でわお楽しみください
「うぅ、」
ここは?どこだ?森?
「お兄ちゃん、やっと起きたんだ」
「あぁそれより、ここはどこだ?」
「どこでもいいじゃん…だってこんなに空気がきれいで誰かに睨まれてる感じもしない…最高だよ」
確かに言われてみれば空気が澄んでいるし体が軽いし、しかも全く嫌味の声、蔑まれる目線そして何より景色が綺麗だ…
こんな場所があったなんて…もっと早く来たかったな…確かに
「お兄ちゃんっ!なにぼーっとしてるの?さ、早く登ろうよ」
「う、うん…そうだな…」
春世は元気だなぁ…あっちの世界にいた時とは大違いだ
山を登っていると……
「誰かいる…隠れろ」
「う、うん」
「あれ?誰か、ここにいませんでしたか?」
「咲夜?確かに誰か居るわね」
僕は超小声で言う
「ばれてる?なんで?」
「あ、見つけましたよ」
み、見つかった…でも…なんだか…今まで見てきた人間たちとはまた違う…雰囲気だ
「どうしたんですか?隠れたりして」
「咲夜?居たの?どれどれ?おっっ可愛いじゃない。ちょっとそこの女の子出て来て」
春世の事か?
「だめだっっ‼︎」
「ちょっとお嬢様、今のは完璧にナンパですよ?」
でも、この人達なら、これまで見てきた人たちと全く違うし………駄目だ…僕達は今までそんな連中にひどい目にあわされたことが何回もあるじゃないか…なのに…なんか、心を許せるっていうか…なんて言うか…
「お兄ちゃん、行こ?」
正直僕は驚いた…これまであんなにも怯えていた春世が自分から行こ?だなんて…やっぱり本当に……
「………あぁ…じゃあ行ってみよっか」
体の震えが止まらなかった…でも直ぐに止まることになる
「ふふっ、汚れちゃってるわね、うちで洗う?」
その瞬間に体の震えが止まった…こんなに優しい人がいるなんて…もう素直に言えた
「お、お願いします」
「お嬢様、名前ぐらい名乗って聞きましょうよ」
「そうね、私はレミリア スカーレット、そこのメイドが咲夜よ、君達は?」
「僕は天邪楼 白です…そこに居るのが僕の妹…」
「春世ですっ」
「じゃ、行くわよ、」
「「はい」」
「わぁ、大きいお家」
とても大きな赤いっていうより紅いお屋敷が建っていた
「そうだな…」
「ちょっと待っててくださいね?」
と、咲夜さんがいい門番を叱っていた…でもどこか優しさがあった
「またサボってるわね」
と言いつつも優しい目で見ていた…
「はいどうぞ、上がってください」
「わぁ、綺麗」
「私は先に部屋に戻っているわね、後でその子達を私の部屋に連れてきて頂戴ね」
とだけ言い残し飛んで行った………飛んでいった!?そういえばよく見ればコウモリみたいな羽があるし…
「お嬢様は吸血鬼なんですよ?」
吸血鬼って…だから僕たちにも優しく…そして僕たちが信用できたのか…
「ところで貴方達はなぜ隠れてたのでしょう」
どうしよう…言うか迷う…でもこの人なら…
「僕達…外から来たんです」
「外からっ!?」
そして全てを説明してしまったけど……もう優しくしてもらえないかな?…と思っていたけど。
「私も…私も人に避けられ続けました……《時間を操る程度の能力》が有り…恐れられてきました……でもそんな状態で街をさまよっていると…お嬢様が…レミリア様が…声をかけてくれて…『どうしたの』って優しく声をかけてくれました…初めてでした…それから私はお嬢様に全てを捧げると決意しました…それで今があります…貴方達もお嬢様に出逢えて本当に…良かったと思います」
そんな話をしているとお風呂場に着いた
「『咲夜』と呼ばれればすぐに参りますので…失礼します」
すごい初めて優しくしてもらったな
「お兄ちゃんも一緒に入ろ」
「え、だめだよ」
「ムウゥいいじゃん」
そっか………3年ぶりだもんな
「じゃあ良いよ」
「やったー」
こんな幸せな場所があったなんて…もっと早く来たかったな…
春世の読み方があやふやな人が多そうなのでいっておきます
はるよ
です
亀更新ですがこれからもよろしくお願いします