優が何者かに連れ去られた
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優が意識を取り戻すと目の前に女性達が現れた(今ココ!)
優「あ、貴女達は…?」
俺は目の前に現れた金髪の女性と、ポニーテールの女性達に問う。そしてその答えは驚くべきものだった。
ポニテ「自分の状態を見てから言うんだな愚民よ」
優「愚民?!って何か拘束されている?!」ガシャン
俺は愚民と言われた事にもビックリしたのだが、鎖で固定されている事にビックリした。
優「ど、どういう事ですか?!俺は貴女達に何もしていませんよ!?だから早くこの鎖を外してください!」
金髪「私達には何もやっていないわね。でも問題は私達が尊敬する師に手を出したことよねぇ」
優「師…?貴女達の師は誰なんですか?」
ポニテ「…八意師匠と言えば貴様でもわかるだろう?」
優「え…八意っていったら永琳さんですか?」
俺が永琳と言った瞬間、ポニテの女性が腰に装備している長刀を抜き、俺の首を斬る構えをとる。
ポニテ「貴様ごときの愚民が師匠を名前で呼ぶな…!!」チャキ
俺は刀を向けられた瞬間に分かった。この人達はヤバいと。関わってはいけないと。
優「貴女方の師匠が居られると言う事はここは永遠亭ですか?」
金髪「違うわよ。ここは穢れ無き世界、『月』よ」
優「つ、月?!月って夜に見える…」
金髪「そう、その月よ」
優「と言う事は永遠亭の住民は全員月にいたんですか?!」
ポニテ「そうだ。でも貴様が師匠達を襲撃したと連絡が来てな、いてもたってもいられなくなったと言う訳だ」
優「(襲撃?!と言う事はこの人達、悪の事を言っているのか…)すいません、それは俺ではありません。人違いです。ですので地球へ帰らさせてください」
ポニテ「…けるな」
優「え…?」
ポニテ「ふざけるな!!しらばっくれ様とも無駄だ!何故ならDNA、霊力の色、血液、魂などがすべて一致した!だから逃れようがないぞ…!!」スッ
ポニテの女性が手を上げると後ろにいたウサ耳の少女達がいっせいに俺に向かって、持っていた銃で発砲した。
『ズガガガン!!!』
優「ぐはっ?!」ブシュッ
ポニテ「安心しろ。急所は外してある。だが痛覚が敏感な所を撃った」
ポニテの女性が言った通り、今まで体験した痛みとは異なるほどの痛みだった。
金髪「愚民、貴方は月の科学の実験台として働いてもらうわ。それが…『償い』よ」
優「(ま、マズイ!!)【俺から半径10mは俺の空間だ】、空間移動」パッ
俺は瞬時に判断し、能力を使ってその場から逃げる。
優「ぐ…体が軽すぎる!本当に月みたいだなここは!」
俺は撃たれた所が痛むが取りあえず、逃げておく。だが――
『ジャキキキキン!!』
優「ぐああ?!足があああ!!?」ザシュ
走っている途中でいきなり壁や床、天井など四方八方から刀が飛び出る。そして足に刀が刺さり激痛が走る。
ポニテ「逃げるなどしてどうする。ここは月。貴様には帰る手段がないのだぞ?」
優「うぅ…」
ポニテ「捕えろ!部屋に連れ戻せ!」
ウサ耳の少女達「ハッ、依姫様!」
俺は少女達にさっきの部屋まで戻される。再び固定され、俺には札が貼られる。
優(この札…俺の霊力を止めた?!)
ポニテ「後は頼んだぞ。お前達」
少女達「ハッ!」
ポニテと金髪の女性は奥へと消えて行った。そして少女達が怪しい注射器や丸薬などを持ってくる。
少女「ちょっとチクッとしますよー」チク
優「一体何を…?」
少女「これは超高速再生剤です。例え粉々になったとしても一瞬で元に戻れる便利な薬ですよー。でも効果は一定時間なのでお気をつけをー」
少女「取りあえず最初にこれでしょ。『Dz-P5』、最近開発した五感を一気に100万倍以上にもあげるやつだね。えいっ」チク
少女は俺の首筋に注射を刺す。そして効果は直ぐに表れる。
優「な、何だ…?うああああ?!?!!」
一気に視界が細かくなる。人の肌の細胞、毛の構造など全てがはっきりと見えるようになる。そして聴覚。人がボソッと話す程の声でも頭が狂って仕舞いそうなほど五月蠅い。そして他の嗅覚や触覚なども向上している。
この後、地獄のような時間が続き、20分経ってようやく薬の効果が切れた。
優「う、うぅ…!!(あの超高速再生剤、気絶に関しても効果アリかよ…もう嫌だ…死んだ方がマシだ…)」
少女「お、効果切れたね」
少女「じゃあ次はこれでいいんじゃない?『過激興奮剤』。分量を間違って作っちゃったらしくて処分しようとしても面倒臭いから今使っちゃおう?」
少女「いいんじゃない?じゃあ早速行ってみよー」グイッ
優「うぐっ?!」ゴクリ
今度は錠剤を無理矢理飲まされた。すると体からなにかじわじわと来るものを感じた。
優「?!(何だ?!狂気の力に反応してるのか?!)」
少女「一個ずつ何てつまらないね。私だったら『LJ-7SRT』(解放剤)を投与したいんだけど」
少女「一回ぐらいならいいよ」
少女「本当?!よっしゃあ、いくよ!!」グイッ
優「うぐっ?!」ゴクリ
またもう一個錠剤を飲まされた。そしてその時、ドアが開き、入って来たのは驚くべき人物だった。
創造者「…その姿、無様ですね。佐藤優」
優「そ、創造者?!」
少女「し、侵入者だ?!早く依姫様、豊姫様に報告しないと?!」バッ
創造者「動くな…!!」ギンッ
少女達「?!!」ビキッ
優(力が格段に上がっている…おそらく前の数十倍…一体何をしたっていうんだ?!)
創造者「さてと…貴方はこの貼られた札を剥がせば力を解放できますね」
優「?!どういう事だ?!」
創造者「月の科学力は並を凌駕している…それゆえにその科学力を本人達がくらってしまったら瀕死になるでしょう」
優「さっきから何が言いたいんだ!!」
創造者「何、ただの暇つぶしですよ。月の科学の結晶体はこの部屋から3つ右の部屋に存在しています。覚えていて損はないでしょう」
優「…!!」
創造者「さて、月の力で強くなった優よ…どれだけ踊れるか見物させてもらいましょう…!!力を解放するのです!!」ベリッ
創造者はそう言って優に貼られてある札を剥がす。そして優の全ての力が一気に解放される――
『ゴゴゴゴゴ!!!!』
優「くっ?!力が…溢れて?!」
創造者「私に見せて下さい…本能の戦いを!!」ブゥン
そう言うと創造者は消えた。そして動けなくなっていた少女達も動けるようになる。
少女「ヒッ?!は、早く知らせなきゃ~!!」ピュー
少女達は部屋から出て行った。すると屋敷に警報音が鳴り響く。
『ウウ~~!!ウウ~~!!』
ポニテ「何だ、何の騒ぎだ!?」
金髪「ほら、あまり焦ると失敗するわよ?はい、桃」
ポニテ「お姉様、場を考えてください!!」
金髪「きゃん!怒られちゃったぁ~…」
少女「依姫様、豊姫様~~!先程、謎の侵入者が地球人に手を施し、我々では手の打ちようのない事になっております!!」
?「へぇ、依姫と豊姫って言うんだ…」
少女「ヒッ!?」
依姫「穢れた者が私達の名を呼ぶな…!!」
豊姫「これは恐ろしい事…力が暴走して見境なく暴れるなんてね…」
優「戦おうよ。体が疼いて仕方ないんだ…!」
依姫「どうやら死を望んでいるようだな…」
豊姫「私達とどれくらい張り合えるのかしらね…」
依姫・豊姫「私達に戦いを挑んだ事、それが『罪』!罪人はおとなしく地獄へ行ってなさい!」
月人VS優(暴走状態)、想定不可能な争いが巻き起こる?!
この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回は優君…地球を超えましたね。と言ううか何で月なのに普通に息が出来ているんだろう…やっぱり月人も酸素とかが無かったら生きてはいけないのかな?
それでは今回はここまでにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!