中学生が幻想入り?!   作:銀の鰹節

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前回のあらすじ
前に誘ったお出かけをした
 ↓
霊夢と人里の店を巡った
 ↓
神社まで霊夢を送った(今ココ!)



#61 アホの子

いつもなら紅魔館で働いている日。だけど前に一時期解雇をされたため今日は何もする事がなくなった。

 

優「はぁ…どうしよう、何もする事がないや…」

 

俺はする事もないから取りあえず人里内をうろついている。

 

優「霊夢に会いに行こうかな…ん?何だアレ、煙?」

 

俺は煙が出ているのを見つけ、疑問に思う。

 

優「(屋台の仕込みか?いや、仕込だとしてもあそこまではっきりした煙は出さないな…まさか火事か?!そしてあの方向は…)まずい、命蓮寺が!!」ダッ

 

俺は推測した瞬間、命蓮寺へと走り出した。

 

優「どうなんだ…!(やっぱり命蓮寺が火事だ!ん?燃えている所の近くに子供?!)」

 

燃えている近くに何と平安時代くらいの恰好をした子供がいたのだ。

 

子供「ふはは!凄いであろう、凄いであろう?いい感じに燃えておるぞ!」

 

優「危ないからそこを離れろ!!」

 

子供「およ?」

 

優「水符『吸血鬼包囲網』」バシャァ

 

俺は魔力で水を出し、火を囲む。そしてそのまま水を狭くし、消火していく。本来ならフランとの弾幕ごっこの対策として考えた技だが、消火にはもってこいの技だ。

 

 

『ジュウウ…』

 

 

優「消えたかな?大丈夫、君?」

 

子供は口を開けて俺を見ていた。そして我に返ったらしく、俺に指をさして言った。

 

子供「お、お主その力…さては…『尸解仙』じゃな?」ドヤァ

 

優「え?し、しかいせん?」

 

子供「ふふふ…隠さんでよい、何せ童も尸解仙じゃからな。神子様に会いに行こうとしていたんじゃろ?」

 

優「み、みこ様??」

 

何かこの子供はどこかで勘違いをしており、一人で話を進めていっている…

 

子供「さあ、そうとなれば童の船に乗るがよい!仙界へと連れて行こうではないか!」

 

優「せ、仙界?」

 

子供「そうじゃ、神子様に会うのであろう?」

 

優「(うーん…何もする事がないからいってもいいか)わかった、乗らせてもらうよ」

 

子供「じゃあ出発じゃ!」

 

『ギュギューン!!!』

 

優「えっ?ちょ、速い速い?!危ね、落ちる?!うわああ?!!」

 

子供「あともうちょっとじゃぞ~」

 

風圧がハンパない?!踏ん張るのが大変なんですけど?!

少しの間、耐えていると船が止まった。船から降りると仙界と言う感じが伝わってきた。

周りには人里にある家よりも昔っぽい家があり、静かで目の前にはまるで平安京を思わせるような屋敷があったのだ。

 

優「あ、あ~怖かった…」

 

子供「ほれ、行くぞ!え~っとお主の名は何じゃったけ?」

 

優「お、俺は佐藤優だ」

 

布都「そうか、優か!童は『物部 布都(モノノベ フト)』じゃ!じゃあ行くぞ、優よ!」

 

優「わ、わかった…」

 

俺はフラフラ歩きながらも布都について行き、屋敷の中へと入っていった。

 

 

移動中…

 

 

屋敷の中を大分歩き、庭へ続く広い廊下に出た時、声を掛けられ足を止められた。

 

???「おい、人間。そこら辺で見ない顔だな」

 

優「え?」

 

布都「おお!屠自古、優が神子様と会いたいと言うから連れてきたのじゃ!しかも尸解仙なのじゃ!」

 

声を掛けてきたのは、屠自古と言うらしい髪が薄い緑色の足が幽霊のような女性だった。

 

屠自古?「尸解仙?(この人間からは霊力とかしか感じられないな…)」

 

布都「そうじゃ!力も見たから確かじゃ!」

 

屠自古?「本当か?そう言って今月、20人ぐらいの人を連れてきて妖怪だったり人間だったりと言う事ばっかりじゃないか」

 

???「どうしたのかしら、揉め事?」

 

???「食べてもいいのかー?」

 

するとまた女性がやってきて、1人は服装が水色で髪が青色の簪をつけているのが特徴の女性と、もう一人は顔にお札が張られておりキョンシーのように腕を前に伸ばしたままの女性だった。

 

屠自古?「ああ、青娥か。いやまた布都が尸解仙だ!と言って人を連れて来たんだよ」

 

青娥?「あらあら、また連れて来たのかしら?懲りないわねぇ」

 

女性「せーが、あれは食べていいのかー?」

 

俺はいまだに混乱しており、話の中に入れず空気となっていた。と言ううかお札が張られている女性がさっきからとんでもない事を言っているんだけど?!

 

優「あ、あの…」

 

青娥「あら、ごめんなさい。話を進めちゃっていたわ。取りあえず自己紹介でもしておきましょうか。私は邪仙の『霍 青娥(カク セイガ)』よ。で、お札が張られているこの子が私のお気に入りの『宮古 芳香(ミヤコ ヨシカ)』よ~♪」

 

芳香「私、芳香。お前を食べてもいいのかー?」

 

屠自古「私は『蘇我 屠自古(ソガノ トジコ)』だ」

 

優「俺は佐藤優です、よろしくお願いします」

 

屠自古「よろしく、それで優は本当に尸解仙なのか?」

 

優「すいません、尸解仙と言う意味が分かりません」

 

青娥「あらあら、今回も違ったようね布都?」

 

布都「い、いや、もしかしたら知らずに尸解仙になったかもしれぬぞ?!」

 

屠自古「そう言われると反論しずらいが、優からは霊力とかしか感じないぞ?」

 

芳香「私、お前を食べたいぞ!」

 

青娥「芳香ちゃんったらさっきからそれしか言わないわね… そうだ!優さん芳香と戦ってくれませんか?」

 

優「戦うのはちょっと…」

 

青娥「貴方が尸解仙であるか確かめるためだから戦ってくれないかしら?」

 

優「うーん…(俺の為にやってくれているんだったらやらないといけないか)わかりました、戦います」

 

青娥「有難う♪芳香、食べてもいいわよ」

 

芳香「わかったぞー!」ガブッ

 

優「うわ、危ねぇ?!」サッ

 

芳香「待てー!」ガブッ

 

優「くっ?!(このままではダメだ、一旦距離を置かなければ)」バッ

 

俺は取りあえず、後ろへ大きく跳んだ。

 

芳香「逃げるなー!」

 

優「迂闊には近づけないな…取りあえず遠距離で攻めるか。『斬撃派』!!」ズドドン

 

芳香「お前の力はこんな物かー!」シュゥゥ

 

優「何っ?!」

 

芳香は真正面から斬撃派を受け止めたにも関わらず、怯む訳でもなく、普通に立っていた。

 

優「(じゃあ少し強くするか…)黒斬符『月牙天衝』!!」ズドォン!

 

俺は霊力を多めに込めた斬撃派を放った。その斬撃派は地面を削りながらも失速せずに芳香へと勢いよく当たった。

 

芳香「何ー?!うぎゃー?!?!」ズドォォン

 

優「どうだ…効いたか?」

 

屠自古「ほう!今の斬撃、人間にしてはやるじゃないか」

 

布都「その力…やはり尸解仙じゃな!」

 

青娥「どの力を見て言っているのよ…まぁでも確かに強いわね。でも芳香には効くのかしらね…」

 

白煙が立ち込める中、俺は違和感を感じた。

 

優「(当たった時、手応えは感じた。だけど…これで終わってはいけないと俺の本能が言っているような気がする…)何だ…?」

 

芳香「うがー!!今のは効いたぞー、じゃあ私の番だ!」

 

優「何っ?!(やはりまだだったか!月牙天衝は連続で放つとチャージに時間がかかるから多用はできない!!)だったら肉弾戦だ!」

 

俺は地面を思いっきり踏込み、一気に芳香へ接近した。――だが、俺は判断を間違えた事を知らない。

 

優「ここだ!」ヒュッ

 

芳香「遅いぞー!!」パシッ

 

俺は芳香に殴りかかったが、容易く受け止められた。

 

優「えっ?!」

 

芳香「さらばだー!!」ヒュッ

 

そして芳香が俺の頭めがけて口を大きく開け、噛みついてきた。

 

 

 

 

 




この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回から仙界編をする事にしました。霊廟と言った方がいいのか迷ってしまった…
まぁ、早速初回から戦闘と言う事でしたね。そしてピンチになっちゃているけど大丈夫なのかなぁ?
今回はここまでにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!
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