ナルトに転生しちまった!?   作:みさごん

13 / 71
お気に入りにしてくれた方が600人を超えるなんて・・・正直驚いてます。すごく嬉しいです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします!!
それでは最新話をどうぞ


~第十一話~

 綱手の修行を受け始めてから約半年が過ぎた。かなりハードな修行であったがなんとかついていくことができた。何回死にかけたか分からない…拳骨の加減を間違えられて地面に頭がめり込んだことがあったな。何回も…あ、話がそれた…

 

 そんなこんなで修行の成果はかなりのものである。大体の医療忍術は使えるようになり熟練度的にはシズネより少し劣るぐらいまでになった。まあ、そこらの医療忍者よりは腕が立つってことだ。

 

 死の森での修行もまだまだ続けている。アカデミー卒業するくらいまでやるつもりなんだけどね。成果は上忍クラスの風遁忍術が使えるようになり、風遁螺旋手裏剣も出来るようになった。まだ投げられないけど…後は母ちゃんの巻物に載っていた封印術はほとんど習得した。剣術の精度も結構よくなってると思う。そんな感じかな…

 

 そして俺は綱手達が今日、木の葉を出るというので見送りに来ている。

 

「いやあ、久しぶりにこんなに長く木の葉にいたな。なんだか少し名残惜しいな…」

 

「だったら旅を辞めて留まればいいってばよ」

 

 その方が木の葉も安全な気がするし。あ、敬語じゃないのは慣れ親しんだ仲になったこともあるが何回も間違いで殺されかけたので使うことを止めたからだ。

 

「そういうわけにもいかん…まだまだ各国をまわっていろいろな知識を学びたいからな。それに借金取りから逃げないといけないしな」

 

「後者が本音なんだろ?」

 

「ナルト君。そんなこと言ったら…」

 

“ゴチンッ”

 

「いってぇ…」

 

 拳骨をくらった。なんだよ…本当のこと言っただけなのに。

 

「ふんっ! 失礼な奴め! 出会った頃はこんなんじゃなかったのに」

 

「まあまあ、綱手様。それにしてもナルト君。ナルト君こそついてきてくれないの? 私、ナルト君と一緒に旅してみたかったのに…」

 

「まあ、行ってみたい気持ちもあるけど…俺は人柱力だからな。里にいた方が安全だと思うし…じいちゃんとの約束があるからな…」

 

 五歳になったら暗部入りだから残り一年もないし…残念だけど旅に行ってる暇はないかな。

 

「うーん、そっか。寂しくなるね…」

 

「そうだな。まあ、また来ることがあったらお前のとこには必ず行くさ…」

 

「おう。あ、そうだ…これを二人に渡しておくよ」

 

「ん? 飛雷神のマーキングが書いてある紙か」

 

「うん。それがあれば俺のチャクラが足りる場所だったら行けるからさ…」

 

 まあ、近くに来てる時にすぐ行けたら楽だからな…

 

「これを持ってるとあんまり離れた気がしないですね。綱手様!」

 

「ああ、そうだな。じゃあそろそろ行くか!!」

 

「はい!!」

 

「じゃあ、ナルトまたな!!」

 

「またねーナルト君!!」

 

「おう、またなー」

 

 またっていったけれど最低でも八年後には会えるけどな。

 

「あ、そうだ。ナルト!!」

 

「ん? なんだってば?」

 

 綱手に呼び止められた。なんだろう?

 

「見送りが終わったらこいと猿飛先生が言ってたぞ」

 

 なんでそれ早く言わないの!?忘れてたとかそんなところだろうけど…

 

「じゃあなナルト!!」

 

「そっちも元気でな!!」

 

 そう言って俺はじいちゃんがいる火影邸に向かっていった…

 

 

 火影邸の扉の前についたのでノックした。

 

“トントン”

 

「ナルトだってばよ」

 

「うむ、入れ」

 

 そう言われたので入っていくとじいちゃん以外にも何人かいた。全員知ってる人だけど…ヒアシにシカク、いのいち、チョウザがいた。それにしても名家の当主ばっかりだけど何かあったのかな?

 

「今日、来てもらったのはこやつらが儂とお前に話したいことがあるそうなんじゃ」

 

 話したい事? なんだろう? するとシカクが話始めた。

 

「ちょっと前にこの四人で話し合う機会があってだな。話す前に聞いておきたいんだが、ナルト君。君は自分の両親について知っているかい?」

 

 この人達なら話してもいいかな。俺の数少ない友達の親だし…

 

「ええ、知ってますよ。父親が四代目火影こと波風ミナト、母親がうずまきクシナ…ですよね?」

 

「ああ。それともう一つ聞いていいかな?」

 

「いいですけど…九尾についてですか? 俺に封印されてる事は知ってますよ」

 

 残り一つと言ったらこれしかないだろう。まあ違ってたとしても言って後悔はしてないよ。

 

「ああ…そうか。それならば話そう。君に九尾が封印された日…うちは一族を除く名家当主は四代目が君に九尾を封印する瞬間を見ていたんだ」

 

「えっ!?」

 

「なんじゃと!?」

 

 俺とじいちゃんが驚きの声をあげる…

 

「あの瞬間を見ておったのは儂と儂の近くにいた暗部だけだと思っていたのじゃが…」

 

「火影様と我らはおそらく反対側にいたのでしょう。まあそれはおいておきましょう。その時に我らは誓いました。この子はおそらく辛い目にあうかもしれない。その時は我らが支えてやろうと…」

 

「そうじゃったのか…」

 

 そんなことがあったのか。でもあんまり酷い目にはあってないな。というよりあわないようにしてはいたんだけど…

 

「そういう話があったのだが、そういうことがあまりなかった。それで我らが表立って行動することはなかった…ヒアシ以外はな」

 

 確かにそうだ。多分憑依なんてことになってなければかなり行動してたんだろうけどな…

 

「話し合いの時にヒアシからその事を聞き今は日向家で暮らしていると聞いた。それを聞いてヒアシにばかりやらせていると思った…」

 

 まあ、そうなるのか。俺が別にいいとかそういう問題じゃないもんな…

 

「そこでだ。ナルト君がアカデミーを卒業するまで二年ごとに我ら四人の中の誰かの家にナルト君を住まわせ世話をさせてはもらえないだろうか? 今まで何もしてこなかった我らに何かさせて欲しい…」

 

「なっ!?」

 

 なんだって!?俺が名家当主の家を転々とする!?なんだか凄い事になってきたな…

 

「儂は構わぬぞ。ナルトがいいと言うならばな」

 

 じいちゃんの許可も出た。いろんな名家を見て回れるのは面白そうだな。

 

「どうかな? ナルト君?」

 

「えっと…よろしくお願いします」

 

「そうか受けてくれるんだな。礼を言う」

 

「いえいえ、お世話になるのはこっちのほうなんですから。こちらこそありがとうございます」

 

「それじゃあ、一族の者に説明してきますので失礼します。火影様。いくぞ、チョウザ、いのいち」

 

 シカクがそう言うと猪鹿蝶の親達は行ってしまった…

 

「じゃあ、私達も帰ろうか。ナルト君。今日は家で修行しよう…」

 

「はい、分かりました。あの、これからは呼び捨てで呼んでもらえませんか?」

 

 ここまできてと思うけど。ずっと違和感があったからこんな機会だし…お願いしてみた。

 

「ふむ、わかった…それでは失礼します。火影様。では、行こうかナルト」

 

「はい!!」

 

 そう言って俺はヒアシと共に火影邸をあとにし、家に帰った…




いかがだったでしょうか、無理矢理になってしまったかもしれませんね・・・
その点を含め感想、批評などよろしくお願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。