核を探す練習をするようになった
↓
入院延長となった(今ココ!)
優「ふぅ…やっと紅魔館に戻れた…」
俺は紅魔館、門前でそう思う。なんたって永遠亭には2週間滞在したのだから。
美鈴「あ、優さん退院できたんですね!おめでとうございます!」
美鈴が俺に気付き、話しかける。どうやら門番しながら軽いトレーニングをしているようだ。
優「美鈴さんが寝ていないなんて珍しいですね」
美鈴「ふっふっふ…私だって寝ているばかりの門番じゃないんですよ!」
優「アハハ!言いますね、それでは引き続き門番頑張ってください」
美鈴「はいっ!」
俺は美鈴と後ろに紅魔館へ入って行った。
優「もう壁とか直っているな。まぁ2週間も経っていれば直っているか」
『ダッタッタッタ!!』
優「!(後ろから足音…細かい…そして軽い…フランさんかな?)」クルッ
俺は後ろから足音を聞きつけ、後ろを振り返る。すると2つの影が凄い勢いで突進してくるのが見えた。
優「い゙っ?!うああぁぁ!?!!」ズガーーン
俺は驚いて回避に遅れる。そしてそのまま2つの影に抱き着かれてそのまま壁までぶっ飛ぶ。
優「ぐっ!!(やべぇ?!今首がビキッてきた?!)」ビキィッ
フラン「マサルっ!!」ギュゥー
レミリア「…」ギュゥー
優「お、お二人できましたか…嬉しいのですけど、今首が曲がってはいけない方向に曲がろうとしているので離れてくれませんか?」
フラン「あっゴメン…」バッ
レミリア「…」ギュゥー
目だけを動かしてみると、フランは離れたがレミリアが黙ったまんま離れずにいた。
優「くっ…(俺の首がもう限界に近い…!!)フランさん、俺の脚を思いっきり引っ張ってください!!」
フラン「わ、わかった!えーい!!」グンッ
フランは優の言った通り、思いっきり引っ張る。すると優の体が浮いてそのまま吹っ飛んで行く。
優「うおおっ?!(まだ空中だから体制を整えれる)」クルッ
俺は何とか体を回し、綺麗に着地する。そして俺はある事に気付く。
優「幻想郷に来てからやっぱり身体能力がかなり上がってるな…元の世界にいた時なんてバク転すら全くできなかったのに…」
そう、身体能力がかなり向上しているのだ。退院したばかりの奴が目の前で華麗に空を舞い、着地している所を見た事があるのだろうか。
フラン「ねーマサル、体勢整えた時にお姉様の事を殴っていたよ」
優「えっ?!レミリアさんすいません!大丈夫ですか?!」
俺はレミリアの方を見ると、帽子がなくなっており、その2m先、空中で体制を整えた所に帽子が落ちていた。
優「あ…(本当にやっちゃってるよ…)よいしょっと」
俺は帽子を拾い、レミリアに帽子を被らせる。その時に俺は気付く。レミリアの耳が赤くなっているのと、俺の服が濡れてきている事に。
レミリア「うっ…ひっく…えっく…」
優「…(このままにしておいた方がいいかな?動きずらいけど…)」
フラン「いいなー…ん?」
フランは優の背中に目が留まる。その瞬間、フランはニヤッと笑い、直ぐに行動に入る。
フラン「えいっ!」バッ
優「うわっとっと…フランさん危ないじゃないですか…」
フラン「えへへー、マサルとくっついていたら何か温かく感じるんだ♪」
優「何ですかその理由…」
何を言っても聞かなそうだから、俺は諦め、そのまま自室まで向かった。
優「ふ、ふぅ…着いた…」グラグラ
メイド妖精「お、お疲れ様です…私は下りますね」スタッ
優「あ、有難うございます…」
乗っている奴が増えていないかって?その通りだ。フランが通りかかるメイドさん全てに優に乗らないか?と声を掛けて、メイドは断る事が出来ないから俺に乗る一択だったのだ。
その所為でさっきまで俺に6人もの人が乗っていた。その中には――
咲夜「ごめんなさいね、優。私まで乗っちゃって」
咲夜さんもいた。どうやら紅魔館ではフランの力は大きいようだ。
優「い、いえ大丈夫です…」
咲夜(お嬢様、ちょっと気にかけてあげなさい。あの日からもうずっと笑顔を見ていないのよ。これじゃあ私の命が持たないからお願いね)ヒソヒソ
優(別に生きてはいけると思いますけどね…俺は最初からそのつもりですからご安心を)
咲夜は頼んだわよと言って、部屋を出て行った。うーん…半分自分の為のお願いだったような気がするな…。
フラン「あっもうこんな時間!じゃあねマサル、私は美鈴で遊んでくるから♪」
優「はい、美鈴と遊んできてください。あと、言葉は一文字違うだけでとんでもない意味になるのでお気を付けを」
フラン「?ん~よくわからないけどわかった!美鈴~~、今行くからねー!!」ダッダッダ
フランは走って部屋から出ていった。そしてその2分後、美鈴らしき人物の悲鳴が聞こえるのは今の優に知る由もなかった。
優「(本当にわかっているのかなフランさん…まぁ信じよう…!)さてと…レミリアさん、皆さんが出て行ったのでお話をしませんか?」
レミリア「…うん」パッ
俺がレミリアに問いかけるとレミリアはゆっくりと俺から離れる。
レミリア「…ごめんなさい」
優「えっ…あ、ああはい」
俺が何かを話そうとした時、レミリアから話をし始めたから俺は対応できずに返事が遅れる。
レミリア「私は…ただただ暴れてしまった…そしてなによりも貴方を殺そうとしてしまった…!!」
優「…」
レミリア「ごめんなさい…ごめんなさい…!!決して許される事ではないとわかっているわ…だから!!」
優「やめてください、レミリアさん」
レミリア「…え?」
俺は声色を低くして、レミリアに言った。
優「俺を殺そうとしてしまった?違う!!なんでさも自分がやったかのように言うんですか?!あれはレミリアさんなんかじゃない…!!レミリアさんの姿をした偽物だ!!」
レミリア「ッ…!!」
優「自分がやっていないのに認めてはダメです!!もし認めてしまったら…自分が可哀想じゃないですか…」
レミリア「優っ…!!」
優「ですから…『ごめんなさい』と言って俺に『大丈夫ですよ』って言わせてください。そしてその後はいつも通りに戻る。それが俺の願いです…!」
レミリア「うんっ、うんっ…!!わかったわよ…!!優…ごめんなさい」
優「はい、レミリアさんがやった訳じゃないので大丈夫ですよ」
レミリア「…有難う、優…」ニコッ
レミリアは泣きながらも頑張って俺に笑顔を見せて言った。俺はそれに返すよう、笑顔になって言った。
優「どういたしまして」ニカッ
そして最高の雰囲気になった瞬間、その雰囲気は破壊される。
『うぎゃあああ?!!い、妹様さすがにそれは…あぎゃあぁぁあ?!!』
レミリア・優「…」
美鈴のものらしき悲鳴が響き渡った。数秒の沈黙の後、俺達は―――
レミリア・優「プッ、アハハハ!!!」
共に笑いあった。
優「やっぱりフランさんわかっていなかったか…」アハハ
レミリア「ふふっ…!でも久しぶりに笑えたわ!さて、美鈴を失っては困るから助けに行くとしようかしら」フフフ
優「そうですね、一緒に行きましょうか!」
俺達は美鈴を助けに行った。すると案の状、フランが美鈴を振り回して周りの木を薙ぎ倒しているではありませんか。その後、何とかフランを止める事が出来て美鈴も夜食に参加する事が出来た。
~その夜~
その時間は睡眠をとる時間となり、全員寝間着姿で自室にいた。いつもなら寝ているのだが、レミリアは起きていた。能力による力によって。
レミリア(…!嘘…こんな事が起こるの?!…優は早ければ明日にも此処を出なければならないわね…!!)ピキーン
レミリアは突然見えた運命に驚くも直ぐに対処法を考えるのであった。
この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回はレミリアと優がメインでしたね。レミリアさんはおそらく今まで罪を感じたまんま過ごしてきていたんでしょうね…。それが今回晴れて良かったですね!(咲夜にとってもね…
それでは今回はここまでにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!