ナルトに転生しちまった!?   作:みさごん

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お気に入りに登録してくれた方がとうとう1000人を突破しました。なんだか嬉しすぎて言葉が見つかりません。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします。では最新話をどうぞ


~第十六話~

 あれから約一年半が経った。いろいろなことがあった…

 

 まず暗部での修行は大分慣れて今では調子がいいと午前中だけで修行内容を終わらせることが出来るようになった。修行の成果はかなりのものである。水遁と雷遁の性質変化を会得しいくつかの忍術も教えてもらった。手裏剣術はイタチと同じくらいのレベルになった。体術はイタチと普通に渡り合えるようになった。剣術は夕顔に100kgの竹刀を使っても一本を取れるぐらいにはなった。あっという間に一本取った時に夕顔が修行早く終わっちゃうじゃないと嘆いていたのは気のせいだと思いたい。あの人Sなのかな…そんなに俺をいじめるのが好きなのか。話がそれた…

 

 死の森での修行も順調だ。とうとう指先に螺旋丸を作ることに成功した。今は指三本に同時に作れるようになったため四本、五本と数を増やしている。また、大玉螺旋丸、螺旋連丸を使えるようになった・・・先に螺旋手裏剣覚えて覚える順番おかしかったけどまあ良しとしよう。今は普通の螺旋丸を投げられるように修行中だ。

 

 暗部での修行が早く終わった時などは日向家やサスケのところに行って遊んでいた。日向家ではヒナタの妹のハナビが誕生した。その時は何故か俺も呼ばれて宴会に参加し、一緒にお祝いした。久しぶりにヒナタに会ったが、なんかもじもじしながらもずっと俺に話しかけていた。見てて可愛かったな。サスケのところではミコトから母ちゃんの話を聞いたりナズナとサスケの修行に付き合っていた。後でイタチから聞いたんだけど、ナズナが俺に負けた日以来二人共凄く修行するようになったらしい。イタチも面倒を見させられて大変だったそうだ。

 

 そんなこんなもあって今日はアカデミー入学式の前日で、俺はじいちゃんに呼び出されて火影邸にいる。何かな? 明日から任務で入学式参加できないとかは嫌だなぁ…

 

 そんなことを思いながら俺は扉をノックした。

 

“トントン”

 

「波狐です。入ってもよろしいですか?」

 

「うむ、入れ」

 

 許可が出たので入っていくと、じいちゃんとイタチがいた。なんだか嫌な予感がするなぁ。

 

「お前に来てもらったのはお前にしかできない任務をしてもらおうと思ってな」

 

「分かりました。それはいつからなんでしょう」

 

「明日からじゃ」

 

 まじかよ…入学式でらんないじゃん。はあ、しょうがないか。

 

「それで任務の内容はなんでしょうか?」

 

「うむ、明日からアカデミーに入学する子供達を内部から他里の忍びからさらわれないように見張っていて欲しい。今年は特に名家の子供達が多く入学するからな。重要な任務じゃ。かなりの長期となるが頼むぞ」

 

 え、これはもしかして普通に明日からアカデミーに行けるのか? よかった…入学式なんてこの世界じゃおそらく一生に一回しか味わえないから絶対行きたかったんだよ。ほっとした。

 

「分かりました。ナルトの方の姿でいいんですよね?」

 

「うむ、あとは修行の任務は昨日で終わりじゃ。じゃからアカデミーには本体で行くがよい。楽しんでこいの…本当に緊急な任務以外での招集はしないつもりでいるからそのつもりでな」

 

 っていうことはほぼアカデミーに普通に通えって任務みたいなものか。じいちゃん…ありがとう。いろいろ考えてくれたんだな。

 

「儂からは以上じゃ。じゃがイタチから話があるそうなんでな。なんでもお前に頼みたいことがあるらしくてな」

 

 イタチからってなると…おそらくクーデター阻止関連かな。あの悲劇まではあと一年くらいだし…もうここまできたら俺も防ぐつもりだからちょうどいいかも。

 

「頼み…ですか?」

 

「ああ、今うちは一族では木の葉の里にクーデターを起こそうという動きがあってな。俺はそれをどうにか防ごうと考えている。そこでそれをお前にも手伝って欲しいんだ。無理にとは言わない。考えてくれないか?」

 

「分かりました。手伝いましょう」

 

「随分と決めるのが早いな…下手をすれば俺以外のうちは一族を相手取ることになるぞ。それでもいいのか?」

 

「そうならないためにやるんでしょ? 俺にもうちは一族には大切な友達がいる。その人達と対立なんてしたくないですからね。進んで協力しますよ」

 

 もし、惨劇が起きてサスケがい生き残るとしてもナズナが生き残る保証はどこにもない。友達は絶対に失いたくないからな、防ぐしかないだろう。

 

「そうか、ありがとう。お前が協力してれるなら心強いな。頼りにしてるぞ」

 

 そこまであてにされても困るけど…まあ頑張るよ。

 

「ふむ、よかったのイタチ。儂も微力ながら協力させてもらうつもりじゃ。では話は終わりじゃ。戻って良いぞ」

 

 そう言われたのでイタチと一緒に部屋を出た。部屋を出たので変化を解き、面を外した。

 

「イタチさん、今からどうするんだってばよ?」

 

「俺は家に帰るつもりだが何かあるのか?」

 

「いやさ、今からイタチさんの家に行こうと思ってさ。一緒に行っていいよね?」

 

「ああ、構わないさ。ナズナとサスケに修行でもつけるのか?」

 

「それもあるけど…話したいことがあってさ。イタチさんも含めて」

 

 そろそろこの人達には話しておきたいからな。事件を防ぐのにプラスになるのかマイナスになるのかは分からないけど…話そうと思う。

 

「そうか、じゃあ行こうか」

 

「おう!!」

 

 そう言ってイタチと共に向かっていった。

 

 イタチと一緒に向かっていると、イタチを呼ぶ声が聞こえた。

 

「イタチ!!どうだったんだ?」

 

「シスイか、ああ協力してくれるそうだ。これで防げる確率は上がっただろう」

 

 シスイってあのシスイか!?別天神使えるっていう…まさかここで会うとは思わなかったな。

 

「よかった…それでこの子は?」

 

「ああ、こいつはうずまきナルト。俺の友達だ。」

 

「よろしくだってばよ!!」

 

「よろしく、俺はうちはシスイ。こいつの親友ってとこかな」

 

「そうなのか。へー」

 

「それで二人揃ってどこに行くんだ?」

 

「イタチさんの家に向かってるんだってばよ」

 

「そうなのか。俺も行っていいか?」

 

「いいんじゃないかな? ねえイタチさん」

 

「あ、ああ…」

 

「よし、それじゃあ決まりだな」

 

 シスイには教えておいた方がいいかな。この人に隠す必要もないし。そんなことを考えているとイタチに肩をつつかれた。

 

「(いいのか? シスイがいても。大事な話があるんだろう?)」

 

「(いいってばよ。どうせなら一緒に聞いて貰った方が楽だし。イタチさんの親友なんでしょ? どうにかなるって)」

 

「(そうか、ならいい)」

 

 小声で話していたらシスイが随分と先に進んでいたので追いかけるように俺とイタチは走った…




いかがだったでしょうか。とうとううちは事件に関わっていきますね。
感想、批評などよろしくお願いします。

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