会議で誰がどこに行くか決まった
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優が力凝縮丸をたくさん作る事に…
~4日後~
優「…(あれ?旧都の道ってこの方向で合っていたっけ?ずっと洞窟だからよくわからないんだよなぁ…)」
あの会議後、俺はお爺さんと戦いまくって仙人モードの練習をした。
優「おっ灯りが見えてきた!こっちで良かったか!」ダッ
灯りに向かって走り出した時―――
『ビンッ!』
優「ん?」
足に何かが引っ掛かった感じがした。その次の瞬間、浮遊感に襲われる。
優「うおおっ?!!」ガササッ
足が宙に引っ張られ、逆さまになる。頑張って降りようとした時、糸のような細長い物が次々に体に巻き付いて身動きを奪われてしまった。
優「ぐ、うう…?!(これは蜘蛛の糸?!ただの糸じゃなく、妖力がしみ込んでいて簡単には取れないようになっている?!)」
体が糸でぐるぐる巻きにされると、今度は顔に巻き付いて来た。
優(い、息が…!!)グルグルグル
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ヤマメ「お!かかってるかかってる、今回迷いこんだ人間はかなり大きいみたいだね~♪」
キスメ「~ッ!」
ヤマメ「何、私にもわけろって?うん、いいよ!これ程大きかったら私1人じゃ食べきれないしね」
パルスィ「大きい獲物を捕まえるなんて妬ましい…!!」パルパル
ヤマメ「わかったわかったって!パルスィにもわけるから!」
勇義「…なぁその獲物から煙が出ていないかい?」
ヤマメ「えっ?…ギャアアア、燃えてるー?!!」
ヤマメ慌てて火を消そうと近づいた時―――
『バァァンッ!!』
ヤマメ「ヒエエェェ?!!爆発したーー!!?」
勇義「おぉ…?へぇ…すまないね、私の獲物だったようだ…!!」
ヤマメ「ふぇ…?」
優「ハァァァ…!!」シュゥゥ
爆発する。その爆発と同時に優が勢いよく飛び出してくる。そして優の隣には、まるで優と同一人物かのような人がいた。
アーレス「…おい、いきなりあんな窮屈な所に呼び出すとかやめてくれよ…」
優「すまんな…俺だけでは力が足りないと判断したのでな(多少、火も使ったから火傷したな…)」
勇義「まさかヤマメの罠に優が入っていたとはな…」
優「ああ、これヤマメさんの罠だったんですか…。すいません、罠を壊しちゃって…」
ヤマメ「い、いや別にいいよ!(あーびっくりした…)」
キスメ「~ッ!」
優「ああ、キスメさんもすいません。餌だと思って期待させちゃいましたね…」
ヤマメ「え…?優がキスメの言う事を理解している?!」
パルスィ「私でも会話できないのに妬ましい!!」パルパル
優「さてと…勇義さん、約束通り来ましたよ」
勇義「ああ、お前は約束を破るような奴じゃないってわかっているさ。ほら、広場に行こうじゃないか。酒のつまみにしたいと観客が大勢いるぞ」
優「そうですか…(酒のつまみに戦闘を眺めるなんてな…)」
俺は勇義達についていき、旧都の内部へと入っていく。そして前にも見た事のある大広場へと辿り着いた。
広場の端っこにはかなりの数の観客がいた。
滅鬼「おーい、怪我すんじゃねぇぞーー!!」
また、滅鬼も例外ではなかった。
優(滅鬼も…これ、旧都の人口の半分以上来ているんじゃないのか?なんかこいしも一瞬、居たような気がするし…)
鬼D「ほら、お前さんも戦闘立ち位置につけ!」
鬼I「姐さんもほら、お願いしますよ!」
鬼O「コングの準備も完了したぞー!」
勇義「なんだか異様に準備が早いじゃないか」
鬼W「こんなにも戦いを待ち望んでる奴がいるんだから当然でしょう!」
勇義「そうか。優、構えな!!」
優「…その杯を離さなくていいのですか?」
勇義「ああ、これが私流だ!この杯の中にある酒を1滴だけでも溢しちまったらお前さんの勝ちだ!」
優「わかりました…!!(相手はあの怪力乱神の勇義さん…絶対に気を抜いてはいけない…!!)」スッ
鬼O「じゃあ行きますぜぇ…始めぇ!!」カーンッ
『ダンッ!!!』
勇義・優「ハアアッ!!!」ガンッ
観客『?!』ドヨヨッ
観客は戦闘が始まった瞬間にどよめく声が聞こえる。それもそうだった。コングがなった瞬間に2人が消え、気付けば中央で拳を交えていたのだから。
観客1「おい、あの人間姐さんの拳を受け止めやがった?!」
観客3「それだけじゃねぇ!まず姐さんのスピードに着いていけていやがる!!」
滅鬼(テメー等はアイツを甘く見すぎなんだよ…!人間だからどうとかじゃなくて、1人の生物としてみたら何もおかしい所はない)
優「ぐ…?!(さすが、勇義さんだ…!!狂気の力と食義を纏って殴りかかっているのに引けを取らないなんて…)」
勇義「…おい優、これでジッとしていても何も変わらないぞ?フンッ!!」ヒョッ
優「足ッ?!」ヒュッ
『ベキッ!!』
優「ッ…!!」ズザザ
勇義が俺の腹目掛けて蹴って来た時、慌てて蹴り返して応戦したが、足首に電気が走ったかのような痛みが流れる。
優「(とりあえずは距離を置けたか…!)まずは…これだ!!行きますよ、勇義さん!『波紋乱舞』」ダンッ
勇義「チッ?!(何だ、あのグラグラした不安定な動きは…!!全く読む事ができない!)ぐっ?!」ガッガッガッ
俺は両腕に波紋を流し、千鳥足で勇義の方へ殴りかかる。
優「ハッ!ヤッ!トウッ!」ヒュヒュヒュッ
勇義「くっ…!!」ガッガッガッ
ヤマメ「うわっ、勇義が押されてる!?そして優は何か読めない動きで攻撃してきてるよ?!」
パルスィ「あ、刀を握ったわ」
優「鉄を伝われ波紋…!!逆刃刀!」ヒュッヒュッ
勇義「くっ…!舐めるな…!!フンッ!!!」バァンッ
優「ッ?!うわあぁぁーー?!!」ヒュゴォォ
『ゴオオッ!!!』
観客『ウオオーー?!!あ、姐さんの強烈な踏込だー?!!』
勇義は優に逆刃刀で切られる寸前に、力強く地面に踏みつけた。威力、速さは常識を超えており、踏み込んだ時の風圧で優もろとも吹っ飛ばしたのであった。
優「な、なんて力なんだ…!!(あの強い踏込で地面にヒビ1つ入っていない?!俺を吹っ飛ばすために、地面は破壊せず、風圧は起こしたっていうのか?!)」ググッ
勇義「さてと…避けれるか?」パァンッ
優「がっ?!」ドッ
勇義が優に向けて、デコピンの構えをし、人差し指を放つ。すると何かが俺の頭を押しのけ、吹っ飛ばす。
観客1「あ、あれは姐さんの技の『指鉄砲』!あの姐さんの力が強すぎるゆえに、空気が一瞬で圧縮され、まるで弾丸のように撃ちぬく、見えない空気弾!!」
観客3「あれ、強い時では岩をも撃ち砕く威力を持っているが…あの人間生きているのか?」
優「イツツ…(咄嗟に、頭を霊力の鎧でガードしたけど一瞬で破壊された…!!)」
勇義「それ、もう1発」パァンッ
優「…右目『瞬間移動』!」ギンッ
『パッ!』
観客1「き、消えた?!」
観客2「アイツは何処に…」
勇義「…!上か!」
優「くらえ!『食義』+『二重の極み』+『見聞色の覇気』を込めた『めり込みパーンチ』!!」
『ガッ!!』
勇義「ぐっ?!」ミシッ
勇義は優の超強烈な一撃を受け止めるも、腕が歪み、体は反動でほんの一瞬動けなかった。
そして優はそこにさらに連撃を加える。
優「螺旋符『螺旋丸』!」ガッ
勇義「ぐっ?!(この技は……危険だ!!)ガアッ!!!」クワッ
しかし、螺旋丸と接触した瞬間に勇義は吠えた。音という力が衝撃波となり、優をまたもや吹っ飛ばす。
優「ぐああっ?!!」ギュンッ
『ズガァァン!!』
しかも今度は勢いが止まらず、観客達を超えて、奥の民家へ突撃する。
優「ぐ、がぁ…(み、耳が…)」キィーン
勇義「…ありゃ、戻ってこないね」
ヤマメ「くぅぅ…勇義からここまで離れているっていうのに耳にダメージが…!!」キィーン
滅鬼「あの威力をあんな至近距離で受けちまった優は…」
優「うあああーー!!」キュイン
優は民家の中から一瞬で、勇義の前へ移動する。そして即座に剣を手に当てる。
勇義「くっ?!(速い!油断した―――)」バッ
優「飛天御剣流―――『九頭龍閃』!!」ズドドドドドドドドッ
勇義「ぐああっ?!!」ズガァァン
そして、お返しだと言わんばかりに優も勇義を吹っ飛ばす。
勇義が持っていた杯は地面へ落ち、酒がこぼれる。
優「ハァ…ハァ…!!」
観客1「に、人間が…姐さんを吹っ飛ばしたーーー?!!」
観客2「こんなの、博麗の巫女達以来だ!!」
優「…ぐあああーーッ?!!」ドガガガッ
全員『何っ?!』
全員が吹っ飛ばされた勇義に気を取られていた時、優がいきなり叫びだし、凄い速さで上空へと飛んでいた。
優「がはっ?!(しまった!九頭龍閃で最後に吹っ飛ばした時に、勇義さんの高速パンチをくらっていたのか!!)」ドガガガ
優はそのままはるか上空へ殴られた衝撃で飛び続け、とうとう地底の天井にまで到達した。
『ビキィィンッ!!!』
優「ガッ…?!(まだ…続くのか?!俺は一体何発殴られていたんだ…!!)」ドガガガ
天井は徐々にヒビが入り、地底が揺れる。
勇義「やばっ、ついやっちまった!」ググッ
ヤマメ「やっちゃったじゃないでしょ?!あの威力は優が耐えられないよ!!」
滅鬼「優…クソッ…!!」
優「ぐ、はぁ…!!(このままじゃ死ぬ!仕方ないけど…能力を覚醒させるしかない!!)能力覚醒――『細胞分裂』!」ジュゥゥ
『ドガガガガガ!!!』
数秒間、天井に押しつけられるが衝撃は止まり、優は落ちてくる。
優「あーあ…(これで一体何年分の寿命が縮んだんだ…?)」スタッ
ヤマメ「ま、優大丈夫なの…?」
優「大丈夫とは言いづらいですね…。怪我の面では問題ないのですが…」
勇義「いや~すまん!ついやっちまったんだ…その怒ってるか?」
優「…いえ、怒ってなど全然いませんよ。むしろ勇義さんと闘えてかなり自信がつきました」
勇義「そうか…そう言ってくれて有難うな。よし、お礼に酒を奢ろうじゃないか!」
優「え゙っ?(何故だろう…急に寒気が…)」
勇義「そうだな…2人で飲むってのも悪くはないが…。飲むんだったら大人数の方が楽しいよな!パルスィ達も来いよ!」
パルスィ「何よ…気前に奢るなんて妬ましい…!!」パルパル
キスメ「~ッ!」
ヤマメ「さすが勇義!持つべき者は飲み友だね!」
優「いや、俺は…ぐえっ?!」グイッ
勇義「さーて、盛り上げるぞー!!」
優「そ、そんな~~~?!!」ズルズルズル
俺は勇義に引きずられて酒屋へと入っていった。
そしてその後の記憶は無く、目覚めると目の前には包帯を巻いた勇義が居たという…。
勇義「お、起きたか!すまないな、無理矢理酒を飲ませちまって…」ボロボロ
優「…あれ?前にもこんな事があったような…(気のせい?)」プルプル
この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回は勇義とのお遊戯でしたね(優の記憶はないけど第2回目のお遊戯もやったようですね…)。良いですか、未成年はお酒ダメ、絶対!ですからね。(捕まるからとかそう言う理由じゃなくて体的にね…)
それでは今回はここで終わりにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!