多由也が木の葉に来てから約二年が経った。俺は十歳になっている。特に大きな事件はなかったが俺の周りでは変化が起きていた。
まず、みんなの修行を二つに分けて行っていたがまとめて行うようになった。あとから修行を始めた四人も体術のレベルやチャクラの最大量が大分増えてきたので一緒にやっても問題なくなったのだ。そのおかげで俺の負担が減ったのはいいが少し喧嘩が起きるようになった…まあ殆どナズナといのがしてるんだけど。喧嘩が起きた時はやり過ぎないように注意しながらもほおって置いてる。いい組手になってるからね。
そのおかげもあってかみんなも原作より結構強くなってる。サスケは「火遁 鳳仙花の術」や「火遁 龍火の術」を習得し、今は雷の性質変化の修行をさせている。体術は既に原作での中忍試験本選の時ぐらいにまでになった。ナズナは火遁系の術はサスケと同じものを習得しており、もう一つの性質変化が風だったのでその修行を行っている。既に第一段階の修行が終わり第二段階に入っている。体術はサスケより少し上のレベルである。ヒナタはチャクラコントロールの修行の成果もあり「守護八卦六十四掌」を習得出来ている。これは俺も予想外だったが嬉しい誤算だったので良しとしている。猪鹿蝶の三人はそれぞれの秘伝忍術を二つ扱えるようになった。体術は下忍の上位レベルくらいまで来ているのでいい方だと思う。
次に多由也の個人修行をつけるようになった。みんなに修行をつけていると言ったら私にもつけてくれと言われたのだ。まだチャクラコントロールの修行や基本忍術を教えている段階だけど筋はいいのですぐ強くなると思う。
俺の死の森での修行も順調である。螺旋丸をだいぶ早く投げられるようになった。実戦で使えるレベルになった。また、螺旋丸に水の性質変化を加えることに成功した。まだまだ精度はまだまだだが威力はいい感じである。また、千鳥習得の修行を始めた。あの任務以降も何回か護衛につくことがありカカシとも一緒になることも結構あった。その時使っていた雷切をよく観察して研究していたのでなんとかなるだろう。サスケに教えるためにも是非習得したい。
また、俺は今山中家で暮らしている。山中一族は一箇所にまとまって住んでいるということはなくバラバラに住んでいるためそこまで多くの人と関わる事はなかった。しかしながらいのいちやいの、いのの母親も良くしてくれているので不便とかはない。たまに変化をして店の手伝いとかもしている。その時には植物のことをいろいろ聞くことが出来て、かなり勉強になる。一人暮らしになった時には野菜とか薬草育ててみようかな。食費が浮いて新鮮な野菜が食べられるし、薬草があれば薬作るをことも出来るのでいい事づくめだしな。
そんなこんなで俺は今、ヒナタの家に遊びに来ている。今日は修行が早く終わり時間があったので遊びに来たのだ。久しぶりに来たが家に特に変わった様子はないな。そんなことを考えていると…
「あ、ナルトさん!!お久しぶりです!!」
そう言いながらハナビが俺の腹めがけて突っ込んできた。
「がふっ…久しぶりだな、ハナビ。でもいきなり腹に突っ込んでくるなんて吃驚するってばよ」
「いいじゃないですか。ナルトさんたまにしか来ないんですから…もっと来てくれるなら止めてあげてもいいですよ」
「うーん、それは難しいってばよ。アカデミーに通ってるし、みんなの修行を見なくちゃいけないしな。なかなかこういうことは少ないからな」
「じゃあ、諦めてください。ついでに私に修行つけてくださいよ」
「お前はネジとかヒアシさんに修行につけてもらってるんじゃないのか? 俺じゃあ柔拳は教えられないしな」
「あの二人は柔拳以外教えてくれないんですよ。姉様に教わろうとしても修行で疲れててすぐ寝ちゃうから教われないんですよ」
まあ、結構きつい修行させてるからな…しょうがない教えてあげようか。
「わかったってばよ。チャクラコントロールの修行とアカデミーで習う基本忍術の修行でいいなら修行つけるってばよ。それでいいか?」
「はい!!お願いします!!じゃあ、早速始めましょう!!こっちです!!」
「うおぉい!?」
いきなり手を掴まれ引っ張られたので変な声が出てしまった。この子本当にヒナタの妹なのか? ヒナタとは性格が反対な気がする…そんなことを考えていると修行場についたようだ。
「じゃあ、指導お願いします」
「おう!!じゃあ…」
そう言って修行が始まった。内容的には多由也と同じメニューをやらせるようにした。センスはいいみたいだな。飲み込みが早いから教えるのが楽だな。まあ組手とかじゃないから基本見てるだけなんだけどね。そう言ってるうちに修行を始めて二時間くらい経っていた。そろそろ今日は終わりでいいかな。
「そろそろ修行終わりにするってばよー。きりのいいところで止めてこっちに来いってばよ」
「は、はい…ありがとう…ございました…今行きます…」
随分疲れてるな。そこまできつくした覚えはないんだけどな。
「お疲れ様。ほれ、タオルだってばよ」
「ありがとうございます…ナルトさんの修行ってこんなにきついんですね…姉様がすぐ寝てしまう理由が分かりました…」
「そうか? 俺はそんなつもりないんだけどな。俺の修行内容よりはかなり緩めでやってるはずなんだけどな」
影分身修行の時も影分身一人にやらせてる内容はこれの二倍以上だしな。
「ナルトさんはどんだけきつい修行をしてるんですか…少しは体を気遣った方がいいんじゃないですか? 体壊しますよ…」
「まあ、考えてみるってばよ。じゃあ俺はそろそろ帰るかな。もう時間も遅いしな」
「えー…久しぶりに来たんだから夕飯くらい一緒に食べてってくださいよー。ねえ、姉様?」
「う、うん…父上も母上もそう言ってるし…夕飯…食べてって」
ヒナタいつの間に…気づかなかった。それは置いておいて、あんまり遅くなるといのに怒られるけど…まあいいか。
「わかったってばよ。用意までしてくれてるし食べていくってばよ。俺が手伝えることってなんかあるか?」
「大丈夫だよ。ナルト君は…ゆっくりしてて。じゃあ…私はお料理作ってくるから…」
そう言ってヒナタは行ってしまった。ゆっくりって言われてもな…することがない。
「ハナビはシャワー浴びてきたほうがいいんじゃないか? 結構汗かいてるみたいだし」
「そうしたいんですけどね…体が重くてですね。動くのが億劫なんですよ…お風呂場まで連れてってくれませんか?」
「俺でいいのか? テルさんとかヒナタとか女の人に連れてってもらったほうがいいんじゃないのか? 一応俺は男だしな。気にならないか?」
女の子をお風呂場に連れて行くっていうのはなんかまずい気がするしな。
「ナルトさんがいいです。お姫様抱っこしてください」
「なっ!?」
この子はいきなり何を言い出すんだ。お姫様抱っこだなんて…
「ふふふ、冗談ですよ。おんぶでいいですから連れて行ってください」
「お、おう…」
なんだかペース崩されるな…ちょっと苦手なタイプかもしれないな。そんなことを考えながらハナビをおんぶした。まあ五歳児だし軽いな。とりあえずさっさとお風呂場に連れて行ってやろう。
「ナルトさんの背中って以外に大きいんですね。見た目よりも大きく感じます」
「そうか? まあ鍛えてるからじゃねえかな。あんまり意識したことねえけど」
「大きいからか分かんないですけどナルトさんの背中安心します。ここで寝られそうです」
「背中で寝られるのは困るってばよ。ほら、お風呂場に着いたぞ」
「もう着いちゃったんですか。残念です。また機会があったらおんぶしてくださいね」
この子は…俺の事男じゃなくてなんか動物みたいに思ってるんじゃないか? まあ気にしても仕方ないか。
「まあ、気が向いたらな。じゃあまた夕飯の時にな」
「はーい」
そう言って俺は元の場所に戻り夕飯が出来るのを待っていた。そして夕飯が出来るとヒナタが呼びに来てくれ久しぶりに日向家でご飯を食べた。食べ終わって帰ろうとしたら泊まっていけと言われ泊まることになった。なんかハナビが影でガッツポーズをしてたり、ヒナタの顔が赤くなったりしていたのは気になったが何も言わなかった。そして翌日アカデミーに行っていのに説教をくらったのは別の話だ…
いかがだったでしょうか。そろそろ原作に突入します。
感想、批評などよろしくお願いします。