蒼き雫に救われし者   作:マスターBT

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遅くなってごめんなさいm(_ _)m
一応、学生ですのでテストがあって時間が取れませんでした。



役者は揃う

マドカSIDE

 

「如何したのかしら?私をぶっ飛ばしたいのでは無かったの?」

 

煩い。

プロミネンスコートを展開し、私のスターブレーカーの攻撃を打ち消しているスコール。

全くもって煩わしい。あの防壁を打ち破るのには私の武装では難しい。

 

「だからどうした?と云う程度の問題だがな 」

 

シールドビッドを展開。

防御に回すエネルギーを全開にし、スコールのプロミネンスコートに突撃させる。

私も随分と影響されたものだな。

ファウストの戦闘術が咄嗟に頭に出るくらいに影響されただろう。

 

「なっ!」

 

プロミネンスコートにシールドビッドが突き刺さる。

スコールが驚愕している間に、突き刺さっているシールドビッド目掛けて瞬間加速で近づき、押し込む。

シールドビッドとプロミネンスコートの間に手を突っ込み、隙間を押し広げる。

野蛮だ。勝つ為なら、手段を選ばない。

 

「だが、其れでも構わない 」

 

私はスコールをぶっ飛ばす。

それが出来れば、あとは如何でも良い。

 

「私も形振りは構っていられないようね 」

 

あと少しで、炎の壁を破れる。

そんな時に、私の首に尻尾が絡みつく。

 

「ぐっ! 」

 

「忘れていたのかしら?」

 

そのまま、尻尾に吹き飛ばされ壁に叩きつけられる。

 

「ガハッ!」

 

肺から一気に空気が抜ける。

 

「デュノアの娘と云い、貴女と云いゼロに関わると、捨て身の特攻が好きになるの?」

 

「ファウストと云う男は、織斑一夏とは違った人たらしだからな。

貴様も、もう少し彼奴と関われば分かるさ 」

 

もっとも、彼奴はそんな気はサラサラ無いだろうが。

彼奴の善意は全てセシリアに注がれている。私が救われたのは、そのお零れの善意。

だが、私のように闇しか知らない人間にはそれが人生を変える救いになる。

彼奴は、暗い所を生きてきた人間を引きつけてやまない、そんな魅力がある。

 

「今の私は醜いか?」

 

「ええ。とっても醜いわ。まるで、獣の様 」

 

「そうか………フフッハハハハ… 」

 

笑いが込み上げてくる。

私がこんなにファウストを気に入っていた事に笑う。

醜くたって構わない。泥臭くっても構わない。

今の私に出来ることをただ、全力で行う。

例え、私が此処で倒れても彼奴がどうにかしてくれる。

そんな確信を胸に秘めていた。

 

「行くぞ。スコール 」

 

右手にスターブレーカー。左手にナイフを展開し突撃する。

狙いなんて付けずに乱れ打つ。

狙撃銃でこんな事をするとは私も焼きが回ったな。

少し、冷静な私がそう言う。

 

「こんな雑な攻撃 」

 

スコールが舞うように全て回避していく。

そのまま、避け続けろ。

狙撃銃の狙いを可能な限り絞っていく。

と言っても普段の私の狙撃とは、比べ物にならない程雑だ。

 

「何! 」

 

スコールが何かに躓く。

躓いた正体、それは……

 

「シールドビッド…… 」

 

シールドビッド。

シールドビッドを使ってプロミネンスコートを破った後、一番損傷の激しい物を待機させておいた。

かなり雑な狙撃で上手くいくかは不安だったが出来た様だ。

スコールがバランスを崩した所を畳み掛けるために近づき、ナイフを一気に振り下ろすーーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主人公SIDE

 

「もう少しだ!」

 

「ええ!未だ、一夏君は無事なようね 」

 

一夏の反応がある所まで、更識と共に向かう。

マドカが耐えてくれている様だ。

 

「ちょっと待って!アレは!! 」

 

更識と同時に停止する。

視界に映るのはあの黒いIS。

 

「待っていたぞ。ファウスト・ドラクレア 」

 

「Fか。更識先に行け。

此奴は、俺でなければマトモに戦えない 」

 

『正確に言えば、俺たちでしょ?』

 

珍しくブルーサーヴァントが話し掛けてくる。

 

「ああ。彼奴の能力はお前が判断してくれ 」

 

俺自身、驚くほど素直に言葉が出た。

 

『了解。負ける事は許さないよマスター 』

 

「フッ、誰に物を言っている 」

 

「えーと、ドラクレア君?」

 

更識が混乱した顔でこちらを見ている。

ああ、ブルーサーヴァントの声が聞こえないからか。

ん?そうすると俺、凄い変な奴だったな。

 

「行け 」

 

「分かったわ 」

 

更識がFの横を通り過ぎる。

 

「素直に通すとはな 」

 

「私が潰したいのは貴様だ。

余計なゴミに用は無い 」

 

深紅の剣を展開するF。

 

「此処で決着をつける 」

 

返事は返さない。

ただ、無言でハルパーを構える。

 

 

動き出したのは一瞬だった。

同時に動き、中間で鍔迫り合いをする。

停止したのは一瞬。

即座に、Fの顔面めがけて拳を放つ。

右に避けられ、逆に足払いをされ体勢を崩される。

左手で、バランスを取り顎めがけて蹴り上げる。

深紅の剣が間に入り込み、直撃はしない。

ブースターを逆噴射させ、距離を取る。

 

「チッ、此処までしてダメージは無しか 」

 

「これぐらいはどうという事はない 」

 

アサルトライフルを展開。

向こうも同じ様にハンドガンを展開する。

 

「「…………死ね…… 」

 

同時に乱射。

レーダーの反応を確認する。

………悠長に戦っている余裕は無い。

そう判断した俺は、一気に駆け出す。

ハンドガンを閉まったFが深紅の剣で切りかかってくる。

 

「其方から近づいてくるのなら好都合だ 」

 

アサルトライフルを盾に、剣の一撃をいなし組み付く。

 

「何をする気だ!」

 

フルパワーでブーストをふかし、Fを壁に叩きつける。

そのまま、壁を破壊し突き抜ける。

 

「マドカ!避けろ!! 」

 

「えっ!わ、わかった 」

 

スコールにナイフを振り下ろす直前のマドカに避けるよう伝える。

Fをスコールに向けて、蹴り飛ばす。

 

「ファウスト。何故、此処に?」

 

「あのまま、ナイフを突き刺していたらお前、炎の直撃を喰らいやられてたぞ?」

 

レーダーで確認した時、スコールに大きな熱量を探知した。

もし、至近距離で食らえばタダでは済まなかっただろう。

 

「一夏。そのまま、そこで待機してろ 」

 

「だ、だが! 」

 

「お前に動かれると守り辛い 」

 

面倒くさいので動くな。

そういう意味で一夏に伝える。

 

「分かった…… 」

 

項垂れる一夏。

 

「更識。協力しろ。

マドカと一緒にスコールと戦え 」

 

「え、ちょっといきなり「お前の意見は聞いてない 」……後で覚えてなさい 」

 

更識がマドカの隣に並ぶ。

文句は言うが、言う通りにするあたりが此奴だよな。

 

「さぁ、第二ラウンドといこうか?」

 

だいぶ狂ったが、俺の計画通りに進めよう。

 

 

 




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