蒼き雫に救われし者   作:マスターBT

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大変お待たせしました!
課題をやったり、デジモンをやったりしていたら遅れました。

随分と考えましたところ、箒さんはアンチを緩和して出番を増やす事にしました。
投票してくれた方々ありがとうございましたm(_ _)m


水面下の出来事

主人公SIDE

 

「テストって何やるんだ?」

 

事前の連絡通りスコールに呼ばれた俺は、IS学園のアリーナの様な開けた場所に来ていた。

地下に作られた基地と言っていたが、随分と広い場所を作っているんだな。

 

「目の前に銃とナイフがあるでしょ?

銃には、ペイント弾、ナイフは刃を潰してペイントを付けてある。

今から、三時間の間私達の戦闘部隊と戦って貰うわ 」

 

「俺は、全員を殺せば良いんだな?」

 

「実戦では無いけどね。貴方の力量を測るには、腕が相当高くないと調べることも出来なさそうだから、精鋭を用意させて貰ったわ。

本当なら、実物で新人のテストも兼ねる物なのだけれど全員殺されては、私達は辛いわ 」

 

要するに、殺しを知らない新人を慣れさせると同時に、どれだけの『駒』として使えるのかと云うテストか。

俺は、例外の様だが。

 

「私が、此処を出たらスタートよ。

それじゃあ頑張ってね 」

 

スコールが、アリーナから出て行く。

その瞬間に、飛びかかって来た馬鹿の頭を掴み、力を流す様に地面に組み伏せ首をナイフで斬る。

ペイントが付くだけだが。

 

「こんなものか。亡国の精鋭?」

 

挑発をしたが、誰も乗ってこないか。

殺気も、分かりやすいぐらいに感じなくなったしな。

 

「じゃあ、真面目にやるか 」

 

近くに感じる気配に向けて、駆け出したーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千冬SIDE

 

「更識。それは、本当か?」

 

学園長室に呼ばれた私は、更識と学園長からドラクレアとオルコットが学園から消えたと云う知らせを聞いた。

 

「残念ですが本当です。それで、織斑先生に一つ頼みたいことがあります 」

 

更識が神妙な顔で私に言う。

私に頼みたいこと?私は、お前達の様に頭を使ってどうこうというのは苦手だぞ?

 

「織斑先生には、教師に紛れているスパイを見つけて頂きたいのです。

ある程度の目星は付いていますが、私は一応生徒なのでそんなに教師を深く調べる訳にはいきません 」

 

「そこで、貴女に白羽の矢が立った訳ですよ、織斑先生 」

 

「学園長……ですが、私は余り腹芸が得意ではありません 」

 

「だからです。露骨で良いので疑って下さい。

貴女が、其処まで疑っていれば、学園もスパイに気付いていると思わせる事が出来ます。

そうなったら、学園で情報を盗みたいスパイは、貴女を懐柔しようと近づいてくるでしょう。

其処を、更識さん達が捕まえる事となっています 」

 

…………よくも此処まで考えるものだ。

途中から、聞いてて頭が痛くなってきたぞ。

 

「万が一人質に取られても、貴女なら如何にか出来るでしょう?」

 

「まぁ、その位の自信はありますけど 」

 

ドラクレアとの決着をつけるために体を鍛えなおしているところだったから丁度いい。

うん?それすらこの連中の策の一つなのか?

 

「それでは、頼みました織斑先生 」

 

「分かりました。失礼します 」

 

学園長室から出る。

どうやら、更識はまだ話がある様で、部屋に残っていた。

私に出来るのか?取り敢えず、貰った資料に目を通すとするか。

寮長室に戻って、資料を見る事にした。

 

「……… 」

 

そんな私を見つめる気配を感じながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

箒SIDE

 

「ボーデヴィッヒとデュノア。今いいか?」

 

「良いけど、珍しいね篠ノ之さんが、僕達に話し掛けてくるなんて 」

 

授業の全てが終わった放課後、私はデュノア達に話し掛けていた。

珍しい事は、理解している。それでも、あの二人がいない事に疑問を思っていた。

 

「オルコットとドラクレアが居ないが、何か知っていないか?

二人は、かなり親しかっただろう?」

 

「いや知らん。ファウストの部屋に行ってみたが、人の気配がしなかった 」

 

「ファウストだけなら、別に珍しい事じゃないんだけど、セシリアも居ないとなるとね 」

 

ドラクレアだけなら、居なくても変では無いのか。

よく分からない奴だな。

 

「一つ頼みたい事が、あるのだが良いか?」

 

「良いよ」

 

「構わん」

 

「私にISの操縦を教えてくれないか?」

 

「「…………」」

 

むっ、二人揃って固まらなくてもいいではないか。

らしくない事は、理解している。だが、私だけが足手纏いになるのは嫌だ。

 

「ご、ごめん。ちょっと驚いちゃって。

でも、如何して急にそんな事を言い出したの?」

 

「私が、一番弱いからだ。

第四世代なんて、ISを持っているのに使いこなせない。

前の襲撃の時だって、専用機持ちは戦っていたのに私だけ何も出来なかった。

それが、すごく悔しかった…… 」

 

手に力がこもる。

言ってて、恥ずかしくなってきた。自分の我儘で、ISを貰っておきながら全く使えていない。

デュノアやボーデヴィッヒ、鈴にオルコット、ドラクレアそして一夏がボロボロになってまで戦っているのに、私は、安全な所でそれを眺めているだけだった。

 

「そんな、自分が嫌になったんだ…… 」

 

「……別に構わないが、泣き言は許さんぞ 」

 

ボーデヴィッヒが、睨みを効かせながら言う。

 

「そうだね。僕達に師事を乞うなら、そんな事は許さないよ?」

 

デュノアが、優しくでも目が笑っていない状態で言う。

 

「ああ。頼む 」

 

頭を下げて、頼む。

 

「フフッ、顔を上げて良いよ。箒が真剣なのは、分かったから 」

 

「ああ。そんなに真剣な奴の願いを断るほど、酷くないぞ箒 」

 

顔を上げる。

と云うか、今二人とも…

 

「名前で呼んだ?」

 

「うん。僕達の事も、名前で呼んで良いよ 」

 

「むっ、私は師匠と呼ばれる方が良いな 」

 

「なんの漫画に影響されたのさラウラ…… 」

 

私は、自分で壁を作っていただけだったか。

ドラクレアと一緒にいるから、気付かぬ内に苦手意識を持っていたが、そんな物は必要なかったな。

 

「宜しく頼む。シャルロット、師匠 」

 

「あ、師匠発言間に受けるんだ 」

 

「任せろ!」

 

今度こそ、私も戦ってみせる。

 

 

 

 

 

 

主人公SIDE

 

「随分と暴れたわね 」

 

「テストは、終了か?」

 

「ええ。問題なしの合格よ 」

 

あー、疲れた。

途中から、三十人ぐらいに囲まれて同時に、攻撃されたのが一番面倒だった。

 

「殆んど、攻撃を受けないなんて凄いわね 」

 

「不意打ちや、奇襲は慣れてるからな 」

 

とは言え、ペイントだから良いものの、実物なら動けなくなるダメージだな。

 

「それじゃあこっちに来て 」

 

スコールがどんどん歩いていく。

疲れてるのだがな。まぁ、良いか。

スコールの後を着いて行くと、研究所の様な所に着いた。

 

「昨日突然、現れたのよ 」

 

「は?ーーー「名無し君だぁー 」……何故いる天災 」

 

研究室から、飛び出して来たのは、篠ノ之束ーー天災だった。

 




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