俺は今タズナの家の階段を上がっている。チャクラ切れで倒れたカカシを上で寝かせてもらっているので様子を見に行くのだ。サスケやサクラも一緒に向かっている。まあ、タズナの娘のツナミが少し先に階段を上がっていくのを見たのでそれを追いかけるような形になってるけどね。
「大丈夫かい? 先生」
ツナミの声が聞こえてきた。カカシが目覚めたのかな?
「いや、一週間は体を動かすのがやっとで…」
「ほら、だったらしばらくは動かないほうがいいよ」
「え、えぇ…」
この頃のカカシって貧弱だよな…写輪眼を使うとあんな短時間の戦闘で一週間も動けなくなっちゃうとか。暗部で一緒に任務したときはこんなんじゃなかったから修行サボったんだろうな…
「あ、カカシ先生起きてる」
サクラが声を掛けている。少しこのまま見てるか…
「もう、なによ。写輪眼って凄いけど、そんなに体に負担がかかるんじゃ考えものよね」
おいサクラ、お前特に何もしてないんだからそういうこと言うんじゃねえって思うのは俺だけか?
「す、すまない…」
カカシもそこで素直に謝っちゃうのね…まあいっか…
「でもまあ今回あんなに強い忍者を倒したんじゃ!!しばらくは安心じゃろう!!」
タズナが大声で言った。残念ながら倒せてないんだよね。あの追い忍、白は再不斬を助けに来ただけだし…
「それにしてもあのお面の子何者だったのかしら?」
サクラが何か言ってるけど…カカシが説明してくれるだろう。
「あれは霧隠れの暗部、追い忍の特殊部隊が付ける面だ」
「特殊部隊?」
「彼らは通称火消し班と呼ばれ、その忍びの生きてきた…」
カカシが追い忍について解説している。まあ、聞き流してるけどね。それにしても白のチャクラから感じた懐かしい感じはなんだったんだろう? 確か転生の時に血継限界を頼んだけど、もしかしたらそれかな? そうだとしたら俺の使える血継限界は氷遁ってことになるのか。でもどうやって使うんだろう…原作ではヤマト隊長の木遁の時に土遁と水遁を同時に使って発生させてるとか言ってたから風遁と水遁を同時に発生させればいいのかな? 今度やってみようかな。そんなことを考えながらちょっとカカシの方を見てみるとなんか右手を顔に当てて少し深刻な顔をしていた。ようやく気づいたのかな?
「なあ先生、追い忍ってその場で死体を処理するものだよな?」
俺はカカシに聞いて確認してみる。
「あ、ああ…そうだな」
「だったらおかしいってばよ。あのお面のやつは死体を処理せずに持って行っちまったし…それに再不斬を攻撃した武器もただの千本。千本なんて急所に当たらない限り殆ど殺傷能力なんてないし。医療関係にも用いられててツボ治療何かにも使われてる。うまく秘孔を突けば仮死状態にだって出来る。そう考えるとあのお面は再不斬を助けに来たってことになってさらに再不斬は生きてるってことになるってばよね?」
「えぇ!?」
「なぁ!?」
サクラとタズナが驚いている。まあ普通はそうだろうな。サスケは冷静っぽいけど内心どうなんだろう? まあいいか。とりあえずカカシの反応を見てみよう。普通の下忍じゃ知らないことを言ったしどう出てくるかな?
「ま、そういうことだな…しかしナルト。お前がなぜそんなことを知っている…アカデミーでは習わないはずだ。そういえばさっきの戦闘で使った術のこともある。聞かせてもらえないか?」
まあそうなるよね…まあ話すつもりでいたからいいけど。
「まあ、いいってばよ。術の方から答えるとさっきの質問の答えになるだろうからそっちを先に言うってばよ。まあ答えは簡単。それは本人だからだってばよ」
それを言うとカカシの目が見開いたようになった。やばい、この顔面白いかも…
「本人?」
サクラが聞いてきた。まあサクラはそれだけじゃ分かんなくて当然なんだけど。
「そう、俺は火影直轄暗殺戦術特殊部隊所属“波狐”本人なんだってばよ」
「あ、あんたが暗部!?嘘でしょ!?」
サクラがすごく驚いている。まあ驚かない方がおかしんだが…
「ハハハ…ナルト、まさかお前が“波狐”だとはな…しかしそれならあの術を使うのもあの強さも納得がいく。というよりまだ実力を出し切ってはいないな。全くお前ってやつは…そういえばサスケ、お前は驚かないんだな」
「ああ、俺は知ってたからな。結構前から」
サスケが答えた。まあ、アカデミー前には教えてたし。サスケの修行したのも半分以上は俺だし…
「前から知ってたか…なんでサスケには教えていたんだ?」
カカシが聞いてきた。まあ隠すことでもないしいいか。
「まあ、自然な流れでかな。イタチさんに正体バレちゃって、その時にそのまま家に連れてかれてサスケがいて、仲良くなって、話しておいた方がいいかなと思ったから教えたんだってばよ。確かアカデミー入る前だったかな」
アカデミー行く前に実力隠すってのと一緒に話したからな。まあ話したのはサスケにだけじゃないけどね。
「そういうことか…なるほどな。けど暗部でも仮死状態に出来るツボなんて教わらないはずだ。なぜ知っている?」
あれ、カカシに綱手に修行してもらったって言ってなかったんだっけ…
「それは暗部に入る少し前に医療忍術のスペシャリストに修行をつけてもらったからね…今はどこをふらついてるのか知らないけど」
それを聞いたカカシの目が再び見開かれた。その顔やめて。ツボにはいりそうだから。
「お前ってやつはどこまで実力を隠してるんだかな…まあいい納得できたよ。話してくれてありがとう」
「おう!!」
とりあえず一段落ついたかな。とりあえず再不斬達をどうにかしなきゃいけないからそっちについて話すか。
「まあ、俺の話も終わったし再不斬をどうするかって話になるんだけどさ。俺に考えがあるんだってばよ。うまくいけば再不斬ともう一回戦わなくて済むかもしれないんだ。聞いてくれる?」
「ほう、それは聞いてみる価値はありそうだな。話してみてくれ、ナルト」
カカシにそう言われたのでみんなに分かりやすいように俺は話始めた…
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