中学生が幻想入り?!   作:銀の鰹節

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前回のあらすじ
お爺さんが人里へ到着した
 ↓
幽香の木遁・樹海降誕に悪と創造者が…(今ココ!)



#133 『悪の世界』

悪(これで…終わりだァ!!!)バッ

 

悪は華仙、勇義、萃香、幽香の頭めがけて、霊力を具現化させた鋭い槍を放つ。

 

華仙「ッ?!」バッ

 

勇義(ダメだ―――)バッ

 

萃香(避ける事が―――)ヒュッ

 

幽香(間に合わない――)バッ

 

4人の頭に槍がささる直前に、横から紅い高エネルギーの槍が通り過ぎ、悪の槍を砕いていった。

 

悪「何…?」ピキピキッ...バキッ

 

???「あらあら…男でもあろうお前が、女性を後ろから奇襲するだなんて。とんだクソ野郎みたいね…!!」ゴゴゴゴ

 

幽香「あらあら…わざわざ助けてくれたの?ありがとね、吸血鬼さん♪」

 

レミリア「別に助けようだなってお、思っていないわよ?…あ、そう、私はあの野郎に攻撃しただけなの。だから貴女達を助けるつもりだなんて毛頭ないわ」

 

萃香「…(ツンデレ、かぁ…)」

 

華仙「…」

 

悪は地面から出てくる。そしてレミリア達を睨みつけ、こう言い放つ。

 

悪「…例え、女を後ろから奇襲してクソ野郎呼ばわりされようと…卑怯な戦法で勝利しようとも…最終的に勝てばよかろうなのだァァ!!!」クワッ

 

フラン「キュッっとして…ドカン!!」グッ

 

 

『バンッ!!』

 

 

レミリアの横にいたフランが能力で、悪の顔を壊す。悪の体はそのまま倒れる。

 

フラン「最低!!勝ちにこだわり続けて、思いやりとか誇りとかを捨てるなんて!!」

 

悪「おいおい…いきなり頭バンは痛ぇだろ…!!それこそ思いやりっていう物はないのかよ!」

 

 

魔理沙「き、気持ち悪ぃ…」

 

咲夜「頭が…再生してきているの?!」

 

優「あの生命力…多分体をどんなに引き裂いたとしても再生するだろうな」

 

お燐「じゃあ倒す方法がないっていうのかい?!」

 

さとり「いいえ。無い訳ではないわ。優さんの攻撃した箇所だけは再生していないわ。それに先程から観察していましたけど、メイドさんの攻撃も優さん程ではないけど、回復しずらいってことが分かったわ」

 

咲夜「私の…攻撃が?!」

 

 

 

創造『特大加粒子砲』

 

 

 

全員(悪以外)『?!!』

 

地面からスペルの宣言が聞こえ、皆が冷や汗をかく。なぜならば、一瞬にして地面の下から超高エネルギーが生まれたからである。

地面が盛り上がったその時、自分達の足元に巨大な魔法陣が出現する。

 

???「魔法陣結界・反射!!」ピキーン

 

 

『カァァン!!!』

 

 

悪「何?!」ズズズ

 

 

『ズガガガ…』

 

 

その魔法陣のお蔭で、創造者の加粒子砲は反射して、地面に半径20m程の巨大な穴が出来た(直径40m)。

 

レミリア「遅いわよ、パチェッ!!冷や汗を掻いちゃったじゃない!!」

 

パチュリー「ウルサイ。元はといえばレミィが待たずに先に行ったからそんな事になったじゃない…。いくら自分の日光を遮る霧を先に準備出来たからって、私の魔法陣の準備が終わっていなかったらだめでしょう。あとは…」

 

レミリア「わかった!わかったから!私が悪かったってば…」

 

 

『キュインッ!』

 

 

創造者「危なかった…!!」シュゥゥ

 

創造者が地面の上に瞬間移動して現れる。

 

優「…ん?(悪の奴…頭が完全に回復していないから体が動かせないのか?だったら今、攻撃を仕掛ける――)咲夜さん、悪へ攻撃します!!」ギュンッ

 

咲夜「ま、待ちさないよ?!」バッ

 

優と咲夜が、悪に向けて急降下する。咲夜は優から予め受け取っておいた、霊力凝縮丸を2粒摂取し、能力を発動する。

 

咲夜「時よ―――止まりなさい!!」グググ...ピタッ

 

優「(叩き込む――――)うおお、『食義』+『仙人モード』+『悪魔風脚(ディアブルジャンブ)腹肉(フランジェ)ストライク』!!」ゴオッ

 

優は足を炎で包み込み、そのまま悪の腹へと向かって勢いよく落ちてゆく。

 

悪(ぐ…まだ体の回復が―――)

 

 

『ズガァァンッ!!!!』

 

 

大きな土煙をあげ、地面にかなりめり込む。だが、優はすぐに気付く。下には悪がいないという事を。

 

優「咲夜さん、悪がいません!!気を付け―――?!!」バッ

 

後ろを振り返ると、恐ろしい光景が広がっていた。

 

悪「フッフッフッフ…フハハハハ!!!」グッ

 

咲夜(う、動けない…!!)

 

何と悪が咲夜の後ろから空間の裂け目のような所から出てきており、そして咲夜は頭を掴まれて何1つ動けなくなっていたのだった。

 

優「なっ?!(悪の傷が回復していて、時の止まった中で動けている?!そして咲夜さんが捕まっている?!)どうしてテメェがこんな長い時間も動けるんだ!!」

 

悪「フッフッフ…!!何故かって?俺も時を止める能力を使ったからさ…!!そして咲夜が動けない理由も、今は『悪の世界(ザ・ワールド)』だからさ…!!」

 

優「何だと?!お前が時を止められる?!」

 

悪「そうだ…!!過去に咲夜の髪の毛を取り込んだ事があってな…そしたらどうよ、俺の体の中に能力の種が生まれたんだよ!!そのお蔭で短い時間だが、止まった時の中でも動けた…。そしてその種は俺の中で今、急成長し一気に花となった!!」

 

悪は恐ろしい笑みを浮かべて早口で喋る。

 

悪「俺は咲夜の能力よりもその上、『時間を操る程度の能力』の覚醒状態で得とくしたんだ…!!」ニィヤ

 

優「覚醒状態?!」

 

悪「そうだ…。時間をまき戻したり、先送りにさせたり、止めたり…言葉の通り『時間を操れる』ようになったんだよ!!だが、これは100%の能力じゃない…オリジナルを吸収した時、初めて100%となるのさ!!」

 

優「まさか…やめろぉぉぉ!!!(間に合え、右目―――)」

 

悪「遅い!!」ブワッ

 

悪の体から布のような霊力が出てきて、一瞬で咲夜を包み込み、そのまま咲夜を包んだ筈の布が悪の体へと消えていった。

 

優「あ…(間に合わ…なかったのか…?)」

 

悪「フハハハ…!!凄い、体が時を操りたがっているぞぉ!!」ブワァ

 

優「クソォ…クソォォォ!!!」バッ

 

悪「アハハハハハ!!来い、返り討ちにしてやる!!」

 

優が悪へ高速で一直線に向かっていった時、悪に変化が訪れる。

 

悪「んぐっ?!ぐ、ぐ…ごはぁっ?!!」ビシャ

 

悪が吐血したのだった。悪は自分の体に今何が起こったのかわからなかった。そして時も動き出した。

 

 

『グググ・・・!!!』

 

 

優「咲夜さんを…返せぇぇ!!!」ヒュッ

 

悪「ぐあはっ?!!」ベキッ

 

 

『ドガァァンッ!!』

 

 

優渾身のパンチが悪の顎にヒットし、そのまま地面へ殴り飛ばされる。

 

優「うおおおっ!!!」ゴオッ

 

そして優がそのまま怒り任せに、悪へ突進しようとしたその時、優を止める者が現れた。

 

魔理沙「待てっ優!!」ギュンッ

 

優「うぐっ?!」ドスッ

 

魔理沙だった。魔理沙が優へ突進し、優を止めたのだった。

 

魔理沙「そんな風に周りが見えていなかったら、返り討ちにあうぞ!!」

 

優「ッ!!…すまん、魔理沙。助かった…」

 

魔理沙「何か私にもわかんないんだけどよ、何があった?そんなに一瞬で慌てる程の事が起こったのか?」

 

優「ああ…咲夜さんが時を止めて、俺が悪を倒そうと思ったんだが…咲夜さんが悪に吸収されちまったんだ…!!」

 

魔理沙「ハアッ?!ちょ、ええっ?!それってアイツも咲夜と同じ能力が使えるって事か?!」

 

優「いや、それ以上の能力だ。だが、まだ体に馴染んでいないようだ。時を止めてから7秒間。7秒間しかまだ止める事が出来ない。今の時点で倒すんだ!!」

 

悪「ぐぅ…(あの怒りの中でもちゃんと分析していたのか…!!)だが、優…お前、分身から大切な情報が届いているんじゃないか?」

 

優「あ?」

 

悪が言ったその時だった。悪の言った通り分身から連絡が来たのだった。

 

分身の声(す、すまん…俺がやられちまった…)

 

優(やられただと?!敵はどんな奴なんだ?!)

 

分身の声(て、敵は俺…――だ―――)プツッ

 

優「くそっ…(肝心な所が聞き取れなかった…!!)」

 

悪「どうやら今届いたようだな…。人里に居たはずのお前の分身がやられちゃったぞぉ~?人里に、行かなくてもいいのか?」

 

優「?!」

 

悪「お前ほどの強者を倒す相手だ…。博麗の巫女はいけるとしても、その他の戦闘者達は生きていけているのだろうか…そうだな、例を挙げるとしたら…『上白沢 慧音』とか…」

 

優「テメェェェェ…!!!!」ゴゴゴゴ

 

レミリア「優!!貴方は人里へ行きなさい!!」

 

優「レミリアさん?!」

 

レミリア「大丈夫よ。ここには鬼と仙人とドS女とかいるしね。それに地霊殿の主も来てくれているのだから相手の心を読んで弱点を突くだけよ」

 

優「しかし、相手は時を…」

 

レミリア「…私達を何だと思っている。貴方みたいな人間じゃないわよ…?」ゴゴゴゴゴ

 

レミリアから悪に負けを取らない威圧感が放たれる。

 

レミリア「魔理沙!!貴方も優と行きなさい!!」

 

魔理沙「わ、私もここに残るぜ!!」

 

さとり「いいえ、行きなさい!ここでハッキリとした事は、優さんを止める事が出来るのは、今魔理沙さんしかいないという事です!!」

 

魔理沙「!…わかったぜ」

 

勇義「行ってきな、優!!お前の分身がやられるんだ、破壊者並の奴が来ているかもしれんぞ?」

 

優「!……わかりました、絶対に死なないでくださいよ!!(絶対にここへ戻って咲夜さんを助け出す…!!)」バッ

 

魔理沙「ちょ、置いてくなよ?!優ーーー?!!」ビュンッ

 

優と魔理沙は人里へと飛んで行った。

 

悪「…良かったのか?優の分身ぐらいおいておかないと俺の時止めには対応できないのでは?」ググッ

 

悪はゆっくりと立ち上がる。

 

レミリア「…人の能力をまるで自分の能力のように扱いやがって…!!返してもらうわよ、私の最高の従者を!!」

 

 

 

 

 

 

~人里~

 

お爺さん「ぬぅ!?(この死体達…かなりの強者じゃ!!)」ドガガガガ

 

??(男)「お爺さん!!俺の攻撃を受け続けてはダメだ!!途中で避けろ!!」

 

お爺さん「何じゃと…?(…殴られれば殴られる程、威力が…強くなってくるのか?!)」

 

??(女)「お爺さん避けて!!」ズギュンッ

 

お爺さん「グフッ?!」ドキュンッ

 

女性の死体がお爺さんに向けて放った物が、お爺さんの胸に貫通し、お爺さんが吐血する。

 

??(男)「…!!(ダメだ…この人、避ける事が今は出来ない!!)すいません、お爺さん――」ボオッ

 

お爺さんが膝をついた所に、男性の死体が腕を燃やして、お爺さん目掛けて殴りかかった。

 

 

???「『空間移動』!!」

 

 

『パッ!』

 

 

??(男)「消えた?!」ブンッ

 

 

『ズガァァン!!』

 

 

死体の男性が放った拳は、空をも威力とて飛び、強力な大砲となって地を抉ったのだった。

 

??(男)「この力…明らかに生前の全盛期の体へ戻されている!!」

 

??(女)「私もだわ…まだ貴方と死闘を繰り広げていた時の力に戻っている!!」

 

 

 

優「お爺さん、大丈夫ですか?!」

 

お爺さん「ぐ、ぐふっ…ぜ、全然!掠り傷じゃ!」

 

魔理沙「お爺さん、嘘はいけないぜ。それは『掠り傷』じゃなくて、『大怪我』だぜ!」

 

??(男)「…どうやらあのお爺さんはさっきの子に助けられたようだ」

 

霊夢「優~~~!!」

 

??(男)・??(女)「えっ?『優』?!」

 

優がお爺さんを抱えている所に、霊夢が上空からやってくる。

 

優「霊夢、分身はどいつにやられた!?」

 

霊夢「あの2人よ!」バッ

 

霊夢が指さした先には、懐かしいような顔が見えた。

 

優「…あんた等か(お爺さんを倒す実力…かなりヤバいな。…といううか俺の親の顔に似てるからメッチャやりづらいな…)」

 

優が死体(男と女)をみてそう思う。すると、死体(男)が優に話しかかて来た。

 

??(男)「ちょ、ちょっと待った!お前、名前は何て言うんだ?!」

 

優「?…佐藤 優だが」

 

??(女)「親の名前は、『佐藤 剣魔』と『佐藤 英理』?」

 

優「…おい、ちょっと待って。え?え?えぇっ?!」

 

優と死体(男)と死体(女)は目を丸くする。

 

??(男)・??(女)・優「もしかして…」

 

霊夢・魔理沙「…?」

 

優・??(男)・??(女)「本当の…俺の親ぁ?!|俺(私)達の子ぉ?!」

 

霊夢・魔理沙「え、えええぇぇぇぇぇええぇぇぇ?!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 




この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回は、悪のとんでもない力が判明…っていううか取得しちゃいましたね。レミリア達は咲夜さんをどう取り戻すのだろうか…。
そして最後ら辺では、まさかの再会?!これからどうなっていくのだろうか…?
それでは今回はここまでにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!
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