中学生が幻想入り?!   作:銀の鰹節

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今回、一部だけ戦闘表現が存在します。それをご理解した上でご覧ください。
それではどうぞお楽しみください↓↓


【中学生が幻想入り?!】エピローグ  7年後の世界

優と霊夢が結婚してから約7年後、幻想郷にはヤンチャ者が少なくなり、すこ~しだけ落ち着きが存在していた。。

 

??「チョウチョーーッ!!」マテーーッ

 

そして博麗神社の境内では、少女が無邪気に蝶を追いかけていた。

その様子を見ていた男性が少女に向けて言った。

 

?「お、おい?!木とかにぶつかるからちゃんと前を向いて走れよ?!」

 

??「大丈夫だよ、おとーさんッ!!」タタタッ

 

しかし少女は男性の言う事に返事をしただけで、しっかりとは話を聞いていなかった。

やがて、男性が言った事は現実で起こる事となる。

 

 

『ゴンッ!!』

 

 

少女は目の前にある木に気付かず、ゴンッという痛々しい音を発して木に勢いよく衝突した。

 

?「い、言わんこっちゃっない?!大丈夫か『美華』?!」

 

美華と呼ばれた少女は、ゆっくりと起き上がる。

 

美華「う、あぁ…!!」プルプル

 

そして男性の方へ振り返ると、美華という少女は目に涙を浮かべており、溢れ出す寸前だった。

 

美華「お゙どぉ゙ぉ゙ざぁ゙ぁ゙ん゙ッッ!!!」ウワァァーーンッ

 

?「はぁ…だから言っただろ、前を見ろって?っと、ぶつけた所をちょっと見るからな――」スッ

 

男性はしゃがみ、美華がぶつけた所を見る。そこは赤くなっており、膨らんできていた。

 

?(なぜ上を見ているのにおでこをぶつけているんだ?わからないけど…たんこぶ程度にはなるな)

 

男性が美華のぶつけた所を見ていると、美華の泣き声を聞きつけたのか中から女性が出てくる。

 

??「美華の声が聞こえているけど何かあったの、優?!」タッタッタッ

 

優と呼ばれた男性は、美華を抱き上げて女性の方へと歩む。

 

優「霊夢…いや、前を見ないで走っていたから木に衝突したんだ。おでこをぶつけたらしくて、たんこぶができるかなって感じだ」

 

霊夢「えぇっ?!ちょちょちょ大丈夫?!」

 

美華「お゙がぁぁざぁぁん゙!!!ぅあ゙あ゙あ゙あ゙ーーッ!!?!」

 

霊夢「(額が赤くなっているだけ、ね…)もぅ、何の為に父親が傍に居るのよ!!」ガッ

 

優「すっスマンッ?!」

 

霊夢は優の足を思いっきり踏み込む。子供の怪我を防いだりする為にいるので、当然の報いだった。

その時、空から箒にまたがって女性が降りてきた。そしてその女性の後ろには、

人形を宙に浮遊させている女性もいた。

 

???「魔理沙お姉ちゃんが遊びに来てやったぜ―――って何だ?!事件か?!事故か?!」

 

???「あらあら…おでこが腫れているわね…。一体何があったの?」

 

霊夢「魔理沙にアリスったら聞いて?!優が美華の傍に居たのに怪我をさせたのよ?!

 

   貴女達からも何か言ってやってよ!」

 

霊夢の一言に、魔理沙と呼ばれた箒にまたがっている女性と、アリスと呼ばれた人形を宙に浮かせている女性が目をギョッとさせる。

 

魔理沙「まっ優、お前は何をやっているんだ?!」

 

アリス「貴方、父親ならしっかりと娘を護ってやりなさいよ!!」

 

優「は、はい…返す言葉もございません…」

 

優はその後、魔理沙とアリスに10分程説教されたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

優「み、美華…すまないな、お父さんが傍に居ながら怪我をさせてしまって…」

 

美華「…?お父さんどうしたの?」

 

美華は落ち込んでいる優に問う。しかし優は答える事はできなかった。

おっと、そういえば紹介を忘れていた。俺は『博麗 優』。

元の苗字は佐藤だが、博麗神社の巫女『博麗 霊夢』と結婚し、博麗を優先させた為、博麗と名乗っている。

そしておでこにたんこぶが出来たこの少女は俺達の間に生まれてくれた、『博麗 美華』。

次期の『博麗 霊夢』の後継者とされている。

 

美華「?どこか痛いの?美華が治してあげるよ…?」バチバチッ

 

美華はそういって、掌から金色の電流らしき現象を発生させる。これは『波紋』という物だ。

俺が使えるからなのか、遺伝して生まれつき波紋を使えるようになっているのだ。

 

優「いや大丈夫だよ、美華…」

 

魔理沙「ほら美華ッ!こっちに来いよ、お姉ちゃんが一緒に遊んでやるぜ!」

 

美華「マー姉!美華ね、ピカーってなるレーザーを見てみたい!」

 

魔理沙「マスパだな?よっしゃあ、お姉ちゃん張り切っちゃうぞ~!!ほら、外へ行こうぜ!」

 

美華「うんっ!」テテテ...

 

美華は魔理沙の後を小走りで追いかけていった。

 

アリス「かっ可愛い…!!」

 

霊夢「当り前よ、何たって私の子なんだからね!」

 

優「そうだな、霊夢の子なんだから可愛いのは当たり前だな」

 

霊夢「なっなに真顔でそんな事を言っているのよ?!馬鹿じゃないの?!」

 

優(照れてる霊夢…可愛いな)

 

アリス「…ねぇ優、私にも美華ちゃんみたいな子を作ってくれないかしら…?」

 

優「え…それはちょっと…」

 

霊夢「あ、アンタ?!なに人の夫を盗もうとしているのよ?!」

 

アリス「じょ、冗談よ…何ムキになっているのよ…」

 

優(いや、あれはガチだ…。長く知り合いをやっているからわかる。あれは冗談じゃなかった)

 

アリスが変な事を言っていたが、その数分後に美華と魔理沙が帰って来た。

 

美華「ただいまーッ!!」ドタタタッ

 

優「あっ、ちゃんと靴を揃えて入りなさい!」

 

魔理沙「別にそれぐらいいいじゃないか。大人になったらちゃんとできるようになるって!」

 

優「…じゃあ大人の魔理沙に聞こう。家に入る時は靴を揃えているか?」

 

魔理沙「…さぁてと、そろそろキノコを集めて実験しなくちゃなぁ~っと…」

 

優「おいコラ、なに逃げようとしているんだよッ――――」

 

魔理沙「ヤベッ?!(あの目…美華に説教していた時の目だ?!逃げるしかないッ!!)

    そうと決まれば即行動ッ!!」ガッ

 

アリス「えっ?!あっ、ちょっ…?!次は私の番なのにーーーッ?!!」グイッ

 

魔理沙はアリスを掴み、そのまま博麗神社から高速で出て行った。

 

優「相変わらず逃げ足の速い奴だ…」

 

霊夢「そうね…魔理沙は今じゃあの天狗を追い抜いて幻想郷一の速さを誇っているからね…」

 

魔理沙達が飛んで行った方向を眺めていた時だった。

鳥居の奥から女性が走って来たのだった。その女性は、人里で寺子屋の教師をやっている

『上白沢 慧音』だった。

 

慧音「たっ、助けてくれ?!親子連れが昨日、山菜取りに行ってから帰ってこないんだ!!」

 

優「な、何だって?!わかりました、今すぐに―――」

 

霊夢「待ちなさい」ガッ

 

霊夢は人里の方へ向かおうとした優を引き留める。

 

霊夢「貴方はこの後に紅魔館で仕事があるのだから、ここは私に任せて頂戴」

 

優「俺なら空間能力で直ぐに見つけられる筈だ!」

 

霊夢「私だって大丈夫よ。だって『勘』があるのだもの。私の勘は今まで65%の確率で当たっていたけど今じゃ98%の確率で当たるわ。だから大丈夫」

 

優「そうか…わかった。霊夢に任せるよ」

 

霊夢「ありがとう。あ、美華を連れて行ってあげて。直ぐに私が帰って来れる訳じゃないからね…」

 

優「ああ、分かった。美華、お母さんが仕事に行ってくるから『行ってらっしゃい』は?」

 

美華「行ってらっしゃい、お母さんッ!」

 

霊夢「ええ、行ってくるわね。いい子にしてお父さんといるのよ?」バッ

 

霊夢はその場から飛び立ち、人里の方へと慧音と共に向かった。

 

優「さてと美華、俺達も行くよ。落ちないようにしっかりと掴まってろよ?」

 

美華「うんっ!」

 

 

『ダンッ!』

 

 

優は美華を抱えて強く地面を蹴る。そしてその勢いを加速させ、そのまま上空を飛行する。

 

美華「お父さん見てみて!鳥さんだよ!!」

 

優「ああ、綺麗な鳥だな。美華は鳥が好きか?」

 

美華「うんっ!ホーホケキョって鳴く鳥が好きなの」

 

優「鶯か。その鳥は俺も好きだな」

 

優は美華と話をしながら紅魔館へと飛んでゆく。だが途中で、美華が下へ指をさした。

 

美華「あっお父さん、アレ!!」

 

優「何だ、下の方に何か居たか?」

 

美華「ほら、人が襲われている!」

 

優「ほ、本当か?!一体何処に…」

 

優は目を凝らしめて下をじっくりと観察する。すると木と木の小さな間から、人が何かから逃げているのが見えた。

 

優「美華よく見つけたな!?(障害物がある上に遠くて見えないぞ?!…ま、これも子供ならではの力かもな)」

 

優はゆっくりと下降していき、地面へと着地する。

 

優「っと…。さて、襲われている人は何処にいる?」

 

美華「多分アッチ!」

 

美華がまた指をさした。霊夢の勘まで遺伝しているのか?

 

優「わかった、こっちだな?」ダッ

 

美華が指さした方向へ数十m走ると、奥に人影が見えた。

 

男「だ、誰かぁっ?!助けてくれぇ?!!」

 

妖怪「久しぶりの飯だぜ…ちと痩せていて物足りないが2ヶ月ぶりだ!ガブッといかせてもらうぜぇ~?」グパァア

 

男「ヒアアアーーッ?!!」

 

優「させんッ!!」ヒュッ

 

妖怪「ぐおおっ?!」

 

優は妖怪に殴りかかり、間一髪で男を助けれた。しかし妖怪は直ぐに起き上がる。

 

優「言葉を話せる知力を持った妖怪か。これは運がいいな」

 

妖怪「ぐっ、テメェ…人間か!!俺の食事を邪魔しやがって…貴様も喰ってやる!!」ダッ

 

優「(怒りで我を忘れている…)近距離戦か。いいだろう、久々の運動にもなるだろうからな」

 

男「あ、アンタは…!」

 

優「すまない、美華を見ててくれないか?」

 

男「わ、わかりやした…」

 

優は抱きかかえていた美華を下ろすと、拳を握って構える。

 

妖怪「死ねェェェェッ!!」ヒュッ

 

優「そこだッ!」ヒュッ

 

 

『ガッ!』

 

 

妖怪「ぐおっ?!」

 

優は妖怪の攻撃をすれすれで避けて、顎にアッパーをくらわせる。妖怪はグラグラとよろける。

 

優「どうだろうか、ここは見逃してくれないか?」

 

妖怪「ぐぅ…!!(この妖怪の俺が人間ごときに負けるだと?!)ありえんッ!キエエエエッ!!」バキャッ

 

妖怪は脇腹から大量の手を飛び出させる。

 

妖怪「俺は百足の妖怪でさぁ…!!我が百裂乱れ打ちには敵うかな?!シャアアアアアッ!!」ヒュヒュヒュヒュッ

 

優「百本の手か…いいだろう、2対100だ!!」ドガガガガ

 

優は妖怪の百の拳の連続攻撃にも怯まずに、互角で殴りあっていた。

 

妖怪「ばっバカな?!お前は手が二個で俺は百個なんだぞ?!お前本当に人間か?!」

 

優「あぁ、人間だ。だが、ちょっとばかし異常だがなッ!オラァッ!!」ドゴッ

 

妖怪「プゲラァッ?!」ベキッ

 

優の一撃が妖怪の顔に当たり、妖怪は3m程後ろへ殴り飛ばされる。

 

優「理解したか?今回はこれに免じて手を引いてほしい。俺はお前の命を奪うつもりはないからな…」

 

妖怪「ぐ、うぅ…!!今回だけだ、クソッ…」

 

妖怪が去っていく途中で優が声を掛ける。

 

優「おい、これをやるよ」ヒュッ

 

妖怪「?!」パシッ

 

その時に優は妖怪に小包を投げ渡す。

 

優「飢え死にされても後味が悪いし、その後に人間を食われても最悪だからな。だからそれを食っとけ」

 

妖怪「これは…にぎり?!いいのか、食っても…?!」

 

優「ああ。それよりも、アンタ大丈夫か?」

 

男「あ、有難うございます!!助かりましたぁ!!」

 

優「大丈夫そうだな。行くぞ、美華」

 

美華「分かった!じゃあね、妖怪さん!」

 

妖怪「ま、待ってくれ!!アンタ、名前は何て言うんだ?」

 

優「…『博麗 優』だ」バッ

 

優はそういって再び紅魔館を目指して飛んで行った。

 

妖怪「博麗…優、か…。(強い奴にも、いい奴はいるんだなぁ…)」

 

男「ああっ?!しまった、連れと逸れちまった事を言うのを忘れてた?!待ってろ、今探しに行ってやるからな…!!」

 

 

 

 

 

 

~紅魔館~

 

レミリア「遅い!!」

 

優「すいません」

 

優が勤務時間に5分程遅刻したため、紅魔館に着いたと同時にガミガミと怒られていた。

 

フラン「お姉様、あまり優を虐めないで!!」

 

レミリア「フラン、貴女は黙っていなさい。そして優…聞くけどその隣にいる娘は誰よ?」

 

優「あ、あぁ!そういえばレミリアさんが美華と最後にあったのは赤ん坊の頃でしたよね!」

 

レミリア「みっ美華?!えっ、もうそんなに大きくなったの?!」

 

美華「え…う…」

 

フラン「お姉様、怖がらせているでしょ!!ねぇ、私は『フランドール・スカーレット』。

    フランって呼んでね!あなたの名前は?」

 

美華「え、えと…美華、『博麗 美華』だよ…」

 

フラン「そう、美華これからよろしくね!」

 

美華「う、うん…!」

 

フランと美華はお互いの手を握る。

 

パチュリー「レミィ、こどもの対応が全ッッ然なってないわね…レミィがあの子に話しかけた時涙目になってたわよ。ほんと、妹様がナイスフォローって感じね」

 

レミリア「パ、パチェ?!そ、そんなに強く言わなくてもいいじゃないの?!

 

咲夜「優、ちょっと来なさい…」

 

優「はい?何でしょうか…」

 

優は咲夜に呼ばれて、その部屋から出て行った。

 

フラン「ほら、お姉様も!」

 

レミリア「えっ?!あ、うぅ…。わ、私はこの紅魔館の主、『レミリア・スカーレット』よ!」

 

美華「私は『博麗 美華』!よろしくね、レミちゃん!」

 

レミリア「レ、レミちゃんですって?!」

 

パチュリー「プッ…!良かったわねレミィ。貴女もプフッ仲良くなれたじゃないクスクス…!!」

 

レミリア「わ、笑わないでちょうだい、パチェ!!」

 

美華「そうだ、レミちゃんには気持ちいい事をしてあげる!」パチパチッ

 

美華はそういって掌から金色に輝く電流らしきものを発生させる。そう、『波紋』だ。

 

美華「これでお父さんとかお母さんとかマー姉に触ると『気持ち良い』って言ってくれるんだよ!はい、握手!」

 

レミリア(な、何かしら?急に悪寒が…)

 

フラン「お姉様も手を出しなよ!」

 

レミリア「(き、気のせいよね…?)え、えぇ。よろしくね、美華―――」スッ

 

美華の手とレミリアの手が触れた瞬間だった。

 

 

『ヒギャアアアアアッ?!!!』

 

 

パチュリー「レミィ?!(美華と触れた部分がとけている…?!)この感じ、日光に当たった時と同じ?!いやそれ以上?!」

 

レミリア「て、手がぁ?!」ジュワァァ

 

美華「だ、大丈夫?!このバチバチは治す力もあるから、今治してあげるね!」バチバチッ

 

 

『ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ?!!』

 

 

『バンッ!』

 

レミリアの悲鳴が響き渡ると同時にドアが勢いよく開かれ、咲夜と優が慌てて戻ってくる。

 

咲夜「お嬢様?!」

 

優「レミリアさんッ?!み、美華ーーッ?!おおお、お前は何をやっているんだーー?!!」

 

その後、レミリアは咲夜とパチュリーの適切な処置によって一命を取り留めた。

そして美華は優から「フランとレミリアには使っちゃダメ!」と強く言われたのだった。

 

 

 

~人里では~

 

男「巫女さん、ありがとうごぜぇやした!!お蔭で連れ共々無事に帰って来れやした!」

 

慧音「私からも礼を言おう。ありがとう!!」

 

霊夢「いいのよ。報酬は後で優に持っていかせるから、待っといて頂戴」バッ

 

霊夢は見事勘を使って男の連れを見つけ出して救う事が出来たのだった。

 

 

 

 

 

 




この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回はエピローグという事で、優と霊夢の結婚から7年後の世界です。美華は結婚一年目に生まれてので、現段階では6歳という事になります。
優はあれから5年以上たった事により、力も戻っています。ですので今回は妖怪と殴り合いが出来たのです。
さて、どうでしょうか?その後の幻想郷、優達が幸せに暮らしているのを見て安心してもらえたらいいなぁと私は思います。
(現在、次回作を書こうか悩み中…)


また、この作品の続編がどうしても見たいというならば、読者様なりの続編を書いてもらっても構いませんよ。未来は無限にあるのですからね。
(ただし書く時は一言欲しいです。何故なら私も見てみたいからッ!)


それでは、エピローグを読んでくれて有難うございました!

【この作品終了後も感想等、週に1度は確認しますので感想をして頂ける方は是非!】
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