超艦隊これくしょんR -天空の富嶽、艦娘と出撃ス!- 《完結》   作:SEALs

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イズヴィニーチェ(遅れてごめんなさい)。
オリジナル展開な故に時間が掛かってしまいましたので遅れました。

灰田「では改めて、Z機基地を破壊しようと企んでいる人造棲艦《ギガントス》と深海合同艦隊を阻止すべき、秀真・郡司提督の連合艦隊との海戦です。
なお長らくお待たせしましたが、ここでようやく土佐姉妹が活躍いたしますのでお楽しみを」

ではではこの言葉に伴い、改めて……

作者・灰田「「本編であります。どうぞ」」


第六十四話:激闘!連合艦隊 前編

空母《天安》率いる連邦空母戦闘群が殲滅した頃、秀真・郡司率いる連合艦隊は、敵艦隊を殲滅に伴い、Z基地を守るために北上していた。

ただし灰田がもたらしたバリアのあるおかげで攻撃されることはないが、北海道ないし東北地域を空爆・艦砲射撃を防ぐためである。

 

秀真の艦隊編成は以下の通りである。

第一艦隊は土佐改二を旗艦に、紀伊改二、富士改、高千穂改、伊勢改、日向改。

第二艦隊は古鷹改二を旗艦に、加古改二、青葉改、衣笠改二、天龍改、龍田改。

また矢矧改を旗艦に、水雷戦隊も出撃している

新たに着任した秋月型4番艦の初月も灰田が用意した未来艤装に伴い、それを扱えるように急速学習装置で学習し、演習でも経験を積ませている。

なお土佐たちも訓練で”改”から、”改二”に改装することができたのが幸いだった。

 

郡司の艦隊編成も以下の通り。

第一艦隊は飛龍改二を旗艦に、蒼龍改二、翔鶴改二、瑞鶴改二、白山改、十勝改。

第二艦隊は木曾改二を旗艦にした水雷戦隊も、矢矧隊と共に協力している。

合同支援艦隊としてビスマルクを旗艦にした独伊連合艦隊、赤城改を旗艦にした南雲機動部隊、雲龍改を旗艦とする第一空母支援艦隊に、そして大和改を旗艦にした戦艦打撃艦隊とともに出撃している。

こちらにも新たに着任したZara級1番艦のザラ、夕雲型14番艦の沖波にも灰田が用意した未来艤装に伴い、それを扱えるように急速学習装置で学習し、演習でも経験を積ませている。

 

なお彼らを援護するために、元帥の命令を受けて、多国籍軍はワスプ級強襲揚陸艦《綾鷹》に搭載しているF-35戦闘機、三沢基地からはF-2支援戦闘機、F/A-18《レガシーホーネット》が合流して深海棲艦艦隊を先制攻撃する。

これだけでも過剰ともいえるが、敵の人造棲艦の実力は灰田の情報では、戦艦レ級並みないし戦艦水鬼並みと教えてくれた。

また仙台空爆の際に目撃された怪奇な艦載機《ヨクリュウ》はかなりのものである。

幸いにもジェット艦載機《天雷改》や《烈風改》などの制空権確保のための戦闘機部隊にはレーザー砲、艦攻隊には分子破壊魚雷が備え付けられている。

また土佐姉妹には今回は、敵艦隊を空爆するために四発陸上攻撃機《連山改》を装備している。

 

イムヤたちの情報では敵艦隊は、Z基地がある北海道に向けて北上中との情報が来た。

敵艦隊の数は50隻以上であるが、そのうち1隻のみ連邦イージス艦、旅洋Ⅲ型がいる。

おそらく空母《飛鳥》からの艦載機攻撃から逃れた幸運の持ち主だろうか、果ては人造棲艦《ギガントス》の性能を試すために視察でもするのだろうかと、秀真は推測した。

アウトレンジ方もしても良いが、できる限り接近するようにした。

パイロットの限度は1時間、それ以上に長時間操縦すると疲れが出てくる。

史実でもガダルカナル島を奪回すべき、ラバウル基地から発進した零戦隊の二の舞になりかねないとの事だ。

敵艦が射程距離に入ったら全機発艦させる。

 

しかも艦載機数は過剰になるほど用意した。

土佐姉妹は《連山改》を2機ずつ、護衛用の烈風改25機ずつ。

特型戦艦こと富士たちは各1隻、100機ずつ、合計400機。

伊勢姉妹、扶桑姉妹は水上爆撃機《瑞雲》を前者は47機ずつ、後者は40機ずつ、両者とも合わせて174機。赤城・雲龍たちの艦載機、全艦合わせて400機以上もいる。

鳳翔、龍驤、瑞鳳も合わせて125機である。

つまり全艦載機および偵察用水上機を全て合わせると、1000機以上にもなる。

嬲り殺しと言うもいるが、敵艦相手は徹底的に戦わなければ意味がないし、海戦をやるからには徹底的に叩かなければならない。それが戦だ……

 

 

 

秀真・郡司連合艦隊が万全の準備をしていた頃……

同じくして潜水棲姫から敵艦隊を発見したとの通信が来た。

 

『良し、早く航空隊を発進させろ』

 

唯一連邦空母戦闘群の生き残りである旅洋Ⅲ型《南京》の艦長、李大現(イ・デヒュン)。彼もまたヤンと同じく階級は中将である。

彼はヤン中将からとある電報、正確には栄光高い中岡大統領以下、彼の幹部たちの命令である。これほど光栄なことはない。そう考えるだけで彼の笑みは不気味なものだ。

一部の者たちからは性悪は死亡した明瀬をも上回るものである。

また《サルムサ》と呼ばれる連邦親衛隊のなかでも特別な地位を与えられており、中岡大統領や彼の幹部たちのためならば喜んで死ねると言うイカれた連中である。

なお《サルムサ》と言うのは、東南アジアに棲む毒蛇のことである。

つねに日本人だけでなく、深海棲艦、戦艦水鬼派たちを見下している。

肚の底では『こいつ等の化け物、その親玉なんて所詮馬鹿に過ぎない』と呟いている。

しかし実際のバカは、彼を含めて中岡たちの方であるが。

 

「敵ハマダ見エテナイ。イクラ先手必勝デモミスミス撃チ落トサレカネナイ。モウスコシ距離ヲ……」

 

「お前たちは黙って指揮官の言う事を聞けばいいんだ」

 

空母棲姫は言われるがまま、水母棲姫、集積地棲姫に続き、僚艦の戦艦レ級elite、空母ヲ級改flagship群、軽空母ヌ級群が発艦準備をした。

また彼女たちは不本意だが、人造棲艦《ギガントス》の新型艦載機《ヨクリュウ》に運を掛けた。

しかしこの《ヨクリュウ》も自分たちを攻撃するのではないかと思うほど、いや、いまにでも獲物に飛びかかろうとする猛禽類のような鋭い眼をしていた。

空母棲姫は気のせいだろうと思いつつ、直掩部隊を少数残して発艦させた。

本当ならば飛行場姫、泊地水鬼、中間棲姫、泊地棲姫、離島棲姫などもいれば良かったのだが、彼女たちは戦艦水鬼や彼女たちを支持する者たちを守るために残った。

彼女たちは秘かに脱出計画を立てているし、なお戦艦水鬼は謎の男、灰色服の男ことミスター・グレイに出会ってから連邦国は長くない、また日本に危害を加えるのはこれを最期にして停戦講和を結ぶとの密談で決意し、空母棲姫たちも賛成した。

なお中岡派の深海棲艦は見捨てることになるが、これ以上は戦い続けても流血ばかりだと言うことが分かり、致しかのない犠牲だと覚悟している。

 

「航空隊発進!!」

 

空母棲姫の号令で、各艦に搭載された艦載機は発艦した。

いつも通りのたこ焼き型艦載、深海艦載機群に混じり、新型航空機も混じっている。

外観はたこ焼き艦載機と同じだが、双発爆撃機である。

この機体を持ち主は集積地棲姫が持つ陸上機である。

タイプは2種類。ひとつは陸上爆撃機タイプ、もうひとつは戦闘爆撃機である。

ヨクリュウも遅れながらも発進したが、深海側は相変わらず不気味だなと呟いた。

果たして先手必勝ができるのかと不安に思えた。

 

……艦隊決戦が始まった時は、お前たちと奴らの最後だな。

 

そんな彼女たちを見て、人造棲艦《ギガントス》に“とあるコード”が入力されているとも知らずに、せいぜいお前たちはあの低能な奴らと戦って置けば良いと、サルムサは心のなかで嘲笑っていた。

それまで彼は高みの見物をするのであった。

 

 

 

しかし不運にもこのアウトレンジ戦法は読まれていた。

これらは全て灰田が用意した高性能レーダーを搭載した古鷹たちも全てキャッチしていた。

敵機を確認した秀真・郡司は土佐たちに命じた。

 

「こちらも発艦せよ。全戦闘機は発進せよ」

 

「はい、提督」

 

「では、土佐姉さん」

 

土佐、紀伊は短機関銃を取り出し、赤城たち、葛城は弓を、大鳳はクロスボウを構えた。

雲龍、天城、龍驤は巻物風の航空甲板を用意、富士たち、扶桑姉妹、伊勢姉妹、そしてグラーフも飛行甲板から艦載機を用意した。

 

「全機発艦、制空権を確保せよ」

 

秀真の命令を聞き、土佐たちは了解と返答した。

 

「第一次攻撃隊、発艦してください!」と赤城。

 

「ここは譲れません」と加賀。

 

「攻撃隊、発艦はじめっ!」と蒼龍。

 

「第一次攻撃隊、発艦っ!」と飛龍。

 

「行くわよ!全機、突撃!」と翔鶴。

 

「攻撃隊…発艦、始め!」と瑞鶴。

 

「よし、第一次攻撃隊、発艦始め」と雲龍。

 

「天城航空隊発艦、始め!です!」と天城。

 

「稼働全艦載機、発艦はじめ!」と葛城。

 

「第一次攻撃隊、全機発艦!」と大鳳。

 

「風向き、よし。航空部隊、発艦!」と鳳翔。

 

「さぁ仕切るで! 攻撃隊、発進!」と龍驤。

 

「さあ、やるわよ! 攻撃隊、発艦!」と瑞鳳。

 

「攻撃隊、発艦してください!」と富士。

 

「高千穂攻撃隊、全機発艦!」と高千穂。

 

「第一次攻撃隊、発艦して!」と白山。

 

「十勝攻撃隊、発艦せよ!」と十勝。

 

「山城、行くわよ!」と扶桑。

 

「ええ、扶桑姉様!」と山城。

 

「艦載機、発艦急げ!」と伊勢。

 

「航空戦艦の真の力、思い知れ!」と日向。

 

「攻撃隊、発艦始め!蹴散らすぞ!」とグラーフ。

 

空中に放たれた彼女たちの銃弾や、矢、式紙などは炎に包まれた直後、轟音を立てて空高く舞い上がる。

言わずともジェット艦載機《天雷改》およびレシプロ戦闘機《烈風改》、少数ではあるが、ドイツ戦闘機《Fw-190T改》も混ざっている。

秀真たちは『マリアナの七面鳥撃ち』をこちらで再現するつもりである。

なお古鷹たちには常に対空兵器は全てCIWS、対空ミサイル、五式信管を搭載した対空兵器などで装備した状態を保ち、輪形陣で敵機来襲に備える。

なお攻撃隊も戦闘機隊が発進後、これを追うかのように発進していった。

むろん攻撃隊の主力機は流星改、彗星改、閃光改、瑞雲改、Ju-87C(ルーデル隊)などに続き、ひと回り大きい四発爆撃機《連山改》が次々と飛び立つ。その数500機以上である。

残りは数機ほど直掩隊および攻撃隊は残している。

また彼女たちに遅れてワスプ級強襲揚陸艦《綾鷹》に搭載しているF-35戦闘機、三沢基地からはF-2支援戦闘機、F/A-18《レガシーホーネット》が敵艦隊に攻撃しに向かう。

これだけでも攻撃力はかなりのものである。

なお秀真・郡司はいつでも第二次攻撃隊を発振する準備しており、さらに誘爆を起こさないように注意を促した。

史実のミッドウェイ海戦では油断していたため、艦載機の誘爆を起こしたのである。

 

「慎重かつ大胆にしないといけないときもあるからな」

 

「土佐たちの攻撃隊に賭けよう」

 

秀真、郡司は彼女たちが放った攻撃隊の無事を祈るしかなく、また防空任務および対艦攻撃任務に専念するのであった。

 

 

 

深海側は敵艦を攻撃するために編隊を組んでいた。

前方には敵機はいないと安心どころか、むしろ不気味に思えた。

こちらは全機合わせて400機しかいない。これでアウトレンジ戦法をするのは自殺行為に等しいことを連邦は理解しているのか分からない。

各機は厳重に上空警戒をしていたが、そのときだった。

自分たちの上空よりも凄まじい金属の擦れる音、あの悪魔が襲い掛かる轟音が鳴り響いた。

しかも気が付いたときは、天雷改・烈風改のレーザー砲の攻撃を喰らい少なくとも50機が空中爆発を起こした。不運にも敵僚機も巻き込まれてしまい、20機が墜落した。

敵の奇襲攻撃を喰らった編隊は、敵機を迎撃する。

しかしこの状況では激しい攻撃から逃れる術はなかった。

相変わらず素晴らしい旋回能力を持つ天雷改のまえでは、たこ焼き型ないし深海艦載機は撃ち落されるだけであった。

次々と深海両艦載機が撃ち落されていく一方、あのヨクリュウもこれに参加した。

天雷改はレーザー砲を浴びせた。これを喰らったヨクリュウは『ギャアァァ!』と奇声を上げて墜落した。天雷改に続き、烈風改も同じくヨクリュウを撃ち落した。

よし、臆病風に吹かれず撃ち落せると各機はヨクリュウを落とそうと襲い掛かる。

しかしヨクリュウも学習したのか、巧みに躱し続けて天雷改ないし烈風改の背後についた。

その翼で一閃して、叩き落した。

激しい空中戦を繰り返しは天雷改・烈風改、Fw-190 T改の最新鋭戦闘機が優位である。

あれほど大量にいた敵機は今では200機である。これも灰田がもたらした最新鋭レーザー砲の威力である。

しかしこちらも数機は撃ち落され、一部は相討ちの覚悟として体当たりした味方機もいた。なお生き残った数機の敵艦載機、爆撃機、少数のヨクリュウがくぐり抜けて、秀真・郡司連合艦隊がいる方角へと飛び去った。

その道中にて護衛機群に掩護された連山改を含む攻撃隊、F-35を含む多国籍空軍機とすれ違ったが、これらを襲うという気は毛頭なかった。

お互い敵艦隊に襲い掛かろうと脳裏でいっぱいだったのだろう。

それぞれの任務を果たすために、各攻撃隊は敵艦に目掛けて突っ込んで行った。




もはや原作を上回る連合艦隊による艦隊決戦であります。
因みに李大現(イ・デヒュン)は、某FPS『HOMEFRONT』の外伝小説にて登場する工作員です。この世界では連邦政治将校と同じ立場であります。
こいつは凄い外道で妻を平然と殺すだけでなく、民間人を殺すことを何よりも楽しみ、また仲間ですらも平然とものとしか見ていません。
なお主人公に倒されたときは、赤いサイバトロンの台詞「ざまあみろ(以下略)」を言いました。
詳しく知りたい人は『米本土占領さる!』を読めば、分かります。

灰田「とは言っても大規模な連合艦隊ですね。アニメ版みたいですが」

あれはない、いいね?

灰田「まあ、私がいれば逆転できますが出演させてくれませんね」

貴方が出た時点で、みんな困難するでしょう。その作品でも白昼に幽霊を見たような驚きをしまし、海面でも浮いていましたし……

灰田「私にすれば簡単なものですから」

うむ、長くなりかねないから予告篇をお願いしますね。

灰田「はい、承りました。では次回は中編です。最初は秀真・古鷹たちが敵機を迎撃し、土佐姉妹、赤城さんたちの航空隊、多国籍空軍が活躍しますのでお楽しみを。
なお変更することもありますので、その時はご了承ください」

こちらもまた灰田さんの言う通り、やや時間が掛かってしまいますのでしばしお待ちを。

灰田「ではちょうどいい時間になりましたので……次回まで、第六十四話までダスビダーニャ(さよならだ)」

ダスビダーニャ、次回もお楽しみに。
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