いきなりお気に入りが増えてて驚きました。
読んでくださる方本当にありがとうございます!!
それでは、本編へどうぞ。
「知香か、いい名前だな。だが、私ほどじゃないぜ」
目の前にいるであろう、口調が男の子のような女の子(だと思います)は、何故か勝ち誇ったような声を挙げていました。
「それで、あなたの名前を教えて欲しいんですけど…」
「ああ、そういえばそうだったな。私は霧雨魔理沙だぜ」
女の子の名前は魔理沙さんというらしいですね。
「そういえば、なんで知香はあんな場所で寝ていたんだ?私の行動範囲だったからよかったが、一歩間違えると危険だぜ?」
行動範囲って、一体何の行動なんでしょうか…。
「そうですね。まず朝起きて、学校に行こうとして…」
「ん、学校?寺子屋じゃないのか?」
いきなり時代錯誤なんですけど、どうしたらいいでしょうか?
「とりあえず続けますね。そこに向かうためにバスに乗ろうとして、そうしたら時間が遅かったみたいで乗り遅れてしまって…」
「ち、ちょっと待ってくれよ知香」
あれ、おかしなこと言いましたっけ?
「バスってなんだよバスって。幻想郷にそんなものないぜ?」
えっ、幻想郷?
なんですか、それ?
「あの、魔理沙さん。幻想郷ってなんですか?」
「なるほど、そういうことか…。」
何故か魔理沙さんは納得したかのようにうんうんと言っていました。
「……まあいっか。とりあえず理解したぜ」
何を理解したかわからないですが、納得したみたいなのでよしとしましょう。
「とりあえず知香は休んでるといいぜ。まだ疲れてるだろ?」
……確かに、変なところで寝てたせいか、少し疲れが残っていますね。
「はい、そうすることにしておきます」
「それじゃ、ゆっくり休んでな。…さてと、調達でもしてくるか」
一体何の調達かわからないですが、横になるとすぐに眠気に襲われたので、あとで考えることにしましょう。
それに、これは実は夢で、目が覚めたら家にいたなんてこともあり得るかもしれません。
目が覚めた。
このやり取りは何回目でしょうか。
……まだ3回ですね。
それに、どうやら夢では無かったようです。
布団も同じ、雰囲気も自分の家ではありません。
さて、寝起きでまだ頭が冴えてませんが、この幻想郷(?)のことを考えてみましょう。
私が学校と言ったとき、魔理沙さんは寺子屋と言いました。
そして、バスと言ったときには知らないようなことを言っていました。
寺子屋は、明治時代に学制が敷かれ小学校が出来たことにより無くなったという話を聞いたことがあります。
つまり、この場所は明治時代のままということでしょうか?
いや、学制は全国共通のはずです。
それに、バスが日本に出たのも、たしか20世紀の始めだったはずです。
ということは、にわかには信じられないですが、タイムスリップということでしょうか?
ドン!
考えていたところに、突然衝撃音が聞こえました。
バキバキという音も聞こえたので、多分木かなにかに向かって、なにかがぶつかったのでしょうか?
いや、考える前にとりあえずその場所に行った方がいいでしょう。
もしかしたら怪我をしている方もいるかもしれません。
しかし、移動しようと布団から起き上がってまわりを探っても、なかなか私の杖が見つかりません。
しかたありません、足音を少し大きめに立てて、音を利用して入り口に向かうとしましょう。
…また壁にぶつかったのは秘密ですよ?
「あれ、知香じゃないか。目が覚めたみたいだな」
数分たってやっと玄関らしきところから出ると、何故か魔理沙さんがいました。
「魔理沙さん、怪我人はいませんか?」
「怪我人?何のことだ?」
あれ、私の勘違いでしょうか?
「この辺りですごい衝撃音がしたので、もしかしたら怪我人がいるんじゃないかと思ったのですが…」
「ああ、それなら大丈夫だぜ。その衝撃音の発信源は私だからな。それに、この辺はあまり人はいないから、魔法の練習にうってつけなんだぜ」
なんと、魔理沙さんが原因でした。
…あれ、なにかおかしな言葉が聞こえた気がするのですが。
「魔理沙さん、2つほど質問してもいいですか?」
「ああ。なんだ?」
「それでは1つ目です。この辺はあまり人はいないと言ってましたよね?」
「ああ、そうだぜ」
「人『が』いない…では無いんですか?」
「いや、人『は』いないだ。この辺は妖精やら妖怪やらいっぱいいるからな」
質問をしたら解決すると思ったのですが、むしろ謎が増えてしまいました。
「いや、妖精や妖怪なんて実在しないはずですよ。迷信とかなにかですか?」
「迷信なんかじゃないぜ。なんだったら連れてきて見せてやろうか?」
「あ、いや、そこまでされるとちょっと困ります…。とりあえず、本当みたいですね」
それに、連れてこられると、その妖精さんや妖怪さんに迷惑ですし、私も私で目が見えないので連れてきてもらっても意味がないですからね…。
「それでは、2つ目です。さっきまではこれが1番聞きたかったことです」
「なんでさっきまでなんだ?」
「さっきの妖精さんや妖怪さんの話を聞いたせいでちょっと」
「…まぁいいか。それで、2つ目の質問の内容はなんなんだ?」
「魔法なんて存在するんですか…と聞こうと思ったのですが、さっきの話を聞いたことで多分あると仮定します。というわけで、質問を変更します。魔理沙さん、あなたって魔女なんですか?」
順応性が高いという自信はありませんが、夢でない以上現実を受け入れるべきでしょう。
「いや、私は魔女じゃないぜ。私は人間で、普通の魔法使いであるだけだぜ。魔法が使えるだけのただの人間だ」
「なんだかよくわかりませんが、とりあえずわかったことは、魔理沙さんは人間なんですね」
「飲み込みが早くて助かるぜ」
正直、魔理沙さんが魔女だったらちょっと不安だったのでよかったです。
子供の頃に読み聞かせてもらった童話、ヘンゼルとグレーテルのせいか、魔女の印象が恐怖的なものがあるので…。
「とりあえず、質問はこれで全部です。ありがとうございました」
「それじゃ、そろそろご飯にするとしよう。新鮮なキノコがたくさんとれたからな」
「そうですね。お手伝いしましょうか?」
「いや、知香はまだ休んでるといいぜ。私1人でできるからな」
ということで、また部屋で考える時間ができました。
とりあえず、幻想郷の推測の続きといきましょう。
まずは、タイムスリップしたと予想した件ですが、どうやら間違っているようですね。
理由としては、実在するはずのない妖精さんや妖怪さんの存在、魔法の存在、明治時代にそんなものは無かった。否、今も昔も存在はしていません。
となると、一体ここはどこなんでしょう?
もはや、ファンタジーの世界にいるような感じです。
……タイムスリップよりも信じられないですが、異世界に迷い込んだのでしょうか?
しかし、おそらく1番これが可能性が高いと思います。
「待たせたな、できあがったぜ」
そう言って、色々と持ってきてくれました。
とりあえず、考えるのはまた後にしましょう。
いかがだったでしょうか。
まだ少し口調が纏まってないかもですが、おいおい気を付けていきます。
アドバイス、誤字脱字等ありましたら連絡よろしくお願いいたします。
感想も待ってます。