優が帰って来た事を祝福?してくれた
↓
永遠亭で一夜を過ごした(今ココ!)
まだ日が上がっていない時間に、優はある違和感を感じ目覚める。
優「…久しぶりに悪夢を見ないで寝れたけど何だろうな…この状態…」
輝夜・鈴仙・てゐ「すー…すー…」ギュー
その違和感の原因はすぐ横に鈴仙と輝夜とてゐが俺と密着して寝ていたからでだった。
優(…考えてみれば俺は人と密着して寝ると悪夢を見ないな…これは永琳に報告すべきなのだろうか…)
永琳「あら?もう起きていたの?」ガララッ
俺が報告しようか迷っている時に永琳がやって来た。
永琳「ごめんなさいね。私達がついていながら危険な目に合わせちゃって」
優「いえ、こうして話ができるだけで俺は嬉しいですよ」
永琳「そう…有難う。ところで鈴仙達と寝ていてどうだった?」
優「熟睡していたので起きるまで分かりませんでした」
永琳「成程、悪夢は見なかったのね。熟睡できたと言う事はそうなんでしょ?」
優「…その通りです。俺は人と密着して寝ていると何故か悪夢を見ないんです。やっぱり変ですよね…」
永琳「変じゃないわよ」
優「え?」
永琳は当り前と言わんばかりに即答する。
永琳「貴方の年頃は心に変化が現れる時期なの。だから不安定で、支えが必要になるの。その支えが私達の存在だと私は仮定しているわ」
優「そう、ですか…」
永琳「ええそうよ?だから今、しっかりと皆に甘えた方が将来の為にもなるのよ?」
優「わかりました。わかりやすく教えてくれて有難うございます」
永琳「どういたしまして。じゃあ鈴仙達を起こしておいてくれるかしら?私はまだ研究をしなくてはならないから」
優「わかりました」
永琳「じゃあ宜しくね」ガララッ
優「さて…皆さん、起きてください!朝ですよ」ユサユサ
俺は鈴仙達を揺らしながら問いかけると、鈴仙の手が動き、俺の手を掴む。
優「えっ…?!ちょっと待って鈴仙さん、離して、お願い!それだけは――」
鈴仙「…人参、食べ…なきゃ…」ガブッ
優「痛いッ?!俺の指は人参じゃありませんから早く起きて?!」
何と寝ぼけているらしく、俺の指に噛みついた。
鈴仙「うふふふ~…甘~い…」チュパチュパ
優「今度は吸ってる?!って、握ってる力が半端ない…!!」グググッ
輝夜「う、う~ん」ムクッ
俺が鈴仙と格闘している所で輝夜が起きる。
優「あっ輝夜さん、助けて下さい!俺の力じゃ全然歯が立たないんです…!!」
輝夜「…眠い」バタッ
優「ちょっ?!起きてください、二度寝しないで俺を助けてください!?」
輝夜は直ぐに布団に潜り、再び眠りだす。そしてその時にてゐが弾き飛ばされる。
てゐ「うぅ~…痛い…優と鈴仙は2人で何をやっているの?」
鈴仙「うまい…」ガジガジ
優「いってぇっ?!お願いです、鈴仙さんが寝ぼけているらしくて俺が襲われているんです。鈴仙さんを止めてください!!」
てゐ「ん~…そのまま鈴仙を担いで部屋から出ていけばいいんじゃない?」
優「えぇッ?!」
てゐ「いいから私の言うとおりにするッ!!」クワッ
優「ヒッ?!わ、分かりました…よいしょっと…」グイッ
鈴仙「う、ううん…」
俺が鈴仙を持ち上げた時、てゐが動いた―――
てゐ「てぇぇぇゐ!!!」ベキッ
優「えっ…」ガクン
なんと、けた蹴りをしてきたのだ。俺は直ぐに、バランスを崩して倒れる。
優「イタタ…てゐさん?!」
てゐ「さぁ…そこからどうするんだい?」
優「え?」ガシッ
鈴仙「んっ…」
優「ええっ?!それはダメですって?!」グッ
鈴仙が俺の指を離したと思ったら、今度は俺の顔目掛けてやって来た。俺は寸前で鈴仙の顔を押さえつける。
鈴仙「んん~…」ググッ
優「う、うああああーー?!!!」
俺はこの後も何とか耐え続け、遅いと駆けつけた永琳に助けられた。
~朝食時~
鈴仙「うぅ…」シュー
鈴仙は顔を赤くして食事をしていた。まぁ無理もないだろう。
優「そういえば、皆さんにお願いがあるんです」
永琳「急にどうしたの?」
優「俺はもうそろそろ永遠亭から移動しようと思うんです」
鈴仙「それってまさか私が…!」
優「違いますよ。逆に俺は鈴仙さんに好意をいだいていますから」
鈴仙「えぇっ?!そ、それってつまり…」プスプス
何か鈴仙が1人で静かにブツブツと言い始めたけど俺は話を進める。
優「できれば今日中には移動したいんです」
永琳「行く場所は決まっているの?」
優「はい、『紅魔館』です。早く助けなくてはいけない人が居るんです」
永琳「(治さなくてはいけない人は貴方だけではないそうね…)わかったわ。行ってきなさい、夜になっては面倒よ」
優「有難うございます!」
俺は朝食を済ました後、準備していた着替えなどを持って永遠亭から出て行った。
紅魔館へ歩いていると、いきなり変化が訪れる。
『ブゥン』
優「?!」
いきなり周りの色が白黒へ変化したのだ。そして空を飛んでいる鳥が止まっていた。
優「時間が…止まっているのか?でも何で俺は…」
考えようとした時、再び時間が動き出す。
『ブゥン』
優「うおっ元に戻った…まさか逆刃刀か木刀の所為なのか…?」
俺は紅魔館へ再び足を動かした。
『ブゥン』
優「また止まった…これじゃあ美鈴さんを起こせないな…まぁ入らせてもらうか…」
紅魔館の門前まで来たが、また時間が止まった。しかも今度は10分ぐらいたっても元に戻らなかった。
優「レミリアさんの前に待機してて驚かせようかな…?」ガチャ
咲夜「え…?」
優「あ、咲夜さん。何か俺、時間が止まっている時でも動けるようになっているんですよね~」
咲夜「…」
部屋へ入ると咲夜は目を見開いて、動かなくなっていた。
優「咲夜さん?咲夜さん!」
咲夜「…な、何で動けるの?」
優「いやぁ~何ででしょうね。今まではこんな事なかったのに…」
咲夜「貴方、月へ行ったって言っていたわよね?」
優「はい」
咲夜「じゃあ月で手に入れた物はない?私はそれが原因だとしか思えないわ」
優「もらった物…あ、そういえば目を作っていたな」
咲夜「目…?そういえば、右目が前と変化して黒と赤の瞳になっているわね」
優「何か月の科学を詰め込んだとか言っていたから100%この目が原因でしょうね…」
咲夜「じゃあその目で何とかできるんじゃない?」
優「そうですね。…ハッ!」ギンッ
俺は右目に力を入れる。すると周りの時止めがいきなり解除され、時間が動き始めた。
レミリア「えっ、優?!何でいきなり目の前に…赤い空間を作っていないわよね?!」
優「あ、今咲夜さんが時を止めていたんですけど、その間でも何故か俺が動けるんですよね…でも俺の右目が原因なんだとか…」
レミリア「び、ビックリしたじゃないの!!寿命が100年縮んだわよ!!」
優「すっすいません!お詫びとしておやつを作りますんで許してください!」
レミリア「し、仕方ないわね…べ、別におやつが食べたいとか思っているんじゃなくて貴方が可哀想に思っただけだからね!いいわね!」
優(隠せていないなぁ…まぁでもそれがレミリアさんだから仕方ないと言えば仕方ないか…)
俺はこの後、厨房を借りておやつを作ったのだが、レミリアがおかわりを大量にする為、ずっと厨房と向き合っていたのだった。
(ちなみにこの夜、おやつを食べすぎた所為で夜ご飯を食べれなかったから咲夜に叱られていました。)
この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回は永遠亭を旅立ち、紅魔館へ行きましたね。鈴仙はどうやら朝が弱いよう。
次回から紅魔館での内容…よぉ~し、頑張るぞー!!
それでは今回はここまでにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!