蒼き雫に救われし者   作:マスターBT

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修学旅行から帰ってきたので投稿です。
過去最高に長いですが少しぐだぐだしてるかもしれません。
どうぞ。


臨海学校初日

セシリアSIDE

 

臨海学校初日、バスに揺られて目的地に向かっています。

皆さんテンションが上がっておりバスの中は結構騒がしいのですが、

 

「……… 」

 

隣のファウストが完全に眠っていますわ。

 

「んー、昨日なにやら色々と準備をしておりましたし疲れてるんですね。」

 

ファウストの頭を自分の膝に乗せる。

 

「ふふ、しっかり休んでくださいね。」

 

言いながら頭を撫で続けた。

 

 

主人公SIDE

 

ん? なんで体が横になってるんだ?

それになにやら下が暖かく柔らかいな。

 

「………お嬢様⁉︎ 」

 

俺は自分がどうゆう状況か気づき急いで飛び起きる。

 

「あら、起きましたか? 」

 

「はい。というか今のはどういう状況だったのですか? 」

 

「私の膝枕がご不満でしたか? 」

 

「い、いえ正直気持ちよかったので…って何自爆してるんだ⁉︎ 」

 

顔が熱くなってくる。

 

「そ、そうですか。

なら、どうですか? 」

 

お嬢様が顔を真っ赤にして自分の膝を叩く。

 

「えーと、じゃ「そろそろ目的地に着く。全員ちゃんと席に座れ 」……どうやら着くようですね。」

 

(ふー、なんだか暴走しかけてたから助かった。)

 

「そのようですわね。……残念ですわ。」

 

バスは目的地の旅館に到着した。

 

「それでは、ここが今日から三日間お世話になる花月荘だ。

全員、従業員の仕事を増やさないように注意しろ 」

 

「「「よろしくおねがいしまーす 」」」

 

あいもかわらず喧しい。

 

「お前らも挨拶をしろ。」

 

「お、織斑一夏です。よろしくお願いします 。」

 

「ファウスト・ドラクレア。」

 

「うふふ、清洲景子です。」

 

そう言って女将が丁寧にお辞儀をする。

 

「ファウストも少しは見習ってくださいね? 」

 

「うっ、了解です。」

 

お嬢様に注意される。

(あー、やっぱり言われたか。)

 

「以外にいい子だったのね貴方。」

 

「あ? 」

 

「貴方はその子を護るために偽悪を演じているのでしょ? 」

 

女将が近寄ってきてそう耳打ちする。

 

「余計な詮索するな。

もし、深入りするなら潰すぞ。」

 

「あら、それは怖いですね。」

 

微笑みながら女将が答えた。

 

「チッ、掴み所が無い奴だなあんた。」

 

「そうですか?

ほら、皆さん先に入ってますよ? 」

 

「お前が止めたんだろうが。」

 

そう言い俺は花月荘に入っていった。

 

「あれが二人目ですか、中々面白い方ですね。」

 

なにやら女将が言っていたが聞こえなかった。

 

 

「織斑教諭、俺の部屋は何処ですか?」

 

俺はしおりを何度も読み返し分からなかったことを聞く。

 

「こっちだ付いて来い。」

 

織斑千冬がそれだけ言い歩き出す。

暫くすると、

 

「此処だ。」

 

教員室に案内された。

 

「……なぜ? 」

 

「女子対策だ。」

 

「なるほど。

同室の相手は? 」

 

「山田先生だ。」

 

「はぁ、分かりました。」

 

山田教諭か、よくわからないんだよなあの人。

 

「今日は一日自由時間だ。好きに過ごせ。」

 

そう言い織斑千冬は何処かへ歩いて行った。

 

「お嬢様を待たせる前にとっとと移動するか。」

 

 

 

 

更衣室に入ると、

 

「ん? ファウストも来たのか。」

 

「なんだ俺が来てはいけないのか? 」

 

織斑がいた。

 

「いや、そういうわけじゃないけどファウストは興味が無いと思ってさ。」

 

「確かにクラスメートと交流を深める事に興味はないがお嬢様に頼まれ事があるからな。」

 

水着に着替えながら織斑と会話する。

 

「本当お前ってオルコットが中心に動いてるよな。

他に興味はないのか? 」

 

「他人と関わるのは好きじゃないし俺はお嬢様がいれば他はいらない。」

 

俺は着替え終わったため更衣室を出る。

 

「ちょ、待てって。」

 

何か聞こえるが気にせずに俺は出て行った。

 

 

「あ、ファウスト来ましたね。」

 

「お待たせしました。」

 

お嬢様が日陰で俺を待っていた。

 

「いえ、私も今着替え終わったところですし大丈夫ですわ。」

 

「それでは行きましょう。」

 

俺は準備していたビーチパラソルを広げる。

するとそこにお嬢様が入り海へと向かう。

 

「あ、オルコットさんとドラクレア様だ。」

 

「本当だ〜、相変わらずの光景だね。」

 

「いいなぁオルコットさん。私もドラクレア様に連れらてみたいなぁ。」

 

海に着くと既にたくさんの女子がいた。

 

「ここら辺でいいですわ。」

 

お嬢様の合図を聞きビーチパラソルを砂浜に突き刺しビニールシートを広げる。

 

「ファウスト、サンオイルをお願いしてもよろしいですか? 」

 

「イエスマイロード」

 

お嬢様がビニールシートの上でうつ伏せになり水着の紐を解く。

 

「それじゃあいきますよ。」

 

サンオイルを手に軽くぬり温めてからお嬢様の背中に塗っていく。

 

(これ、結構恥ずかしいんだよな。

お嬢様もどことなく顔が赤くなってるし。)

 

そんな事を考えていたら終わっていた。

 

「お嬢様お背中終わりましたよ。」

 

「ありがとうございますわファウスト。

後は自分で出来るので待っていてくださいな。」

 

「イエスマイ 「ドラクレアちょとそこどいてー!! 」あ? 」

 

後ろを振り返ると凄まじい勢いでチビが織斑に対して投げたと思われるボールが飛んでくる。

 

「がっ!!!! 」

 

普段なら避けれるが不意をつかれたのと完全に立っていなかったためボールが顔面に当たり体が後ろに倒れてしまう。

 

フニャ

 

何か柔らかいものが後頭部に当たっている。

 

「フ、ファウスト。離れてくださいな。」

 

お嬢様の恥ずかしそうな声が聞こえる。

ちょっと待て後ろにはお嬢様がいて、サンオイルを塗っていたそこに俺は後ろから倒れてしまった。

そして辛うじて見えるお嬢様の顔は真っ赤になっている。という事はこの柔らかい感触は⁉︎

 

「す、すみません。」

 

お嬢様からすぐに離れてそのまま土下座をする。

 

「不慮の事故でしたし構いませんわ。」

 

とは言うものの声が少し震えている。

やはり恥ずかしかったのだろう。

 

「ごめんドラクレア。大丈夫? 」

 

「鈴さん? 少しよろしいですか? 」

 

「セ、セシリア? 」

 

「ファウスト先に海で遊んでてくださいな。

ちょっと鈴さんとお話ししてきますから。」

 

「じ、事故だってばセシリア。」

 

「ふふ、ゆっくり話を聞かせてくださいね? 」

 

「誰か助けてー‼︎ 」

 

どんどん声が遠くになっていく。

 

「…………頭を冷やすとしよう。」

 

俺は熱が引かない頭を冷やすため海へと走って行った。

 

(何なんだ最近? お嬢様の事で顔が熱くなっていくこんなこと昔は無かったのに。)

 

セシリアSIDE

 

「鈴さん恥ずかしい事をしてくれましたわね。」

 

「だから事故だってば。」

 

「ファウストは後ろを向いていたから気づかなかったのでしょうけど私はしっかり見えましたよ。

織斑さんを使って鈴さんが投げたボールをファウストに当てたのを。」

 

「うっ、そ、そんなこと無いわよ? 」

 

「目が泳いでますわ。」

 

あの時鈴さんは織斑さんをわざわざファウストの真後ろに立たせボールを投げていた。

 

「だってあなた達とっととくっついて欲しいんだもん。

ああでもしないとドラクレアが気づかなそうだし。」

 

「何を言ってますの鈴さん?」

 

「セシリアはドラクレアの事好きなんでしょ? 」

 

「ええ、好きですわよ。」

 

「ならなんで告白しないの?

告白でもしなくちゃドラクレアは何時までたってもあんな感じだと思うけど。」

 

「…ファウストは感情に鈍いですからね。」

 

「一夏と一緒じゃん。」

 

「いいえ、織斑さんとは違いますわ。」

 

「何処が? 鈍いんでしょ? 」

 

「鈍いですわ。自分の感情にいいえ正確に言うなら自分のプラスの感情に。」

 

「プラスの感情? 」

 

「楽しい、嬉しい、愛しい、などといった感情にファウストはとても鈍いのです。」

 

「なんで? 」

 

鈴さんがとても不思議そうな顔をしている。

 

「鈴さんでも教えられませんわ。

それに他人の口から言うものでもありませんし。」

 

「じゃあ、ドラクレアが教えてくれるまで待てって事? 」

 

「そうですわ。」

 

「んー、なんか釈然としないけどいいや。

そこまで言うなら簡単に聞いていいことじゃなさそうだしね。」

 

「ありがとうございますわ。」

 

「じゃあ、今回の事はドラクレアが感情に気付くための手伝いをしたって事で。」

 

「それとこれは別ですわ‼︎ 」

 

(全く鈴さんは素直ですわね。だからファウストもチビとは呼んでいますがあそこまで気を許しているのですね。)

 

 

主人公SIDE

 

海でひと泳ぎして休んでいると、

 

「あ、ファウスト発見。」

 

「なんだシャルロットお前の近くにいるタオルのお化けは? 」

 

シャルロットとタオルをぐるぐる巻いている誰か? がきた。

 

「ほら、ラウラ何を恥ずかしがってるの? 」

 

「こんなの着たの初めてでだな。」

 

「そのタオルのお化けはラウラか? 」

 

「そうだよ。ここに来てからずっとこんな感じなんだよ。」

 

「ククッ 傑作だな俺のライバルとか言っておいてそのざまとはな。」

 

「むっ、そこまで言われたのなら脱げばいいんだな。」

 

ラウラがタオルをすごい勢いで脱いでいく。

 

「こ、これでどうだ。」

 

ラウラの水着姿があらわになる。

 

「ほぅ、結構似合ってるじゃないか。」

 

「どうだ。私だって水着姿になれるぞ。」

 

ラウラが腕を組んで偉そうにしている。

 

「威張ることじゃ無いと思うんだけど。」

 

「これで満足するんだ。黙ってろ。」

 

「何気に酷い事言ってるよファウスト。」

 

「ん? 何を話しているんだ? 」

 

「シャルロットが楽しい遊びを教えてくれるってよ。」

 

「ちょっ、ファウスト? 」

 

「本当かシャルロット‼︎ 」

 

ラウラが目をキラキラさせながらシャルロットに詰め寄る。

 

「うっ、うん教えてあげるよ。」

 

どうやらラウラの目を見て断れなくなったようだ。

 

「とっとと行ってこい。俺は疲れてるからお前ら二人でな。」

 

「わかった。またなファウスト。

行こうシャルロット。」

 

「ちょっと待ってよラウラ何処に行くのさー。」

 

ラウラがシャルロットを連れて走って行った。

 

「ねぇねぇドラク〜」

 

「あ? それは俺の事か? 布仏 。」

 

「そうだよ〜、ドラクレアだからドラク〜。

それにしても覚えてくれてたんだ〜。」

 

「お前の姉にあったからな。」

 

「お姉ちゃんと〜? 」

 

「で、何の用だ? 」

 

「一緒にビーチバレーやろう〜? 」

 

「断る。」

 

「ええ〜 おりむーもいるよ〜 」

 

「それで俺がやるとでも思ったのか? 」

 

何なんだこいつは調子が狂うな。

 

「む〜、や〜ろ〜う〜よ〜。」

 

「………… 」

 

「や〜ろ〜う〜 」

 

「……………… 」

 

「や〜ろ〜う〜 」

 

「……… 」

 

「や〜ろ〜「うるせぇよ‼︎ わかったわかったやればいいんだろう‼︎ 」わーいやった〜 」

 

はぁ、めんどくせぇ。

 

布仏に着いて行くと、

 

「わっ本当にドラクレア様がきた。」

 

「本音良くやった。」

 

「おー、ファウストよく来たな。」

 

織斑と女子が準備していた。

 

「やっぱり断れなかったねファウスト? 」

 

「シャルロットやっぱりテメェの仕業か。」

 

「そうだよ。本音のごり押しのやり方は僕が教えたんだよ。」

 

「チッ、めんどくせぇ事してくれたな。」

 

「さっきの仕返しだよ。」

 

「はぁ、ラウラは? 」

 

「疲れて休んでるよ。」

 

「さぁ始めるよー 」

 

面倒くさいが来てしまった以上やるしかないか。

 

「じゃあ織斑君とドラクレア様対私達って事で。」

 

「一緒のチームだなファウスト。」

 

「足手まといになるなよ織斑。」

 

こんなやり取りをし試合が始まった。

 

人数では負けているがそこは男と女の差がでる。

一応手加減をしてはいるが、

 

「本音いったよ。」

 

「まかせろ〜」

 

「ああっ何処に飛ばしてるの⁉︎ 」

 

こんな感じで布仏が失敗している。

 

「ほぅ、バレーボールか私も混ぜてもらおうか。」

 

織斑千冬がやって来た。

 

「織斑先生こっちに混ざってください。」

 

「無論そのつもりだ。」

 

織斑千冬が女子チームに入りこれで五対二になった。

 

「いくぞ、男ども気合をみせろよ? 」

 

ドバンッッ!!!!

 

凄まじい音を出してボールが織斑に向かって飛んでくる。

 

「えっちょきつい⁉︎ 」

 

弾かれて吹き飛ぶが織斑はボールを上にあげた。

俺はなんとかそれを相手コートに返す。

 

「チッ、人外が。」

 

緩やかに返ったボールをシャルロットが拾い再び織斑千冬にボールがいく。

 

「織斑は完全にダウンしてるな。流石に俺一人じゃあきついぞ。」

 

「ファウスト頑張ってください。」

 

お嬢様がいつの間にか戻ってきている。

 

「お嬢様が応援しているなら負けるわけにはいかないな。」

 

織斑千冬が勢いよくアタックする。

 

「ああああっ‼︎ 」

 

それを上に上げて助走をつけアッタクする。

それが相手コートの地面に着く。

 

「ふー、織斑があんな状態だ、二回触れても問題ないだろう? 」

 

「フッ、別に構わんさ。

さて、いつぞやの決着でもつけるか。」

 

「かかってこい織斑千冬。」

 

結構この後俺と織斑千冬以外離脱し夕食の時間まで戦い続けた。

 




こんな感じです。
やっとのほほんさんを出せた。
しゃべり方が難しい。

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