蒼き雫に救われし者   作:マスターBT

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誰か、私に戦闘描写を長く書く文才をください。



ファウスト対楯無

学園SIDE

 

「一般生徒は、寮から出ない様に!専用機持ちは生徒会室に集合!」

 

更識楯無は、学園にウィルスが侵入した事に気付いた。

本来であれば、博士と簪が開発した防御システムで何も起きずに終わるはず。

 

「なんなのこの言い様も出来ない不安は?」

 

一つの不安に突き動かされていた。

楯無としての直感か、または彼女のよく知る彼が同じ手で来る訳が無いと思っているのか?

どちらにしても、彼女の不安は現実の物になる。

 

『お嬢様!大変です。学……の……全て…… 』

 

「虚ちゃん!ノイズが酷くてよく聞こえないわ!」

 

通信機に声を掛け続けるが返答は無い。

一体何が?

そう考えると同時に、学園に侵入する気配を感じた。

 

「…不味いわね。確実に計画された襲撃。

そして、恐らく狙いは…… 」

 

「そこまでだ。更識楯無 」

 

仮面を付けた男が楯無に斬りかかる。

 

「キャア!」

 

「…手答えが無い。水か 」

 

「よく分かったわね 」

 

楯無はミステリアス・レイディを展開し、男を見据える。

 

「ISを展開したか。来いブルーサーヴァント 」

 

「その名前は⁉︎ 」

 

仮面の男がISを展開する。

その姿は、彼女の知っている彼のIS。

 

「ブルーサーヴァント…まさか、貴方は 」

 

「……更識。お前を一夏の所に合流させる訳にはいかない 」

 

仮面を外し、確認出来たその顔は、

 

「ドラクレア君 」

 

「余り、驚かない所を見ると察しがついていたか 」

 

「あそこ迄露骨に、色々されて気付かないのは一夏君ぐらいよ 」

 

「ああ。だろうな 」

 

ほんの一時、穏やかな時間が流れる。

しかし、互いに覚悟を決めていた。

 

「更識。俺はお前が嫌いだ 」

 

「奇遇ね。私も貴方の事は嫌いよ 」

 

「そうか。ならお前を斬り伏せても問題ないな 」

 

「ええ。私も遠慮せずに貴方を倒すわ 」

 

互いに笑みを浮かべる。

まるで、獣の如く獰猛な笑みを。

 

IS学園、第1戦

ファウスト・ドラクレアVS更識楯無 開戦!

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり、IS学園寮周辺。

此処でも一つの戦いが始まろうとしていた。

 

「隊長の命令通り 」

 

ファウスト部隊所属、ダイヤ。

 

「……僕たちがこの道を使うと読んでいたの?」

 

現在デュノア社、社長シャルロット・デュノア。

 

「そうじゃない?さっきもそんな事言っていたし 」

 

中国代表候補生、凰 鈴音。

 

「さぁ?私は、隊長の指示に従っただけです 」

 

「ふーん。その割には、準備万端じゃない?私たちが此処を通る時間すら、分かっていたようじゃない 」

 

鈴の言うことは、当たっている。

ダイヤは、ファウストから情報を貰った後、自身で考え彼女達が此処を通るタイミングを割り出し待ち伏せしていた。

 

「悪けどそこを通して貰うよ!」

 

ラファール・リバイブ・カスタムを展開するシャルロット。

同タイミングで甲龍を展開する鈴。

 

「いいえ、通しません。

私達にも、命を賭ける理由があります 」

 

ダイヤが展開するラファール・リバイブ。

射撃兵装を全て取っ払い、近接兵装に全てを特化させたラファール・リバイブとなっていた。

 

「随分、ゴツいISね。特にその拳はヤバそう 」

 

「良いんですか?其の儘、突っ立ていて?」

 

直後にシャルロットがシールドを展開し銃弾を防ぐ。

 

「かなり後ろに、スナイパーがいる事ぐらい気づいてるよ?」

 

「えっ!何、何かいるの?」

 

何とも言えない空気が流れる。

 

「ゴホンッ。いきますよ」

 

ダイヤが咳き込み、空気を変える。

基本的に、コミ症の彼女がこういう事が出来る様になったのは進歩とも言える。

 

「いつでも良いよ」

 

「かかって来い!」

 

 

IS学園、第二戦

ダイヤandハートVSシャルロットand鈴 開戦!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「師匠… 」

 

「ああ。まさか、ISが展開出来なくなるなんて 」

 

篠ノ之箒とラウラ・ボーデヴィッヒは困惑していた。

襲撃があったと気付くと同時に、ISを展開しようとしたのだがISが展開されない。

 

「まさか、あの電磁波がISにまで効果を発揮するとは、思ってもいなかったな 」

 

二人のいるアリーナに侵入してくる人影。

 

「俺か?俺は、ジョーカー。お前達の足止めを担当する 」

 

「足止めだと?何を考えている!」

 

「ふん。馬鹿正直に答える訳が無いだろう 」

 

ジョーカーが馬鹿にしたように笑う。

 

「だが、嬉しい誤算だ。

ISを展開出来ないお前らなら、俺一人で相手できる 」

 

「女だからと舐めるな!」

 

「……私達を足止めして、一夏を捕まえるのが目的だな?」

 

ラウラが拳銃を取り出し構える。

ISが使えなくなっても良いように、事前に準備をしてきた物だ。

 

「そこのポニーテールと違って、察しが良いな銀髪 」

 

「…箒。お前は、一夏の所に行け 」

 

「だが!」

 

「行けと言っている!今、こいつらに一夏を奪われては大変な事になる!」

 

ラウラが声を焦ったように声を上げる。

 

「わ、分かった 」

 

そんなラウラを見て、状況を判断したのか、走り出す箒。

無論、ただで行かせるほどジョーカーも馬鹿ではない。

 

「待て!」

 

「貴様は私が相手する 」

 

そんな隙を、ラウラが見逃す筈が無い。

 

「まぁ良い。他の連中に任せよう 」

 

そう言い、ナイフと拳銃を構えるジョーカー。

偶然にも、同じ装備の二人。

 

「貴様を殺してでも、合流させて貰う 」

 

「吐かせ。お前ごときに殺されるほど、俺は甘くない 」

 

 

IS学園、第三戦

ジョーカーVSラウラ・ボーデヴィッヒ 開戦!

 

 

 

 

 

 

 

 

ファウスト・ドラクレアと更識楯無の戦いは、熾烈を極めていた。

互いにその場を殆ど動かずに、命の取り合いを行っていた。

 

「いい加減、直撃したらどうなの!」

 

そう言って、突き出した蒼流旋は今までと、同じようにハルパーによって、叩き落される。

 

「それは、こっちのセリフだ!このシスコンめ 」

 

右から振るった拳は、受け止められいなされる。

 

「なによ!この犬従者 」

 

蒼流旋のガトリングを放つが、シールドビットにより防がれる。

 

「貴様に言われたくは無い!駄目会長 」

 

アサルトライフルを撃つが、水の障壁に阻まれる。

 

「失礼ね!捻くれ執事 」

 

埒が明かないと判断したのか、蒼流旋をしまい蛇腹剣、『ラスティー・ネイル』を展開し鞭の様にしならせ振るう。

しかし、蛇腹剣の隙間にシールドビットが入り込み動きを阻害する。

 

「そんなものか?更識?」

 

最大限に馬鹿にした言い方をするファウスト。

なんだか、子供の喧嘩の様に見えてきた。

 

「五月蝿いわね!やっと準備が整ったのよ 」

 

「なんだと?」

 

突如、爆発音が響く。

 

「ぐっ… 」

 

「どう?『クリア・パッション』の威力は?」

 

更識楯無の十八番とも言える水による一撃。

不可視で、かなりのダメージを与える一撃は、本来であれば戦況を決める一撃となる。

そう、本来なら。

 

「投降しなさい。今なら、手荒な真似はしないわ 」

 

「………やっぱり馬鹿だろ、更識 」

 

「なっ!立ち上がる気力が残ってると云うの⁉︎ 」

 

更識楯無が急いで距離を取る。

しかし、遅い。

完全に下がり切るより早く、ファウストの一撃が届いた。

 

「八卦 」

 

自身のエネルギーを相手の内側に伝える技、八卦。

水の障壁に囲まれていても、これならば関係ない。

 

「ガハッ!」

 

更識楯無が後ろへ吹き飛ぶ。

壁に衝突し、完全に勝負は決まった。

 

「チッ、予想より大きくシールドエネルギーを削られた 」

 

ファウストは自身の目的の為に、行動を再開する。

しかし、確認はするべきだった。

彼女が、本当にやられているかという事を。

 

「ー《ミストルテインの槍》発動ー 」

 

「しぶとすぎるだろ幾ら何でも 」

 

ファウストが後ろを向くと、蒼流旋を軸に水を集める更識楯無が映った。

 

「ふふっ、おねーさんは不死身なのよ 」

 

「黙れ。防御すら捨てた一撃、貴様も死ぬぞ 」

 

ファウストは考えた。

どうすれば、あの一撃を受け切れると。

 

「…無理だな 」

 

「覚悟しなさい 」

 

直後、学園中に爆発音が響いたーー。

 




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