中学生が幻想入り?!   作:銀の鰹節

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前回のあらすじ
目覚めたら…まさかの天界?!
 ↓
龍神から使命を受けた
 ↓
何か天子と戦う事に…(今ココ!!)



#75 何かがおかしい…

天子「よしっ、ここなら存分に暴れても大丈夫よね」

 

優「何だこの景色…」ポカーン

 

俺は天子に一面に雲の世界が広がっている所へ案内された。てか、標高が高いから紫外線が強い…

 

天子「さて、構えなさい優!戦うわよ!」

 

優「わかりましたよって、何で突っ立っているんですか?構えてくださいよ」

 

天子「いや、まず貴方の力を知る為よ。さぁ来なさい!」

 

この人…一体何を言っているんだ?!幻想郷で初めてじゃないか?!多分。

 

天子「ほらっ、早くー!!」

 

優「わ、わかりましたよ!ハアッ!!」ブンッ

 

天子「あひんっ?!」ドゴッ

 

俺は拳に霊力を溜め、天子に殴りかかった。天子は防ごうとせず、もろに殴られ奇声を言いながらぶっ飛んでいった。

 

天子「くっ、なかなかやるじゃない…」プルプル

 

優「貴女は一体何がしたいんですか?!」

 

天子は腹をかかえ顔を赤めながら言った。え、赤めながら?

 

天子「ふ、ふぅ…ハンデはこれくらいでいいわね。お返しよ!!」ブンッ

 

優「ぐおっ?!(お前からやれって言ってきたんだろ?!)」ドゴッ

 

天子「…」プルプル

 

天子は俺を殴るとその場で蹲る。俺は2、3歩後ろへ後ずさる。てか、パンチが強くて痛ぇ。

 

優「あ、あの…?」

 

天子「て、手を引いた時に自分でお腹に肘打ちしてとても痛い…!」

 

優「本当に何がしたいんですか?!ただ痛みつけられたいんですか?!」

 

天子「くっ!否定はしないけどただのお遊びだったのよ」

 

優「いや、否定してくださいよ…」

 

天子「貴方、ずっと私を見ているけど大丈夫なのかしら?」

 

いきなり天子が質問してきて戸惑うが、どう言う事だ?と答える。すると天子は上を指さす。

 

優「上?」スッ

 

天子「隙アリ!!」ヒュッ

 

優「がっ?!」バコーン

 

俺が上を向いた時、顎に強い衝撃が来た。…卑怯だ。

 

天子「相手から目を離してはダメでしょ!」

 

優「…わかりましたよ。俺は本気でやります。さっき殴った時、天子さんはとても頑丈だと言う事がわかったから狂気の力をフルパワーで使っても大丈夫だよね?」ブワァ

 

天子「へっ?!え、ええどんと来なさい、返り討ちにしてやるわ!この緋想の剣でね!」チャキ

 

優「何だろう…いつもより力が出やすい…まぁいいか。行くぞ!!」キュイン

 

天子「えっ?!――ッ!!」ガキンッ

 

俺は天子の後ろへ霊力を爆発させながら高速で動く。そして一瞬で天子の背後に移動し、斬りかかったがギリギリで受け止められる。

 

優「受け止められたか…じゃあ零距離の斬撃派はどうする?」ダァン

 

天子「くっ…!!」シュゥゥ

 

優「?!(何だ、斬撃が消えた?いや、威力を吸収されたのか?)」

 

俺は受け止められている時、斬撃派を零距離で放つが威力が急に消えた。

 

天子「ただの剣だったら今ので粉砕されていたわ…」

 

優「…吸収には吸収で行くか」ダッ

 

天子「無駄よ。この緋想の剣では全てが無よ」

 

優「そぉらっ!!」ガキンッ

 

天子「ふふっ、無駄よ。ってあら?あらら?」

 

優「なるほどな。気に変換して使うのかその刀は」

 

天子「ちょっ、どういう事よ?!気質を霧にしているのに何で変化が起きないの?!」

 

優「俺が今使っている木刀には能力がついているんですよ。『全てを吸収する程度の能力』がね!」ガキンッ

 

天子「くっ!?」ズザッ

 

優「日符『ソードフレア』」ボオオッ

 

天子「ぐあっ?!」ズバンッ

 

緋想の剣を力で強引に弾き飛ばし、天子に狂気の力が混じったスペカを放つ。天子は膝をがっくりと落とす。

 

優「もうこれで終わりです」

 

天子「…まだよ…まだ私の欲求は満たされていないわ!!おりゃあ、潰れなさい!!」ブンッ

 

優「?!(こんな大きな石を投げてきた?!)」

 

 

『ズドーン!!』

 

 

天子は自分の身長より大きい石を突然何処からか現し、そしてぶん投げてきた。そのまま石は落ちて何故か煙が舞う。

 

天子「ふふ、それは要石よ!普通の人間がくらったら一溜りも無いわ!」

 

衣玖「何をやっているんですか、総領娘様!!優さんは龍神様呼ばれてきたのですから、とても重要な使命があるはずなのですよ!なのにこんな事したら優さんが死んでしまい、もしかしたら未来がどうしようもない事になりますよ?!」

 

天子「あ、ついヤっちゃった。許して衣玖!」

 

衣玖「いいですから早く要石をどかしてさしあげなさい!」

 

―――『断空斬』―――

 

 

『ズバァン!!!』

 

 

天子「!?あああ?!か、要石がぁぁ?!!」

 

優「ふぅ…何とか抜け出せた。石は断空斬で切ったのでくっつける事ができますよ」

 

天子「こ、このぉぉ!!」バッ

 

優「怒りにまかせて来てしまえば相手の思う壷ですよ?くらえ…【獄炎と成りし刀よ、全てを焼き払え!!獄炎符『灼熱の一太刀』】」ゴオオッ

 

天子「があああ?!」ボオオッ

 

俺は激しい炎に包まれた木刀で天子をぶった切る。天子は地面に倒れ、のた打ち回っている。手加減したからまだのたうち回るだけで済んだのかもしれない。

 

優「さてと、石をくっつけてっと」カポッ

 

天子「ぐぅ…」スピー

 

天子はのた打ち回っている間に、気絶というか寝てしまった。なんで寝れるの?

すると衣玖さんが天子の傍に近寄り、俺に向かって叫ぶ。

 

衣玖「優さん、総領娘様が寝ておられる内に早く行ってください!じゃないと永遠に付き合わされる事になりますよ!」

 

優「わ、わかりました!それでは失礼しましたー!!」ピューン

 

俺は衣玖さんの迫力に驚きながらも天界を出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

優「ふぅ…さて、天界から出たのはいいが…何処へ行けばいいんだ?」

 

俺は天界から出ると森しか空から見えなかったのだ。衣玖さんはどうやってここに来たのだろう…

 

優「まぁ飛んでいたらその内どっか見つけるだろうし大丈夫か!」

 

俺はとりあえず勘でしばらく飛んで行くと、湖らしきものが見えた。

 

優「おっ、思ったよりも早く見つけられたな」

 

俺は直ぐにその湖が見えた所まで飛んで行った。すると湖の近くでチルノ達が遊んでいるではありませんか。

 

優「チルノ達もいるって事は何とか戻って来れたか。おーい、チルノー!!」ヒューン

 

俺はチルノ達の元へと向かった。しかしチルノ達は俺を見た瞬間、目を丸くして逃げて行ってしまった。

 

優「あれ?俺何かしたか?と言うよりは何もできなかったよな?…まぁいいや。人里に行くか」

 

俺は違和感を感じながらも人里へ向かった。

 

 

青年移動中…

 

 

優「な、何なんだよこれ…!!」

 

俺は人里に着くと目を疑うような光景が広がっていた。なんとあちこちがボロボロなのだ。倒壊してしまっている家も見える。人の気配はいつもよりないように感じたのであった。

 

優「一体何が…――ッ?!」グンッ

 

俺が歩いているといきなり後ろへ引っ張られる。そしてそのまま地面に叩き付けられる。

 

優「ぐあっ?!く…だ、誰…?!」

 

俺を投げた人を確認する為に前を見ると、目の前には驚くべき人物が血相を変えた顔で俺を睨んでいた。

 

妹紅「…」ギロッ

 

優「も、妹紅さん…?!」

 

妹紅「くらいな」ボオオッ

 

優「ぐっ?!」サッ

 

妹紅は俺に向けて火を放った。俺はすぐさま起き上がり回避する。

 

優「な、何するんですか?!」

 

妹紅「それはこっちのセリフだ。お前は何をしに戻って来たんだ!!」

 

優「いや普通に帰って来ただけですよ?!」

 

妹紅「あんな事をして帰って来た?ふざけるな!今度は油断しない…」スッ

 

優「ちょっ、ここ人里ですよ?!」

 

妹紅「お前が言うな!!」ボオオッ

 

優「くっ…!分身」スゥ

 

妹紅「あっ待てっ!くっ…!」

 

俺は妹紅と分身を戦わせて、その内に逃げ出した。

 

 

 

 

 




この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回は戦闘回。そして…最後、妹紅と優がまさかの対立。優は何とかして逃げ出せたけど今後どうするのだろう…
何かこれからの展開が厳しくなりそうな予感が ビビッ と来ました。
それでは今回はここで終わりにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!
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