蒼き雫に救われし者   作:マスターBT

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亡国のアキトを観ながら投稿。
コードギアスは面白い。
どうぞ。


目覚めた姫

主人公SIDE

 

「動く分には問題ないな 」

 

少し力を入れづらいがまぁ、問題ない。

 

「……回復早いですね 」

 

医者が口を大きく開けている。

俺の体の回復速度が異常なのか?まぁ、良い。

 

「それでは失礼します 」

 

頭を下げて、病室を出る。扉を閉めた直後に一瞬ふらついてしまうが、堪えて隣の病室に向かう。

セシリアは、未だに目を覚ましていない。それでも、体が動くのなら一度は見舞いに行く事にしたのだ。

 

「ドラクレア!ちょうど良い所に! 」

 

「あ?如何したチビ?」

 

病室に向かおうとした所をチビに声をかけられた。

と云うか此奴、セシリアの病室から出てきたよな。

 

「セシリアが目を覚ましたわ‼︎ 」

 

「本当か‼︎ 」

 

その言葉を聞き、力の入らない体に喝を入れセシリアの元へ走る。

其処までの距離は無いが途方も無く長く感じる。

 

「無事か、セシリア‼︎ 」

 

扉を勢いよく開け、病室に駆け込む。

 

「随分と心配を掛けた様ですわね。ファウスト 」

 

ベットから上半身を起こしてこっちを見ている。

笑っていやがる。散々人を心配させて、いっつもこの人は無事なんだから。

 

「ああ。心配した 」

 

珍しく長かったからな。

 

「ふふふ。でも、貴方も随分と無茶をした様ですわね?」

 

「当たり前だ。お前が傷付いているのにゆっくりとするわけないだろうが 」

 

「相変わらずですわね。でも 」

 

セシリアが手招きをする。

病室の入り口からセシリアの傍まで移動する。

 

「偶には休んでくださいね?」

 

そう言いながら俺の手を軽く叩く。

 

「痛っ!」

 

「ふふふ。やっぱり完全に治っていませんのね 」

 

「気付いてたのか。動くのは良いんだが、それ以外はまるで駄目だ 」

 

「無茶し過ぎですわ 」

 

ジト目でこっちを見てくる。

馬鹿を見るような目で見るなよ。

 

「馬鹿を見るような目をするなよ…… 」

 

「いつかの仕返しですわ 」

 

一転して楽しそうな顔になる。

どうやら珍しく俺をからかって遊んでいたようだ。

少し項垂れる俺。

 

「ふふふ 」

 

それを楽しそうに見ているセシリア。

なんだ?このカオス。

 

「えーと、口挟んでも大丈夫?」

 

チビが恐る恐る声を掛けてくる。

そういえば、他の人がいる前でこの口調でセシリアと話すのは初めてだったか。

 

「大丈夫だ」

 

「セシリア。調子はどう?」

 

「少し身体中が痛いですが、何処かのお馬鹿さんに比べれば大丈夫ですわ 」

 

「……俺の事か、その馬鹿は?」

 

「そうですわよ?」

 

とことんからかう気だな。

其れならこちらにも考えがあるぞ。

 

「流石に眠り姫は言うことが違うな 」

 

「む、仕返しですか?」

 

「いやいや、俺はただ事実を述べただけですよ?」

 

ニヤリと笑いながら、からかう。

 

「はいはい。そこまでね〜。貴方達が仲が良いのは分かったから話を続けさせてね。

ドラクレア達がやられるなんて、どんな相手が攻めてきてたの?」

 

チビが呆れた様子ではあるが、あの時の状況を聞いてくる。

 

「物凄い狂った奴だ 」

 

「それで理解は無理 」

 

分かってるよそんな事。

 

「まだ、話は終わってない。

と言ってもそいつの特徴と言われても、それぐらいしか無い。

だが、確実に言えるのはもう一度戦えば、確実にこちらが負ける 」

 

チビが固まる。

まぁ、こんな事を言われれば理解出来ない事も無いが。

 

「今できる範囲で色々手は回している。

ブルーティアーズとブルーサーヴァントは、修理と強化を頼んである。

あとは、更識そこに居るんだろう?」

 

病室の扉が開き、更識が入ってくる。

 

「「えっ!」」

 

チビとセシリアが驚いている。

気付いてなかったのか?

 

「よく気づいたわね。それでわざわざ私を呼んだ意味は?」

 

「更識、頼みがある。

俺の今の体では、織斑やチビの特訓を行う事は出来ない 」

 

立つ事がやっとの人間が他の人間の面倒を見ることなんて出来ない。

それにまだやる事も残ってる。

 

「そんな事だと思ったわ。貴方が言わなければ、私から言っていたわ。

でも、タダというわけにはいかないわ 」

 

「生徒会の雑務でも引き受けてやる。

ただし、体が回復してからだがな 」

 

「交渉成立ね 」

 

「ああ 」

 

此奴は、なんだかイラつく奴だが、この点の話においては楽で助かる。

更識が病室を出て行く。

 

「私まで一夏と同じ括りなの?」

 

「ああ。連中と再び戦う時があるとすれは、此方は全力で挑まねば成らない。

その為には、実力の底上げが必要だ 」

 

「私の実力では足りないという事?」

 

若干イラついた様子で聞いてくる。

代表候補生と云うのはプライドが高くて面倒くさい。

 

「ああ。少なくとも、敵と躊躇いも無く戦えるように成って貰わなければ成らない 」

 

敵を殺せる様に成れとは言わない。

それは、俺や更識の様な闇に生きる人間の仕事だ。

 

「それって 」

 

「勘違いするなよ。殺せとは言わない。

だがな、戦場で迷うという事は死に直結する。

自分の命と大切な者を守りたいのなら更識に従え 」

 

「うっ、分かったわ 」

 

チビが項垂れる。

今のままでは、戦力として数えるという事さえ出来ないと言われた様なものなのだろうな。

まぁ、事実なのだが。

 

「セシリア。俺はこれで失礼する 」

 

「ええ。ゆっくり休んでいますわ 」

 

「そうしてくれ 」

 

さてと、先ずはイギリス本国にお願いの連絡でもいれるか。

そんな事を考えながら病室を後にした。

 




コードギアスを書いてみようかな。
書くとしてもこっちを完結させてからですが(^_^)

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