蒼き雫に救われし者   作:マスターBT

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短い。そして、セシリアが一回も登場してない。


再戦

主人公SIDE

 

福音との戦いも終わり平和な夏休みが始まった筈なのだが、

 

「行くぞ!ファウスト 」

 

アリーナで織斑とIS勝負をする事となっていた。

何故こうなったかというと時は一時間ほど戻る。

 

 

 

〜一時間前〜

 

俺は整備室でブルーサーヴァントのメンテをおこなっていた。

 

「確かに性能が上がっているな、福音でかなり無茶苦茶な動かし方をしたというのに何処も損傷していないな 」

 

『私を甘く見ないで欲しいなぁ。あれぐらいじゃあ壊れるわけないじゃん 』

 

「普通にモニターを使って話しかけるな 」

 

『驚かないし。つまんないなぁ 』

 

…こいつは相変わらずだな。

 

「取り敢えず性能の確認をさせろ 」

 

『そんなの私に直接触れれば簡単に分かるのに 』

 

「なに? 」

 

『最初に触れた時みたいにデータを頭に直接流せばいいだけだし 』

 

技術者とIS操縦者が聞いたら倒れそうなセリフだな。

それにしても便利な事だな。

 

『で、どうするの? 』

 

「じゃあ頼む。正直、性能の確認なんかめんどい 」

 

俺はブルーサーヴァントに触れる。

すると、頭に大量の情報が流れ込んでくる。相変わらず無理やり知識を叩き込まれる感じだなコレは。

 

『終わり〜、じゃあこれでもっと私を楽しませてよね 』

 

「はいはい 」

 

モニターから光が消える。

それを確認しブルーサーヴァントを待機状態の腕輪に戻す。

帰ろうとしていたら、

 

「ファウスト‼︎ 」

 

「あ? 織斑か、なんの用だ 」

 

「俺と戦ってくれないか? 」

 

織斑が真剣な顔でこちらを見る。

 

「何故お前と戦う必要がある? 」

 

「今の俺がお前と戦ったって勝てるとは思ってない。

でも、お前と戦えば何かが掴めるような気がするんだ 」

 

織斑の目は初めて戦った時の力に溺れかけていた時の目ではなく、自分が弱いと知りそれでも足掻こうという目をしていた。

 

「……はぁ、そんな目をした奴を断る訳にはいかないな 」

 

「じゃあ! 」

 

「準備しとけよ 」

 

「ありがとう! 第二アリーナをとってあるからそこに来てくれ! 」

 

織斑が走り去っていった。

 

「俺にこの後用事があるとか聞かなかったな。用事があったらどうする気だったんだか。

だがあの織斑があんな目をするとはな。ククッ、いいだろう少しばかり興味が出てきた 」

 

こんなやり取りがあり冒頭に戻る。

 

 

〜アリーナ〜

 

アリーナは完全に俺たち二人っきりだ。

織斑が他の人がいると気が散って集中できないと貸切にしたようだ。

 

「行くぞ!ファウスト 」

 

「来いよ織斑 」

 

織斑が雪片弍型展開し斬りかかる。なんのフェイントもないただ真っ直ぐな振り下ろしに当たるわけもなく回避しガラ空きの腹を右手で殴る。

 

「ぐっ! まだまだ!! 」

 

今度は左手に追加された新兵器《雪羅》をクローにして掴みかかろうとしてきた為シールドビットで防ぎその手を掴み一本背負いの要領で背中から地面に叩きつける。

 

「そんなものか織斑! 」

 

「まだやれる! 」

 

織斑が立ち上がり今度は右手に持った雪片弍型を斜めから振り下ろすが後ろに下がり回避した。

しかし、振り下ろし終わったと同時に雪羅から荷電粒子砲を撃ってくる。シールドビットで防ぐが一つが使い物にならなくなり直撃を避ける事しか出来なかった。

 

「これでも直撃しないのか… 」

 

「今のは少しばかり焦った。少しは本気を出そう 」

 

ハルパーを展開し縦に振り下ろすが織斑が左に回避する。

こいつはやはり武器の特性を理解していないな。

振り下ろしきる前に横薙ぎに切り替え織斑を吹き飛ばす。

織斑が立ち直る前にアサルトライフルを二丁展開し織斑を撃ちまくる。

煙幕が晴れるとシールドを展開した織斑が立っていた。

 

「ほぅ、耐え切ったか 」

 

「正直ボロボロだけどな 」

 

「お前に改めて問おう。お前はISを何に使う気だ? 」

 

「……正直に言えば迷ってる 」

 

面白い解答が聞けた。

 

「前にお前は守る為と言ったがそれを諦めたのか? 」

 

「守るというのは何時も思っている。

でも、福音と戦って俺は弱いと分かって、お前を見てて俺は覚悟が無いと思った 」

 

「ヒントをやろう。自分の理想の原点に戻ってみろ 」

 

俺は言うだけいいピットに戻った。

 

 

 

織斑SIDE

 

「理想の原点か…… 」

 

俺はファウストに言われた事を考えていた。

俺が誰かを守りたいと思ったのは千冬姉にずっと守られて生きてたからだ。

でも、今の俺は自分を守ることですら精一杯な状況で何を言っているんだと自分でも思ってしまっている。

千冬姉の様に障害を全て叩き潰していく事なんて出来ない。

ファウストの様にオルコットを守るためなら他の全てを捨てるなんて事は出来ない。

 

「なら俺には何が出来るんだ… 」

 

きっとそれを知る為にファウストは原点に戻ってみろと言ったんだろう。

 

「あー!! 考えれば考える程訳わかんなくなってきた。

一旦頭を冷やそう 」

 

俺はピットに戻りそのまま自室に戻った。

 




とある方の小説を読みましてオリ主がいるなら一夏もなんらかの影響を受けるかと思いこの話を書きました。
暫くは一夏の物語が続きます。
オリ主とセシリアの甘い話を期待していた方は暫くお待ち下さい。

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