中学生が幻想入り?!   作:銀の鰹節

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前回のあらすじ
優が意識を取り戻す
 ↓
色んな人から謝られる
 ↓
永琳が考えた優の治療法とは?!(今ココ!)



#83 危ない(意味深)治療法

永琳「やってもらうのは貴方だけではないわ。全員よ」

 

全員『えっ?』

 

永琳「やっぱり薬よりも皆と一緒に過ごした方が心の改善は早いのよ」

 

優「つまり俺が皆へ会いに行くと言う事ですか?」

 

永琳「会いに行くんじゃなくて、『泊まり込み』よ」

 

全員『?!!』

 

優「ちょっと待ってください!それでは皆にかなり迷惑を掛けてしまいます!」

 

永琳「元々、貴方をそのようにさせてしまったのは私達にも原因があるのよ?だったら私達で責任をとるしかないじゃない」

 

優「で、でも絶対皆に迷惑を掛けてしまいますって!」

 

永琳「多分貴方なら大丈夫なような気がするわ。話によると『博麗神社』『紅魔館』『白玉楼』とかにも泊まった事があるらしいじゃない」

 

優「…あ、そうだった」

 

永琳「でしょ?そして滞在期間は2週間以上とさせてもらうわ」

 

優「2週間も?!3日間とかそれぐらいじゃないんですか?!」

 

永琳「そんなに短かったら意味がないわよ。2週間でも私は短いと思うわよ?」

 

優(何てこったい…!俺としてはあまり皆に心配してほしくないから短くていいんだけどな…)

 

永琳「あとならべく交流する事。折角泊まるのに交流ナシじゃ殆ど効果なし。一番効果が高いのは…そうねぇ…混浴とか」

 

全員『ブッ?!』

 

永琳が言ったことに対して、全員が同じタイミングで同じリアクションを取る。

 

永琳「今まで治療してきた中でも心の改善させるにはそれが一番効果が良かったのよ」

 

全員『…』プスー

 

全員が黙り、顔を赤くする。その光景を永琳が楽しんで見ているような気がするのは気のせいだろうか。

 

優「や、やっぱり良いですよ…皆さんにも悪いですし…」

 

永琳「あら?そうなの?」

 

永琳は皆に問う。すると皆は優が思いもしない事を答える。

 

霊夢「べ、別に優を助ける為ならいいわよ」

 

魔理沙「わ、私もだぜ!」

 

アリス「まぁ仕方ないわよね」

 

レミリア「あら?私はむしろ大歓迎よ?」カアア

 

レミリアさん、言葉では平気そうですけど顔がリンゴみたいにとても赤くなってますよ…

 

優(ええー…)

 

永琳「ほら大丈夫じゃない」

 

優「皆、本当にいいのかそれで?!俺は男だぞ?!」

 

霊夢「だから言ったでしょ。優を助けるなら別に良いって。ここに居る全員が同じ気持ちよ?」

 

魔理沙「霊夢の言うとおりだぜ!ほら逃げるなよ優!」

 

優「う、ぐぅ…」

 

アリス「貴方なら変な事をするとかないでしょうし、別にいいわよ」

 

レミリア「あ、あら?私はむしろ大歓迎よ?」カアア

 

レミリアさん…我慢しないでください…

 

優「…わかりました。皆、宜しくお願いします」

 

永琳「うん、それでよし。でも最初は此処に滞在してもらうわ。まだ怪我とかの事も心配だし、ついでにできる事も先にやっておきたいのよ」

 

優「はい、わかりました…」ズーン

 

全員『何か優の周りの空間だけ黒くなっているような気がするー?!』

 

優「ははっ、いや別に嫌と言う訳ではないんですよ?ただこの先俺の精神が持つかを考えると気が遠くなって…」フラッ

 

優は千鳥足となっており、しっかりと立ててない。

 

永琳「(こ、これはこれで重傷ね…)あ、貴女方がどんな事をすれば効果的かを紙に書いて、それを後日ウドンゲに配らせるから、優が来た時はそれを参考にして頂戴」

 

これで永琳との話が終わったが、その後も続々と妖怪や人が優に謝罪をしに来たのはまた別なお話。

 

 

 

~その日の夜~

優「うぅ…今日は凄い心が削られたような気がする…」

 

てゐ「だ、大丈夫かい?」

 

体の所々に包帯を巻いたてゐが俺に話しかける。

 

優「大丈夫ですよ。てゐさんこそ大丈夫なんですか?」

 

てゐ「私は妖怪だよ?こんなの怪我の内にも入らないって」

 

優「そうですか…(その傷も悪がやったんだよな…)」

 

俺はハッと気付き、これじゃダメだと頭を振る。その時、鈴仙の声が聞こえた。

 

『ご飯だから居間に来てー!!』

 

てゐ「おっ、ご飯かい。優、行くよ」

 

優「あっはい」

 

俺はてゐと居間に行き、食卓には彩豊富な野菜が広がっていた。

 

優「ご、豪華?!」

 

鈴仙「さ、食べましょ。姫様がもう止められないので」

 

輝夜「もう我慢できないわー!!」ウガー

 

永琳「姫様、お願いですから!もう始めますから耐えてください!」ググッ

 

てゐ「いいから早く食べようよ」

 

優「そ、そうですね、いただきます!」

 

俺は久しぶりの永遠亭での料理を口にいれた。味付けが懐かしく感じ、帰って来たと言う事が実感できる。

輝夜はあんなに暴れていたのに食べるとなると直ぐにお腹一杯と言って、残してしまった。もったいないなぁ。

 

優「ふぅ、ご馳走様でした」

 

鈴仙「ご馳走様でした。食器を洗うから持って来てねー」

 

優「はーい」

 

永琳「優、食器を届けたらもうお風呂に入りなさい。今日は色々と大変だったからね」

 

優「…はい、わかりました」

 

俺は食器を置きに行った後、永琳に言われた通り風呂へ入りに行った。そして入る時なのだが、今回は腰にタオルを巻いて入った。どうしても昼の話が忘れられなかったのだ。

 

優「(来る…気配はないな)ふぅ、久しぶりの風呂だ…ってか思ったんだけど幻想郷露天風呂多いな」

 

永遠亭も露天風呂なのだが、実は俺の家も小さな露天風呂があるのだ。

 

優(それよりも…明らかに俺の力が急に上がってるな…何が原因だ?)

 

俺は試に、そこら辺にあった小石を拾い、握ると粉々になった。

 

優「孤独が力を与えているのか…?だとしたら俺が好む力じゃないな」

 

永琳「私もそう思うわ」

 

優「?!」バシャァ

 

俺は急に背後から聞こえた声に驚き、大きく後退する。

 

優「…やはり来ましたか」サッ

 

永琳「あら、目を逸らすなんて冷たいわね」

 

優「さすがに無理ですよ…ん?」

 

鈴仙「あんまりこっちを見ないでよ…」

 

俺が目を逸らした先にはタオルを巻いた鈴仙がいた。

 

優「っ?!」サッ

 

俺は瞬時に違う方向へと目を逸らす。だがその先には――

 

輝夜「残念、私よ!」バッ

 

輝夜が居り、なぜか巻いていたタオルを取っていた。

 

優「うぐっ?!」サッ

 

俺は慌てて下を向く。下なら大丈夫だろうと思ったのは浅はかだった。

 

てゐ「ありゃ、見つかっちゃった」

 

優「うわあああ?!!」バシャーン

 

もうこれ1つのホラーですよ…

この後俺は、さらに密着されて平然を装う事は到底不可能だった。そのため、俺は5分で入浴を終わらせてしまった。

 

 

 

優「はぁ…より疲れた…」

 

俺は布団へ飛び込む。そしてそのまま顔を蹲める。

 

優(今度から目にタオルを巻いておこう…でなかったら俺の理性が壊れる…)

 

そのまま俺は目を閉じて考え事をしている内に、眠ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~地底への洞窟の入り口~

藍「…紫様、やはり何処を探してもありません」

 

藍は紫へそう告げる。紫は持っている扇子で口を隠して考える。

 

紫「そう…(ここから1kmの範囲で探した。もし妖怪に食べられたのなら残骸は残る筈。そう考えると持ち去られたと考えるのが普通ね…)」

 

椛「うぅ…!!私の所為で…3人の部下の命を奪ってしまった…!!」

 

にとり「椛…別に椛の所為じゃ…」

 

椛「違う!!私は…部下の命を失わせてしまった上に、その死体すら守れなかった…!!」ガクッ

 

椛はその場に項垂れる。椛の前には3人の部下の死体がある筈なのだが、天狗B・Cの2人だけしか居らず、天狗Aの死体は最初からなかったかのように消えていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回は…永琳の考えた治療法が明らかになりましたね。そして、その治療法を行う度に優の理性は破壊されつつあります。この先大丈夫なのかがとても心配です…あと、幻想郷の女性にはあまり『恥じらい』と言う物がないのでしょうか?もしそうだとしてもちょっとは持って頂きたいものですね。
それでは今回はここまでにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!
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