鈴藤灯華は勇者になれなかった   作:水甲

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第7話 力

銀と獅子神が灯華の戦いは数の上で有利が優っていたため、灯華は膝をついていた。

 

「やっぱりまだ力を扱いきれていないの……」

 

「覚醒したばっかりだからしょうがないけどね」

 

銀がそう言う中、獅子神は何かを考えこみ、あることを告げた。

 

「鈴藤灯華といったな。お前はその力をどこで手にした」

 

「これは……私に手を差し伸べてくれた人がくれたものです。勇者になれなく落ち込んだ私に……あの人が……」

 

灯華は立ち上がり、武器を構えた。銀はまだ諦めないのかと思ったが、獅子神はあることを指示をした

 

「銀よ。彼女を捕縛しろ」

 

「何をするつもりですか?」

 

「お前は気がついていないのか?彼女が扱う力……あれは……」

 

「はああああああああ!!」

 

獅子神が何かを言いかけた瞬間、灯華が襲いかかってきた。獅子神は咄嗟にガードをしようとしたが間に合わず、左腕を切り落とされた

 

「ぐうう」

 

「獅子神さん!?」

 

「はあああああ!!」

 

薙刀の横薙ぎが獅子神に襲いかかる瞬間、銀たちの横を通り過ぎ、灯華に向かってある少女が駆けつけていた。

 

「勇者パアアアアンチ!!」

 

友奈の拳が灯華の顔を殴りぬけ、灯華はそのまま吹き飛ばされる

 

「ようやくか」

 

「獅子神さん、大丈夫ですか?」

 

左腕を切り落とされた獅子神を心配する友奈。だが、見る見るうちに獅子神の腕が再生していった。

 

「この樹海では我々バーテックスはある程度のキズは治せる。それはお前も知っているはずだ」

 

「そういえば……」

 

友奈はバーテックスが修復していくことを思い出していた。

 

「御霊さえ破壊されなければだがな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜と戦う僕は友奈が灯華を殴り飛ばす姿を見ていた。

 

「吹っ切れたか。さて鈴藤灯華は倒れたぞ」

 

僕は両膝をつき息が乱れた桜を見下ろした。さっきから僕は彼女の矢を撃ち落とすしかしていない。一切の攻撃は全くしていないつもりなのだが……

 

(勇者になってまだ力の扱いに慣れてないのか?それでもみんながなったばかりの頃はそんなに疲れてはいないはずだったし……もしかして僕らが扱う勇者システムとは違うものなのか?)

 

「くっ、灯華ちゃん……」

 

「さて色々と聞きたいことがある。答えろ」

 

僕は銃から槍へと変え、刃先を彼女に向けた。彼女は観念したのか武器を地面においた

 

「そうみたいですね。すみません、手間を取らしてしまって」

 

「いや、これぐらいだったら……」

 

「実は……」

 

桜が言いかけた瞬間、眩い光がどこからともなく放たれていた。それは倒れた灯華からだった

 

「あれは……」

 

「何……あれ?」

 

 

 

 

 

 

 

「あああああああああああああ!!」

 

眩い光が灯華を包み込む中、獅子神はあることに気がついていた。

 

「やはりあれは!!全員ここは退くぞ!!」

 

「えっ?でも、」

 

「なにあれ……」

 

友奈も灯華の光に何か違和感を覚えていた。そして灯華は光りに包まれながらどこかへ消えていった。

 

「逃げた?」

 

「くっ、一体何が……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

讃州中学に戻った僕ら、立花桜は樹海を解いた後灯華を追っていった。そして僕らは天の神や他の皆に戦いのことを話した

 

「友奈が覚醒したっていうのはいいとして、一体彼女が使ってる勇者システムって……」

 

「私達のとは違うとは思っていましたが……」

 

「もしかしてさっきお話した」

 

「みたいね」

 

先輩達は僕らがいない間、天の神から何かの話を聞いていたみたいだけど一体……

 

「彼女たちに話したこと、それは天の世界から……というより星屑たちを悪用する誰かがいるって話よ」

 

「星屑を……もしかして大赦の人間か?」

 

もしかしたらそんな考えを持つ奴らが至っておかしい。

 

「まぁそれはそっちに任せるわ。えっと彼女、乃木園子も早速調べに行ったしね」

 

あの園子がそんなに活動的に……

 

「それじゃ今回は帰らせてもらうわ。次は平穏なときにね」

 

天の神はそう言って帰ろうとした。銀と獅子神も同じように帰ろうとすると獅子神があることを告げた。

 

「彼女たちが使っている力のことだがあれは危険だ。なにせ自身の命を削っているのだからな……」

 

そして三人はそのまま姿を消すのであった。僕らは最後に言い残した言葉を聞いて何をすべきか考えることになるのだろうか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてある場所にて

 

「ふふ、まさか彼女がここまでやってくれるとはこれでもう十分なデータは取れた。そろそろ彼女たちを始末するべきかしら」

 

宝条は不気味な笑みを浮かべるのであった。そして彼女の研究室の扉の後ろで……

 

「そんな、まさか」

 

 

 




今回短めですみません。次回から最終章突入です。最終章の後に結城友奈は勇者であるsの話をやろうと思います
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