蒼き雫に救われし者   作:マスターBT

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明日からテストで終わったら修学旅行なので暫く投稿できなくなります。


心の変化

主人公SIDE

 

「水着買いに行きません? 」

 

自室の掃除をしていたらお嬢様がこんな事を言ってきた。

 

「水着ですか?

ああ、そう言えば臨海学校がもうじきでしたね。」

 

「ええ。だから買いに行きましょう。」

 

「準備をしますので少々お待ちください。」

 

俺は掃除を終わらせ洗面台の方へ向かった。

 

セシリアSIDE

 

ファウストが洗面室に向かったのを確認してから、

 

「ふー、ちゃんと誘えましたわ。

最近はラウラさんやシャルロットさんが近くにいてあんまり二人で過ごせていませんから今日は久々の二人っきりですわ。」

 

(ファウストは私の気持ちを理解しているのでしょうか?

初めて会った時から私の心はずっと惹かれているのに。)

 

「むー、どうアプローチしましょうか? 」

 

「どうかいたしましたか? 」

 

ファウストの声が聞こえる。

 

「へ? ファウスト? 」

 

「そうですけど、大丈夫ですか? 」

 

ファウストがなんか残念な子を見る目になってますわ。

 

「大丈夫ですわ!

だからその残念な子を見る目を止めてください。」

 

「準備出来ましたよ。」

 

「じゃあ行きましょうファウスト。」

 

(チャンスはいっぱいありますわ。その時考える事にしましょうか。)

 

主人公SIDE

 

IS学園発のモノレールに乗りショッピングモール『レゾナンス』に着く。

 

「水着売り場はこちらのようですね。」

 

「ファウストあの、その ……」

 

「どうしましたお嬢様? 」

 

「その、人が多いので手を握って貰ってもいいですか? 」

 

お嬢様は恥ずかしいのか顔が真っ赤になっている。

 

「いいですよ。はぐれたら大変ですしね。」

 

そう言いお嬢様の手を握る。

 

(柔らかいな、お嬢様の手 )

 

「うー、素直に喜べない様な嬉しい様な。」

 

「何か言いました? 」

 

「い、いえなんでもありませんわ。早く行きましょう! 」

 

お嬢様が歩く速度を上げていく。

 

「ちょっと待ってください。」

 

 

???SIDE

 

「あの状況どう見る◯◯?」

 

「そうね、二人がくっつけば面白いものが見れそうじゃない◯◯◯◯◯◯? 」

 

「でも見た感じセシリアの頑張りに気付いてないよね。」

 

「はぁ〜、一夏と同じ唐変木なのドラクレア? 」

 

「ファウストは気付いてるけどその気持ちに気づかないふりをするタイプだよ。」

 

「なんで? 」

 

「自分の評価がとてつもなく低いんだよ。

まぁ、それを抜きにしても今はセシリアと一緒に居られるのが幸せ過ぎてセシリアの気持ちまで気がまわってないんだろうね。」

 

「あっ、二人が動き始めた。」

 

「よし付いて行こう。」

 

二つの影がコソコソと動き始めた。

 

 

主人公SIDE

 

水着売り場に着いたのだがやっぱり女尊男卑の影響なのか男の水着売り場は小さい。

 

「それでは此処で一旦別れますか。」

 

「私はファウストに水着を選んで欲しいのですが

ダメですか? 」

 

お嬢様が上目使いでこちらを見てくる。

(か、可愛い、、、)

 

「わ、分かりました。

では自分の水着を買ってきますので少々お待ちください。」

 

「ほ、本当ですか!

では、此処で待っていますわ。」

 

俺は少し急いで水着を買いに行った。

 

 

セシリアSIDE

 

「シャルロットさんに教えてもらった頼み方は効果があるようですわね。

でも、意識してやるのは少し恥ずかしいですわ。」

 

先ほどの上目使いではシャルロットさんが『ファウストはこれで頼めば嫌とは言えないよ。多分セシリア限定だろうけどね。』

と言っていたので実践してみましたわ。

 

「でも、なんで私限定なのでしょうか? 」

 

「お待たせしました。」

 

「随分と早いですわね。」

 

「お嬢様を待たせてはいけないと思いまして。」

 

「そうでしたか、ではよろしくお願いしますね? 」

 

「イエスマイロード 」

 

主人公SIDE

 

……女物の水着ってこんなに多いのか。

 

「さて、選んでくださいな? 」

 

さて何がいいんだ?

こういう知識は全く持ち合わせてないしよくわからん。

 

「ん? これはどうですかお嬢様? 」

 

俺は手に持ったブルーのビキニにパレオ? のやつを見せた。(原作のセシリアの水着です。)

 

「それじゃあ試着してきますわ。」

 

お嬢様が近くの試着室へ入っていった。

少し時間が経ち、

 

「ど、どうですか? 」

 

「………… 」

 

「あのーどうですか? 」

 

「はっ!

すいません。あまりにも似合っており見惚れておりました。」

 

「は、恥ずかしいですわね。

ではこれを買ってきますわ。」

 

お嬢様がもう一度試着室に戻った。

 

「凄く綺麗だったな………

って俺は何を思い出してんだ! 」

 

目を閉じると何度もちらつき、顔が熱くなっていく。

 

「お嬢様が言っていた俺も変わってきてるのか? 」

 

「どうしましたファウスト? 」

 

「いえ、お嬢様が言っていたことを思い出しただけです。」

 

「私が言ったこと? 」

 

「はい。でもこの答えは自分で見つける事だと思ってますので自分でみつけます。」

 

この答えは他人に答えを貰ったら意味がない。

自分で感じてこそ本当に変わったのだろうから。

 

「そうですか?

分かりました。ファウスト自身から聞ける日が来るのを楽しみにしていますわ。」

 

「では、帰りましょうか。」

 

俺はお嬢様に手を差し出す。

お嬢様は一瞬固まり嬉しそうな顔で俺の手を取った。

 

「ふふ、臨海学校楽しみですわね? 」

 

「はい。」

 

 

 

???SIDE

 

「なんかいい空気になってるわね。」

 

「うん。ファウストやっぱり変わったね。」

 

「そうなの? 」

 

「僕と会った時はあんな楽しそうな顔しなかったよ。」

 

「ふーん、じゃあ帰ろっかシャルロット。」

 

「あー、先帰ってて鈴。」

 

「ん、了解。」

 

そう言い鈴が走っていった。

 

「察しがいいよね鈴って。

あーあ、こりゃセシリアの勝ちだね。

僕が入れる隙間がないよ。なんか悔しいなぁ。」

 

僕は周りに人がいないのを確認して静かに涙を流す。

 

「じゃあね、僕のーー私の初恋。」

 




こんな感じになりました。

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