オリキャラが出ますがこれ以降出番無いです。
主人公SIDE
「調子はどう? 」
「最悪だ 」
何もせずに体を休ませ続けるのは、思っていたより暇で退屈だった。
ベットから出なければ、何をしてもいいと言われたのでパソコンでブルーサーヴァントの新武装を考えていたが、昨日で終わってしまい本格的にする事が無くなってしまった。
「で、シャルロット。何しに来た?」
「見舞いだよ?流石に、その状態の君をからかいに来るわけがないでしょ 」
此奴なら、十分にあり得るとは思うのだがな。
既に、襲撃から一週間経っていた。未だにセシリアは、目を覚まさない。
心配ではあるが、あの変人な友人に体を治してからと約束してしまったから、今は無茶をする時では無い。
「何かしてたの?」
「ISの武装を考えていたが、それは既に完成したからする事が無い 」
「ISの武装?ちょっと見せて 」
俺はシャルロットにパソコンを渡す。
考えた武装の画面を見せると物凄く食いついて見ている。
そういえば、デュノア社の社長になってたんだっけか。
「自立支援武装《グリモア》ね。
これの開発を僕達にやらせてくれないかな?」
「デュノア社に?イギリス政府と相談してくれ 」
ほぼ、俺個人でどうにかできる機体とはいえ、イギリス政府のISコアが元だからな。
俺個人が改造する分には、構わないと言っていたが別の国が関与するとなると俺の意志では、無理だろうな。
「じゃあ、ちょっと聞いてくる‼︎ 」
凄い勢いで、病室を出て行く。
………これは、確実にデュノア社が担当しそうだな。
シャルロットSIDE
《グリモア》あれを造るのを担当できれば、デュノア社の名誉を回復できる。
「それに、今回の事の謝罪と言うわけじゃないけど、ファウストの力になる事が出来る!」
僕達が、あの黒いISを止めるか、それが出来なくてもダメージを与えた状態に出来れば、此処までの被害を出さずに済んだかもしれない。
ファウストに直接謝ったとしても、『過ぎたことだし、もしもの話をされても何かが変わるわけではない。唯、俺が弱かっただけだ 』
って言いそうだし。
「あ、急な連絡申し訳ございません。フランスのデュノア社、社長のシャルロット・デュノアです 」
『イギリス政府IS管轄のアイーシャ・ルーシェです。なんの御用でしょうか?』
綺麗な声の人だなぁ〜って要件を言わないと。
「貴国の男性IS操縦者のファウスト・ドラクレア様の武装を弊社で担当させて頂きたいのです 」
うーん、丁寧な口調って辛いなぁ〜。
『ファウスト・ドラクレアは、どの様に言っていましたか?』
「イギリス政府に聞けと言っていました 」
『はぁ〜、変なところで律儀な方です 』
「と言うと?」
『ファウスト・ドラクレアに伝えて下さい。
貴方のISは、既に貴方の物に成っていますので貴方の好きなようにして下さいと 』
あれ、若しかして僕凄い事聞いてる?
聞き間違いでなければ、個人にISを託すと云う言葉に受け取れるけど。
「えーと、それは個人にISを託しているということでしょうか?」
『ええ。彼には、我々が開発できなかった武装のデータや、ISの起動データの詳細などの恩があります。
彼にISを託すのは、我々に出来る彼への恩返しです。
ですので、彼の了承が取れれば武装の開発などは任せます 』
「分かりました。それでは 」
電話を切る。
さてと、急いでデュノア社に戻って武装を造らないと。
「待っててねファウスト。必ず君の望むものを造ってくるから 」
主人公SIDE
「分かった。じゃあ頼んだ 」
シャルロットから、電話があり《グリモア》の開発を担当すると云う連絡を受けた。
本来なら、直接言いたいらしいが少しでも早くフランスに戻る為に電話にしたらしい。
「予想通りだったな 」
これで《グリモア》の件も片がついた。
さてと、後しなければならない事は………………………無い。
体は、ただ休めるだけで良い。筋力が落ちていくが、それは後でどうにでも出来る。
IS関連も終わった。
「…………セシリア 」
くそっ‼︎ 如何してもよぎってしまう。
俺は、ベットに拳を振り下ろす。ボスッっとベットが音を立てる。
今出来ることを考えて必死に考えない様にしていたがする事が無くなった今考えてしまう。
もし、このままセシリアが目を覚まさなかったら?と。
「昔の俺だったら此処までは成らなかったな。
もしもを考えて如何する‼︎ そんなのは、俺にどうこうできる問題じゃ無いだろう!」
だが、最愛の人をセシリアを失いたくない。
俺が弱くて起きた事だ。次に活かすために、色々と手を回したがセシリアが起きなければ意味が無い。
「いや、そうじゃない。此処まで来たらセシリアを信じよう。
あいつは、俺がどんな状況にあろうが無事だと信じていてくれたじゃないか 」
福音との戦いの時、俺が戻って来なくても生きていると信じて福音と戦っていた。
俺が惹かれた女はそう云う強い奴だ。
「ふっ、惚れた弱みと云う奴か?馬鹿正直に信じて待ってみる事にするか 」
ああ、心配ではあるが此処まで来て仕舞えば、もう信じることしか出来ない。
???SIDE
何処かの国の何処かの場所
「ククク、もう一度彼奴と戦いてぇなぁ 」
「其れしか言うことは無いのかF?」
「あ?なんだよM相手して欲しいのか?」
「そんな訳あるか馬鹿 」
クククと楽しそうに嗤う男とはぁ、とため息をつく女と云う光景があった。
「ふふふ、仲が良いのは結構だけど次の作戦の話があるのだけれど?」
そんな二人を見て微笑んでいる金髪の女が注意をする。
我が強そうな二人だが金髪の女には逆らえないのか大人しく静かになる。
この場にはこの三人しかいない為場が静かになる。
「さてと、静かになった事だし説明を始めましょうか 」
女の言葉を合図に中央のモニターが起動する。
そこに映し出されたのはIS学園。
「二人には次の作戦の要に成って貰うわ 」
「と云う事は、また彼奴と戦えるのか!」
男が立ち上がり金髪の女に質問する。
その顔が狂気に満ちた笑顔なのは見なくても分かることだ。
「ええ。でも、ちょっと待ちなさい。全部説明してから質問の時間を取るわ 」
「了解した。スコール 」
男は大人しく席に着く。もっとも顔は嗤ったままだが。
「次に行われるイベント《キャノンボール・ファスト》に仕掛けるわ。
二人にはある人物を捕まえてきて欲しいの 」
そう言うとモニターの映像が切り替わる。
映っていたのは、ファウスト・ドラクレアとセシリア・オルコットだ。
「ファウスト・ドラクレアの方は分かるが、何故この女も捕まえるんだ?」
「全部終わってからと言ったでしょ?
ファウスト・ドラクレアを捕まえる理由は、私が気に入ったのと戦力強化の為よ。
そして、セシリア・オルコットを捕まえる理由は、手綱を握るため 」
「前者の気に入った発言は置いておいて、手綱だと?」
「ええ。ファウスト・ドラクレアを捕まえたとしても、戦力として使う事は無理でしょうね。
仮に使えたとしても、背後から斬られる可能性が高い。なら、そんな気を起こさせなければ良い。
その為に彼女を捕まえるのよ 」
女の顔が愉しそうに歪む。この女もある意味では狂っていた。
「他に質問はあるかしら?」
「殺しちゃ駄目なんだよな?」
男が狂気の笑みが嘘のように無くなり、質問した。
「ええ勿論。でも、死なない程度に戦うのは構わないわ 」
「やっぱりあんたは最高だぜ。スコール 」
再び、狂気の笑みを浮かべる男。もはや彼に理性がある様には見えない。
「それじゃあ頼んだわよ二人共 」
「「了解 」」
平穏が再び崩れる日は近いかもしれない……
ファウストはセシリアがいないとダメダメです( ̄▽ ̄)
動き出す闇から今度こそ守りきる事が出来るのか?
新武装《グリモア》に関しては、楽しみに待っててください。
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