蒼き雫に救われし者   作:マスターBT

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暇だったので投稿。


クロエ・クロニクルと依頼

主人公SIDE

 

「で、何が目的だ天災?」

 

研究所に連れ込まれ、天災に案内されている。

スコールは、天災に気に入られてる訳では無いようで、此奴が研究所から出た直後にいなくなっていた。

 

「んー?唯君に会いたかったじゃ駄目?」

 

ウィンクをしながら、こちらに笑いかける。

相変わらず、ふざけた奴だ。

 

「はいはい。なんで、俺を案内してるんだ?」

 

「此処は、連中の情報系統とは、独立して作ってあるから名無し君のやりたい事が出来るよ?

条件を飲んでくれれば、私も手伝うし 」

 

「……気付いてたのか?」

 

「当たり前だよー。そうでもないと、君が此処の有象無象なんかに捕まるわけないじゃん 」

 

捕まったのは事実なんだが。

 

「条件は?」

 

「それは、後でね。もう着くよ〜 」

 

天災が扉の前で、止まる。

 

「お帰りなさいませ、束様 」

 

「ただいまクーちゃん 」

 

扉が開くと、銀髪の何処と無くラウラに似ている小女が立っていた。

 

「条件はね、一週間に二回ご飯を作って欲しいのと、クーちゃんに勉強を教えて欲しいの 」

 

一週間に二回ご飯を作るのは、構わないが勉強を教える?

俺より圧倒的に、頭の良い此奴がいるのに?

まぁ、これだけで天災の後ろ盾を得られるのなら簡単な事だが。

 

「天災。お前が教えれば良いだろう?」

 

「人に何かを教えるのって、面倒くさくて 」

 

「……はぁ、分かった。その条件を飲もう 」

 

今の答えを聞いて、色々考えてた自分が、アホに思えてきた。

 

「やった〜。じゃあ宜しく! 」

 

言うだけ言って何処かへ走り去っていく天災。

今日からなのか?何も言わないという事は、そうなんだな?

 

「えーと、クロエ・クロニクルです。

よろしくお願いします、ファウスト様 」

 

クロエが、お辞儀をする。

多分、自己紹介という事だろう。

 

「様は辞めろ。呼び捨てで構わない 」

 

「でも、教えられる立場ですので… 。

それなら、ファウスト先生はどうですか?」

 

思わず、頭を抱える。

先生?一番柄じゃない呼ばれ方だ。

 

「はぁ、もう其れで良い… 」

 

「はい!先生 」

 

満面の笑顔を見せられる。

はぁ、取り敢えず飯を作るか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セシリアSIDE

 

「ファウストは、まだでしょうか?」

 

ベットに腰掛けながら、時計を見る。

時刻は、午後7時半。普段なら、夕飯を食べている時間ですわ。

 

「この部屋から出る事は出来ないので、ファウストを探しにも行けませんわ 」

 

此処に、拉致されてから部屋を出るという事以外は、不自由が有りませんけど、退屈ですわ。

脱出出来そうな、隙間や隙もありませんし、時間が出来ては部屋に来るファウストも此処から出してくれませんし。

 

「ひ〜ま〜で〜す〜わ〜 」

 

「どんだけ退屈してるんだ?」

 

「ひゃあ!戻って来てたのですか?」

 

急に現れるからびっくりしましたわ。

 

「その手に持っているのは、料理ですか?」

 

「ああ。天災に飯を作ったから、持ってきた。

少し、冷えてしまったが夕飯としよう 」

 

机の上を片付けて、料理を並べていく。

と云うか、天災と言いましたよね?ファウストがその呼び方をするのって、

 

「篠ノ之博士が此処にいるんですの⁉︎ 」

 

所在不明で各国が、血眼に探しても痕跡の一つすら見つけられない人が此処に⁉︎

私は、酷く混乱していた。

 

「落ち着け。

話は、飯を食いながらしよう 」

 

「わ、分かりましたわ 」

 

ファウストに呼ばれ、席に着く。

色々と混乱したままですが、夕飯を頂くとしましょう。

 

食事をしながら、説明を受けましたが、

 

「ファウストが……先生…ですか… 」

 

「笑うな 」

 

ツボに入ってしまい、しばらく笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主人公SIDE

 

あれから、三週間経った。

俺は、約束通り、

 

「クロエ、そこの式が違うぞ 」

 

「え、何処ですか?」

 

「此処だ。このやり方でも答えは出るが、こっちの方が簡単だ 」

 

勉強を教えていた。

クロエは思いの外、学習能力が高い。

どっかの馬鹿と違って、詳しく教える必要が無い。楽で良いが、主体性を感じない。

 

「なぁ、クロエ 」

 

「何ですか先生?」

 

手を止めて、こちらを向く。

 

「勉強以外に、やりたい事は無いのか?」

 

此処に顔を出し始めてから、クロエは俺に勉強を教わる事以外に、片付けの出来ない天災の後始末をしている。

それ以外を全く見ていない。

 

「やりたいことですか?……束様に任された事以外にやりたい事はありません 」

 

そして、再び問題を解き始めるクロエ。

天災の事しか考えてないのか?

 

「はぁ、俺も似たようなものだが、少しは息抜きをしたら如何だ?」

 

「息抜きですか………何をすれば良いのかよく分からないんです 」

 

「だろうと思った。ほらよ 」

 

「コレは?」

 

「ゲーム機だ。外出した時に買ってきた 」

 

そこまで、話をしてなんで此処まで気を掛けてるんだ?

そんな事を思った。

 

「まぁ良いか 」

 

「コレは、如何やって使うものなんですか?」

 

「ん?こいつをセットして、電源をつければ遊べるぞ 」

 

ゲームの画面に映し出されるのは、ポケ◯ンだ。

取り敢えず、王道なゲームにしたが気にいるか?

 

「えーと、名前?クロエで良いですね 」

 

あ、考え事をしている内にゲームを進めている。

 

「結構可愛いですね 」

 

ニコニコしながら、ゲームをしている姿を見る限り楽しそうだ。

こんなに世話焼きだったか俺?

 

「じゃあこれで、帰るからな 」

 

「え、もうそんな時間ですか?」

 

「ああ。飯は、机の上にあるから天災と食べてくれ 」

 

研究所から出る。

 

「……スコール 」

 

「本格的に協力して貰うわ 」

 

「何をすれば良い?」

 

「織斑千冬の暗殺と、潜入しているオータムの救出よ 」

 

どうも、俺が思っていたより状況は動き出している様だ。

 




クロエのキャラが掴めない。
織斑千冬の暗殺⁉︎そんな事が出来るのか?

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