蒼き雫に救われし者   作:マスターBT

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福音戦です。
どうぞ。


第一次福音戦

主人公SIDE

 

旅館の一室に集められた俺たちは織斑千冬より状況を説明された。

アメリカとイスラエルの共同開発した『銀の福音』が暴走しこちらに向かってくるようだ。

作戦が織斑をお嬢様が運び万が一に備え俺も同行するという形で話がまとまろうとしたが、

 

「聞いて聞いて!ここは断・然! 紅椿の出番なんだよっ! 」

 

天災によって篠ノ之も作戦に参加する事となった。

前衛織斑・篠ノ之 後衛がお嬢様・俺という形となった。

 

作戦時刻となり砂浜で待機する。

 

「来い白式 」

 

「行くぞ、紅椿 」

 

少し離れた所にいる織斑達がISを展開する。

それを確認した俺たちもISを展開する。

何やら織斑達が話をしているが篠ノ之の顔から気の緩みを感じる。

 

「お嬢様、今回の作戦は穴がありすぎる気がするのですが。」

 

「ええ、今回ばかりは織斑先生が何を考えているのかさっぱり分かりませんわ。」

 

『織斑、篠ノ之、オルコット、ドラクレア、聞こえるか 』

 

ISのオープンチャンネルから通信が入る。

 

『今回の作戦は一撃必殺だ。短時間での決着を心がけろ 』

 

「「「了解 」」」

 

「織斑先生、私は状況に応じて一夏のサポートをすればよろしいですか? 」

 

『いや、お前がする必要はない。

サポートは後衛のオルコット、ドラクレアが担当する。

お前は織斑を運んだら戦線を離脱しろ。』

 

「ですが‼︎ 」

 

篠ノ之が織斑千冬の指示を聞き食い下がる。

 

『お前はその専用機を手に入れてから乗りこなす為の訓練も受けていない。

そんなお前を連携に組み込む訳にはいかない。』

 

「私と一夏ならやれます‼︎ 」

 

『…篠ノ之、状況が分かってないようだからはっきりと言ってやる。

お前は織斑を運ぶだけの仕事だ。それ以外は足手まといだ‼︎ 」

 

「つっ!! 」

 

「千冬姉何もそこまで言わなくても… 」

 

『織斑先生だ。

それでは作戦を開始する‼︎ 』

 

篠ノ之が織斑を乗せ飛翔する。

おいおい速すぎだろ。

瞬間加速並みの速度で飛んでいく篠ノ之。

 

「お嬢様、まだ加速できますか? 」

 

「ええ、大丈夫ですが篠ノ之さんは連携の事を忘れているのですか⁉︎ 」

 

「織斑教諭に言われた事に反発しようとしているのでしょう。」

 

話をそこそこに加速する。

それでもなんとかサポートできるギリギリの距離を維持する事がやっとだ。

ハイパーセンサーに『銀の福音 』を捉える。

 

「うおおおおっ‼︎ 」

 

織斑が福音に斬りかかる。

しかし福音は回避し奇襲は失敗これで一撃必殺は難しくなった

 

「織斑、一回下がれ‼︎ 」

 

「りょう「一夏‼︎何をしている早く福音を倒せ‼︎ 」箒⁉︎ でも 」

 

「私達ならできる。ドラクレアなんかの言うことを聞くな‼︎ 」

 

篠ノ之が訳のわからない理論を振りかざす。

 

「チッ、何やってやがるあいつら、射線上にいるせいで援護が思うように出来ない。」

 

「ファウストは接近して隙を作ってください。

そのついでに篠ノ之さんをどかしてください。邪魔ですわ。」

 

「了解 」

 

俺は加速し織斑達に合流する。

織斑達は言い合いをしながら戦っている。

 

「連携の形も無いな。」

 

織斑達の隙間を狙いアサルトライフルで攻撃する

 

「ファウスト‼︎ 感謝するぜ。」

 

「あ? お前ら散開しろ‼︎ 攻撃がくるぞ。」

 

「押し切る‼︎ 」

 

何を思ったのか篠ノ之が福音に突撃する。

福音も全力なのか砲門全てを開き一斉攻撃を開始する。

篠ノ之とお嬢様の攻撃が当たり福音に隙ができるしかし織斑が突如離脱し福音の光弾を切り裂く。

 

「何をしている⁉︎ せっかくのチャンスにー 」

 

「船がいるんだ! 海上は先生達が封鎖したはずなのにー ああくそっ、密漁船か! 」

 

……何をしているんだこいつらは?

何故福音を攻撃しない? 福音がいるのにあんな隙を晒す? 密漁船だと? 小を生かし大を殺す気か?

福音が再び一斉攻撃を開始する。今度は篠ノ之が狙いのようだ。

織斑が篠ノ之との間に入り攻撃を受ける。

 

「チッ、篠ノ之! 織斑を回収して撤退しろ‼︎ 」

 

「私は、私は…… 」

 

もういいこいつらは当てにしない。

 

「お嬢様! 織斑を頼みます。

ついでに篠ノ之を引っ張っていってください。」

 

「貴方はどうするのですか? 」

 

「時間を稼ぎます。」

 

「必ず生きて戻ってきてくださいね。

約束を違えるのは許しませんよ。」

 

「イエスマイロード 」

 

お嬢様が織斑を回収し篠ノ之を連れて行く。

福音が再び篠ノ之を狙うがアサルトライフルを撃ちこちらに意識を向けさせる。

 

「そっちはやらせないぞ福音。

織斑や篠ノ之がどうなろうが知った事ではないがお嬢様に被害が出るのは困るからな。

悪いが貴様はここで落ちて貰うぞ。」

 

福音が光弾をこちらに撃ち出してくるがハルパーを展開し光弾を回避しつつ接近しハルパーを右翼に振り下ろし破壊する。

攻撃手段である翼を破壊され怒ったのか福音が今まで一度もしていない近接攻撃を仕掛けてくる。

右足での蹴りだったが元々近接用に作られていないためか速度が遅かっため回避し左回し蹴りで蹴り飛ばす。

相手が体勢を直す前に瞬間加速し近付き海に叩き落す。

 

「…こんな簡単に終わるわけ無いだろうな… 」

 

予想通り福音が落ちたところが膨れ上がり福音が現れる。

 

『迎撃モード最高レベルに移行 迎撃開始 』

 

福音が先ほどとは段違いの速度で近付き右手での突きを繰り出してくる。

なんとか回避し距離を取る。

 

「チッ、今まで本気では無かったという事か。」

 

福音は俺の疑問など知った事かという具合に動きを止め左翼で光弾を撃ってくる。

先程とは違い回避先を読まれているのか避ける先々に光弾があり避けきれず何発か貰ってしまう。

 

「シールドエネルギーがやばいな… 」

 

何発か貰っただけで俺のシールドエネルギーは残り僅かとなる。

俺はシールドビットを展開し次の攻撃に全力で備える。

 

「あいつが光弾を撃つ時動きが止まる。

そこを狙って近付き決着を付ける。」

 

一瞬の静けさが場を支配し福音が光弾を撃ち出す。

シールドビットで光弾を受け続けながら接近しハルパーを振り下ろす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セシリアSIDE

 

「山田先生状況は‼︎ 」

 

織斑さんを保健室代わりの一室に預けて作戦会議を行った一室に戻った。

篠ノ之さん? 着いた時に放置してきましたわ。

 

「………オルコットさん落ち着いて聞いてください。

先程福音の反応が鈍くなり同時にドラクレア君の反応が消滅しました。」

 

「…分かりましたわ。

少々外の風にあたりに行ってもよろしいですか? 」

 

「は、はい、どうぞ。」

 

「それでは失礼します。」

 

山田先生にお辞儀をし外に出ようとしたところで、

 

「オルコット変な気は起こすなよ。」

 

織斑先生に話しかけれましたが何の返事も返さずに外に出た。

 

砂浜に座りながら海風にあたる。

 

「……ファウスト 」

 

波の動きを見ながらファウストの事を考える。

 

「もし、貴方がここに居れば私を叱責するのかもしれませんわね。

私はダメですわね。貴方が居なければ自分で立つ事も出来ないなんて。」

 

暗い考えだけが頭を巡る。

その時ファウストが昔、私に言った事を思い出した。

 

『セシリア、俺は何があっても立ち止まらない。

立ち止まってしまえば未来を潰してしまうし先はどうなるか分からないものだなら動くほうが得だろ? 』

 

「…そうですわね。私も未来に動いてみせますわ‼︎ 」

 

私は立ち上がりブルーティアーズを展開した。

 

「ファウスト、貴方は生きてると信じていますわ。

だから貴方を信じてあらがってみますわ。」

 

福音の反応があったエリアに向け飛んで行った

 




従者はやられ、主人は覚悟を決めて戦いに挑む。
周りはどの様に動くのか、果たして福音を倒すことはできるのか?

次回予告風に書いてみました。
どうでしょうか?


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