ナルトに転生しちまった!?   作:みさごん

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テスト期間が長引いて投稿遅れました。申し訳ないです。


~第六十一話~

 俺は今第二試験会場の死の森にきている。懐かしいな…アカデミー卒業するまでほぼ毎日ここに来て影分身して修行してたんだよな。だからここの中の地形はほぼわかってるようなものだからそこの心配はないんだけど…大きな問題は大蛇丸のみだよな。一番楽なのは大蛇丸が無条件で俺達第七班を追いかけてくれればいいんだけどそうもいかないよな…サスケはあのイタチの弟とはいえアカデミーの成績上ではナズナの方が上だし、最近の実力はサスケが追いついてきたこともあって互角という感じなんだけどさ。この状況が漏れてるとすればどっちかというよりどっちも捕まえて優秀な方を器として残った方を側近にという方が大蛇丸が考えそうだ。だったら…あまりやりたくはないんだが俺に興味を持たせる方法をとるしかないか。そうすると相手からすればうちの班を狙うだけで一気に二人確保できる可能性が出るわけだからな。やるしかないか…仲間のために。そんなことを考えていると…

 

「おはよ、ナルト」

 

「サクラか、おはよう」

 

「ねえ、なんかここ薄気味悪いわね」

 

「そりゃあ、普段立ち入り禁止の演習場だし不気味で普通だろ」

 

 まだ入ってもないのにそんなに気味悪そうにしてたら気が持たないぞ。どうせ慣れると思うけどな。

 

「よう」

 

「あ、サスケ君。おはよう」

 

「これで七班は揃ったな」

 

「どんな試験やるのかしら…」

 

 見た目でサバイバルやりそうってわかりそうなもんだけどな…こんなところでただの戦闘だけなんてありえないし。そうしてたわいもない会話をしていると…

 

「静かに!!ここが第二試験会場の第四十四演習場…別名死の森よ」

 

 ようやくアンコがきたか。でも今まで考えたことなかったけどなんで死の森なんだろう? 毒虫や毒草、毒蛇とかが多いからかな? たまに虎とか見たけど大したことなさそうだったし…名前負けな気がする。

 

「ここが死の森と言われる由縁、すぐ実感することになるわ」

 

 実感も何も…三歳の時の俺が生き残れたんだから木の葉の同期の奴らは俺と同じように名折れと思うだろうな。キバとシノはわからんがあの二人は自然の中にいるようなイメージがあるから大丈夫だろう。正直森より大蛇丸だ大蛇丸。どうやって注目されたらいいんだ…

 

「君は…全然どうじてないみたいね。あたしの言ってることが信じられないのかしら?」

 

 アンコがそう言うと少し殺気を込めながらクナイを俺に向かって投げてきた。俺は無意識に左手の人差し指と中指で受け止めていた。なんだか周りがざわつき始めたんだが…そんなに目立つようなことしたかな? 別にクナイ受け止めただけなんだけど…早くもなかったし。なんでだ?

 

「へえ…なかなかやるわね君。あたしのクナイをほとんど見もせず止めるなんてね…」

 

 え? クナイ止めたことに驚かれてたのか…五歳のころからあれより早いクナイ受けてたんだけど…あ…相手暗部のエリートだったね。しかもうちはの天才。俺が遅く感じるわけか…よく考えてみれば相手は特別上忍。下忍の俺が見もせずにそのクナイを止めれば…確かに驚くわな。なんか思いがけずに目立つことができたな。なんか後ろから気持ち悪い視線を感じるし…上手くひきつけられたかな?

 

「えっと…クナイお返ししますね」

 

「ありがと。面白いわね君…君なら難なく突破しそうな気がするわ♪」

 

「あ、そりゃどうも…」

 

 そんな笑顔で言われてもな…クナイ投げられたばっかりなんだけどこっちは。なんか多方向からよくわかんない殺気がするし…面倒だ。

 

「それじゃ第二試験を始める前にあんたらにこれを配っておくわね。同意書よ、試験に参加する場合はまずこれにサインをしてもらうわ」

 

「死ぬ可能性のある試験っていうことだな」

 

「そう、そういうこと。同意をとっておかないと全てあたしの責任になっちゃうからさ」

 

 そう言い終わった後アンコは声をあげて笑った。全く普通の下忍からしたら笑い飛ばせるようなことじゃないと思うんだけどな…下忍じゃあまずそこまでのリスクを伴う任務なんて与えられないと思うし。俺らの班の任務であった例外を除けばね。

 

「じゃあ、第二試験の説明に入るわ。早い話、ここでは極限のサバイバルに挑んでもらうわ。まず、この試験会場の地形から説明していくわ。この第四十四演習場はフェンスで円に囲まれていてそのフェンスには四十四個のゲートが設置されているわ。そしてフェンスの中には川と森、そして中心に塔があるわ。フェンスから塔までの距離は約十km。この限られた地域内でサバイバルプログラムを行ってもらうわ。その内容は…なんでもありありの巻物争奪戦よ」

 

 原作と試験内容は同じみたいだな。巻物を奪うのはそこまで問題にはならないから最初は大蛇丸に集中だな。

 

「天の書と地の書。この二つの巻物をめぐって争奪戦を行ってもらうわ。一次試験を通過したのは二十八チーム。その半分の十四チームには天の書、もう半分には地の書をそれぞれ一チーム一巻ずつ渡す。簡単に言うとその巻物を奪い合ってもらうわ」

 

「天と地の書を揃えればいいのか? 半分ずつということは」

 

「そう、あんたさっしがいいわね。コイツの言ったとおり天と地の書を一つずつ揃えた状態で中央にある塔まで三人でくることが合格条件よ」

 

「つまり巻物を揃えられなかったチームが脱落で、最低十四チームが脱落するってわけね」

 

「ただし時間内にね…この第二試験の期限は百二十時間。ちょうど五日間でやってもらう」

 

 五日間って結構長いよな…大蛇丸が初日に襲ってきて倒すと仮定した場合、残りの期間を安全に過ごすにはかなりの大怪我をさせなきゃいけないよな。大技使っていくしかないか…チャクラ切れにならないように気を付けないといけないのが面倒だけど。とっとと終わって欲しいのが本音だぜ。

 

「途中でのギブアップは特に認めてないから基本的に全員五日間はこの森で過ごしてもらうわ。食料は自給自足でよろしくね。ただし、毒虫や毒草、猛獣なんかには気をつけてちょうだいね。次に失格の条件を言うわ。まず一つ目時間内に天地の巻物を揃えて三人で塔までたどり着けなかったチーム。二つ目、班員を失うか班員が再起不能者となったチーム。あと補足だけど巻物の中身は塔に着くまで決して見ないこと」

 

「途中で見たらどうなるのよ?」

 

「それは見たときのお楽しみ」

 

 正直中身を見る必要はないと思うんだけどな。もし見て何もなかったとしても俺達に得することがあるわけでもないし…片方ないからって偽造しようとしても所詮は下忍だからな。簡単にバレるでしょ。

 

「中忍ともなれば極秘文書を扱う任務も出てくるわ。要するに信頼性を見るためよ。説明は以上。同意書三枚と巻物を受付で交換するから同意書が書き終わった班から受付に行くように。その後班ごとにスタート地点となるゲートの場所を決めてから一斉にスタートよ。最後にアドバイスを一言…死ぬな!!」

 

 アンコがそう言うと皆散り散りに離れていった。

 

 俺はとっとと同意書にサインを終えてサスケとサクラ待ちの状態である。暇なので忍冬や忍具の手入れをしている。直ぐに使うことになるだろうからな。道具も万全な状態にしておくことにこしたことはない。最近の任務では全く忍冬を使ってはいなかったけど大丈夫。みんなに修行をつけたあとにこっそり忍冬を使った修行をしておいた。いざという時に使えなかったら持ってても意味がなくなるからな。そうして入念に手入れをしていると…

 

「あんた…本当に下忍なの? やけに落ち着いているっていうか落ち着き過ぎでしょ。あたしのクナイも簡単に防ぐし…これでも一応特別上忍なのよあたし」

 

 アンコが話しかけてきた。こういう時に試験官が試験生に話しかけてきていいのかな…

 

「下忍じゃなきゃこんな試験受けないってばよ。それにそんなに疑わしいならカカシ先生に聞けばいいじゃん。俺ってばカカシ班だからさ。じいちゃ…火影様に聞いてもらってもいいってばよ」

 

「ふうん…まあいいわ。そのへんは後で確認取るつもりだったからさ。ねえ、あんた中忍になったらあたしのとこ来なさいよ」

 

「へ? そりゃまたなんで?」

 

 まだ試験中の奴に言うことじゃないと思うんだけど…俺がなれるって確定してるわけじゃないし。まあなる自信はあるけど。

 

「あたしが可愛がってあげるわ♪」

 

「は、はあ…考えておくってばよ」

 

 そんな満面の笑みを浮かべて言われてもなんだか怖いから適当に返したけど…そうしたらアンコさんが上機嫌になってじゃあねとだけ言っていっちまうし…はあ今は考えるのをやめておこう。ゆっくり考えるのは第二試験が終わってからだ。そう考えているとサスケとサクラがこっちに向かってきているのが見えた。俺は二人と合流し同意書を提出し、巻物をもらった。原作と同じように天の書だった。そして言われたゲートに向かい待機している。

 

「いよいよ始まるのね…」

 

「試験開始になったら気を抜かないように。サバイバルだから俺達以外は基本敵だと思って行動するようにな。そうしないで気を抜いてたら…本当に死んじまうからな」

 

「ああ…」

 

「うん…」

 

 こいつら緊張してんのか? それともビビってるだけなのか? どちらにせよこのままの状態はまずいな。

 

「まあ俺達は他の下忍じゃ経験してないような任務もこなしたし、かなりきつい修行もしてきたんだ。そう不安がるなってばよ」

 

「そ、そうよね。大丈夫よね」

 

「ナルトの言う通りかもな。気負ってても仕方ねえ。しまっていくぞ!!」

 

「おう!!」

 

「うん!!」

 

 元気出たみたいだな。これならしっかり動けそうだ。後は開始を待つだけだ。

 

「これより中忍試験第二試験を開始する!!」

 

 その言葉を境に俺達は死の森へと踏み込んでいった…




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