幻想郷各地で戦争に向けた特訓をしていた。
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霊夢が永琳の餌食に…(今ココ!)
各地で修業をし始めてから4日後―――
~博麗神社~
優「さて、と…(最近収入源がないから、賽銭するにつれて、一回の賽銭の量が貧しくなってきてる…)」チャリーン
俺は今日、お爺さんに霊夢と手合せしに行くと伝え、博麗神社へ来ていた。取りあえず賽銭をして霊夢を誘き出す。
霊夢「賽銭の音!!」キュイン
ほら来た。
紫「ちょっと、何修行しようとしている時に居なくなっているのよ…!ってあらあら、優じゃない」
優「どうも御無沙汰しております、紫さん」
霊夢「アハハ~♪5銭よ~、5銭も賽銭が~♪」ウフフフ
優「(なんかいつもより金への執着が凄い気がする…)紫さん、さっき修業って言っていましたけど、霊夢も修業中だったんですか?」
紫「ええ、ちょっと奥義のね…。貴方はどうしてここに?」
優「いや、霊夢と手合せしようかな~何て思って来たんですけど…霊夢も修業中なら引き返します」
俺がそう言って背を向けようとした時、紫はニヤッと笑う。
紫「そうだ!じゃあ優も霊夢の修業に付き合ってくれないかしら?」
優「えっ?」
霊夢「ちょっ、紫っ?!」
紫「私ももう霊夢を相手にするのが疲れてきたし、そうしよう!はい、決定~!」
優「紫さんがそう言うのだったら喜んで付き合いますけど…いいのか、霊夢?」
霊夢「だ、ダメダメダメダメ?!!私は、奥義延長の修業しているんだけど、その奥義が自分で止められないのよ?!気付けば優が死んでいた、なんて事があったら…」アワワワ
優「…霊夢、俺も少しは修業したんだ。だから少しは対抗できるはず…!!」
霊夢「でも…」
??「付き合ってもらえばいいじゃないかい、霊夢。もしもの場合があれば私が優を護るさ」
優「何もない所から声が…(何だ、霧のようなモヤが…)」
霊夢「何でアンタが来てるのよ…!!」
霊夢はある声を聞いてムスッとする。すると、漂っていた霧が集まって萃香が出てきた。
萃香「それに優だって修業の成果を発揮したいだろ?」
優「はい、そうですけど…。萃香さん、何であちこちに包帯を…」
萃香「いやぁ、地底で勇義と滅鬼でやりあって怪我しちまったんだ。あぁ、あの戦いは最高に楽しかった…!!」ニタァァ
優「っ?!!」ゾクッ
俺は今感じてはいけない、何かを感じた。その所為か無意識に萃香から目を離してしまった。
霊夢「はぁ…まぁそこまであんた等が言うんだったら大丈夫よね?」
萃香・紫「大丈夫、私達に任せなさい」ニヤニヤ
霊夢(そのニヤニヤした顔が本当に大丈夫か不安なのよ…!!)
霊夢と俺は広い場所へと移動する。
俺は修業で得た力を発揮できると思うと、どうしても口元が上がってしまうのであった。
霊夢「さてと…もうそろそろ始めるのだけれども、その人魂を避難させなくていいの?」
覇奈「!、!」フヨフヨ
優「覇奈さんは俺の手助けをしてくれるんだ。だから避難させる必要はない」
霊夢「そう…(まずは普通のスペカを使って様子見ね。それから奥義。よし、それで行こう…!)」ザッ
萃香「じゃあいくよ~…始めっ!!」
霊夢「霊符『夢想封印』!!」パララララ
優(いきなりスペカか!でも覇気を使えば余裕だな)スッスッスススッ
そう、俺は食義だけじゃなく、覇気や波紋も教え込まれた。だから前よりはある程度、使いこなせるようになっている。
紫「あの密度の弾幕に屈せず、最小限の動きで避けている。被弾はせず、掠りだけでその場を凌いでいるわね…!!」
覇奈「?!、?!」サッサッサッサッ
萃香「そして何気にあの人魂も反射神経いいな。てか人魂に反射神経ってあるんだな」
その後、弾幕を避け続けてスペルブレイクに成功した。…何か覇奈さんが残像を残す程、素早く移動していたのは気のせいだろうか。
霊夢「なっ…?!(あんなすれすれな避け方で1発も被弾せずに回避した?!)」
優「行くぞ…!!」ゴオッ
霊夢「っ?!」キュイン
『ブゥンッ!!』
優は目にも留まらぬスピードで霊夢に殴りかかって来たが、霊夢はいち早く察知し、上空へ回避していた。
霊夢「み、見えなかった…?!」
優「覇奈さん!!!」
覇奈「!」ゴオオッ
『ドカッ!!』
霊夢「い゙っ?!」ヒュゥゥ
後ろからの強い衝撃が霊夢に襲い掛かり、そのまま落ちてゆく。優は落ちていく霊夢に向かって再び殴りかかる。
優「ハアッ!!!」ゴオッ
『ガッ!!!』
優「ぐっ…?!」ビキッ
が、しかし優の拳は霊夢に当たる事は無く、結界によって防がれる。
霊夢「あ、危なかった…!!(結界にヒビが入ってる…優ったら私を殺す気なの?!)それよりも先にあの人魂をやっておいた方が良いわね…!!」キュイン
覇奈「?!」ビックリッ
霊夢はまるで瞬間移動したかのように思わせる程の速さで、覇奈の後ろへ回り込む。そしてそのまま手に持っているお祓い棒で覇奈を殴ろうとするが、予想外の事が起こる。
覇奈「!」キュイン
『スカッ!』
霊夢「えっ?!この…!!」ブンッブンッ
覇奈「?!、?!」キュインキュインッ
なんと覇奈が残像を残す程の速さで、霊夢の攻撃を避けているのだ。霊夢は頑張って叩こうとするも、当たる寸前の所で覇奈が避けてしまい、もぐらたたきのような光景になっていた。
優「【俺から半径12mの空間は俺の空間だ】、空間移動…!」ブゥン
『パッ!』
覇奈「!」パッ
優「すいません、覇奈さん…助けが遅れました」
霊夢「くっ、この…!!」パララララ
霊夢は俺達へ向けて大量の弾幕を放つ。
優「…すいません、覇奈さん。どうやら貴女は此処で退場しておいた方がよろしいようです、『空間移動』」パッ
覇奈「…」ショボーン
『パッ!』
優「さて、このぐらいだったらまだ覇気で避けるぐらいが丁度いいな」サッ
また弾幕と弾幕の間ギリギリを躱し始めた時、俺は気付く。自らピンチの方向へ向かっている事に。
霊夢「ハアッ!!」ズガンッ
優「ぐうっ?!!」バァンッ
なんと俺が回避した所に霊夢が待ち構えており、近距離で弾幕を放ったのだった。俺はすかさず腕でガードするも、威力が強くて弾き飛ばされる。すると後ろにある先程霊夢が放った弾幕に被弾する。
優「ぐああっ?!!」ドガガガッ
だが、俺も被弾するだけじゃなく、被弾する直前に体を霊力で作られたオーラで纏わせたため、無傷に等しかった。
優「あぶね…!!取りあえず距離を置かなくては―――」
霊夢「させないわよ!!霊符『夢想妙珠』!」ズガガガガ
優「ちょっ?!火符『すべて焼き尽くす大華炎』」ボオオッ
俺は直ぐにスペカを発動し、炎の小さい弾幕を広く散布する。そして小さい弾幕に霊夢の弾幕が当たって爆発し、その爆発した威力で他の弾幕も連鎖して爆発する。
爆発した時に煙が発生したのですかさず距離を置く。
優「あ、あぶねー…」
霊夢(そろそろ修業の本題に入らせてもらうわよ…)スッ
紫(やっと発動する気ね、あの子…。さて優がどう対応するのか楽しみね…!)
萃香「さて、もしもの時の為に準備するか」
霊夢は目を閉じて宣言する。
霊夢「『夢想天生』」ゴゴゴゴ
霊夢は空へと浮かび、霊夢の周りに陰陽玉が発生する。
優「な、何だ…?(霊夢がそこに居るんだろうけど…気配が薄くなった?)」
すると霊夢の周りで回っている陰陽玉から大量の弾幕が放たれる。
優「っ?!(落ち着け、ただ弾幕が全て俺に向かって1点集中で放たれているだけだ!大きく横へ避けてから叩き込む…!!)よし…!!」ダンッ
俺は弾幕の軌道上から避けて霊夢へ向かう。
アーレス(馬鹿野郎、追尾弾だ!!)
優「え?」
『ブゥン!』
アーレス「ダメだ、遅い!!ウオオオオ!!!」ズガガガガ
アーレスは、後ろから追尾してくる全ての弾幕を拳で受け止める。
アーレス「何をこっち向いているんだ、前から来るぞ!!」
優「あっしまっ―――」
アーレス「クソオオオォォ!!!」ドガガガガガガッ
俺の反応が遅れたが為に、アーレスは前から襲ってくる弾幕も拳で受け止める。
優「アーレス!!くっ、右目干渉機能起動!………あれ?!干渉機能が…効かない?!」
アーレス「ぐ、うう?!!(一発一発が重い…!!だが猿武を取得していたからこれだけで済んでいる…!)」
優「縛道の八十一『断空』!」ピキーン
『ドガガガ!!!』
優「ぐっ?!(断空にもうヒビが…!!)空間移動!」パッ
俺は断空が割れる前に後ろへ空間移動する。そしてその次の瞬間―――
『バリーン!!』
断空がガラスの様に砕け散る。後ろへ移動していたため、今度はしっかりと対応できた。
優・アーレス「ハアアアアーーーッ!!!」ズガガガ
アーレスと俺は、刀では追いつかないと判断し、弾幕を素手で弾いていた。
優「ぐうっ?!(食義で無駄な動きをなくしているというのにも関わらず押されている…?!)」ドコドコドコドコ
アーレス「チィ…!!(もう拳に覆ってる狂気のオーラが壊れそうだ…!!何時まで続くんだ、この猛攻は…)」ドガガガ
神睡(主よ、我を召喚してくれれば手伝おうぞ!!)
優「(そうか、お言葉に甘えさせてもらうぞ!!)誘え、神睡!!」パキキキ
神睡「承知した!!フハハハ、私は始解すると刃を無くす代わりに2対の刀となるのだよ!斬る斬る斬る斬る斬る斬る!!!」ズババババ
優・アーレス・神睡「ウオオオオーーッ!!!」
萃香「何か優から人がいっぱい出てくるねぇ…」
紫「まだ1分もかかっていないけどいつまで続くのかしらね」
優はその後アーレスと4人の分身を作り(合計8人の分身)、弾幕を受け止め続けた。
~4分後~
『ドガガガガガ!!!!』
優(分身達)・アーレス(分身達)・神睡「ゼェ…ハァ…ゼェ…ハァ…!!」
いつまで弾幕を殴り続けただろうか。もう拳に纏っていたオーラ、霊力は壊れ、素手で殴り続けていた。
紫「すごいわね、あんな事を言っておきながら最長記録を更新しているわ」
萃香「霊夢も凄いけど、優達も凄いね。あんなに腕の回転が速かったら人間の場合、直ぐに体力切れになるけど、あのスピードを4分間も維持しているって事は相当な技を取得したか修業したかだね」
優「もうダメだ…腕に力が…」
アーレス「生憎、俺もだ!もうエンドレスで続けているから意識しなくても殴り続けていやがる…」
神睡「わ、我はこんなに運動した事がないからもう…」ゼェハァゼェハァ
5分が近くなるにつれて霊夢から発せられる光がだんだん弱くなってくる。どうやら時間切れが迫ってきているようだ。
優「(あと、あと少しなんだ…!!一か八かで賭けよう!!)アーレス、神睡!!お前らは俺の体の中に戻って力となってくれ!ラストスパートはそれで乗り切る!!」
神睡「わ、わかった!!」パキンッ
アーレス「ここまで粘ったんだ、最後までしっかりとやれよ」ズズズ
優は分身も消し、全ての力を今に注ぎ込む。
優「…ぅうおおおおおぉぉぉーーーッ!!!」ズガガガガガ
『ズガガガガ!!!!』
俺は直感的に感じ取る。夢想天生はあと10秒ももたないと。俺の体も10秒もたないと。
夢想天生は1秒間に15個程の弾幕が飛んでくる。あと少なくとも150個は弾幕を弾き飛ばさなくてはならない。
優「ぐ、うぅ…?!!」メキッ
腕の速さに体が追いつけず、骨が悲鳴を上げる。だが、それもかまわずに殴り続ける。
優「(霊夢…こんな隠し玉があるなんて知らなかったぞ…!!)ハアアアーー!!!!」
殴り続けて数秒、霊夢の弾幕は途切れる。それと同時に俺の腕の回転も止まる。
優「くそぉ…!!」グラッ
残りの弾幕も弾き飛ばすも、最後の1個の弾幕は俺の体が限界に達したので、弾き飛ばす事は無く、大きな爆発と共に被弾する。
『ズガァァァン!!!!』
優「ガッ?!!」ドサッ
萃香「あちゃ~…惜しかったね、今のを弾き飛ばせれば優の勝ちだったのに…」
紫「…?待って萃香、霊夢の夢想天生は時間切れの筈なんだけれども、まだ微弱にも光を発して宙に居るわ…」
『カァァァァ!!!』
萃香・紫「?!」
夢想天生が敗れ、霊夢が落ちてくると思ったが、逆に強く光り出し、どんどん霊圧が上がる。そして―――――
『ドォオンッ!!!』
特大の陰陽玉が放たれる。大きさは紅魔館をも超える大きさだった。
萃香「ふぇっ?!鬼符『ミッシングパワー』!」ズズズ
『ゴォンッ!!!!』
萃香「ぬぎぎぎぎ…!!!?紫、はやくこれをスキマの中にいれちゃってよ!!」ググッ
紫「こ、こんなに大きいスキマを開くためには力を練る必要があるから今すぐは無理よ!!(今までの夢想天生にはこんなのは無かった筈…まさか変化しているというの?!)」ズズ
萃香「ふぉぉぉぉ?!!重い!思いのほか重い?!は、早くぅ~~…!!」
紫「流石に間に合わなさそうね…仕方ないわ(博麗神社と私達をスキマにいれて回避するしかないようね…)」
優「ぐ、うぅ…(な、何だ?大きい玉が…落ちてきている?霊夢の夢想天生は終わったんじゃないのか…?)」
『チリチリチリチリ…』
萃香「アチッ?!服が焦げてきちゃった?!」
紫「萃香、自分達をスキマに入れて逃げるわよ――――?!」
優「右目…異空間移動!!」ギインッ
優は右目に力を入れる。すると、玉の中心から空間が歪み、歪みの中へ陰陽玉が取り込まれていく。
『ズニュゥゥゥン…!!』
紫「萃香離れて!巻きこまれるわよ!!」
萃香「わ、分かった!?」サッ
優(まだだ…あと少し!!)ビキキ
『ズニュゥゥゥン…!!』
優は何とか巨大陰陽玉を異空間へ移動させる事に成功した。
霊夢も今度はちゃんと地面に落ちてきて、萃香が受け止める。
霊夢「イダダダダ?!!ま、優は大丈夫?!」
萃香「大丈夫だよ、弾幕を1発くらっただけだから」
紫「おめでとう、霊夢。5分17秒、最長記録更新よ」
優「イツツ…もう上半身の力が入らねぇ…」スタスタ
霊夢の元へ優がゆっくりと歩いてくる。
優「霊夢、凄い隠し玉をもっているんじゃん…俺がどれくらい拳で弾幕を弾き飛ばしたと思う?」
霊夢「いや、目を閉じているからよくわからないわよ…」
優「そうだな…1秒間に15個程弾き返して、5分ぐらい弾き飛ばしたから…(えーと、5分は300秒でしょ?15×300だから…4500個ぐらいか)大体4500発ぐらい殴り続けたぞ…そのお蔭で手が赤く染まったよ…」
紫「さて、と…もう永琳には情報を提供してあるから、すぐに治療されなさい♪」フォン
霊夢・優「あっ」
『フォン』
優と霊夢はスキマに飲み込まれ、消えていった。
萃香「うわぁ…絶対スキマから落ちた時の衝撃が痛いでしょ…」
紫「どうせ永琳が治してくれるでしょ?それよりも、今日久しぶりにフリーだから一緒に飲まない?」
萃香「おっいいね~!」
紫「じゃあ白玉楼で幽々子と一緒に飲みましょ♪」
萃香「わかった、私は酒の準備をしてくるよ」サァァ
紫(その無限に酒が湧き出る瓢箪じゃダメなのかしら…?)
~永遠亭・玄関前~
優「れ、霊夢…頼むから降りてくれ…死ぬ…」
霊夢「うっ?!全身筋肉痛だから動けないわよ…!!あ゙っ?!」ビキッ
霊夢と優は紫の手によって、永遠亭の前に落とされ、妹紅が怪我人を連れてくるまで気付かれなかったらしい。
優・霊夢「し、死ぬ…」
この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回は霊夢と優が前に言っていた通り手合せをしましたね。やっぱり夢想天生って強いですね。優の右目の干渉機能すら意味を成さないとは…本当にありとあらゆるものから浮く程度の能力なんですね。
そして紫達はその後に白玉楼で1日中酒を飲んでいたらしく、紫は藍に叱られてしまったようです。(だって妖夢を疲労で倒れさせちゃったんだもの)
それでは今回はここまでにしたいと思います。
それでは次回もゆっくりしていってね!