた。破り捨てられた写真は彼の胸ポケットにしまっておいた。

 

「ツルタ少佐、大丈夫ですか?」

 

蔵野たちが駆け寄ると、彼は大丈夫ですと言った。

TJS隊員たちも順調に連邦工作員六名を射殺したと、戦果報告がきた。

これを聞いたツルタ少佐は了解と返答し、無線を切った。

 

「残りは12名ですが、ここからは我々にお任せください」

 

そう言い残すと、ツルタ少佐はまだ別の工作員を捜索した。

あっという間に自分たちの視界から消えたのを見て、彼らは本当に人間なのかと蔵野たちは思ったが、もしかして人間ではないのでは推測した。

 

蔵野の推測は正しい。

ツルタ少佐たちは人間ではなく、クローン兵であり、超人兵士でもある。

彼らを用意したのは、むろん灰田である。

元帥の暗殺を防いだ彼らは有能なだけでなく、武器も未来的なものばかりだった。

外観は普通の短機関銃と拳銃、手榴弾だが実は違っていた。

どの武器も全て未来素材でできており、この時代の武器をも凌駕するほどの代物である。

だから銃撃の餌食となった工作員の上半身は原型を残さなかったのだ。

そして超人部隊の武器はもうひとつは、彼らにしか持たない特色はその肉体である。

彼らは極めて高速の細胞再生能力を持ち、その肉体はあらゆる攻撃を受けても、例え肉体を引き裂かれようが、焼かれようが、たちまち再生して来るのである。

手足はもちろん、頭を吹っ飛ばされても数秒後には再生し、元通りになるという。

先ほどの殺害されたふたりの工作員が悪夢とも思えたのは、このためである。

ツルタ少佐たちは人間の10倍ほどの体力を持ち、なによりも全てを見透かす千里眼の持ち主でもあるため、工作員たちが何処に隠れようが見つけることは容易かった。

 

何故ここが分かったと哀れな工作員たちが、まだ残弾数に余裕なVz61短機関銃を乱射した。

しかし全弾命中したのにも関わらず、倒れた数秒後には、また立ちあがって進んできた。

これならばとM67破片手榴弾のピンを外し、素早く木陰に隠れた。直後、鼓膜に響くほどの爆発音が聞こえた。

 

「ざまみろ、人殺しども!」

 

しかし普通の人間ならば即死しているが、その兵士たちは何事もなかったかのように前進し続けた。

 

これは工作員たちにとっては、まことに悪夢だった。

まるでホラー映画に出てくる架空の怪物、ゾンビと戦っている心地がした。

元々のゾンビは映画や小説のような不死の怪物とは違い、ハイチの土俗的風習で、死体に呪いをかけて毒薬または麻薬を飲ませて、一種の奴隷にした相手のことを言う。

これは一種の復讐として行われた。決して死者が蘇えったものではない。

呪いをかける時には、ガマガエルやフグ毒、コウモリの血、墓場の土、または人間の死体の一部など、不気味なものが使われた。

そこから、死体が蘇えるゾンビ伝説が生まれたと言われる。

 

「うわあああ!」

 

さすがに不死身の部隊と遭遇した連邦工作員たちは、パニックに陥った。

がむしゃらに撃ちまくっても、超人部隊たちからすれば他愛のない攻撃であり、これは蚊に刺されてようなものでもあった。工作員たちは距離を取って、最後のM67破片手榴弾を全て投擲し、爆殺した。

だが数秒後には、超人部隊は立ち上がり、元の姿で前進し続けると言う始末だ。

逆に超人部隊は両手に携えている短機関銃ないし自動小銃を一斉射した。

これらを浴びた工作員たちは、先ほど殺されていった男性工作員と同じ運命を辿った。

一部は木陰に隠れてやり過ごしたが、それでも短機関銃と自動小銃の高性能炸裂弾は易々と遮蔽物を貫通して六人の工作員を射殺した。残りは六人である。

残りの工作員は殺害した警察官およびパトカーから奪ったM870ショットガンないしM92F拳銃、そして自分たちが持つマカロフ拳銃を撃ちながら逃げて行った。

しかし超人部隊にとっては効果がないものであり、不運にもふたりの工作員に迫った。

その工作員はナイフと体術で仕留めようとしたが、逆に返り討ちに遭い、喉元を掴まれて握りつぶされた。

もう一人の工作員はショットガンを乱射したが、その利き腕を掴まれて引き抜かれた。

残る左腕でナイフを取り出そうとしたが、取り出す前に顔面を掴まれて握りつぶされた。

AK-74uを乱射した一人は、ツルタ少佐の正確無比な射撃を喰らった。

しかもこの南部式自動拳銃も外観とは違い、遥かに高性能な自動拳銃であり、爆裂弾による炸裂効果が発生、脳漿と血が交じり合い、工作員の頭部は形も残すこともなく、数本の白い歯と舌、そして下顎しか残らなかった。

敵兵排除と呟き、あっという間に三人の工作員を始末したツルタ少佐たちは、残る工作員たちの後を追った。

 

「あいつらは一体なんなんだ。本当に人間なのか!?あんな化け物、どう倒せばいいんだよ」

 

「知るか、もう追いつかれてしまう」

 

「マズイな」

 

全力で走っているものの、いずれは追いつかれてしまうと知った三嶋は後方にいたふたりの部下にある物を貼り付けた。しかも赤く点滅しているものだった。

それを凝視すると部下は顔を上げたとたん……

 

「あばよ、人間のクズ」

 

三嶋は、ひとりの部下を蹴りつけた。

超人部隊が来たなと分かると、手のひらに収まる携帯式装置を取り出すとカチカチと音を立てて押した。

三嶋が部下たちに張り付けたのは、C4爆薬であり、彼が押したのはその起爆装置だった。

山全体に響き渡る爆発音を聞き、避難した住民たちを守っていた警察官やTJS隊員たちに、そしてTJS緊急展開部隊の装甲車輌に乗っていた乗組員たちの耳にも届いた。

上空で警戒していた陸自の対戦車ヘリAH-1W《スーパーコブラ》とともに、上空を警戒していたTJS社に所属するロシアの生み出した傑作攻撃ヘリMi-24P《ハインドE》もそれを目撃した。

 

「これならば死んだだろう」

 

「やりましたな、三嶋上佐」

 

さすがにM67片手榴弾をも上回る威力を誇り、戦車ですらも吹き飛ぶ量のC4爆薬ならば、不死身の兵士も死んだだろうと楽観していたが……彼らの考えとは裏腹に、人影の姿が現した。

 

「嘘だろう!なんであれでも生きているのだよ」

 

驚愕している間にも、あの超人部隊が来た。

 

「「ウワアアアアアア!」」

 

さすがの三嶋上佐たちも、恐怖により歪みきった顔でマカロフ拳銃を撃ちまくった。

無駄だと分かっていても撃ちまくったが、巧みに銃弾を躱したツルタ少佐が握っていた南部式拳銃……その銃口から放たれた銃弾により、三嶋の利き腕ごと地面に落ちた。

マカロフを握ったまま地面に落ちた自身の手を見ると、いまの恐怖と痛みを忘れるために胸ポケットから紙に包まれた白い粉を吸った。

カン中尉も同じく、もはや最後の手段と言わんばかりに、その白い粉を吸った。

 

「キョエエエッ」

 

「グババババババッ!」

 

奇声を発した三嶋たちは、壊れかけたラジオのように発しながら突撃して来た。

ツルタ少佐たちがナイフを取り出し、切りかかろうとしたが、しかしジャンプして避けられてしまう。彼らではなく、後から追ってきた蔵野たちに襲い掛かると、殴り掛かった。

蔵野は自身が持っていた89式小銃で慌ててガードしたが、尋常ではない人間のパンチであり、彼の持つ89式小銃をいとも簡単に破壊されてしまう。

寄声を叫びながら三嶋は馬乗りとなり、蔵野を片手で殴りつけると繰り返し、これを行なう。

蔵野は顔面を殴られないようにガードするが、何時まで持つか分からない。

ほかの部下たちが引き離そうとしたが、カンの強力な強烈なパンチを喰らい、倒れてしまう。

邪魔されたのが気に食わないのか三嶋も、カンとともに、ほかのレンジャー隊員たちに襲い掛かろうとしたが……

 

しかし、ツルタ少佐たちが殴り飛ばした。

 

「俺さま正義の味方、最強、最強、最強、最強、最強、最強……キョエェェェ!」

 

「万歳、万歳、万歳、万歳、万歳、万歳……グババババババ!」

 

だが壊れたラジオのように同じ言葉を繰り返すとともに奇声を発しながら、さらに狂暴になった三嶋たちは何事もなかったかのように、ツルタ少佐たちに襲い掛かった。

しかしツルタ少佐たちは冷静な表情で、これを受けてやると拳を握り、三嶋たちに殴り掛かった。

双方の戦い、素手による白兵戦は想像を絶するもの、これほど凄まじい白兵戦は、かつてないだろう。

激戦のさなか、彼らたちに遅れて、ようやく蔵野たちと合流できたユーリヤたちがこれを目撃した。

しかし彼女は表情を変えることなく、三嶋たちが狂暴化した理由を察知した。

 

「……あいつら、麻薬を吸って狂暴化している」

 

「やはりそう思いますか?中佐」

 

「……うん、スペツナズ時代のとき、麻薬組織が潜伏している倉庫を襲撃したときにああいう嫌な臭いがしたから分かる」

 

「俺もああいうジャンキーな奴を見たことある。もはや同じ人間とは思えないほど狂暴化するからな」

 

「恐らく追い詰められたと思って、薬を吸ったのでしょう」

 

ユーリヤ、アレクサンドル、安達の推測は的中していた。

三嶋たちが吸ったのは麻薬であり、しかも興奮作用と狂暴化作用の両方を含む性質の悪い代物である。

これは恐怖と痛みも忘れるばかりではなく、幻覚を見るに伴い、敵味方を区別することもなく襲い掛かる狂暴性を兼ね備えている。しかも人間の通常体力の四、五倍ほどの力が増すため、このうえ厄介なこともない。

数多くの戦争でも突然と変わってしまった周囲、この泥沼化した自分たちのいた環境を忘れるために麻薬やコカインなどに手を出す兵士たちが後を絶たなかった。

 

現状に戻る。

最初は互角に思えたが、やはり人間の十倍の体力を持つ超人部隊が優位に立った。

やがてツルタ少佐はナイフを取り出して、カンの心臓部分を刺して、そしてえぐり出した。

紅い鮮血が噴出すると、ツルタ少佐は返り血を浴びたが、相変わらず無表情である。

カン中尉に続き、最後まで奇声を上げながら襲い掛かろうした三嶋は、ツルタ少佐に頭を掴まれ、そして人間をも上回る怪力で握りつぶされ絶命した。

蔵野たちだけでなく、ユーリヤたちもさすがに驚きを隠せなかった。

彼らに気にする事なくツルタ少佐は返り血を掃い落すと、無線機で連絡した。

 

「元帥、敵工作員は全滅しました」

 

『そうか、約束どおり昼に片づけるとは流石だな』

 

「いいえ、このくらいは大したことありません」

 

『うむ、では遺体は回収して、撤退準備をしたまえ』

 

「了解です、元帥」

 

短い報告を終えたツルタ少佐たちは、撤退準備を始めた。

本来ならば一ヶ月を費やす覚悟だった一同だが、超人部隊の活躍により1日で敵工作員を殲滅したのだから驚きである。ただし勇敢な警察官2名、レンジャー隊員10名が殉職しただけでなく、民間人にまで被害が出たのである。

死傷者多数を残したこの事件は、『佐世保同時多発テロ事件』として有名になった。

日本国内で起きたテロ事件を遥かに超える、史上最悪のテロ事件として人々たちの記録とともに、深い傷を数多く残したのだった。

 

しかし彼らの犠牲があったおかげで、連邦工作員を殲滅、この事件を解決できた。

佐世保鎮守府・海自合同基地にいた郡司や木曾たちにも何事もなく、無事この危機を回避できた。




無事テロ事件を解決しました。なお超人部隊は各作品によって違いますが、基本的に不死身の肉体は変わりませんし、また未来装備はどれもこれもチートであります。
なお今回は『超海底戦車出撃』に登場したツルタ少佐たちであります。

灰田「わたしに掛かれば容易いですが、さすがにこのチョコレートの量は……」

しかも大量ですね。バレンタインですからね、今日は。

灰田「助けてくれたお礼だと言われたので、断れなくて……(汗)」

大変ですね、あれユーリヤさんたちは。

灰田「郡司提督と木曾さんたちがくれたチョコをお土産にして帰投しましたよ。
また帰投途中に秀真提督、古鷹さんたちのチョコ、そして元帥と大和さんたちからのチョコを貰う任務を遂行するために、ヘリに搭乗しました」

もう少し話したかったが、仕方ないねぇ。

秀真「俺も貰ったが、確かにお返しが大変だが、それでも嬉しいさ」

郡司「僕もだよ、だけど嬉しいよ」

古鷹たち「「「「はい、SEALs提督(司令官)。チョコレートです」」」」

木曾「ほら、チョコレートだ」

神通「提督、神通特製チョコレートです」

嬉しいのであります。罰が当たらないかな。

秀真・郡司「「大丈夫さ、罰は当たらない」」

では感動のあまり忘れてはいけないので、次回予告をお願いします。

灰田「では次回は日本政府視点から始まりつつ、次の作戦に移るという最中に、とある大国がある計画を実行しようと目論んでいます。
あくまでも予定ですので変更するかもしれませんのでご了承ください。
ではそろそろお時間ですので……。第五十七話まで、ダスビダーニャ(さよならだ)。
わたしはちょっと北海道海域まで出張してきますので、次回もお楽しみを」

秀真・古鷹一同「「「ダスビダーニャ!!!」」」

郡司・木曾一同「「「ダスビダーニャ!!!」」」

作者・神通「「ダスビダーニャ!!次回もお楽しみに」」
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