中学生が幻想入り?!   作:銀の鰹節

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前回のあらすじ

優と魔理沙が悪、破壊者と戦う(今ココ!)


#141 創造者VS霊夢

霊夢「さてと、優から力をもらってるし最初っから全開で行くわよ…!!」

 

創造者「…お前も龍神と同じ所に送ってやろう。お前の能力は『空を飛ぶ程度の能力』、完全に俺の能力の方が上だ」

 

霊夢「そう…。私はスペカ2枚で受けて立つわ」

 

創造者「弾幕ごっこ、か…。いいだろう、最後の弾幕ごっことさせてやろう…!!」

 

霊夢「行くわよ…!!」バララララ

 

創造者「流石は巫女、弾幕量も密度も恐ろしいな。それに威力もそこそこだ。創造『心の壁』」カーン

 

霊夢「…(見えない壁で防がれている…。だったら札で確かめてみようかしら)ハッ!」ヒュッ

 

霊夢から大量の札が創造者に向けて放たれる。弾幕が防がれている壁の手前で札同士がぶつかり合い、壁を回り込むように破壊者へ向かって行く。

 

創造者「なっ?!(心の壁に張り付いた札もある…!!これでは確認が難しい!回り込んでくる札はまだ壁でカバーできる範囲だな)」カーン

 

霊夢「成程ね。正面と左右までなら壁を作れるようね。でも後ろは作る事が出来ない…!!」バッ

 

霊夢が札を遠隔操作し、壁に張り付いていた札を一斉に創造者の真後ろにまで壁を伝わせる。

 

 

『ワサワサワサ…!!』

 

 

創造者「くっ…!!」グルッ

 

創造者は後ろへ振り向き、札の侵入を防ぐ。だが、直ぐに創造者は気付く。霊夢に背を向けてしまっていると。

 

創造者「しまっ―――」バッ

 

霊夢「遅い!!霊符『夢想封印』」ズガガガガガ

 

創造者「ぐあっ?!」ドガガガガッ

 

 

『ピチューン』

 

 

創造者は霊夢の夢想封印を近距離で受ける。

 

霊夢「貴方の負けよ。おとなしくどいてなさい…って言っても無駄な様ね」

 

創造者「ぐっ…!!もう弾幕ごっこは止めだ、全力でお前を倒す!!」

 

霊夢「私が使えるスペカはあと一枚…その一枚で貴方を倒す」

 

創造者「ごっこを捨てた俺に、一枚のスペルで勝とうなど甘すぎる!!優なら可能かもしれんがな!創造『-273℃の火球』」ヒュォォ

 

破壊者は手から直径3m程の蒼い炎の火球を放つ。

 

霊夢「速いッ?!」サッ

 

 

『パキキキ…!!』

 

 

霊夢「?!服が…(あの炎に掠った所が凍った?!それに若干肌が凍ってる?!)」

 

創造者「避けたとしても、その火球から50cm以内に入っている物質は瞬間的に凍らされる。さて、何発持つかな?」ヒュォォ

 

創造者はそう言って、手からどんどん発射させる。

 

霊夢「くっ…!(まずいわね、体温が下げられて動きが…)」ピキキキ

 

霊夢は次々に襲ってくる蒼い火球を避けるも、徐々に凍っていっていた。

 

霊夢「こうなったら…!!」カァッ

 

創造者「?!」

 

 

『ボンッ!』

 

 

霊夢は自分の弾幕同士をぶつけ、爆発を起こす。煙が発生するが、直ぐに霊夢は出てきた。

 

 

『ボシュッ!』

 

 

創造者「成程、爆発で凍った所をとかし、動きを元に戻したか!だが…終わりだ。上を見てみろ」

 

霊夢「?!」

 

創造者の言った通り上を見てみると、空から先程から撃たれていた火球が落ちて来ていたのだった。

 

創造者「わかるか?!つまりお前は上から降ってくる火球にも、俺が放つ火球も避けなくちゃいけないんだよ!チェックメイトだ!!」ボヒュンッボヒュンッ

 

創造者は撃つペーツをあげ、完全に霊夢の逃げ道を無くす。

 

 

『パキキキキ!!!』

 

 

そして霊夢は火球に当たり、全身が一瞬で凍りつく。一球だけじゃなく、空からまだまだ降ってくる火球が霊夢を極限にまで凍らせたのだった。

 

創造者「スペルを一枚も発動する隙が無かったようだな。だが、もう大丈夫だ。じきにこの世界ごと消える」

 

霊夢「そーかしら?」

 

創造者「――ッ?!な、何故生きている博麗霊夢?!お前は凍らせた筈…」

 

創造者は理解できなくなった。先程、霊夢が凍った所を見ると、しっかりと凍っている霊夢が居るのだ。だが、目の前にも霊夢が居たのだった。

 

創造者「お、お前は優の様に分身する能力などないだろう?!なぜ2人…」

 

霊夢「あれは札と霊力の組み合わせを利用した、人形よ。弾幕を爆発させたのは凍った所をとかすだけでなく、人形を作る為の目くらましでもあるわ」

 

創造者「―――!(そうか!弾幕の煙で俺が確認できないようにして、人形をつくる。その人形が出来たら、煙から人形を放ち本体はその煙の中で待機し、俺と人形を戦わせる。そういう戦法だったのか!)」

 

だがそうわかった所で疑問が生まれる。

 

創造者(いや、だったら何故俺が人形を攻撃している間にアイツは俺に攻撃してこなかったんだ?もしかすると、弾幕ごっこのルールなのか?)おい、何故俺が攻撃している時に、倒そうとしなかった」

 

霊夢「それは力を溜めていたから、とでも言っておこうかしら。でも、もう私を止める事が出来ないわ」カァァァ

 

すると霊夢が光り始める。その光はだんだんと強さを増していた。

 

創造者「(何かが――ヤバい…?!)させるか!!創造『-273℃の火球』」ヒュォォ

 

創造者は連発で放つ。霊夢は火球が放たれたと同時に宣言する。

 

霊夢「『夢想天生』」スッ

 

霊夢が目を閉じると、放たれている光は最高潮となり、陰陽玉が数個発生し、霊夢の周りを旋回する。

そこに火球が通り過ぎるが、何も変化は起きていなかった。

 

創造者「な、何っ?!火球が…効かないだと?!」

 

次の瞬間、旋回していた陰陽玉から連続で弾幕が放たれたのだった。

 

創造者「ぐっ!(数は多いが狙いが一定方向にしかなく、周りにはなんの弾幕も無いから避ければいいだけの事だ!)」バッ

 

創造者は大きく後退して、飛び上がる。だが、弾幕はそのまま地面にぶつかる事は無く、そのまま創造者へついて行ったのだった。

 

創造者「何だと?!くっ、創造『無限の闇』」ブワッ

 

創造者は咄嗟に別世界への入り口を開く。その別世界へ弾幕が入ってくれればいいのだが―――

 

 

『スカカカカ…!!』

 

 

創造者「ぐはっ?!!」ズガッ

 

なんと、その入り口を通り抜けて創造者に被弾したのだった。

 

創造者「そ、そんな…?!(例え、何かを間に挟んだとしても通り抜けて俺だけに当たるのか…?!それに弾幕一発一発が強すぎる…!!)」ズガガガガッ

 

創造者はそのまま連続で被弾し続け、地面へと押し付けられる。

 

 

『ドガガガガガガ…!!!』

 

 

創造者「ぐほっ…?!(ダメだ…体が動かない!!この弾幕は一向に止まる気配がない…俺の、負けだな…)」スッ

 

創造者は強制的に意識を失わせ、戦闘を放棄したのだった。

 

 

 

 

 

~数十分後…~

 

 

『ヒュォォォ…』

 

 

霊夢「…何、コレ…」

 

夢想天生が切れ、霊夢が目を開けると、目の前の地面には人型の穴が空いており、地中の奥深くまで続いていた。

 

霊夢「…死んでは…いないわよね?うん、きっと死んでない、生きている。よし、優の所へ行こう」クルッ

 

 

『ズガァァァン!!!!』

 

 

霊夢「何っ?!(あの方向…優が戦っている所だわ!)急がなきゃ…!!」バッ

 

霊夢は空で起きた大きな爆発を見て、優の所へと急ぐのであった。

 

 

 

 

~優の居る所~

 

優「霊夢達の方は大丈夫なのだろうか…くっ?!」ガクッ

 

優はあのモードの反動で、膝が落ちる。すると、自分を呼ぶ声が聞こえる。

 

霊夢「優ーー?!大丈夫ー?!」ヒュォォォ

 

優「良かった、霊夢は無事か…。ま、魔理沙は?!」

 

霊夢「優?!悪はどうしたの?」

 

優「思いっきり上空で爆発させた。だから何処かで気を失っている筈だ。それよりも魔理沙はどうだ?!」

 

霊夢「魔理沙がまだ来ていないの?!ちょっと行ってく―――」

 

?「その必要は無い!!」

 

優・霊夢「えっ?!」

 

上から聞こえる筈のない声が聞こえる。恐る恐る見上げてみると、そこには所々出血している悪が居た。さらに、悪の手には破壊者、創造者、魔理沙の3人が居た。

 

優「くっ…!!あの爆発をどうやって耐えた?!そして魔理沙を返せ!」

 

悪「フハハ…!さすがに危なかったぞ、能力を発動しなければなぁ!!お前ならわかるだろう、この3人をどうするのかを…!!」ブワァ

 

悪はそう言って体から霊力の布を発生させる。

 

優「おい、待て?!その2人はお前の仲間だろ?!おい?!」

 

悪「吸収!!」ズッ

 

悪は3人を布で包み込み、一気に吸収した。すると悪の傷がどんどん消えていった。

 

悪「これで俺は…全てを創造し、全てを破壊し、全てを吸収し、全てを我が物と出来るようになった…。誰も俺に敵わねぇ!!」

 

優「くっ…!!今はどうすれば…(力も溜まっていないし、反動で動きが鈍いし…能力とかも一定時間使えない!)」

 

悪「…そこにいるのだろう、八雲紫!!(空間を裂く程度の能力、発動)」ブンッ

 

 

『ベリッ!!』

 

 

紫「がっ…?!そんな、何故…?!」ブシュッ

 

悪「俺はどんどん進化しているぞ…スキマの中にいるお前達も手に取るように感知できる…!!」

 

紫「…ッ!!ふざけるなッ、人間風情が…!!」ゴゴゴゴ

 

悪「っ?!(な、なんて妖気、そして殺気…今動いたら殺されると俺の本能が叫んでいて、動けない…)」ピリッ

 

紫は体の表面を削られるも、妖怪の本性を露わにし、悪を威圧する。

 

優「悪が固まってる…。ん?」チャキンッ

 

優は立ち上がろうとした時に、木刀と逆刃刀についている博麗の札が目に入る。そして優は何かを考え付いたかのように笑った。

 

優「これに賭けてみるか…!!」ペリペリッ

 

霊夢「優?!一体何を…」バッ

 

霊夢が優を止めようと腕を掴んだ時には、既に2本の刀に貼られていた札を剥がされていた。

すると、2本の刀がまるで共鳴するかのように震えだし、宙へ浮かぶ。

 

 

『カタカタカタカタ…!!』

 

 

霊夢「刀が…浮いている?」

 

宙へ浮かんだ刀はだんだんと光が発生させ、やがて辺りを照らす程の眩い光を放つようになった。

 

優「…?!まさか、2本の刀が融合しようとしているとでもいうのか?!」

 

その後、優が言った通り光は1本の刀となり、光も少し弱くなった。

だが、光の刀は次の瞬間に消えたのだった。

 

 

『パッ!』

 

 

霊夢「消えた?!一体何処に…。え…まさ、る…?」

 

霊夢は優の方へと振り返ると、顔が青くなっていった。何故なら、優の頭に光の刀が刺さっていたのだ。

 

優「あ…が…」ドサッ

 

優は目を開いたまま、その場に倒れるのであった。

 

 

 

 

 




この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回はちょっと短くなってしまいましたね。短くなった方が皆さんにとっては読みやすいかな?
さて、本編は霊夢VS創造者でしたね。見事、夢想天生が決まり創造者を撃破。これでもう解決――かと思いきや悪が生き残っており、気を失った破壊者、創造者、魔理沙の3人を吸収してしまいました。
そして頭に光の刀が刺さって倒れてしまった優…今後一体どうなるのでしょう。
それでは今回はここまでにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!
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