とらなのVRMMO ~魔法はゲームの中だけなの~【改訂版】 作:戯言紳士
時は知佳がヴィータとザフィーラを倒した所まで遡る
『獣調教師シャマルの使役モンスター"ヴィータ"の生命力が最大値の10%以下になったため、バトルフィールド外に転移されます。』
『獣調教師シャマルの使役モンスター"ザフィーラ"の生命力が最大値の10%以下になったため、バトルフィールド外に転移されます。』
「そんな..。こんなに早く、シャマルの使役モンスターが同時にやられるなんて。」
「確か、知佳と言いましたね。マルティエルという種族でしたが、一体どのような方法で...。」
知佳は、クロノス様が..望んだ..以上の..戦果..を、早くも..挙げた..みたい..ですね。
そして、私..と対峙していた..2人は、また..算段が..崩れて、ショックを..受けている..みたいです。
この..チャンスは..逃せません。
ここまで、リインフォースには..魔道タイプ..とは思えない..ほどの..蹴術。アインハルト..には、SLO外で..修得された..格闘術の..型に、クロノス様と..同じ様に..完全な..マニュアル操作で..SLOでの..武技を..併用した..攻撃。そして、2人の..連携の練度..に、押されて..はいませんが、攻め..あぐねて..いました。
そこに、この..朗報。
おそらく..知佳は、念動衝撃波を..使用した..のでしょう。でなければ、少なくとも..守護獣..の方は、そう簡単に..倒れは..しない..はず。
念動衝撃波は..基本攻撃力が..低いから、桁違いに..生命力の..高い..ボス戦には..不向き。だけど、今回の様に、生命力が..プレイヤー水準..なら、全ての..防御を..無視する..念動衝撃波は..脅威的な..攻撃スキルに..なります。
「それに、このままではシャマル先輩が落ちるのも時間の問題なのではないでしょうか?」
「あのザフィーラが瞬殺されるくらいだから、その可能性は高いよね。早い所こっちの決着をつけたいところだけど...。」
と..いけない。2人が..動揺..している..間に、一気に..攻めないと。
―― 【真祖化】発動
さくら 【精神力】 212 / 202 ⇒ 112 / 202 (-100)
クロノス様は..精神力の..残量を..気にしろ..とは言って..いましたが、使うな..とは..言って..いません..でした。
精神力の..回復がない..今の状況..では、真祖化を..維持出来る..時間は..21秒。
普段..相手に..する..モンスター..であれば..余裕..ですが、この..2人が..相手では、微妙に..心持たない..時間..です。
「リイン先輩!まずいです!急にさくらさんから感じる圧が強くなりました。」
「このタイミングでって事は、ここで勝負を決めにきたって事かな。」
見ただけ..では、変化は..ないはず..ですが、攻める..前に、気付かれて..しまい..ました。
残り20秒
しかし..時間は..有限です。このまま..押しきり..ます。
―― シュッ!
「えっ!消えた!?」
「上です!リイン先輩!あれは、すぐに散開しないと危険です!」
「り..了解。」
この..状態の、私の..動きを..目で..追える..なんて。アイン..ハルト、直接..拳を交えて、実感して..は、いましたが..やはり、彼女は..強い。
―― ドッカーーンッ!
リインフォース 【生命力】 121 / 145 ⇒ 95 / 145 (-26)
アインハルト 【生命力】 290 / 315 ⇒ 276 / 315 (-14)
「なっ!勢いを加えただけの通常攻撃で、地面にクレーターが出来るなんて!」
「それもですが、衝撃で飛び跳ねた土片でダメージが!リイン先輩は元の生命力が低いので、非常に危険です。ひとまず、この砂煙が晴れるまでは私の後ろに。」
渾身の..力で、跳びかかった..のですが、アインハルトに..感知されて..しまい、直撃させる..
事が..出来ません..でした。
しかし..地面が..抉れた..事で..生じた、副次効果で..少なからず..ダメージを..与える..結果には..なりました。
残り18秒
本当に..時間が..ない。今まで、自分が..如何に、クロノス様に..支えられて..いたのかが..身に染みて..理解出来ます。
反省は..後々に..して、砂煙で、私の..姿が..捉えられて..いない..今、手を..止める..理由は..ありません。
次の..ターゲットは..リインフォース。あの..残り..生命力..なら、当てれば..倒せる。それに..
―― バサッ バサッ
アインハルトの..実力なら..砂煙の..流れの変化で、私の..行動を..推測する..事は出来る..はず。だから..最初に..翼で、故意に..砂煙を..乱し..推測の..選択肢を..増やします。
「っ! 気を付けて下さい。また、向こうから仕掛けて来ます!」
やはり..いち早く..気付いた。でも、もう..遅い。
「ごめん、アインハルト。もう詰められてたみたい。」
「えっ!」
砂煙の..乱れに..生じて、そのまま..飛翔。注意を..呼びかけた..時には、リインフォースの..背後を..捉えて、拳を..振りかぶって..いた。
リインフォースも..決して..弱くは..ありません。真祖化する..前は、私を..抑える..事が、出来て..いたの..ですから。
「これで..終わり。」
―― ガシッ!
リインフォース 【生命力】 95 / 145 ⇒ 17 / 145 (-78)
「..っ!!」
完全に..捉えていた..拳は、振り返った..リインフォースの..手に..掴まれて..いました。ダメージは..受けて..いますが、リタイア..一歩手前の..所で、止まって..います。
「これで、一矢を報いる事は出来たかな?」
「リイン先輩!無茶し過ぎです!!本当にギリギリじゃないですか!」
「それよりも、早くアインハルトは攻撃して!本当にどんな攻撃でも1発でも受けたら、私も持たないから。」
「分かりました。」
空いている..左手で..リインフォースに..攻撃すれば、簡単に..落とせる。そう..思い、アインハルトの..攻撃が..来る前に、左の拳を..リインフォースに..向ける。
「―― ブロッキング 」
リインフォース 【精神力】 151 / 315 ⇒ 141 / 315 (-10)
―― ガシッ!
リインフォース 【生命力】 17 / 145 ⇒ 17 / 145 (-0)
あまりにも..安直な..攻撃に、タイミングを..合わせられて..しまい、ダメージを..無力化された..だけでは..なく、左手も..取り押さえられて..しまった。
『プレイヤー"シャマル"の生命力が最大値の10%以下になったため、バトルフィールド外に転移されます。』
「
「はいっ! ―― 断空拳! (ブレイクナックル)」
アインハルト 【精神力】 88 / 145 ⇒ 72 / 145 (-16)
足先から..練り上げられた..力を..拳に乗せて..撃ち出された..ブレイクナックルが、背後に..迫って..来ている..事が..分かる。
知佳は..シャマルまで..倒したと..言うのに、私は..このまま..この攻撃を..受ける?
ブレイズナックルの..付属効果が..発動したら..確実に..私は..リタイア。
それは..それだけは..嫌です!
今..両手は..取り押さえられて..いる。だから..何でしょう。まだ..両足も..両翼も..自由に..動かせ..られる。決められる..と、思って..いた..攻撃を..防がれて..視野が..狭くなって..いました。
私に..攻撃が..当たるまで、もう..0点数秒の..時間しか..ありませんが、全力で..抵抗させて..頂きます。
まずは..両手の..自由を。
―― バシュッ!
リインフォース 【生命力】 17 / 145 ⇒ 1 / 145 (-239)
両手を..掴んで..いるせいで、がら空きの..脇を..蹴り、一人..リタイア。
「リイン先輩!」
「大丈夫だから、そn...。」
『プレイヤー"リインフォース"の生命力が最大値の10%以下になったため、バトルフィールド外に転移されます。』
仲間が..目の前で..倒された..事で、一瞬..手が止まり..猶予が..ほんの..少しだけ..伸びました。だけど..それは..気休め..程度で、避けるには..時間が..足りません..でした。
「覇t「さくら姉ちゃんっ!! ――
知佳 【精神力】 103 / 344 ⇒ 53 / 344 (-50)
―― シュンッ! スカッ...
せめて..付属効果が..発動しない..事を..願い、受けの..構えを取り..アインハルトの..拳が..目前に..迫った..瞬間、知佳の..声が聞こえたと..思ったら、私は..知佳の..目の前に..転送..されて..いました。
「間に合って良かったよ!」
「えぇ..。知佳の..お陰で..無事です。」
残り8秒
本当に..知佳の..お陰で..助かった..けど、アインハルトを..相手に..真祖化を..維持出来る..時間が..少なすぎる。
「大丈夫だよ!これで、少しは時間が延びるから。 ―― ディバイドエナジー 」
知佳 【精神力】 53 / 344 ⇒ 3 / 344 (-50)
さくら 【精神力】 82 / 202 ⇒ 132 / 202 (+50)
残り13秒
知佳は..残りの精神力を..私に..分け与えて..天使の笑顔で..私を..見つめて..います。次の..私が..言う..言葉も..理解して。
「お兄ちゃんとシグナムさんの戦いは、もう私は手を挟めないから。だから、さくらお姉ちゃんのサポートをするのが、私の今の役目だよ♪ これで精神力もなくなっちゃったから、後は注意を逸らすくらいしか出来ないけど。」
これ以上..知佳に..望む事は..望んでは..ダメ。囮に..するなんて..持っての..ほか。
残り12秒
「もう..十分です。後は..私と..クロノス様の..戦いを..見ていて。」
「うん。頑張ってね、さくらお姉ちゃん。」
知佳を..空に残して、私は..再び..アインハルトの,,待つ、地上へと..戻る。
残り10秒
「お互いに、もう語る事はありませんよね。」
―― コク。
アインハルトの..言葉に..私が,,頷くと..同時に、互いに..拳をぶつける。
さくら 【生命力】 303 / 328 ⇒ 256 / 328 (-47)
アインハルト 【生命力】 276 / 315 ⇒ 177 / 315 (-99)
アインハルト 【精神力】 72 / 145 ⇒ 67 / 145 (-5)
今のは..打ち..勝った。だけど..これで、アインハルトの..不屈の闘志の..効果が..増す。
残り9秒
「はぁぁぁっっっ!! (―― アッパーカット) 」
アインハルト 【精神力】 72 / 145 ⇒ 67 / 145 (-8)
続けて..繰り出した..私の..攻撃を..ダッキングで..回避し..その流れで..アッパーカットを..繰り出す。
―― チッ
さくら 【生命力】 256 / 328 ⇒ 217 / 328 (-39)
それを..なんとか..スリッピング・アウェーで..ダメージを..軽減して..受け流す。
軽減して..この..ダメージ。直撃..していれば、さっきの..ストレート..よりも、ダメージを..受けて..いた。
残り7秒
しかし..アッパーカットは..発動後の..硬直時間が..僅かに..他の..格闘術よりも..長い。
その..隙を..狙って、
「かはっ...。」
アインハルト 【生命力】 177 / 315 ⇒ 39 / 315 (-138)
腹部へ..ミドルキックを..叩き込む。
これで、アインハルトの..残り..生命力は..12%と..言った..ところまで..減った。
ここで..落として..おきたい..所..でしたが、後..一撃で..決着です。
残り6秒
―― グッ!
次の..一撃を..繰り出す..ための..動作に..入ろうと..した時、アインハルトは..蹴り込まれた..足を、離さずに..掴んで..いた。
「 ―― 空破...断! (ナックル・シュート)」
アインハルト 【精神力】 72 / 145 ⇒ 62 / 145 (-10)
―― ドオォォォン!
「っ!!」
さくら 【生命力】 217 / 328 ⇒ 133 / 328 (-84)
力尽くで..振り払おうと..した時、零距離で..衝撃波を..放たれる。避ける..時間は..なく、振るわれた..拳と、生じた..衝撃波の..連続ヒットが..直撃した。
残り4秒
気が..付けば、私も..かなり..消耗して..いる。それに..時間も。
「 ―― 覇王..断空拳! (ブレイクナックル) 」
アインハルト 【精神力】 62 / 145 ⇒ 46 / 145 (-16)
しかも..私..目掛けて..あの時..以上の..力を、練り込んだ..拳が..また..目の前に..迫る。
こう..なっては..相打ち..覚悟の..クロスカウンターしか..対処方法が..思い..浮かばない。
「その考えは、お兄ちゃんが許さないよ。さくらお姉ちゃん。」
「......, 知佳。」
いつの間にか..知佳は、私の..後ろまで..来ていた。
「大丈夫。私がさくらお姉ちゃんを守るよ。」
そして..アインハルトの..拳が迫る..直前に、純白の翼で..私を..護る様に..覆った。
―― ドッカアァァァァンッッ!!!
その..直後、さっきの..攻撃とは..比較..出来ない、衝撃音が..聞こえた。
「...知佳っ!!!」
残り2秒
私を..覆っていた..翼が開く。知佳は..知佳は....無事?
「あはは...。結局、お兄ちゃんに助けられちゃった。」
知佳 【生命力】 237 / 226 ⇒ 23 / 226 (-214)
知佳は..クロノス様に..強化した..状態で..召喚されて、ここまで..無傷だった..から、本当に..本当に、ギリギリの..状態で、生き残って..いた。
「さあ、さくらお姉ちゃん。止めの一撃だよ。」
残り1秒
―― パシンッ!
アインハルト 【生命力】 39 / 315 ⇒ 1 / 315 (-101)
「さくらさん。知佳さん。2人ともお見事でした。お陰で良い経験を積むことが出来ました。」
『プレイヤー"アインハルト"の生命力が最大値の10%以下になったため、バトルフィールド外に転移されます。』
一礼した後..アインハルトは..バトル..フィールド外へ..転移され..ました。
「これで、後はお兄ちゃんとシグナムさんの戦いだけだね。」
「えぇ..。その前に..知佳。」
「何? さくらお姉ちゃん。」
「何回も..助けてくれて..ありがとう。」
結果的に、知佳が..サポートに..入って..いなければ、私は..落とされて..いたので、知佳に..お礼を..伝え..ました。
「どういたしまして♪ だけど、私も無茶しちゃったから、一緒に反省だね。」
「本当..です。クロノス様に..無茶は..するな..と、言われて..いたのに。」
「それは、さくらお姉ちゃんもだよ。無理せず、引くときは引けって言われてたでしょ!」
戦闘中の..緊張感が..解けた事と、知佳の放つ..癒しオーラで、自然と..笑みが..浮かびます。
本当に..今回は、知佳に..救われて..ばかりです。
「それじゃあ、お兄ちゃんの戦いを見に行こう。」
「そう..ですね。邪魔に..ならない様、空から..観覧しましょう。」
二日後に..始まる..イベントでは、クロノス様は..もちろん..ですが、知佳を..筆頭に、この場に..いない..仲間達のために、全霊を..尽くします。