中学生が幻想入り?!   作:銀の鰹節

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どうも銀の鰹節です。サブタイトルの通り、今回は特別編です。
本編とは関係があまりありません。そして特別編の内容は他作品とのコラボです。誰とのコラボかは後書きで発表します。

~注意~
・コラボ企画

・本編のストーリーとはあまり関連がないかもしれないけど、あるかもしれない…


これらが大丈夫な方はゆっくりしていってね!


特別編 ―風雷を操る男、襲来?!―

『ワイワイ ガヤガヤ』

 

いつもと同じように賑やかな人里。働いている者、遊んでいる者、昼寝をしている者などの様々な者がいる。

人里は妖怪が暴れてはいけない唯一の場所。もし暴れれば博麗の巫女が倒しにやってくる。それを知っているから妖怪は人里を滅多に襲わない。ただ、博麗の巫女を知らない妖怪を除いては。

 

蛇妖怪「シャアアア…!!」

 

最近に幻想入りしてきた新たな妖怪が人間を求めて、人里へと迫って行った。

それと同時に人里で不可解な出来事が起こった。

 

 

『ピカッ!!』

 

 

昼だと言うのにも関わらず、眩しいと感じる程の強い光が人里で発生した。

 

男「うおっ何だ?!」

 

子供「何か今凄いピカーって光らなかった?!」

 

茶髪の男「うああああ?!!目が、目がああああああ!!?!?」

 

だが、光が発生しただけらしく、何も起こらなかった。

 

女「何だったのかしら…」

 

お爺さん「う~む…もしかすると何かとんでもない事が起こる前兆だったりしてのぉ!おっほっほ!」

 

お婆さん「爺さんや、お前さんがそう言うと昔から爺さんが言った通りになっちまうから黙っておき」

 

お爺さんとお婆さんが軽快な漫才を繰り広げていたその時、人里に悲鳴が響き渡る。

 

 

『うわあああああ!!妖怪が人里を襲ってきたぞおお!!?!』

 

 

お婆さん「爺さんや。どうしてくれんだい?」

 

お爺さん「ふむ…逃げるぞい。おっほっほ!」

 

お婆さん「全くこのクソジジイが…!」

 

 

 

 

 

蛇妖怪「シャアアア!!!」

 

人間達『うわあああ?!!』

 

おっちゃん「け、慧音さんは?!」

 

お兄さん「何か妹紅さんと一緒にどっかいった!」

 

おっちゃん「じゃ、じゃあ優は?!」

 

お兄さん「紅魔館へアルバイト!!」

 

おっちゃん「じゃああのチンピラ共を蹴散らしていた爺さんは?!」

 

お兄さん「ギックリ腰で寝たきり!!」

 

おっちゃん「命蓮寺…じゃ間に合わねぇか。クソッ、どうしてこう大事な時に…!!ん?おい、そこの兄ちゃんも逃げねぇと妖怪に喰われるぞ!!」

 

おっちゃんが話しかけた兄ちゃん…それはこの世界には居ない筈の存在だった。

 

?「ん?妖怪か…なら俺に任せてくれ」ザッザッ

 

おっちゃん「お、おい?!」

 

妖怪蛇「シャアアア!!」

 

?「ほらよっと」ピュン

 

蛇妖怪「シャアア?!」ズガンッ

 

兄ちゃんは手から弾幕を放ち、蛇妖怪を吹き飛ばす。

 

蛇妖怪「ジャアア!!」ペッ

 

蛇妖怪はいきなり口から液体を吐き出す。だが兄ちゃんは容易く避けて、蛇妖怪を掴む。

 

蛇妖怪「ジャアア?!」ガシッ

 

?「まぁ軽く気絶する程度だ」ビリッ

 

蛇妖怪「っ?!??!」ビキッ

 

蛇妖怪がいきなりビクンッとなったと思ったらその場に倒れた。

 

?「ふぅ、こんなもんか」

 

 

『ブゥン!』

 

 

蛇妖怪を倒した時、いきなり周りの空間が薄い赤色に変化する。そしてその瞬間――

 

 

『パッ!』

 

 

目の前に男性が急に現れた。俺は度重なる出来事に一瞬だけ追いつけなかった。すると男性が俺の方を見てギョッとする。

 

男性「あ、貴方が妖怪を倒してくれたんですか?」

 

?「ああそうだが…」

 

男性「有難うございます!!もし貴方が対処してくれなかったら怪我人、もしくは死者も出てしまったと思います。あ、名前をお伺いしてもいいですか?」

 

湖南「ああ、大丈夫だ。俺は『坂上湖南(サカガミ コナン)』、能力は『風雷を操る程度の能力』と『あらゆる理論操る程度の能力』だ」

 

優「能力2つ持ちって事は俺と同じですね!俺は佐藤優です。能力は『空間を操る程度の能力』と『分身・分裂を操る程度の能力』です」

 

湖南「空間を操るって…すごいな…」

 

優(いやいやいや、理論を操る方が凄いって…多分)

 

湖南「そう言えば優、1つ聞いてもいいか?」

 

優「?言いですよ、俺が応えられる範囲であるのであれば」

 

湖南「ここは何処だ?」

 

優「…え?」

 

湖南「いや、ここは何処なんだ?」

 

優「人里ですけど…ここで住んではいないんですか?」

 

湖南「気付いたら此処にいたんだ。そしたら妖怪から逃げている人を見つけたから助けたんだ」

 

優「湖南さん…俺の推測ですけどえーっと…『幻想入り』というものじゃないでしょうか?」

 

湖南(何だと?俺はもう既に幻想入りしている筈だぞ…)

 

2人で悩んでいる時、湖南と優の間に境界が開く。

 

 

『クパァ』

 

 

紫「は~い、ご機嫌いかがかしら~?永遠の16歳、八雲紫よ♪」フォン

 

優「紫さん、今度来るのは3日後じゃないでしたっけ?」

 

湖南(紫さんだ…だけど、何かが違う…)

 

紫「(む、無視された…)こ、今回は彼の件で来たのよ」

 

紫はそう言い湖南に指をさす。

 

湖南「お、俺か?」

 

紫「ええ、貴方は優の言った通り『幻想入り』してしまったのよ」

 

湖南「俺は幻想郷に幻想入りしていたぞ?」

 

紫「ええ、だけど違う幻想郷に幻想入りしてしまったら…?」

 

湖南「どう言う事だ…?」

 

湖南は首を傾げる。

 

紫「貴方は並行世界―パラレルワールドと言う物を知っているかしら?」

 

湖南「ああ、無限にあると聞いた事はある」

 

紫「貴方はその内の1つに世界から交わる筈のない、この世界に来てしまったのよ」

 

湖南「…つまり俺は違う幻想郷の住民って言う事か?」

 

紫「その通り♪」

 

優「で、でもどうして湖南さんはこの世界に…?」

 

紫「それは私のミ…私にもわからないのよ」

 

湖南「ミスと聞こえたのは気のせいだろうか」

 

紫「…そんな訳ないだろ」

 

優「?!(口調が変わった?!わ、わかりやすい…!!)」

 

紫「そう言う事だけど、貴方はどうするの?」

 

湖南「もちろん帰らせてくれ」

 

紫「この世界で暮らしてみない?」

 

湖南「いや、俺には帰るべき所があるのでな」

 

紫「メンドクサイ…」ボソッ

 

湖南「何か言ったか?」

 

紫「いえ、何でもないわよ♪」

 

湖南と紫が会話を進めてる時、優が動く――

 

優「フンッ!」ヒュッ

 

紫「いだっ?!」ドスッ

 

優は紫を木刀で突く。紫は腹を抱え、ピクピクと震えている。

 

優「さっきから聞いていれば何ですか?!紫さんのミスで湖南さんが被害にあったのに、それを協力するのがめんどくさい?!自分勝手にも程がありますよ!」

 

紫「ま、待ちなさい。ミスしたのにも原因があるわ」プルプル

 

優「言ってみてください…」

 

紫「ちょっと冬眠の時期に眠れなかったから、眠かったのよ…」

 

優「覚悟!!はぁぁ…」コォォ

 

優は怒りを闘気へと変え、仁王立ちで構える。

 

紫「ま、優…?」

 

優「安心してください、これは真似なので本家の100分の1の威力にもなりませんので死にませんよ。『天破活殺』!!」ズドン

 

紫「うぐっ?!」ズドッ

 

湖南(何でも…アリか)

 

紫はその場にばたっと倒れる。

 

紫「くっ…まさかここまでやるとは……我が生涯に一片の悔いなし!!」

 

優「はい、茶番はもういいので本格的に動いてください。出なければ――な事をしますよ?」

 

紫「今日の夕方まで時間がかかるわ。彼の相手を頼んだわよ!」フォン

 

紫は直ぐに行動に移り、言いたい事を言ってスキマへと消えて行った。

 

湖南「な、何だったんだ…?」

 

優「さてと湖南さん、貴方は行きたい所ありますか?」

 

湖南「いや、そう言われても別な世界だから何処に何があるのか…」

 

優「ああ、そうでしたね…では、俺はこれから紅魔館に戻るんですけど着いて来てくれませんか?」

 

湖南「紅魔館か…わかった」

 

優「説明したい事もあるのでゆっくりと歩いていきましょう!」

 

湖南「わかった。頼む」

 

 

 

青年達移動中…

 

 

 

優「ですからして――あっ、紅魔館が見えましたね」

 

湖南「ああ、あれか(やっぱり、赤く染められているな…目が疲れそうだ…)」

 

俺は優について行き、門の手前まで移動した。

 

優「む…また寝てる…美鈴さん、起きてください!咲夜さんに怒られますよ?!起きてください!」ユサユサ

 

湖南「…かなり熟睡しているようだな。こんなに揺らしても寝息1つ乱れないとは…」

 

優「まぁいいや。湖南さんは俺の判断で入れさせてっと。さぁどうぞ~、お入りください」

 

湖南「いいのか?」

 

優「多分大丈夫ですよ。レミリアさんなんですから」

 

湖南「そ、そうか」

 

俺は優の言葉を信じ、中へと共に入って行った。

 

妖精メイド「あ、優さんどうもです。ってあれ?そちらの方は?」

 

優「どうも。こっちの人は訳あって俺と一緒に行動しているんですよ。大丈夫です、この人は安全ですよ」

 

妖精メイド「なら良いんですけど…もしこの先へ行くのならあまり騒がない方がいいですよ?」

 

湖南「ん?ああ、わかった。忠告有難う」

 

妖精メイド「それでは」ペコリ

 

妖精メイドは一礼し、去って行った。

 

優「取りあえず咲夜さんと会っておいた方がいいでしょうね。これから咲夜さんの所へ行くのでついて来てください」

 

湖南「ああ(それにしてもやはり赤い…優は目が疲れないのだろうか…?)」

 

 

俺達は咲夜へ会いに部屋へと向かった。だが――――

 

優「…あれっ?ここ何処だ?」

 

湖南「は?」

 

迷った。

 

 

優「…い、いや~最近こういうのが多くて困るんですよね~…すいません、面倒な事になっちゃって…」

 

湖南「別にいいがどうする?かなり内部に入り込んだ様で窓が見えないし、ずっとドアと赤い壁しか見えないぞ?!」

 

優「こうなったら大声で呼ぶしか…」スゥゥ

 

湖南「ちょ、ちょっと待て?!さっき妖精メイドに騒がない方が良いと言われただろ?!」

 

優「大丈夫ですよ。…多分」

 

湖南「『多分』って言ったな今?!だったら止めとけ!?幻想郷で賭けみたいな事をすると絶対に命が幾つあっても足りないぞ?!」

 

優「え…今までで半分ぐらい賭けと勘で行動していたんですけど…」←命を何度も失いかけてる人

 

湖南「はああ?!よく生きているな?!」

 

優「まぁそういう事だから大丈夫ですよ。」スゥゥ

 

湖南「くっ?!(ああもう、どうにでもなれ!優の事を信じよう!)」

 

優「咲夜さーーん!!!迷いましたーーー!!」ビリビリ

 

湖南「?!(五月蠅っ?!なんて声の大きさだよ)」

 

紅魔館中に優の声が響き渡る。すると目の前に咲夜が現れた。

 

咲夜「また迷ったの?ってそちらの方は誰?まだ許可を出していない筈だけど…」

 

優「あ、俺の判断で入れさせてもらいました」

 

咲夜「…貴方は何をやっているの?ちょっとその人にはここで待ってもらって、部屋で私と二人っきりで話をしましょう?」

 

一瞬で雰囲気が変わり、辺りが冷める。優を見てみると汗が大量に出ており、顔色が悪かった。

 

湖南「ま、優…?」

 

咲夜「すいません、貴方はここで待っていてください。勝手に行動したら…どうなるかわかっていますよね?」ゴゴゴゴ

 

湖南「っ?!は、はい…」

 

俺は咲夜から放たれている異様な威圧感に怖気ついて、従うしかなかった。優は咲夜に首根っこを掴まれて近くの部屋へと入って行った。

そして数十秒後――――

 

『うぎゃあああああ?!!!』

 

悲鳴が聞こえた。その後も3回ぐらい悲鳴が聞こえて優と咲夜が出てきた。

 

咲夜「お待たせしました。貴方の館内での行動を許可します、くれぐれも怪しい行動などをとらないように」

 

湖南「あ、ああわかった。…優大丈夫か?」

 

優「な、ナイフが1本…2本…ヒイイッ?!」

 

湖南(一体何をされたんだ…?まぁ俺もこうならないよう気を付けよう…)

 

その後、取りあえず優を落ち着かせ、行動へ移った。

 

優「す、すいません取り乱しました…それでは早速行きましょうか!」

 

湖南「行きましょうかって何所に?」

 

優「ああ、レミリアさんの所です。さすがに当主に顔を出さないのはまずいかなー?と思いまして…」

 

湖南「確かにそうだな…案内を頼む」

 

優「はい、こちらです」

 

俺は優について行った。迷わないかという不安があったが直ぐに辿り着いた。

 

湖南(ふぅ…何も起きずに済んだな…)

 

優「失礼しま―――ブフォッ?!!」ズガーン

 

湖南「何だ?!」

 

優がドアをノックしようとした時、いきなりドアが吹っ飛び、優もろとも吹っ飛んで行った。俺は優の元へ駆け寄り、ドアから救出する。

 

湖南「だ、大丈夫か?!」

 

優「ぐっ…まさかドアがぶっ飛んでくるとは…!!不覚…」

 

湖南「クソッ!何でドアがぶっ飛んでくるんだよ!一体中で何が…?!」

 

湖南は部屋の中を見ると、2人の少女が戦っていた。

 

 

フラン「お姉様のバカ、バカ、バカーーーー!!!!」ズガンズガンッ

 

レミリア「くっ…やめなさいフラン!私の言う事聞きなさい!!」ピュンピュン

 

 

湖南「(喧嘩か…?それよりもまず優を…)あれっいない?」

 

俺は周りをキョロキョロと見渡して優を探す。すると優を見つける事が出来た。

 

優「何をやっているんですか、お嬢様、フラン様!」ググッ

 

フラン「離して~~~~~!!!」ギギッ

 

レミリア「くっ?!何で私まで…!!」ググッ

 

湖南「ま、優?!」

 

優はいつの間にかレミリア達の元へ行って、喧嘩を止めていた。何か優がいっぱいいる…あれが能力の力なのだろうか。

優は何とか2人を落ち着かせる事に成功し、事情を聞いた。

 

優「え~っと、つまりフラン様はお嬢様と遊びたいけど、『また今度ね』って言われてばっかりだからもう我慢できなくなったっと。そしてレミリアさんはフランが言う事を聞かないから何とか説得しようとするも、つい手を出してしまったと…」

 

レミリア・フラン「ええ(うん)」

 

湖南「なぁ優…俺はレミリアの方に問題があると思うんだが…」

 

優「う~ん良しっ!お嬢様、フラン様、弾幕ごっこをしませんか?」

 

レミリア「嫌よ…そんな疲れるもの――」

 

優「そうだな…勝者には俺特製の『ホットケーキ』を作ろうかな…」

 

レミリア「早くやるわよ。さぁ優、構えなさい」キリッ

 

湖南(切り替え速いな…)

 

優「まだ話は終わっていませんよ。今回の弾幕ごっこはダブルバトルで行います。お嬢様、フラン様のチームと私、湖南さんのチームで戦うんです」

 

湖南「何っ?!」

 

フラン「お姉様とも優とも遊べるならやるっ!」

 

湖南(おい、俺はまだやるとは言っていないぞ!)ヒソヒソ

 

優(すいません、勢いに任せてしまって…できればでいいんですけど協力してくれませんか?)ヒソヒソ

 

湖南(っ…!!ああ、もう!わかったよ、でもやるからには勝つぞ!)

 

優(吸血鬼姉妹が相手だと何か絶対にヤバい気がしますけど頑張りましょう!)

 

レミリア「一体なにをヒソヒソと話しているの?早く始めましょう」

 

優「す、すいません…じゃあとりあえず作戦タイムとして1分間お互いのチームで話し合いましょう」

 

レミリア「ホットケーキを確実に手に入れる為ね…いいわよ。1分間ね」

 

こうして俺達はお互いに部屋の端っこへ行って、ミーティングを行う。

 

湖南「どうやって戦うんだ?戦闘の中ではフランの能力が厄介だぞ?」

 

優「全然大丈夫です!俺の空間を操る能力と比べたらね…」ククク・・・

 

湖南「うわー、なんて黒い笑顔…」

 

優「でもだからと言ってごり押しで行くとはいきません。ここは役割分担をした方が宜しいかと…」

 

湖南「まぁそれが一番妥当かもしれないな」

 

優「じゃあ湖南さんは――――――」

 

 

 

 

~一方、吸血鬼チームは…~

レミリア「フラン、この戦いは絶対に勝たないといけないわ」

 

フラン「私もそう思う!だから久しぶりに本気をダソウカナ…!!」ゴゴゴ

 

レミリア「フラン…貴女、いつの間に威圧する技を覚えたの…」

 

フラン「え?何かね、ケーキの事を思ったらできた」

 

レミリア「へぇ…今日は私も調子がいいのよね。だからさっきも貴方の攻撃に対応できていたじゃない?」

 

フラン「確かに今日のお姉様は動きがしなやかだったね」

 

レミリア「だからこそ、今日は絶対に勝たなければならない…!!」

 

フラン「じゃあ私が接近攻撃を行うから、お姉様は弾幕を放っていてちょうだい」

 

レミリア「なるほどね。わかったわ、でも危ないと思ったら直ぐに後退しなさい」

 

フラン「わかった」

 

レミリア「もうそろそろ1分ね…フラン、あっちを待っていましょう」

 

フラン「はーい。早く遊びたいなぁ…!!」

 

 

 

優「よしっ!それで行きましょう!」

 

湖南「了解した。おそらく一番勝率が高いだろう」

 

レミリア(どうやら考えが纏まった様ね…優は水を扱えるから水で来るはず!!そしたらフランに水を蒸発させてもらいましょう…!)ゴゴゴ

 

フラン「…」ゴゴゴ

 

優(何か本気モードになっていないかな?だとしたらこの作戦は危険だぞ…まぁ湖南さんが何とかしてくれるだろう…!)

 

湖南(この感じ…かなりヤバいけど、まぁ優が何とかしてくれるだろう…)

 

優「そちらも準備はよろしいですね…?」

 

レミリア・フラン「ええ(うんっ!」

 

優「じゃあ始める前に改めてルールを確認させていただきます。スペカは1人3枚、勝利条件はどちらかのチームが戦闘不能になるまで。スペカがなくなる、また被弾したら戦闘不能とする。これでいいですね?」

 

レミリア「それでいいわよ」

 

フラン「早く始めマショウ?」ゴゴゴ

 

思いっきりフランのスイッチが入っている…本当に勝てるのか、これ…。

 

優「それでは…始めっ!!」

 

俺が合図を入れた瞬間、フランは消えた。

 

優・湖南『?!!』ガキンッ

 

俺と優は守る体制に一瞬でなる。すると、2人のフランが俺と優にそれぞれ攻撃し、それを受け止める。

 

湖南「ぐっ…!!(力が…強すぎる…!!)」ググッ

 

優「くっ…!!(これは間違いない、『フォーオブアカインド』!!だとしたら後2人は何処に…っ!?)湖南さん、何としてもその場から離れてください!!」

 

湖南「もうそうしているよ!!」バッ

 

優「くっ!」バッ

 

俺達はフラン、2人の攻撃を受け流して、その場から後退する。すると後退した瞬間に、頭上からフラン2人がかかと蹴りをしながら落っこちて来ていた。

 

『ズガァァン!!!』

 

床は崩れ、そのまま俺達は落ちる。

 

優「すごいな…器用に調理場の倒壊だけを防いでいる…」

 

湖南「今はそれに感心している場合じゃない!」バッ

 

レミリア「そこっ!!」ズガガン

 

優・湖南「うおっ?!」ヒュッ

 

弾丸かよ?!小さくて貫通性のある小弾幕と言った所か…。

 

フラン「私達も居るんだよ?!」ヒュッ

 

湖南「くっ…おい、このままじゃ防戦一方だぞ!!」

 

優「わかっていますよ…!【俺から半径10mの空間は俺の空間だ】…」ブゥン

 

レミリア「?!フラン、前に出過ぎよ!!」

 

フラン「くっ!?」バッ

 

優「斬符『断空斬』!!」ズバァン

 

湖南「くっ、危なっ?!お、おいもうちょっとで斬られる所だったぞ?!」

 

優「大丈夫ですよ。もし斬られたとしても俺が元に戻すんで…それよりも、フランさんスペルブレイクですよ」

 

優はおそらくフラン4人を狙ったのだろうが、本体だけは何とか見えない斬撃から避け、他の分身は消えた。

 

レミリア「くっ…(まさかもうスペルブレイクされるとは…予想以上に早かったわね…!!)」

 

フラン「お姉様、ごめんなさい…」

 

レミリア「まだ大丈夫よ、フラン。あっちもスペカを発動したから、こっちと立場は同じよ」

 

お互いのチーム、少しの間睨みあう。そして湖南とレミリアが動き出した時、それにつられ優とフランも動き出す。

 

レミリア「(あの男の力は未知!迂闊に近づかない方がいいわね…)この弾幕から逃れられるかしら!?天罰『スターオブダビデ』」ピューン

 

湖南「くっ?!うおおっ?!!」ヒュッ

 

優「湖南さん!」

 

優は湖南を助けようと向かうが、途中でフランに阻まれる。

 

フラン「行かせないよ!お姉様、早くその男性をやっつけて!私でもマサルを抑えている時間は短いから!」

 

優「くっ…!!」

 

湖南「…風符『風中同化』」スゥ

 

優・フラン・レミリア『!?』

 

レミリアの猛攻を受けている中、湖南は1枚のスペカを発動し、姿を消した。

 

レミリア「消えた…?!」

 

フラン「気配も感じられない…」

 

優「…まさか透明化できるのか?!」

 

周りにいた者達はギョッとする。そして何処からか湖南の声が聞こえてくる。

 

 

――くらいな、天符『三番瀬の干潮』

 

 

スペカの宣言と共に、弾幕が発射される。

 

レミリア「くっ…!!(弾幕の密度は薄いから何とか避けれるけど、アイツが見えないからブレイクは時間切れしかないじゃない!!)」

 

フラン「わわっ、何処から撃っているの~!!」サッ

 

優「ちょちょちょ、木刀!!」ズニュゥン

 

フラン達はギリギリで躱していき、優は木刀で吸収させて、何とかそれぞれ対処していた。やがて弾幕が止んだ。するとそれと同時に、湖南の姿も確認できるようになった。

 

湖南「くっ…2枚使ったのに被弾なしかよ…!!」スゥゥ

 

優「湖南さん、ここからは慎重に行きましょう。スペカの事も考えて…」

 

湖南「元からそのつもりだったが、冷静さを失っちまった…」

 

レミリア「…」プルプル

 

フラン「お姉様、どうしたの?何か震えているよ?」

 

フランは震えているレミリアに近づき、心配する。するとレミリア中で何かが弾けた。

 

レミリア「ああああ、もうっ!!」

 

フラン・優・湖南「?!」

 

レミリア「こんな風にチマチマ、チマチマやっていたら日が暮れるわ!!フラン、もうゴリ押しで行くわよ!!」バッ

 

フラン「…!うん、お姉様!」バッ

 

優「ちょっ、嘘ぉ?!」

 

湖南「おい、お前の読みが外れたぞ。何が『じわじわと削ってくると思います』だ、その逆で突っ込んできたから作戦会議の意味がないぞ」

 

優「…ふっ」

 

湖南「優…?」

 

優は不敵な笑みを浮かばせながら俺を見る。何故だろう、何か『こっちもゴリ押しです!!』って言いそうな…

 

優「ならばこっちもゴリ押しです!!湖南さん、行きましょう!!」バッ

 

湖南「…どうやら俺は新たな力を手に入れたらしいな…全く、こうなるんだったら最初からこうすれば良かったよ…!!」バッ

 

湖南チームとレミリアチームがぶつかり、激しい弾幕戦となる。それと共に、紅魔館が壊れていく速度が速まった。

 

優「うおおっ!!」ズドドド

 

湖南「ハアッ!!」ビュォォ

 

フラン「キュッとして…ドカーン!!」ズガァァン

 

レミリア「ハアアッ!!」ズガガガ

 

優「くっ…(体に限界が見えてきた…次が最後だな…)」スッ

 

湖南「良し…(どうやらレミリア達も疲労が溜まっているようだな。俺のスペカは残り1枚だし…これで終わらせる!!)」スッ

 

フラン「うーん…(何か飽きてきちゃった…次の一撃でマサル達を倒そうっと♪)」スッ

 

レミリア「くうっ…!!(ホットケーキを食べるのは私達…!!ここで勝負をつけてやる!!)」スッ

 

激しい弾幕戦を繰り広げて数分後、全員の考えが一致し、スペルカードを構える。

 

優「これで終わらせるッ!!火符『マーズフレア』」ズゴゴゴ

 

湖南「勝つのは俺達だ…!『雷砲 直流電磁誘導砲(サンダースパーク)』」ズガアアアッ

 

フラン「これで終わりにしよっと♪禁忌『レーヴァテイン』そーれっ!!」ブンッ

 

レミリア「神槍『スピア・ザ・グングニル』!!一点に集中した高威力の槍をくらいなさい!!」ヒュッ

 

4人のスペカが発動され、全てのスペカが同じ所へ進んでいく。だが、全てのスペカが交わるであろう場所にいきなり境界が開かれる。

 

『フォン』

 

優「ん?あれって…」

 

紫「こ、湖南!!見つけたわよ貴方の世界…え?」

 

その境界から紫が飛び出てきた。だがその時にはもう紫と弾幕が接触する直前であった…

 

『ズガァァン!!!』

 

そしてそのまま大爆発が起こる。最初に爆炎が起き、さらに爆炎の表面に電流が流れバチバチと音を放つ。そして最後に純粋な高エネルギーによる2度目の大爆発が起きて、爆発は収まった。

 

優「…(俺とフランさんの火属性攻撃と、湖南さんの雷属性の攻撃…そして最後にレミリアさんのエネルギーによる爆発と言う恐ろしい追撃コンボとなってしまった…)」

 

湖南「何か爆発する前に人が見えたような気がしたけど気のせいか?」

 

フラン「私にも見えたけどマサル達じゃないの?」

 

湖南「いや、俺達はここで爆風に耐えていた」

 

レミリア「じゃあ一体誰が…」

 

優「…」ザッザッザ

 

湖南「おい、優?」

 

優は人らしき影が見えた所まで歩いて行く。するとそこには紫だったであろう黒焦げの何かが転がっていた。

 

優「…紫さん、何で…何であんな所に急に出てくるんですか!!それもタイミングがバッチリすぎる…!!」

 

湖南「え?紫さん?」

 

フラン「アハハッ♪真っ黒焦げだ!」

 

レミリア「私達のスペカを真面にくらったの…?!」

 

紫「うう…」

 

優「紫さん!!」

 

紫「一体何が…目の前が炎に包まれてその後電流のような物が体に走って、最後にまた爆発したような気がするわ…」

 

優「その通りです…!どうしてあんな所から出て来たんですか!!」

 

紫「やっとのやっとで湖南の世界を見つける事が出来たから、ついはしゃいじゃって…」

 

優「…紫さんはちょっと休んでいてください…」

 

紫はゆっくりと目を瞑る。そしてこの雰囲気になると弾幕ごっこは再開しずらい。

 

湖南「…どうするんだ、この状況…」

 

優「ふぅ…湖南さんは紫さんを見てといていください。俺は全員分のホットケーキを作ってきますから…」

 

レミリア「!まぁホットケーキが食べれるのなら別に弾幕ごっこをここで止めても異論はないわ」

 

フラン「私もちょっと飽きて来たから丁度いいね!」

 

優「(飽きて来ていたんですね…)じゃあ紫さんをお願いします」

 

優は調理室へ入って行き、ホットケーキの調理に取り掛かる。

 

レミリア「あら、今回は派手に壊れたわねぇ…」

 

レミリアは周りを見てそう言う。

 

湖南(普通は床が崩落するまで激しくはないと思うんだけどなぁ…)

 

フラン「…」ツンツン

 

フランは倒れている紫を杖(レーヴァテイン)で突っついて遊んでいた。だが、それに誰も気付かずフランを止める者はいなかった。

数分後、ホットケーキの甘い香りが漂い出す。

 

レミリア「この匂いだとまだ38%しか焼けていない匂いね」

 

湖南「そうなのか?俺にはどれくらい焼けているのか認識できないぞ?」

 

レミリア「恐らくあと5分ぐらい経ったらホットケーキが出来上がるわ」ドヤァ

 

レミリアが誇らしげに言った時、調理室のドアが開かれ優がホットケーキを運んでくる。

 

レミリア「…」

 

湖南「どうやら既に出来ていた匂いらしいな」

 

レミリア「…うー!何で今持ってくるのよ優!!」

 

優「えぇ?!冷めてしまったらおいしくないじゃないですか?!…ってフランさん?!貴女、紫さんに何をしているんですか?!」

 

フラン「ん~?あっホットケーキだぁ~♪」

 

紫「ぐ、ぐふっ…優、助けて…」

 

取りあえず優は全員にホットケーキを配る。

 

湖南「?俺にもくれるのか?」

 

優「当り前ですよ、俺の無茶ぶりに付き合ってくれて有難うございます!」

 

湖南「有難う。…うまいな」

 

優「最高の褒め言葉ですよ。俺は紫さんの所に行ってきますね」タッタッタ

 

優は紫の方へ走っていく。

 

紫「優…体が、痛い…」

 

優「あ~あ、あちこちに刺された痕が…ホットケーキ食べますか?」

 

紫「食べたいっ!」

 

優「じゃあどうぞ」スッ

 

紫「あれ?食べさせてくれるんじゃないの?」

 

優「腕使えませんか?」

 

紫「こんな風に弱っている私に自力で食べろって言うの…?」

 

優「…はぁ、湖南さん、ちょっといいですかー?」

 

優は俺を呼ぶ。俺は優の方へ向かう。

 

湖南「優、どうかしたか?」

 

優「紫さんにケーキを食べさせてあげてもらえませんか?」

 

湖南「何で俺が…」

 

優「俺は紫さんの治療に集中したいのでお願いできませんか?」

 

紫「お願い、私にも…私にもホットケーキを!!」

 

湖南「はぁ…わかったよ。紫さん、口を開けてください…」スッ

 

紫「あーん…。おいしいわぁ♪」モグモグ

 

優「?!(急に怪我が治って来た?!まさか…ケーキを食べたからか?)」

 

優は紫の力に驚き、俺は紫にケーキを食べさせた。

 

 

老b…賢者食事中……

 

 

紫「復活!!いやぁ~、おいしかったわ優♪」

 

優「はい、有難うございます。俺は食器を洗ってくるので一旦失礼します」

 

優は皿などを集め、再び調理室の中へと消えていった。

 

湖南「…見つけるのが早かったな」

 

紫「ふふ、ちょっと違う世界の私、大体5人くらいかしら?に協力してもらったもの」

 

湖南「よく協力してくれたな」

 

紫「別に初めて会う訳じゃなかったからね」

 

湖南(え?それってどういう事…??)

 

紫「まぁ、それは置いといて。今帰る?」

 

湖南「…いや、優に一言言ってからにする」

 

湖南は優が食器を洗い終わるまで待った。数分すると、優が調理室から出てきた。

 

優「ふぅ…やっと終わった…」

 

湖南「優…」

 

俺は早速優の方へ行き、話しかける。

 

湖南「今日は有難うな。俺はもう自分の世界へ帰ろうと思う」

 

優「そうですか…湖南さんにはもっとお礼をしたかったんですけど仕方ないですね」

 

湖南「俺からも礼を言わせてもらうよ。それじゃあそろそろ行こうかな。紫さん、お願いします」

 

紫「はいはい~っと、オープン!」

 

 

『フォン』

 

 

目の前にスキマが開かれる。

 

湖南「じゃあな優、困った時は呼んでくれ。別に違う世界だからと言って遠慮する事はないからな」

 

優「はい!じゃあ湖南さんも困った時は俺を呼んでくださいね!」

 

俺達はお互いの手を強く握りしめる。

 

紫「これが世界を超えた友情ねぇ…いいわねぇ~♪」

 

湖南「さてと…行くかっ!」バッ

 

 

『ズブッ!!』

 

 

湖南はスキマの中へと入って行った。すると、その途端に後ろから爆発音が聞こえる。

 

 

『ズガァァン!!』

 

 

フラン「アハハハッ!やっぱり本気でヤりあった方が楽しいね!」

 

レミリア「ちょっと待ってフラン…ケーキを食べすぎて吐き気が…ウボロロロロ?!!」

 

優「れ、レミリアさんーー?!」

 

紫「…折角良い雰囲気だったのに…」

 

その後、優は汚物処理を行い、フランはレミリアが吐いているのを見て喜び、レミリアは涙目でトドメに『うー☆』と言って倒れた。

そして坂上湖南は無事、元の世界へ帰る事が出来たとさ。

 

 

 

 

湖南「…(お土産にケーキを作ってもらうのを忘れてた…まぁいいか)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この作品をご覧になってくれて有難うございます!銀の鰹節です。
今回は本編から離れて…何と、何と!初コラボでございます!!
今回コラボしてくださったお方は、『沼倉 風太(ヌマクラ フウタ)』様と言うお方で、
【東方風雷郷 ~Last Boy Story~】と言う作品とコラボさせてもらいました!
今回のコラボ、有難うございました!

それと私、大変ビビりな者で自分からコラボの事などを誘えないんですよ。
今回は風太様から問いかけてくれたのでコラボが出来ました。
ですので、もし「コラボしても良いよ」と言ってくれる人が居るのならば、
私の所へ直接メールをしてコラボを実施!と言う感じでやってもらえれば
私は感謝、感激でございます!! 【私のID:118836】
コラボのお誘いは何時でもお待ちしております!
それでは本編の方でまたお会いしましょう!
沼倉風太様、今回はコラボして頂き本当に有難うございました!!
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