子兎達にギッタギタにされた
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予定と遅れたが地球へと帰った(今ココ!)
~幻想郷・人里~
『ザアアアアッ!』
今日は珍しく雨が幻想郷で降っていた。だが、その中でも人里の広場に大勢の人が集まっていた。その大勢の人の中には霊夢、早苗、魔理沙など多くの顔が混じっていた。
霊夢「…やっぱり私は出たくないわ」
魔理沙「私だって出たくないぜ…諦めた訳じゃないからな…」
早苗「うぅっ!あんまりです、これは!まだそうと決まっていないのに…」1
人々が集まっている中央には、優が写った写真が大きく置かれてあった。そう、これは優の葬式だったのだ。
レミリア(私の見た運命とは全く異なる未来…優、貴方は一体何をしたの…?)
咲夜「お嬢様、大丈夫ですか?雨が降っておられるので私が代表として行こうと思ったのですが…」
レミリア「大丈夫よ。ある程度なら問題ないわ」
咲夜「それならば良いんですけど…」
男性「そろそろ時間だ…皆の者、黙祷!」
男性がそう言うとその場に居る者は全員目を閉じる。雨の降る音もあるが、すすり泣く声もちらほらと聞こえた。
男性「それじゃあ…花を供えよう…」
男性が優の遺影に近づくと、いきなり遺影に日光が当たる。
お爺さん「おお…見よ、極楽への道じゃあ…優殿もさぞかし嬉しかろう…」
男性「本当にそのようだな……ん?何だあれ、何かが落ちてくるぞ?!」
人々『えっ?』
男性の発言にその場にいる者はキョトンとするが、直ぐに目を丸くする。
女性「ほ、本当だわ?!」
お婆さん「死神様じゃあ…死神様が魂を運びに来たんじゃあ…!!」
藍「?!」ビービーッ
いきなり藍から警報のような音が発信する。
紫「?!優探知機が反応した?!」
藍「紫様ッ!上空からいきなり反応が現れ、物凄い速度で落下しています!!」
紫「まさか…!」ギンッ
紫は空から落ちてきている何かに目を細める。そこには――――
優「ああぁぁああぁぁあーーー?!?!!」ヒュゥゥゥ
落下している優の姿が見えた。
紫「優?!」
人々『えっ…?ええーー!?落ちて来てるーー?!!』
何故優が落ちてきているのかと言うと、ちょっと前の事…
~ちょっと前~
優「うおっ?!いきなりだな?!」パッ
優は豊姫のお蔭で無事地球へと戻って来たのだが、現在の場所が問題だった。
優「って空ぁぁ?!!」ヒュゥゥ
雲より上の空にいたのだった。俺は直ぐに能力を発動し、周りの空間を地上と同じような気候にして、飛行する態勢に入った。
優「あ、危ねぇ…豊姫さん、鬼畜ですね…。取りあえず雲で見えないからちょっとだけ切り取るか」ブゥン
俺はまた能力を使って雲の一部分を切り抜いた。そしてその部分から下りていく。
優「雨だったのか…おおっ?!真下が丁度人里じゃん!」
ここまでは順調だった。だが、問題はここで発生した。
優「あれっ?!ああぁあぁぁあーー?!!」ヒュゥゥ
何故か再び落ちたのだ。今度は何故か能力も飛行も使えない。そして現在に至るのだ。
~人里~
文「私が風を使って落下速度を減少させます!」ビュゥゥ
一輪「私が下で構えているわ!雲山!!」
雲山「!!」バッ
早苗「私と霊夢さんで優さんを支えます!勢いが殺せなかった場合、一輪さんお願いします!」バッ
早苗と霊夢が優の方へ向かい、文は上昇気流を起こし、一輪は雲山と下で待ち構えていた。
優「あぁぁー?!ん?霊夢、早苗久しぶりじゃないか!」
霊夢「それは後!今は優を助けるからっ!」ガシッ
早苗「くぅッ…!全然止まりません…!!」ググッ
魔理沙「よしっ、私に任せろ!飛んでけッ!!」シュゴオオオ
魔理沙は箒を上空へ飛ばし、優へ一直線に飛んで行った。
優「ん?!おいちょっと待て、霊夢、早苗頼む、少しでもいいからずれてくれ!!」
霊夢・早苗「はああーー!!!」
優「あ、ダメだ。俺を止めるのに精一杯だ… オゴォォッ?!!」ドスッ
箒は俺のお腹ど真ん中に刺さり、食い込んでくる。そして地面に足が着くころには俺は腹に箒が刺さったまんま落下は止まっていた。
紫「優!貴方、今まで何処にいたのよ?!」
優「いや…それよりも腹に刺さっている箒の事を聞いてくださいよ…」
魔理沙「うわ~箒が刺さってるぜ…」ジー
魔理沙がまじまじと垂直に刺さっている箒を見る。
優「見ているのはいいから早く抜いてくれ。あ、ゆっくりにだぞ?ゆっくりに」
魔理沙「分かったぜ!」ズボッ
魔理沙はそう言い、俺の腹から勢いよく抜く。その瞬間、激痛が走り目の前が真っ白になりかけた。
優「ま、魔理沙…ゆっくりって言っただろ…」ガクガク
魔理沙「ゴメンだぜ!それよりもお前、今まで何所にいたんだ?」
優「何としても俺の願いはスルーか…俺は今まで月にいたよ」
全員『へっ…?』キョトン
優「いやだから月へ…」
全員『ええええー?!!』ガビーン
一回目は皆キョトンとしたが、二回目は発狂していた。俺、おかしい事言ったの?
紫「あ、貴方月って…?!よく生きて帰ってこれたわね…!!」
優「いや、本当にそうなんですよ…何度死にかけたか…」
文「す、凄いですよ!月から初の生還者じゃないですか?!」
優「いや~豊姫さんのお蔭で地球に戻ってこれたんですよねぇ~」
永琳「と、豊姫ですって?!」
優「あ、永琳さん依姫さん達から伝言を預かってます。『師匠、元気ですか?私達も元気です。近い頃にまた会いましょう』との事です」
永琳「そ、そう…」
俺はある事に気付く。近くに俺の大きな写真があるのだ。
優「ん?何で俺の写真?と言ううかそういえば何で皆が此処にいるの?」
優の問いにその場にいる者全員が下を向き、黙っていた。
全員『…(言えない…!葬式をしようとしていたなんて言えない…!!)』プルプル
優「皆集まっている…そして俺の写真…っ?!まさか?!」
全員(ま、まさかバレた?!)
優以外の人は目を瞑って下を向く。そして優の答えは――
優「俺を待っていてくれたんですね?!」
全員『……え?』
予想していた結論と違い、ポジティブに捉えてくれた。
紫「そ、その通りよ優!」
早苗「そうですよ!別に葬式をする為に集まっている訳じゃ――むごごっ?!」
魔理沙〈な、何を言っているんだぜ?!態々そんな事を言ったらバレちまうだろ!!〉ヒソヒソ
早苗「むぐぐ…(すいません…)」
永琳「それよりも優、貴方左腕とその右目どうしたの?」
魔理沙(永琳ナイスだぜ!)グッ
永琳は自然に話を変え、優にバレる事はなくなった。
優「ああ、月で右目と左手を失ってしまいまして、右目は何か月の科学で作られた目で補ったんですよ。左手は自然治癒力を向上させてくれる薬を投与させてもらい、長い時間をかけて治したので肌の色は違いますが左手を使えるようになったんですよ」
永琳「う、うん?とりあえず永遠亭に来てもらえないかしら?そこで細かく検査させてもらうから」
永琳は状況を飲み込めず、首を傾げる。そして優は皆にお礼を言っていた。
優「分かりました。皆、有難うございます!嬉しかったです!」
そして俺と永琳は永遠亭へ向かった。永遠亭に入ると鈴仙が泣きながら飛びついて来るわ、輝夜がギャーギャー、ギャーギャー騒いで来るわで凄かった。
優「も、もう泣き止んでも良いんじゃないですか?」
鈴仙「だって、だってぇ~~~!!!」ヒーン
優「そして輝夜さんももうそこまでにしてくださいよ!」
輝夜「嫌よ~~!優がいない間誰もかまってくれなかったからつまらなかったのよ!ねぇ~ゲームで遊びましょうよ~」グイグイ
てゐ(ニヤニヤ
これは…どうやら今日は眠れなさそうだ。
この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
昨日で東日本大震災から5年が経ちました。黙そうする時、亡くなってしまった人達への思いだけでなく、私は頑張って震災から耐えて生き延びた人達を応援する気持ちも込めて行いました。
『亡くなった方々、ご冥福をお祈りします。そして生き延びてくれた方々、有難う…!これからも、頑張って生きてください。応援します!』
始め、小説と関係ない事を書いてしまってすいませんでした。これだけは書きたかったので許してください。
さて、今回は優が地球へ何だかんだで生還しましたが…皆さん何をやっているの?!葬式だなんて縁起でもない…でも死にかけていたからな…
さてと、次回で永遠亭から出ていかせて何処かに行かせようかな!何処にしようかな…まだ決まっていないや!
それでは今回はここまでにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!