蒼き雫に救われし者   作:マスターBT

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無人機戦です。


無人機襲来

主人公SIDE

 

「お嬢様、お怪我はありませんか? 」

 

アリーナに衝撃が走ったタイミングで俺はブルーサーヴァントを展開していた。

(崩れたりしたらと思って展開していたが取り敢えず大丈夫か。)

 

「ええ、大丈夫ですわ。

それより、状況はどうなっていますの? 」

 

「現在の状況は、アリーナ中央に襲撃して来たと思われる謎のISを凰と織斑が対応。

アリーナの扉はロックされており、三年生がシステムクラックを実行中ですが、

かなり強固なものらしく時間がかかる見込みです。

さらに、避難できない生徒達の一部が混乱しこのままでは、けが人が出る恐れがあります。」

 

ブルーサーヴァントを待機状態に戻し今、現在分かることを可能な限りお嬢様に伝えた。

お嬢様は少し考えて、

 

「織斑先生聞こえますか? 」

 

『ああ。聞こえてるぞ、どうしたオルコット。』

 

「少々勝手に動く許可を下さい。

大丈夫ですわ。この状況を覆す為ですから。」

 

『……出来るのか? 」

 

「私とファウストなら大丈夫ですわ。」

 

『…分かった。勝手に動いて構わないぞ。

だが、怪我等したら許さんからな。」

 

「了解ですわ。」

 

どうやらお嬢様と織斑千冬のやり取りは終わったようだ。

何を話していたのかはプライベートチャンネルだった為分からなかった。

(まぁ、なんとなく予想はつくが、)

 

「ファウスト‼︎

貴方は、三年生の所に向いシステムを取り戻したら、凰さんと織斑さんに加勢してきて下さい。

混乱している生徒は私に任して下さいな。」

 

「イエスマイロード 」

 

俺は、そう答え三年生の所へ向かう。

 

「おい、端末を貸せ。」

扉の近くにいた生徒に声をかけた。

 

「え、ドラクレア君? なんで? 」

 

「いいから、早く端末を寄越せ‼︎ 」

 

「はっ、はい‼︎ 」

 

端末を借り(奪い取るとも言う。)クラッキングを開始する。

(あまり、コンピューターは得意ではないのだがな。)

「チッ、破壊した所を修復しより強固にするプログラムが組まれてるのか。

厄介だなこれは。」

 

「私も手伝います。」

 

メガネをかけた三年生が手伝いに来た。

 

「あんたは? 」

 

「三年の布仏虚です。」

 

こんなやり取りをしている間も手は動かしている。

(布仏虚とか言ったか、こいつできるな。)

 

そして、五分程経ったら

 

「「よしっ、取り戻した。」」

 

「とっとと避難しろ‼︎ 」

 

開いた扉から生徒が一斉に出て行った。

 

「では、私はこれで。」

 

「ああ。あんたのおかげで五分で終わった。

一人でやっていたら十分はかかっていた。」

 

「いえ、手伝いをしただけですから。」

 

そう言い布仏虚は、走って行った。

 

「さて、もうひと仕事だ。」

 

アリーナのシールドを一部分解除しそこからブルーサーヴァントを展開し、

織斑とチビが戦っている場所へ向かう。

 

「チビ‼︎ 状況はどうなってる。」

 

「ドラクレア‼︎ どうやって此処に? 」

 

「シールドを解除してきたからな。

それより、状況は? 」

 

「かなり不味いわね。

私も、一夏もシールドエネルギーがそんなに残ってないわ。」

 

「分かった。

なら、チビは衝撃砲であいつのモノアイを狙ってくれるか? 」

 

「モノアイを?

出来るけどなんで? 」

 

「俺の予想が正しければあいつは無人機だ。」

 

「無人機⁉︎

ISは人が乗らないと動かないんじゃなかったのか? 」

 

「行動を見てれば、分かるだろう織斑。

人間が動かしているにしては、あいつの動きは狂いがなさすぎる。

寸分違わず同じ動きを続けるのは人間には出来ない芸当だ。」

 

「分かったわ。じゃあドラクレアの言う通りにしましょう。」

 

「ファウスト、俺は何をすれば良い? 」

 

「合図を出す、そうしたら零落白夜の最大出力で奴を叩っ切れ。」

 

「了解。」

 

織斑の返事を聞き俺はハルパーを展開し、敵に突撃する。

敵はビームを撃とうとしてくるが、チビの衝撃砲がモノアイに当たると動きが鈍った。

 

「やはりな。」

 

相手は無人機=機械制御ということになる。

此方を確認する手段に熱センサーを使っていると思い、空間圧縮の際高熱を発する衝撃砲をモノアイに当てたが的中したようだ。

動きの鈍った敵の肘関節を斬りつけるが、重装甲な為効果は薄い。

 

「チッ、硬いな。

チビ‼︎ 弾幕を張れ。」

 

「了解‼︎ 」

 

チビが弾幕を張る。

敵の動きが更に鈍くなるが、ビームを撃ってきた。

 

「デタラメか、それならば一気に行く。」

 

俺は瞬間加速し敵の背後に回り込み膝関節に全力でハルパーを突き立てる。

関節を貫き敵が沈む。

 

「織斑!! やれ!! 」

 

「喰らえぇぇぇぇ‼︎ 」

 

織斑が合図と同時に零落白夜を発動し斬りつけた。

無人機が沈黙した。

 

「ふー、どうやら終わったようね。」

 

「ファウスト、助かったぜ。」

 

「あ? お嬢様の命令だがら手伝ったにすぎない。

それと、篠ノ之 だったか?死んで欲しくないなら取り押さえておけよ。」

 

「なんで? 」

 

「何をする気か知らなかったがそこの放送室に向かっている所をお嬢様が取り押さえたらしい。」

 

戦い終わってから気づいた。

『篠ノ之さんを放送室に向かう途中で取り押さえましたわ。

少々手荒になりましたが。』

というメッセージが入っていた。

 

「とっとと戻るぞ。」

そう言い教師たちに後を任せ俺たちはピットに戻った。

 

 




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