中学生が幻想入り?!   作:銀の鰹節

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シングルベール、シングルベール、鈴がなるー♪今日も一人で、パソコンを打ってる♪
シングルベール、シングルベール、すすり泣く~♪クリスマスなのに1人だから♪
【銀の鰹節作曲】
と言う事で今日はクリスマスなんで記念に出して見ました。長いですけどゆっくり見ていってください。




~今回の設定~
・12月24日である ・本編とはあまり関係ない
・雪が沢山積もっている
                         以上です。




#59(特別編) 危険なクリスマス

12月24日。早朝、優は囲炉裏の前で温まっていた。

 

優「今日って外ではクリスマス・イヴなんだよなぁ。幻想郷にはあるのかなぁそういう習慣?」

 

俺は今日、仕事も何もないので家にこもっている。何をしようかなと予定を考えていたら目の前にいきなり空間が開いた。

 

『フォン』

 

優「ぬおお?!ゆ、紫さんか、びっくりさせないで下さいよ…」

 

紫「あらごめんなさい、脅かさせるつもりはなかったのよ。今日はあるお知らせをしに此処に来たわ」

 

優「お知らせ?」

 

紫「ええ、今日は外の世界で言うと『クリスマス・イヴ』じゃない?幻想郷にはその習慣がないからいつも通りなのよ。それではつまらないと思ったからある大会を開催するわ」

 

優「大会って何のですか?」

 

紫「それは…」

 

紫が突然真剣な顔になり、辺りの空気が変わる。俺はそれを肌で感じ取り、唾をのむ。

 

優「そ、それは…?」ゴクリッ

 

紫「それは…『雪合戦大会』よ!」

 

優「ゆ、雪合戦大会ー?!って雪合戦か…」

 

俺はてっきり幻想郷でやる大会だからどれだけ危険なのかを覚悟して聞いていたが、雪合戦と聞いて安心した。

 

紫「言っておくけど普通の雪合戦じゃないからね」

 

優「ええっ?!」

 

紫「何を驚いているのよ、普通にやったってつまらないじゃない?で幻想郷ルールを考えたのよ」

 

優「じゃ、じゃあその幻想郷ルールとは一体…」

 

紫「雪玉(弾幕)を使って戦うのよ」

 

優「紫さん、もうそれは弾幕ごっこですって!雪合戦大会じゃなくて弾幕ごっこ大会ですって!」

 

紫「あら、ばれちゃった?」

 

優「俺は別に出ないのでいいです。他を当たってください」

 

紫「あらごめんなさい、それはできないわ」

 

優「なんでですか?!」

 

紫「これは人里代表、紅魔館代表、魔法の森代表、妖怪の山代表、永遠亭代表、博麗神社代表みたいな感じになっていてそれぞれ2人づつの出場が決まっているのよ。人里には上白沢慧音と貴方しか弾幕を出せる人がいないじゃない?」

 

優「ちょっと待ってください!命蓮寺にも弾幕を出せる人がいるじゃないですか?!」

 

紫「誘いに行ったんだけど『争いはしない』って言って断られちゃった♪」

 

優「え、じゃあ博麗神社って言っても霊夢しかいませんよ?代表者は2人じゃありませんでしたっけ?」

 

紫「そこには適当に藍をいれとくから大丈夫」

 

優「…俺に拒否権をください」

 

紫「ダメよ。さ、慧音と頑張って優勝を目指しなさい。じゃあね~♪」フォン

 

紫はスキマへと消えていった。

 

優「…迷惑を掛けない程度に頑張ろう…うん…」

 

俺は嫌々外に出る準備をした。

 

 

~昼~

 

何か人里からちょっと離れた所にある広大な雪原に呼び出され、慧音と共に向かった。

 

優「雪合戦(弾幕ごっこ)大会と聞いたから取り敢えず戦う準備はしてきたけど、何なのこのメンツ…」

 

俺が見る限り来た人を言うとこうだ。

紅魔館から『レミリア・スカーレット』と『フランドール・スカーレット』

魔法の森から『霧雨 魔理沙』と『アリス・マーガトロイド』

妖怪の山から『射命丸 文』と『犬走 椛』

永遠亭から『蓬莱山 輝夜』と『藤原 妹紅』

博麗神社から『博麗 霊夢』と『八雲 藍』が来ており優勝は絶望的な感じだった。

そして周りには…

 

生徒達「慧音先生ー、優先生ー!!頑張れー!!」

 

妖怪達「いい酒のつまみになるような熱い戦いを見せてくれよー!!」

 

咲夜「お嬢様、妹様頑張ってください!」

 

水蜜「優、頑張れー!!」

 

神奈子「さて、どんな戦いが観れるか楽しみだねぇ」

 

何か人里の人達と、妖怪達や知っている顔がが観に来ていた。

 

はたて「さあ盛り上がってまいりました、幻想郷『雪合戦大会』の開催です!!今回、司会を務めさせて頂く『姫海道 はたて』というものです。宜しくお願いしまーす!そして解説はこの大会の主催者、『八雲 紫』さんです!」

 

紫「はぁ~い、永遠の18歳、紫よ~宜しくね~♪」

 

顔に罪と書かれた袋を被った男達「せ~のっ!B B A!B B A!B B…ギャァァァァァ?!!」ピチューン

 

優「何か今いたような…」

 

紫「気のせいよ」

 

優「いや、気のせいじゃn」

 

紫「気のせいよ」

 

はたて「え~あ、挨拶有り難うございます。それではここで出場者を確認したいと思います。紅魔館から、魔法の森から、妖怪の山から、永遠亭から、博麗神社から、2名ずつ、そして飛び入り参加で冥界からも2名来ております」

 

紫「それではルールを確認するわよ、『スペルは禁止』、『飛行禁止』、『弾幕に1回でも当たると退場』、『制限時間は1時間』、『最後まで残ったチームが勝ち』、『弾幕を当てたら1人1ポイント』よ。もし、複数のチームが残っていた場合ポイントをどのチームが一番多く持っているかで優勝を決めるわ。優勝者は欲しい物1つ何でもあげるわよ」

 

はたて「おおぉ!欲しい物何でもとは凄い!!皆さん優勝目指して頑張ってください!大会がスタートしたら自動的に足元にスキマが開いて幻想郷のどこかに移動させられますのでご注意を」

 

紫「このぐらいでいいかしらね、じゃあ行くわよ…スキマオープン!!」フォン

 

紫の合図で大会が始まった。

 

 

『ヒュゥゥウ!!』

 

優「オシッ!」ザッ

 

慧音「よっと…」ザッ

 

俺と慧音は綺麗に着地し、湖の近くに落とされた。

 

優「慧音さん、取り敢えずは優勝を目指して頑張りましょう」

 

慧音「ああ、そうだな。そのために極力戦闘は避けよう」

 

俺と慧音は戦闘を出来るだけ回避することにした。

 

優「取り敢えずは移動してみましょう」

 

慧音「そうだな」

 

 

 

はたて「さて、私たちは選手を『スキマモニター』で観てみましょう!おや、どうやら既に冥界チームと永遠亭チームが戦闘に入っている?!どちらも大量の弾幕を放って激戦を繰り広げています!」

 

紫「その戦いは長くなりそうね…ちょっと離れた所ではどうやら天狗達は能力を使っているようね。それも1つの作戦だわ」

 

 

 

文「どうですか、椛。近くにどのチームがいますか?」

 

椛「…近いチームは人里チームと魔法の森チームですね」

 

文「でしたら人里チームの方に行きましょうか。魔法使い達のチームよりも勝機がありますからね」

 

椛「了解です」ザッ

 

 

 

優「あぁ寒い…」ガクガクブルブル

 

慧音「確かにそうだな。早くこの大会も終わってほしいものだ…?!優、下がれ!」バッ

 

優「わ、わかりました!」バッ

 

文「あやややや、気付かれちゃいましたか…」ガササッ

 

椛「文さん、ちょっと速いですよ…」ガササッ

 

草むらから文と椛が出て来た。

 

優「文さんに椛!マズいな…千里眼は持っているし、最速の名も持っているからな…」

 

慧音「優、そんな事を言っていないで逃げるぞ!」

 

 

 

はたて「おおっと?!人里チームと妖怪の山チームがぶつかったー!!」

 

生徒達「頑張れー!!優先生、慧音先生ー!!」

 

紫「ちょっとこれは厳しいかもしれませんね…最速と言われる天狗が相手ですからね…」

 

 

 

文「逃がしませんよ!」ピュン

 

優「うおっ?!」サッ

 

椛「はあっ!」ピュンピュン

 

優「ふおお?!」ヒュッ

 

俺は文達の弾幕をしゃがんだり、ジャンプしたりして何とか回避した。と言ゆうか俺しか狙っていない?!

 

優「(このまま逃げても必ず追いつかれるな…)慧音さん、先に行ってください!恐らく天狗からは逃げられない!」

 

慧音「しかしそれでは優が…」

 

優「最後まで頑張って生き延びていたらいつの間にか優勝と言う事もあるので可能性を少しだけでも残しておきましょう!」

 

慧音「くっ…すまない優」ダッ

 

 

 

 

はたて「おおっとこれは?!慧音選手、優選手を囮に逃げた!!」

 

紫「素晴らしいと思いますね、恐らく天狗からは逃げられないと判断したのでしょう」

 

 

 

 

優「さぁて…お手柔らかにお願いします…」

 

文「なるほど、ここは囮になる判断をしましたか」

 

椛「逃げれないと判断したのはいいけど貴方はもう絶望的状態よ?」

 

優「例え絶望的だろうが俺は何とかして生き延びますよ」ドヤァ

 

俺は文達にドヤ顔を見せる。

 

文「じゃあ行きますよ!」ピュンピュンピュン

 

椛「貴方は避けれますか?」ピュンピュン

 

優「もうちょっと手加減してくださいよ~!!」ダッ

 

 

 

はたて「凄い、凄いです優選手!あの2人の弾幕をギリギリで避けています!しかも避け方が面白い!!」

 

紫「これは優選手の隠れた才能かもしれませんね」

 

生徒達「優先生変な動きしているー!」アハハハ

 

妖怪達「何だあの人間、面白れぇじゃねぇか!いいぞ、もっとやれ!」

 

 

 

 

 

俺はサイドステップやブリッジ、3回転半ジャンプなどをしてギリギリで避けていく。

 

 

文「むむむ…中々当たりませんねぇ…」

 

椛「じゃあ文さん、私が優の逃げ場をなくします!」

 

優「やばっ?!これ避けられない?!」

 

俺が気付いた時には弾幕の中にいた。

 

優「どうしよ…ん?(雪は2mくらい積もっているのかな?だったら!)」

 

文「チェックメイトです、優さん」

 

『ズドォォン!!』

 

優のいた所で弾幕の爆発が起きた。

 

 

 

 

はたて「爆発が今起きました!優選手、ここで退場か?!」

 

紫「いいえよく見てみなさい」

 

はたて「え?」

 

よく見てみると優が雪の下にしゃがんでいて、弾幕を回避していた。

 

はたて「な、なんと優選手!瞬時に穴を作って回避していたー!!凄い、速すぎるぞ!」

 

紫「いいえ、アレは恐らく魔力を使って火をおこし、雪を瞬時に溶かしたのでしょう」

 

 

 

 

 

優「よいしょっと…ふー、危ない危ない…」

 

文「まさかアレも回避するなんて…」

 

椛「ならもう一度!」ピュンピュンピュン

 

優「うおっ?!」

 

俺は雪穴から出て何とか回避した。だが、既に後ろで文が待ち構えており、椛も撃つ構えをしていた。

 

文「優さん、今度こそチェックメイトです」ピュピュピュン!

 

再び優の四方八方から弾幕が迫ってくる。絶体絶命なのだが優はニヤッと笑った。

 

優「…かかったな!」パッ

 

俺は腰に装備していた木刀をその場に置いた。

 

優「【俺から半径10mは俺の空間だ】」

 

文「まさか能力で逃げるつもりですか!!」

 

優「逃げる?違うな…反撃だよ『空間移動』」パッ

 

俺は木刀の位置と椛の位置を入れ替え、俺の位置と文の位置を入れ替えて二人を弾幕の中心へと移動させた。

 

文「なっ?!」

 

椛「しまっ?!」

 

『ズガァァン!!』

 

文「くっ?!」

 

椛「ぐあっ?!」

 

 

 

 

はたて「な、何と言う事だー?!絶体絶命にいたはずがひっくり返して勝利へと進んでしまったー?!しかし最後にいきなり場所が入れ替わったのは大丈夫なんでしょうか?」

 

紫「そこは宣言はしていますけどスペカではないのでセーフです。そして文選手、椛選手は弾幕に当たったので退場です。そして人里チームは2ポイント獲得です」

 

 

 

 

文・椛「えっ?」フォン

 

優「…つまり勝ったのか…良かった~…」

 

???「安心している所を申し訳ないけど戦わせてもらうわね」ピュン

 

優「?!」バッ

 

突如、後ろから声がして振り向くと弾幕が迫ってきていた。俺は瞬時にかわし、弾幕が飛んできた方を見る。するとそこにはアリスと魔理沙がいた。

 

魔理沙「優、すごいな!一気に2人も倒しちまったじゃねぇか!」

 

優「有り難う、できればでいいんだけど見逃してくれないか?ちょっと疲れたんだ」

 

魔理沙「ゴメンなんだぜ、優」

 

アリス「それは出来ないのよ」

 

優「くっそぉ!!」パシッ

 

俺は木刀を手に取りそのまま走りだす。

 

魔理沙「おいおい、逃げちまうのかよ」

 

アリス「…そこだ!」ピュン

 

優「うおっ?!」ズニュゥゥン

 

アリスは正確に弾幕を放ってきた。俺は咄嗟に木刀で吸収しちゃったけどこれセーフなの?

 

 

 

 

はたて「おおっと優選手、今度は魔法の森チームに遭遇!そしてそのまま放たれた弾幕を木刀で受け止めた!!紫さん、これは大丈夫なんですか?」

 

紫「ええ、優選手本人に当たっていないから大丈夫よ」

 

 

 

 

優「何も起きないって事は大丈夫なんだな。でも逃げる!!」ギュンッ

 

魔理沙「おおー優って雪の上でも足速いなー」

 

アリス「魔理沙も喋ってばっかりじゃなくて打ちなさいよ!」

 

魔理沙「おおそれはすまんな、行くぜ!恋符『マスター」キュィィン

 

アリス「何をやっているのよ!スペカはダメでしょ!!」ベシッ!

 

魔理沙「いてっ?!おおっとそうだったな、サンキューアリス!」

 

アリス「ああーもう!優も逃げちゃったじゃない!!」

 

 

 

 

はたて「優選手、何とか魔女二人から逃げ切ったー!!凄いぞ、本当にこの人は人間なのかー?!」

 

紫「なるほど、魔女だったら逃げれると判断したのでしょうね。退却も立派な作戦の内です」

 

 

 

 

優「ふー何とか逃げ切れたみたいだな…ん?アレは…慧音さんだ!」

 

俺が走って来た先に慧音さんがいた。俺は慧音さんの元へと行った。

 

慧音「優を囮にしてしまった…こうなれば最後まで生き残らねば優に合わせる顔がない!」

 

優「いや、まだ俺はやられていませんよ」

 

慧音「うおっ、優?!お前まさかあの天狗達から逃げ切れたのか?!」

 

優「いえ、2人共倒してきました」

 

慧音「優、お前は何者なんだ…?」

 

優「何者って…人間ですよ?」

 

慧音「ま、まぁこの調子で頑張っていけば優勝は確実だぞ!」

 

優「そうですね、もうちょっと頑張りましょう、慧音さん」

 

 

 

 

はたて「おやおや?!どうやら冥界チームと永遠亭チームの決着がついたみたいです!勝者は…」

 

 

 

 

妹紅「おいニートォ!お前があんな所でミスをしたから負けちまったじゃねぇか!!」

 

輝夜「はぁ?!あんな所でいきなり前に出てくるのがおかしいのよ!」

 

妖夢「幽々子様、我々の勝利のようです」

 

幽々子「よくやったわ妖夢、この調子でどんどん行きましょう」

 

妖夢「了解です」

 

 

 

 

はたて「冥界チームだー!!というか何か永遠亭チームは喧嘩をしているぞ?!」

 

紫「取り敢えずは退場なのでスキマ入りです」フォン

 

はたて「おお、スキマに消えていった…ここで永遠亭チーム脱落です…ん?どうやら博麗神社チーム、魔法の森チーム、紅魔館チームの3チームが戦っており乱戦になっています!」

 

 

 

 

 

レミリア「吸血鬼姉妹と戦うなんて呆れた事を…」

 

霊夢「何をカリスマっぶっているのよ、普通に『うー☆うー☆』喚いていなさい」

 

レミリア「なっ霊夢?!」

 

フラン「お姉様、いつも部屋で練習しているみたいに『うー☆』って言えば大丈夫だよ!」

 

レミリア「フラン?!貴女まで何を言って…」

 

魔理沙「お前、練習しているのかよ?!面白れぇな!!アッハハハハハ!!!!」

 

レミリア「くっ…!!貴様ら骨すら残らないと思え!!フラン、本気で行くわよ!!」

 

フラン「わかったー!!」

 

魔理沙「さて、私達もそろそろいくぞアリス!」

 

アリス「魔理沙、スペカは使わないでよね!!」

 

藍「お前なら別に心配する必要はないか」

 

霊夢「そうね、藍はあの怠け者(紫)とは違ってしっかりとしてそうだから頼むわよ!」

 

 

 

 

はたて「おお…もう弾幕が濃すぎてスキマモニターから確認ができませんね…」

 

紫「これだけの密度だと相打ちというケースがありそうですね」

 

はたて「さて、では生き残っているチームを確認しましょう。えーと『人里チーム』、『紅魔館チーム』、『冥界チーム』、『魔法の森チーム』、『博麗神社チーム』で、『冥界チーム』と『人里チーム』が2ポイントずつ持っています」

 

紫「これはどこが優勝するかわからないですねえ」

 

はたて「さて、今は人里チームは何をしているのでしょうか。さっき慧音選手と優選手がちゃんと遭遇できていましたが今はどんな感じでしょう」

 

 

 

 

優「あっ慧音さん、野ウサギですよ!」

 

慧音「おお、モフモフしていて可愛いな!」

 

野ウサギ「キュー」モフモフ

 

 

 

はたて「何か動物と戯れています!というかどんどん動物が集まっている?!」

 

 

 

優「おおー昔からよく動物に好かれていたけどまさかここまでとはなー。鹿の毛はチクチクしているけど可愛いな~」ナデナデ

 

鹿「キョン!」

 

慧音「鳥たちも寒さから身を守る為に体が丸々としていて可愛いぞ」

 

鳥「チュンチュン!」

 

 

 

 

はたて「凄いぞ?!これはこれで凄い!先ほどから人里チームが見せてくれます!これは期待できますねぇ。おや?動物達が急に皆同じ方向へ逃げていったぞ?一体何があったんだ?」

 

 

 

 

優「んん?!な、なんだどうしたんだ?!」

 

慧音「まるで何かから逃げるかのような慌てっぷりだったな…」

 

幽々子「あーあ逃げちゃった…」

 

妖夢「幽々子様、森の動物を召し上がりたいのであれば狩りに行ってまいりますが?」

 

幽々子「いいの?!さすが妖夢~話が分かるわねぇ~♪」

 

優「ちょっと待ってください、幽々子さん、妖夢さん」

 

幽々子「あらっ?貴方は優君じゃない~どうしたの?」

 

優「まさか…あの可愛い動物を食べるつもりですか?!」

 

幽々子「そうよ~。鹿肉は油が少なく、あっさりしているから食べやすいのよ。ウサギは小っちゃいから少ししかお肉は取れないけど凄いぷるぷるでおいしいのよ♪優さんもいかが?」

 

優「すいません、俺は動物達を生かせてあげたい!ですので貴女達を止めます」

 

妖夢「優さん、止めないでください」

 

優「いやです」

 

妖夢「だったら仕方ないですね…貴方を倒します!!」ダッ

 

優「慧音さん、下がってください」

 

慧音「わかった」サッ

 

優「(足に霊力を溜めてっと…)うおおおお!!!」ヒュッ

 

俺は足を大きく振り上げ、そしてそのまま勢いよく振り下ろす。

 

優「そぉらぁっ!!」ブンッ

 

妖夢「?!一体何を…」

 

『ズガァァァン!!!!!』

 

俺は地面にかかと蹴りをして、地面に霊力を流し、地割れを起こした。

 

『ビキビキビキビキッ!!!』

 

妖夢「くっ?!」グラグラ

 

幽々子「キャッ?!」グラグラ

 

慧音「おおっ?!」グラグラ

 

優「うおおおおお!!!」ビキンッ

 

妖夢「じ、地面がとびたして来て?!ぐっ?!」ズガァン

 

優「(いってぇ?!まだ怪我が治りきっていなかったんだ!)ここだ!」ダッ

 

俺は足を痛めながらも妖夢を倒す事に成功し、そのまま弾幕を当てに行く。

 

 

 

 

はたて「な、何と言う馬鹿力だー優選手?!地面が揺れているし、割れているし、飛び出してきているしもう無茶苦茶だ―!!」

 

紫「でも同時に足も痛めていますね、変な走り方になっています」

 

 

 

妖夢「くっ…しまっ?!」

 

優「もらったー――っ?!」サッ

 

俺が妖夢に攻撃をしようと構えた瞬間、弾幕が横切った。

 

幽々子「あらあら、危なかったわね妖夢。大丈夫かしら?」

 

妖夢「すみません、幽々子様、助かりました」

 

優「仕方ないな…」スッ

 

俺は木刀を構えた。それに、今回は慧音も後ろで構えていた。

 

 

 

 

はたて「冥界チーム、人里チームが睨み合っています!いつ戦塵が切られてもおかしくありません!」

 

紫「私達にとってはこの時間はとても短いですけど、彼らにとっては長く感じているでしょうね」

 

 

 

 

妖夢「…!!」ダッ

 

優「っ!!」ダッ

 

『ガキンッ!』

 

俺と妖夢が動き出し、刀がぶつかり合う。

 

優「うおおおお!!」ヒュヒュヒュヒュ

 

妖夢「はぁぁ!!」ガキンガキンガキンッ

 

そしてそのまま連撃へと繋いでゆく。そして刀と木刀がぶつかり、火花が飛び散る。

 

幽々子「よ~む~、頑張れ~」

 

慧音「す、凄い…!!(私は…あの中に入っていけるのか?)」

 

 

 

はたて「す、凄いです、優選手!どんどん斬撃を加えていく!!一方妖夢選手も連撃を受け止めて反撃をしている!もはやこの勝負の中に入れるものはどこにもいなーい!!」

 

紫「優選手と妖夢選手、どこかでお互いに力を抑えている気がしますね」

 

 

 

優・妖夢(す、スペカ使いたい…!!)モジモジ

 

俺と妖夢はまた久しぶりに手合わせをしたくなったので、スペカを使いたくて本気を出せていなかった。

 

優「よ、妖夢さん、また後日手合わせという形でもいいですか?」ヒソヒソ

 

妖夢「すいません、私からもお願いします」ヒソヒソ

 

優「有り難うございます、そしてすいません【俺から半径4kmは俺の空間だ】」ブゥン

 

幽々子「あら?」

 

妖夢「え゛っ?!」

 

優「『空間移動』」

 

『パッ!』

 

慧音「おお…消えた…」

 

 

 

はたて「おおっと?!優選手、冥界チームをどこかへ移動させたー!!その移動先は…」

 

 

 

妖夢「ここは…って?!」

 

幽々子「こんな所に移動させるなんて優ったら酷いわね~」

 

 

 

はたて「紅魔館チーム達が戦っている戦場のど真ん中だ―!!」

 

紫「見えないはずなのによくドンピシャで移動させますね」

 

 

 

優「あぁ…やっぱり冬だから寒いなぁ…えいっ!」ボッ

 

俺は落ちてあった木の枝を拾い、そして魔力で火を点けた。雪に埋まっていたため火の点き具合はイマイチだが多少暖かくなった。

 

慧音「おお…凄いな優は!火を扱えるなんて生活にあんまり困らないんじゃないか?」

 

優「アハハ、確かに冬はかなり助かっています。そうだ慧音さん、会場に戻りませんか?」

 

慧音「会場に?」

 

優「はい、ルール説明では何も言われていなかったので大丈夫でしょう。それに恐らく一番情報もゲットしやすいでしょうし」

 

慧音「…ああ!確かにそうだな!じゃあ行こうか!」

 

俺と慧音は会場へと歩き出した。

 

 

 

 

 

 

レミリア「ああもう!ちょこまかと!!」

 

魔理沙「へへっ!レミリアお前また弱くなっちまったんじゃないのか?」

 

藍「(ここだ!)ハッ!」ピュン

 

魔理沙「うおっ?!危ねぇカスった?!」チュイン

 

 

 

はたて「こちらは凄い乱戦です!もう何が何だか判定しずらいです!」

 

紫「今、藍選手の弾幕が魔理沙選手にカスったので当たったと判定し、魔理沙選手は退場です。そして博麗神社チームに1点入ります」

 

 

 

魔理沙「じゃあ次は私の番だz」フォン

 

アリス「魔理沙?!もしかしてカスりにも判定があるの?!」

 

霊夢「アリス、余所見している暇はあるのかしら?」ピュンピュン

 

アリス「しまっ―」

 

 

『ズガァァン!!』

 

 

はたて「ああっと、アリス選手霊夢選手の弾幕に直撃ー!!博麗神社に1点入ります!」

 

紫「今は魔理沙に気を取られてしまいましたね」

 

 

 

アリス「はぁ、当たっちゃった…」フォン

 

霊夢「さて、これで魔理沙達は退場ね。さてと、後が地味にやりずらいのよね…」

 

幽々子「ねー妖夢~、まだこの大会終わらないの~?」

 

妖夢「まだ後15分ぐらいかかります」

 

幽々子「え~お腹が空いたわ~、よーむ…」

 

妖夢「ではどうしますか?」

 

幽々子「白玉楼に帰ってご飯を食べたいわ」

 

妖夢「わかりました、では棄権して冥界へ戻りましょうか」

 

幽々子「いいの妖夢?!」

 

妖夢「主人が仰られておりますから私はそれに従います」

 

幽々子「有り難う、よーむ♪さ、帰りましょう」

 

 

 

 

はたて「えっ?あれっ?!ななな何と、冥界チームが何か何処かへ飛んで行っちゃいましたよ?!」

 

紫「恐らく空腹なので帰ったのですよ」

 

はたて「ええー…それな理由で大会放棄しちゃいますかー……えー、冥界チームは飛行した事により失格ですが何か冥界へ帰ってしまわれたそうなのでそのまま続行という形にします」

 

 

優「ふーやっと着いた…」

 

慧音「結構距離があったな、取り敢えず私達も試合観戦させてもらおう」

 

優達が会場へと到着した頃、紅魔館チームと博麗神社チームが激戦を繰り広げていた。

 

 

 

 

フラン「それそれそれそれ~!!」ピュピュピュピュン

 

霊夢「ちょっ、いくらなんでも強力すぎるわよ?!」

 

藍「さすが吸血鬼、本人達は至って遊びだが恐ろしい弾幕を放ってくる」

 

霊夢「ちょっと何普通に解説しているのよ?!って1人だけ本気な奴がいるじゃない?!」

 

レミリア「さあ、舞い踊りなさい!」ズラァァァァァ

 

霊夢・藍「くっ…!!」

 

レミリア「さあフラン、貴女の出番よ」

 

藍と霊夢が逃げた先にはフランが待ち構えていた。そしてレミリアも霊夢達の方へと追撃をしに行く。

 

フラン・レミリア「行くわよ!神槍『スピア・ザ・グングニル』・禁忌『レーヴァーテイン』!!」

 

藍・霊夢「えっ?!スペカって…」

 

レミリア「もらっt――」フォン

 

フラン「そr――」フォン

 

霊夢「…アイツら馬鹿でしょ…」

 

 

 

はたて「紅魔館チーム、スペカを発動してしまったんで失格です」

 

紫「まぁ吸血鬼姉妹はルールをしっかりと聞いていませんでしたからね、あの時」

 

はたて「では残り2チームとなりました。人里チームと博麗神社チームの2チームです。人里チームは戦闘を避けて生き残って来ました。しかし博麗神社チームは戦闘型なので相性が悪いとしか言えませんね」

 

紫「しかもどちらも2点ずつというマズい事態です…」

 

優「へぇ~知らないうちにもうこんなにチームが減っていたんだ」

 

慧音「博麗神社チームがとても厄介だな…」

 

はたて「さて、博麗神社チームは早速最後のチーム、人里チームを探し始めました!一方、人里チームは…あれ?!この会場にいる?!ちょっ、これは大丈夫なんですか?!」

 

紫「ルールではダメと行っていないから大丈夫よ。じゃあついでにこっちに来てもらいましょうか。人里チームのお二人さん、こっちへ来てくださ~い」

 

優「ん?何か呼ばれているけど行った方がいいのか?」

 

慧音「多分大丈夫だろう、行ってみようか」

 

はたて「せっかくですし、お二人にちょっと質問をしてみたいと思います!まず、大会に参加してみてどうですか?」

 

優「う~ん…もうちょっと優しめの大会が望ましかったかな?俺は弾幕戦が苦手なんで…」

 

慧音「それには私も同意見だ」

 

はたて「そうですか、ではもし優勝をしたら何が欲しいですか?」

 

優「欲しい物…あまりないですね、いつも通り普通に過ごせたらいいです」

 

はたて「うわ、めっちゃいい子?!で、では慧音選手は欲しい物がありますか?」

 

慧音「そうだな…やはり、寺子屋の教材具が欲しいな」

 

はたて「なるほど、教材具ですか!さすが先生ですね~。質問に答えていただき有り難うございました!では大会の司会の方に戻りたいと思います。おや、博麗神社チームにも動きが?!移動するようですが方向は…ここです!気付いたのでしょうか、博麗神社チームがこちらへ近づいてきています!」

 

紫「霊夢が先に歩いているから、おそらく勘を頼りにして移動しているでしょう」

 

 

 

霊夢「何かこっちに行った方がいい気がする」ザッザッ

 

藍「霊夢の勘はこういう状況でとても役立つな」ザッザッ

 

 

 

優「ど、どうします?慧音さん?」

 

慧音「霊夢の勘からは逃げれないからな…戦うしか方法はない」

 

優「藍さんと霊夢のチームと戦うってほぼ負け確定じゃないですか?」

 

慧音「その確率はかなり高いな…」

 

優「…慧音さん、貴女はこの大会でどのくらい優勝したい気持ちがありますか?」

 

慧音「気持ち?…そんなのは決まっているさ。生徒達の為に、絶対に優勝する」

 

優「…分かりました。では私も慧音さんの思いに応えて全身全霊で戦います。まず作戦を立てましょう」

 

慧音「ああ、そうだなっと言ってもどうする?九尾に巫女、あの二人に通用する方法があるのか?」

 

優「通用するかはわかりませんが、一応2つあります。それは俺が狂気と分裂して霊夢、藍さんそれぞれについて接近戦にもちこんで慧音さんに弾幕を放ってもらい、撃破する。あともう一つが一番最初にしかできない奇襲です。おそらく霊夢だと勘で避ける可能性があるので藍さんに奇襲します。俺が自分の空間を設定し、藍さんと俺の位置を入れ替えます。そして慧音さんは俺が空間を設定した瞬間に弾幕を俺に撃ってもらいます。この2つでどうでしょう?」

 

慧音「…だがそれだと優の負担が大きいが大丈夫なのか?」

 

優「ギリギリいけるでしょうね。俺の残りの霊力などからして…ラスト一戦っぽいです」

 

慧音「そうか。他に方法があるわけでないからそれで行こう」

 

優「了解しました、じゃあ藍さん達と戦闘になった瞬間、藍さんに奇襲をしかけます。もし運がよければ俺が霊夢に弾幕を当てれるかもしれません」

 

慧音「そうだな。良し、じゃあ頑張ろうか!」

 

優「はい!絶対に優勝しましょう!おそらく霊夢達は10分後に此処につくと思います。ですのでできるだけ回復しときましょう」

 

慧音「ああ、そうだな」

 

俺達は再び、暖を取り始めた。

 

 

 

 

霊夢「…中々出会えないわね…」

 

藍「恐らく、もう生き残っているチームが殆どいないのだろうな」

 

霊夢「だとしたら時間の事も考えてもうちょっと速く歩くわよ」

 

藍「わかった」

 

 

~10分後~

 

 

優「そろそろ姿が見えてくるはずです。会場に被害がでると困るので移動しましょうか」

 

慧音「そうだな、もし流れ弾に当たったりでもしたら大変だしな」

 

俺達は会場から軽く離れ、木々が少なくて多少広い場所に出た。

 

優「…」

 

慧音「…」

 

『シーン…』

 

俺達は神経を研ぎ澄まさして霊夢達を待った。すると、2分くらいたった頃に、二人がやって来た。

 

 

 

はたて「おお!とうとう決勝戦です!博麗神社チームと人里チーム、優勝を手にする者は誰なのかー?!」

 

紫「恐らく、人里チームはこちらで博霊神社チームを見ていたので作戦を考えて対応することでしょう。しかし、博麗神社チームはかなりの戦闘力を誇っています。はたして作戦が通るのかどうかが見ものですね」

 

 

 

霊夢「やっと見つけたって最後のチームって人里チームだったの?!」

 

藍「そうみたいだな。おそらくあの外来人が主戦力と考えていいな」

 

優(慧音さん、藍さん達との距離が20mをきったら奇襲を行います)ヒソヒソ

 

慧音(わかった、こっちは何時でも撃てるぞ)ヒソヒソ

 

霊夢(…何か作戦を立てているわね…迂闊には近づかない方がいいわね)

 

優「…優勝は俺達が手に入れる。だからここで貴女達を倒させてもらおう!!」

 

霊夢「藍、来るわよ!構えなさい!」

 

藍「わかっている!」

 

優「【俺から半径30mは俺の空間だ】」ブゥン

 

慧音「はあ!」ピュン

 

霊夢「?!(仲間に弾幕を?!まさか場所を入れ替える気か!)させない!」ピュン

 

優「(うわっ、本当に読んできやがった。でもな…)遅い」パッ

 

藍「?!」パッ

 

慧音「良しっ当たる!」

 

藍「くっ…舐めるな!!」バッ

 

藍は素早く後ろに下がり、そしてサイドステップで回避した。この時間、わずか1秒もの間だった。

 

 

 

はたて「何だ今のはー?!?!!藍さんが残像を残すほど素早く動いていたぞ?!我々には今の短時間で起きた出来事を理解するのはとても難しい!!それほど素早く動いていた両チーム、凄すぎるー!!」

 

 

 

慧音「なっ?!」

 

藍「残念だったな、私の素早さを甘く見るな」バッ

 

藍が慧音に弾幕を撃つ構えを取った瞬間――

 

優【狂気】「だろうな、あんたは妖怪の中でも最高クラスの九尾だ。避けられる事は想定内さ」ガシッ

 

後ろから優の狂気が藍を掴んだ。そして…

 

藍「しまっ―――」

 

優【狂気】「吹き飛びな」ボォォン

 

零距離で弾幕を放った。捕まっている藍は避けられる筈もなく、被弾した。

 

 

 

はたて「な、幻覚か?!何か優選手が2人いるぞ?!そして藍さんはもう1人の優選手の弾幕に被弾したため、退場です!人里チームに1ポイント入ります!」

 

紫「あれは優選手の能力ですね、避けられるのは想定内だったようですね」

 

 

 

藍「くっ?!すまない霊夢」フォン

 

霊夢「…大丈夫よ、今1人弾幕を当てたから」

 

慧音「ぐっ?!」パァン

 

優「?!慧音さん!(霊夢はいつ弾幕を撃ったんだ?!撃つ構えすら見ていないぞ?!それ以前に弾幕が見えなかった!)」

 

 

 

はたて「ああっと!人里チームの慧音選手も被弾!博麗神社チームに1ポイントです!」

 

紫「1対1…これは決勝戦と言うのに相応しくなって来ましたね」

 

 

 

優「くっ慧音さん、すいません!」

 

慧音「いや、私の方こそ油断していた。だから責めるな。頑張って優勝してくれよ?」フォン

 

霊夢「さて、優。1対1になったわねどっちが優勝を手に取るかを決めましょうか」

 

優「…分裂解除。望む所だ、霊夢!」パッ

 

霊夢「ハッ!」パシッ

 

俺は霊夢の後ろに空間移動したが、読まれて攻撃を受け止められてしまった。

 

優「まだまだぁ!!」ヒュッヒュッヒュッ!

 

霊夢「(接近戦にもちこむか…)なるほど、いい判断ね」サッサッサッ

 

俺は蹴り、パンチ、回し蹴りを連続で入れていく。だが霊夢はそれを全て、受け止めるか避けるかで防いでいる。

 

 

 

はたて「優選手、霊夢選手に連撃だー!!しかし霊夢選手もしっかりと対応している―!!」

 

紫「この調子じゃあ優選手の体力が先に尽きてしまいますね」

 

 

 

優「くっ?!」

 

霊夢「優、そのままではバテるわよ」

 

優「クソッ!一撃も決まらない!」

 

霊夢「そこっ!!」ヒュッ

 

霊夢は俺の隙を見つけて、思いっきり右肩を殴った。

 

『ゴキンッ!』

 

優「?!ぐあっ?!」

 

そして俺は鈍い音と共に動きが止まる。

 

霊夢「そこで止まったらやられるわよ?ハアッ!」ヒュッ

 

霊夢は俺の動きが止まった時、今度は脇腹を思いっきり蹴ってきた。

 

『ベキッ!』

 

優「ぐあっ?!」ズザザ

 

俺は脇腹に違和感を感じながら地面に勢いよく倒れる。

 

霊夢「あ、ヤバッ?!」

 

今のはさすがに霊夢もヤバいと感じたらしく、攻撃が止まる。

 

優「ぐ…ゲホッ、ゴホッ、ウエッ!」ビチャチャ

 

俺は口から大量の血を吐きだす。

 

優「はぁ、はぁ…(右肩は…脱臼かな?そして脇腹は完全に骨を折られたな。肺に刺さってなかったらいいんだけど…ん?霊夢の動きが止まっているな。木刀の方も…丁度溜まったか)くくく…霊夢、攻撃をやめた事を後悔しとけ」パッ

 

霊夢「優?!貴方その怪我で動いたら…」

 

 

 

はたて「ああっと、優選手大ダメージ!!かなりの量の血を吐いていましたけど大丈夫ですか?!ってあれ消えた」

 

紫「…(まずいわね、もう優は恐らく動けない。だったらまだスキマにって消えた?!)」

 

 

 

優「さてと、奇跡の大逆転のショーを見せてやるよ」パシッ

 

俺は地面に刺さっていた木刀を手に取った。そして木刀の近くには、わずか1cmぐらい小さく分裂した俺がいた。そう、慧音には伝えていなかったがこれも考えていた作戦の内だったのだ。その作戦の内容はこうだ。

あらかじめ地面に木刀を刺しておき、取りあえず小さく分裂した俺を1人作って、木刀に触れさせておき俺と霊夢が戦っている間、自然エネルギーを吸収し霊力に変換するという作戦だった。これにより、霊力を補給しに来た時に傷も治せて同時に体力も全回復できるという完璧な策略だった。

 

『ブワァ!!』

 

優が木刀にたくさんある霊力を吸収し始めた瞬間、黄緑色の光がでて風も出た。そして優の体の傷も徐々に治っていき、やがて怪我がなかった事のように綺麗さっぱりなくなった。

 

霊夢「くっ…?!(なんて霊力!!禍々しい感じも感じ取れる…優、貴方は何者なの?!)」

 

 

 

はたて「何だあれはー?!優選手が黄緑色に光っているように見えるぞ?!」

 

紫「ただ光っているわけではありませんね、優選手の傷がどんどん癒えていってますね」

 

 

 

優「さてと…じゃあこれからが本当の優勝を賭けた戦いだ。本気で行くぞ!」フッ

 

霊夢「?!」

 

突如、優が目の前から消えて、それに反応できなかったため多少慌てたが、ほんの数コンマで落ち着きを取り戻した。

 

優「どこを見ている!」フッ

 

霊夢「後ろに来るのはわかっていたわよ!」ヒュッ

 

霊夢は即座に回し蹴りをした。だが、優はそれをしっかりと受け止めた。

 

霊夢「…固いわね」

 

優「全霊力で霊夢の攻撃をガードしているからな」

 

霊夢「でもね…いくら霊力が多かったとしても使いこなせなければ力にならないわよ!」キュイン

 

優「消えた?!…ぐあっ!」ベキッ

 

霊夢は霊力を爆発させて、高速で後ろに移動して優を殴り飛ばす。

 

霊夢「優勝は私がもらうわ、じゃあね」ピュピュピュン

 

霊夢は優にそういって大量の弾幕を一瞬で放つ。そして――

 

『ドゴォォン!!』

 

爆発が連続的に起きる。

 

 

 

はたて「霊夢選手、ここで攻撃をヒットさせました!ここで優選手、優勝に届かず退じょ…」

 

紫「待ちなさい。今、何か違和感を感じたわ」

 

 

 

霊夢「…私の勝ちね」

 

優「どこを見ている、それは残像だ」

 

霊夢「っ?!」バッ

 

優「そぉら!!」ドンッ

 

霊夢「がっ?!」

 

俺は霊夢に思いっきり体当たりをした。

 

 

 

はたて「え?えええええ?!?!な、何で優選手があそこにー?!」

 

紫「おそらく、残像よ。さっきまでいた位置に自分の霊力を大量に残して残像をつくり、そして残像に当たった弾幕が爆発し、霊夢選手に手応えを与え勝ったと思わせる。そして一番油断した時に攻撃するという作戦だったんだわ!でも残像を残すには大量の霊力を消費するわ、だからあれは身代わりと言っても通じるわ」

 

 

 

優「はぁ…はぁ…(予想以上に霊力を消費したな…時間的にも次の攻撃でラストか)」

 

霊夢「…(多分時間的に次でラストね…優は結構体力を消費しているわね…じゃあ一気に畳み掛ける!)ハアアッ!!」ピュピュピュピュン

 

霊夢は大量の弾幕を放ってくる。

 

優「くっ?!うおおお!!」ズドドドドド

 

それに俺も対抗して、木刀を両手で持って高速で斬撃を展開する。

 

霊夢・優「はあああああ(うおおおおお)!!!!」

 

 

 

はたて「おおっと、優選手と霊夢選手が弾幕を相殺し合っています!!」

 

紫「さてあと残り時間は…20秒ですね。おそらく決着が丁度着くでしょう」

 

 

 

優「うおおおお!!(くっ、押されている…!!)」ズドドドドド

 

霊夢「はああああああ!!(このままいけば勝てる!!)」

 

 

 

はたて「優選手が若干押されているー!!霊夢選手の方が弾幕は強いです!!」

 

紫「後残り10秒!!」

 

 

 

優「ぐっ…!(慧音さんは俺にしかっりと意思を伝えてくれて、頼ってくれた!だったらしっかりとそれに応えなきゃ分が悪いだろ!!)うおおおおおおおお!!!!」ズドドドドド

 

霊夢「(?!力が上がった?!まずい、押されている!!)はああああ!!」

 

 

 

はたて「おおっと、優選手が押してきました!!」

 

紫「後残り6秒です!」

 

 

 

優・霊夢「『絶対に勝つ!!』うおおおおおお(はああああああ)!!!!!」

 

 

 

はたて「どちらも互角です!!け、決着はどうなるのでしょうか、誰にも予測できなーい!!」

 

紫「残り後3秒!!」

 

 

 

優(よし、1つの斬撃だけすり抜けていった!)

 

霊夢(1つだけ弾幕が斬撃に当たらずに優の方へいった!)

 

優・霊夢「当たれぇぇえぇぇえぇぇええぇぇ!!!!!!」

 

 

 

はたて「あっ!両者の弾幕が1つだけ向かっていったー!?」

 

紫「残り1秒!!」

 

 

 

『ボカァァァン!!!!』

 

優「ぐっ?!」

 

霊夢「ああっ?!」

 

 

 

はたて「あ…相打ちー?!!と言う事はまさか引き分けー?!!」

 

紫「いえ、恐らくコンマ単位で見たらどちらかが先に当たっているはずです、スーパースロースキマモニターで確認してみましょう」

 

『カシャ』

 

『カシャ』

 

『カシャ』

 

『カシャ』

 

『カシャ』

 

一番最後に映った画像は…霊夢が弾幕に当たっており、優は弾幕にぶつかる瞬間の画像だった。

 

はたて「…こ、これは!!霊夢選手の方が先に当たっているー!!と言う事は…」

 

紫「ええ、人里チームの…優勝です!!」

 

 

 

 

霊夢「イテテ…あれっ?!相打ち?!まさか引き分け?!」

 

優「う、うう…えっ?!本当だ…引き分けの場合どうするんだ?」

 

俺と霊夢が話し合っている内に、霊夢の下にスキマが現れた。

 

霊夢「えっ?!嘘、引き分けじゃないの?!」フォン

 

優「…じゃあ俺が…優勝?!…いよっしゃあああ!!慧音さん、やりましたよー!!」

 

俺が優勝した事がわかって、めっちゃ喜んでいる所で――――

 

『フォン』

 

下にスキマが開いた。

 

優「…え?ああああああー?!?!!」ヒュゥゥ

 

 

 

      

       ◇  ◇  ◇  ◇

    ◇   ◆ ◆ ◆ ◆ ◆   ◇

  ◇   ◆ ◆ ◆ ◇ ◆ ◆ ◆   ◇

◇     ◆ ◆ ◇ ◇ ◇ ◆ ◆     ◇ <スキーマ!オン!

  ◇   ◆ ◆ ◆ ◇ ◆ ◆ ◆   ◇

    ◇   ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  ◇

       ◇  ◇  ◇  ◇

 

 

 

 

優「ああああ――ぶへっ?!」ベキッ

 

俺は数秒スキマの中を落ちてゆき、そして地面に落ちた。

 

優「イテテテ…ここは…!」

 

はたて「優選手、優勝おめでとうございます!あの、落ちてきていましたけど大丈夫ですか?」

 

紫「おめでとうございます、優選手。ここは会場です」

 

優「会場…あれ?慧音さん達は…」キョロキョロ

 

紫「他の選手達ならあそこの客席ですよ」スッ

 

紫が指をさした先には慧音さんを含め、今大会に参加した人達がいた。…なんかギャーギャー騒がしいな…

 

はたて「さて、じゃあ優選手も来た事だし同じチームだった慧音選手もこっちに来てください!」

 

慧音「えっ、私もか?!わかった今行こう」ダッ

 

紫「さて、優選手はもう何が欲しいか決めているのですか?」

 

優「俺はないですよ。慧音さんに聞いてあげてください」

 

慧音「はぁ、はぁ、ちょっと距離がありすぎるんじゃないか?!」

 

はたて「さぁーて、慧音選手も来た事ですし、欲しい物を宣言していただきましょう!」

 

慧音「優、本当に私が行っていいのか?お前が頑張ったんだし少しぐらい…」

 

優「大丈夫ですよ、さっきにも言った通り普通に過ごせたらそれでいいんです。俺にとってはそれが本当に有難いことですから」

 

慧音「そうか、じゃあ言わせてもらうぞ。私は寺子屋の生徒達の為の教材が欲しい。どうか用意してはくれないだろうか?」

 

霊夢「…相変わらず、人思いね…もうちょっと自分に使えばいいのに…(私ならお金と優との時間を要求するのに…)」

 

紫「優選手も慧音選手も合意の上での物ですよね?」

 

慧音・優「ああ(はい)」

 

紫「わかりました。では明日起きたら枕元に教材を置いておきましょう」

 

はたて「さて、それでは『雪合戦大会』をここでお開きにさせてもらいます。選手の方々、観客席の皆様、お疲れ様でしたー!!」

 

こうして幻想郷、『雪合戦大会』は閉幕した。とりあえず俺は大会が終わったから、疲れているけど白玉楼へ行き、妖夢と手合わせをしに行った。結果はもちろん惨敗。妖夢も「今度、真剣にやりましょう」と言ってきた。

そしてその夜、紅魔館でパーティーがあった。招待されたのは今日、大会に参加した人達だ(幽々子、妖夢以外)。

 

 

レミリア「さて、よく集まってくれたわ。今日の大会で負けて悔しかった者も勝てて嬉しかった者もこのパーティーで最後に楽しみましょう!乾杯!!」

 

皆『かんぱーい!!』

 

優「すごい…どれもおいしそう…」

 

咲夜「当り前よ、私が腕を振るって作った料理よ」

 

優「今度時間があったら料理教えてくれませんか?」

 

咲夜「時間があったらだけどね」

 

優「有難うございます。ん?何かあっちが騒がしいな」

 

 

妹紅「おい輝夜ぁ!お前にはちょっとキツいんじゃないか?」ゴクゴク

 

輝夜「何を言っているのかしら?それよりも段々飲むスピードが落ちているんじゃなくて?白髪女」グビグビ

 

妹紅「ああ?!その言葉そのまま返すぞ、ニート!」ゴクゴク

 

 

優「…輝夜さんと妹紅さんって仲が悪かったんだ…」

 

咲夜「…」ジーッ

 

優「?咲夜さん何処を見てい…?!」

 

俺は咲夜さんがジーッと見ている方向を見てみると、フランとレミリアがいた。

 

 

フラン「お姉様、私もお酒飲みたいー!!」

 

レミリア「ダメよ、前に1回飲んで紅魔館を半壊させたじゃない!」

 

フランとレミリアは何かの取り合いをしていた。すると、隣にいた咲夜が急に倒れた。

 

 

優「咲夜さん?!は、鼻血が出ていますけど大丈夫ですか?!」

 

咲夜「はあぁ…可愛すぎますお嬢様…」ダラダラ

 

優「えぇ?!(こんな咲夜さん見た事ないんですけど?!あっ、レミリアさんの後ろにケーキが…まずい、止めなきゃ!)」ダッ

 

俺はレミリア達の所へ全速力で行った。

 

 

フラン「いいでしょー!!」

 

レミリア「ダーメーよー!!」

 

優「ちょっと一旦止まってください!」ガシッ

 

俺は何とかレミリアがケーキにぶつかる寸前で止めれた。

 

レミリア「優!貴方もちょっとフランに言ってやって!」

 

フラン「私だってお酒飲みたいんだもん!優、いいでしょ?」

 

優「えっ?え~っと…フランさん、今回は我慢しましょう。ほら、俺のジュースをあげるから」

 

フラン「なぁに、これ?」

 

優「お酒とは違うけど飲むとしゅわしゅわとするジュースだよ。ちょっと飲んでみて」

 

フラン「うん…ゴクッ…!!凄い、シュワシュワしていておいしい!」

 

優「さ、これで他の料理とか食べて来てもいいですよ」

 

フラン「うんー!!」タッタッタ

 

フランは新たなる料理を求めて走り去っていった。

 

レミリア「優、助かったわ」

 

優「レミリアさんはお酒大丈夫なんですか?」

 

レミリア「あんまり度が強いのは苦手だけど弱いのなら全然いけるわ」

 

優「そうなんですか、俺はまだ14歳なので酒は飲めませんけどね」

 

レミリア「それは残念ね。…え?14歳?」

 

優「はい、そうですけど…見た目でわかりませんか?」

 

レミリア「あーごめんなさい…(その年齢でその身長はおかしいって!)」

 

 

 

魔理沙「おーい、優ー!」

 

優「あっ、魔理沙に呼ばれたので行ってきますね」

 

レミリア「ええ、しっかりとパーティーを楽しむのよ!」

 

俺は小走りに魔理沙の元へ行った。

 

優「どうした、魔理沙?」

 

魔理沙「いや、ただ呼んでみただけだぜ」

 

優「何か用がないなら呼ばないでくれ…」

 

魔理沙「ははは、ゴメンだぜ。あ、霊夢との距離を頑張って縮めろよな!じゃーなー!」

 

優「…え?霊夢との距離?(もしかして魔理沙は俺が霊夢に好意がある事をしっているのか?!)」

 

俺はただただ魔理沙の後姿を見て、呆然と立っていた。

 

優「…はぁ、余計な事を言いやがって…頭から離れなくなっちまったじゃねぇか…」

 

俺は取りあえず、落ち着くために一旦部屋を出た。

 

優「…本当に今は幸せだなぁ。まさか毎日笑える日が来るとはな…これも父さんや母さんのお蔭かな…」

 

俺は少し昔の事を思い出していた。多少時間が経って、落ち着いて来たから俺は会場に戻っていった。

 

 

優「?!酒臭っ?!ん?床にまでこぼれているな…一体俺がいない間に何があったんだ?」

 

俺が会場に戻るとさっきとはまるで違い、無残になったテーブルの姿や床に散乱した酒や料理の姿があった。

そして直ぐに会場がこうなってしまった原因が分かった。

 

 

『ボカァァン!!』

 

 

何か全員が弾幕ごっこを始めていたのだ。

 

優「ちょっと皆さん?!こんな所で弾幕ごっこをしたら大変な事になりますよってもうなっちゃっていますよ?!」

 

皆『うるさい!黙ってて!』

 

優「ええ?!」

 

俺は隅っこで静かに料理を食べている霊夢を見つけ、近くへ行った。

 

 

 

優「れ、霊夢!一体何があったんだ?!」

 

霊夢「ん?いや、ちょっと揉め事があっただけよ」

 

優「いや、止めないの?!」

 

霊夢「何でそんな事をしなくちゃならないの?」

 

優「そうだった…霊夢はそういう奴だったな…じゃあ揉め事について詳しく言ってくれないか?」

 

霊夢「私もあんまり理解できていないけど吸血鬼姉妹の喧嘩から広がったみたいよ?はい、あ~ん」

 

優「あ、有難う。また喧嘩していたの?!まぁいいや、俺は皆を止めてくる!」モグモグ

 

ん?あれ、俺今何気なく霊夢のあーんで食べちゃった…もっと味わえばよかったな…俺がちょっと残念がってくると霊夢が言ってきた。

 

霊夢「やめときなさい、あれを止めるなんて紫でも無理よ」

 

優「でも被害が拡大するし…ああもうっ!どうすればいいんだ!」

 

俺は頭を抱える。そしてある事を思い出す。

 

優「(皆を止めるには動きを止める必要がある…!そうだ、たしか輝夜さんとやったゲームの中にそういう技があったな…俺の魔法属性から考えてもいける!)よっしゃぁ、行ってくる!」

 

俺は弾幕が飛び交っている所へと走り出した。

 

優「狂気と分裂!」ズニュゥゥン

 

優【狂気】「ウオッ?!ダスノナライッテクレヨ?!」

 

優「早速ですまないが大きな声で吠えてくれないか?」

 

優【狂気】「ホエレバイインダナ?すぅぅ…『オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!』」ビリビリ

 

狂気が吠えると、周りの空気が振動し、声にびっくりしたレミリア達は動きが止まった。

 

優「うひゃあ、相変わらず恐ろしい声だな?!まぁいいや、(弾幕ごっこをしているのは1、2、3、4…8人か。だったら8人に分裂すればいいか)分裂!」ズニュゥゥン

 

俺は8人に分裂し、それぞれを止めに行った。ちなみに弾幕ごっこをしているのは、『文、椛、レミリア、フラン、アリス、魔理沙、輝夜、妹紅』だ。

 

優1・2・3・4・5・6「すいません、皆さん、ちょっと苦しくなりますよ!水遁『水牢の術』」バシャァ

 

文・椛・アリス・魔理沙・輝夜・妹紅「がぼぼっ?!」ブクブク

 

俺は水の球を作り、その中に文達を閉じ込めた。

 

輝夜「(体が重い…これはあのゲームキャラのえーっと…水牢の術?!)ガボッ?!」

 

椛「ブクブク…(水はちょっと苦手だ…)」

 

優7・8「さて、レミリアさん、フランさん行きますよ!(吸血鬼だから水牢の術はやめとくか)」

 

優【狂気】「ソラッ!」ガシッ

 

レミリア・フラン「ま、優?!」グッ

 

優7・8「(輝夜さんのゲームのお蔭で大体何とかなっているな…)――『雷鳴(らいめい)馬車(ばしゃ)糸車(いとぐるま)間隙(かんげき)(ひかり)もて(これ)(むつ)(わか)つ――縛道(ばくどう)六十一(ろくじゅういち)六杖光牢(りくじょうこうろう)】』」

 

レミリア・フラン「えっ?!う、動けない…!!」ガッ

 

突如、レミリアとフランに六枚の光の板が刺さり、動きを封じる。

 

優「分裂解除」

 

俺は分裂を解除し、全員を解放した。

 

優「皆さん、弾幕ごっこをするならば他の場所でしてください」

 

霊夢「…(汗が凄い…かなり消費したみたいね…)」

 

今日は皆が落ち着いた所で解散となった。

 

 

 

~優の家~

 

優「はぁ~~~疲れた…」

 

覇奈「?」フヨフヨ

 

優「心配してくれているんですか?大丈夫ですよ、ただこんなに疲れるクリスマス・イヴは初めてです…今日はもう寝ましょうか…」

 

俺は軽くお風呂に入って速攻で寝た。明日の朝とか枕元に何か置いてあったらいいんだけどなぁ…

 

 

 

 

 

~次の日~

 

『チュンチュン、チュン』

 

今日も鳥が寒さに負けずに鳴いている。そんな中、喜びの声をあげている者が人里にいた。

 

慧音「こ、これが教材…すごい、丁寧に作られているし、子供に壊されないようになっていて頑丈だ…これは軽く7円(現代では7万円)を超えるぞ…あっこれはそろばんだ!もうボロボロだったから助かった…本当に優には感謝しないとな…」

 

 

 

 

そして、喜びの声をあげていた30分後、他の家で悲しみの声をあげる者がいた。

 

優「…嘘…だろ…?!」プルプル

 

俺は朝起きると枕元に、小さな紙が入るほどの大きさの包装物が置いてあった。俺は何か嫌な予感がしたがクリスマスと言う事で開けてみた。そして袋から出てきたのは――――

 

『請求書

 

 ・教材具(15点)   ※23円70銭

 

            計23円70銭

 

      お買い上げ有難うございました』

 

※現代では23万7000円

 

とんでもない額の請求書だった。そしてこの冬は一気に金を消費し、今まで貯めてきたお金のほとんどを失った。

俺は白い灰となって散った…

 

 

優「クリスマスなんてクソだ…」ヒュゥゥ

 

                      【特別編、終!!】

 

 

 

 

 

 




特別編を最後までご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回、クリスマスと言う事で特別編を出させてもらいました。正直言うとかなり大変でした…ネタが尽きるわ、眠たくなるわ、カップルのイチャイチャする声が聞こえるわで本当に地獄でした。製作中に窓から手をつないだ男女を見ました。殺意わいたのは私だけ?
さて、そんな話は置いといて今回はどうでしたか?面白くなっていたらいいなと私は思います。
それでは最後まで長々と付き合っていただき有難うございました。本編でまた会いましょう。
それではさようなら~
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