日常の話が書きたいよーー!
マドカSIDE
「邪魔だぁぁぁ! 」
ファウストの元に向かう無人機をビットとスターブレーカーの集中砲火で粉々にする。
「更識!」
「分かってるわよ!」
背後に迫った無人機をランスで貫く更識。
キリが無い。
一体、何機あるんだ⁉︎
既に、五機は潰したぞ?
「まだか!ファウスト・ドラクレア!! 」
後方で準備を整えているファウストに質問をする。
思っていたより、戦況はよろしくないぞ!
「……… 」
鬼気迫る表情でコンソールに入力を続けるファウスト。
これでは、話を聞かんな。
もはや、信じて待つしかないか。
「更識、背中を預けるぞ?」
「こっちのセリフよ 」
扇子を開き、確認できた文字は《最強》の文字。
「最強(笑)でない事を祈るぞ?」
「人を馬鹿にしないと話が出来ない訳!あなた達は!!」
ウガァーと吠える更識。
こんな所まで影響されたか。
「まぁ、悪くはない 」
更識と共に駆け、無人機の元へ向かう。
シャルロットSIDE
「久ぶりだね。おばさん?」
「ええ。久しぶりね、泥棒猫さん?」
「はは、そんなにデュノア社が手に入らなかったのが残念?」
「残念よ。貴女がいなければね 」
「ザマァみろ。お・ば・さん 」
「……シャルロット?落ち着け 」
何を言ってるのラウラ、僕は落ち着いてるよ?
「嫌だなぁ?僕は落ち着いてるよラウラ?」
「その表情を落ち着いてると言うなら、教官の方がまだ優しい顔だ 」
そんなに酷いかなぁ?
僕としては、般若と鬼を足して二でかけたぐらいの顔だと思うんだけど。
「余計な事をしてくれたわ本当に。
後、少しで傀儡に出来たと云うのに 」
「お父さんを傀儡にする為に、あの女を使ったのは良かったと思うよ?
でも、僕を殺さなかったは失策だったね 」
「貴女がゼロと関わっていた事が分かっていたら、殺していたわよ。
全く、オルコット家も巧妙に隠してくれたわ 」
セシリアのお父さんも上手くやったんだね。
「それにしても、私を吹き飛ばしてくれたあの武装。
どう考えても、デュノア社で造る事なんて到底出来なさそうなものよ 」
「お父さんは、技術者としては一流だからね 」
お父さんは今、デュノア社で技術者として働いている。
本来なら、女に脅されていたとはいえ、犯罪者には違いない。
「僕がフランスに頼んだら技術者として、国に奉仕する事を条件に罰は与えられなかったよ 」
まぁ、僕も手札は色々あるからね。
ファウストの真似事でしか無いけど、裏のやり方はある程度知ってる。
これぐらいなら、朝飯前ってね。
「そう。怖い女 」
「機械女には言われたくないね 」
瞬間、飛んできた炎を避ける。
地雷を踏んだみたいだね。
「何処で知ったのかしら?」
眉間に皺を寄せ、恐ろしい形相のスコール。
わぁ、怖い。
「秘密♪ 」
アサルトライフルで撃つ。
炎の壁で防がれる。
相変わらず、相性が悪いね。
「前の様にはいかないわ 」
「そうだね。でも、僕も一人じゃないよ?」
ラウラが背後から斬りかかる。
「甘いわよ?」
ラウラが振り下ろした刀は炎の鞭で絡め取られる。
うわ〜、やっぱり強いね。
「そのまま、返してやろう 」
刀を粒子化させたラウラが、回し蹴りをスコールの顎を蹴り上げる。
態勢を崩す、スコールに瞬間加速で近づき、シールドピアーズを放つ。
着地したラウラが僕と挟み撃ちするように、刀を突き出す。
しかし
「あまり、私を舐めない事ね 」
腕一本で倒れる体を支え、両足を開き僕とラウラを蹴り飛ばす。
態勢を立て直すために、ブースターを逆噴射する。
ラウラも同じ様に対処したようだ。
「その程度かしら?小娘共 」
余裕な表情で立っているスコール。
不味いね。かなり強い。
「ファウスト、そんなに余裕はないよ 」
コンソールを見ながら、固まっているファウストを確認する。
……早くしてね。ファウスト、お父さん。
主人公SIDE
『ファウスト君、聞こえているかな?』
設定が終わり、戦闘に参加しようとした時突如、映し出された画面には男が映っていた。
何処と無くシャルロットに似ている?
『君がこれを見ているという事は、一刻も猶予が無いのだろう。
しかし、少し時間を貰いたい。
私は、シャルロットの父親、ストゥニール・デュノアだ 』
シャルロットの父親。
だから、似ているのか。
『私は、本来ならこの様に君と会話する事も出来はしない。
しかし、娘に愛するシャルロットに救われ、贖罪の機会を貰った。
……グリモアの開発をシャルロットから頼まれた時、私は感動したよ 』
表情は暗く、後悔しているようにも見える。
しかし、感動したと言った時彼の目に光が見えた。
『こんなに、画期的で乗り手を選ぶ武装は無いとね。
面白いと思った。この武装を開発できれば娘の力にもなれるからな 』
嬉しそうに笑う。
『そのグリモアは、君が考えシャルロットが道を作り、私達が託したものだ。
これはささやかな祝いだと思ってくれ 』
何かが腕に刺さる感覚が走る。
これは一体……
『シャルロットから、君がグリモアを使う時は相当ヤバイ時だと聞いている。
打ち込んだのが何かは言わなくても分かるね?』
「ああ。ナノマシン。
それも、治療に特化させたものか 」
身体中の痛みが嘘の様に引いていく。
『遅すぎた遺産だったのだが、役に立って良かった。
……君が望む様にグリモアを使ってくれ。
そして、シャルロットに生きる活力を与えてくれてありがとう 』
頭を下げるのを最後に画面が消える。
グリモアが最適化され、ブルーサーヴァントに装備される。
立ち上がり、右手を開いたり閉じたりする。
「……注文以上の反応速度だ。
ストゥニール・デュノア 」
ニヤリと笑う。
「だが、助かった 」
無人機は……更識達に任せて大丈夫だろう。
扱いが雑?気にするな。彼奴らなら大丈夫だろうと判断したからな。
『どうするの?』
「ビットを全て、展開して攻撃する。
サポートを頼めるか?」
グリモアに備わっているビットの数は、20基。
俺一人では、単調な動きをさせるのですら苦しい数だ。
だが、グリモアはブルーサーヴァントと共闘する事を前提としている。
『了解。自立支援武装ってそういう事 』
グリモアから、ビットが20基射出される。
俺自身も加速し、シャルロット達の元へ向かう。
「ターゲットはスコールだ! 」
『了解!マスター!!』
シャルロットに向かう、炎の玉の正面に入り込む。
「ファウスト⁉︎ 」
「さて、ぶっつけ本番だが出来るか?」
腕部の装甲を開き、トンファーの様にする。
そこに、シールドエネルギーを流し炎の玉を斬り落とす。
「上手くいったな。展開装甲擬き 」
篠ノ之の紅椿の展開装甲。
シールドエネルギーを多く消費してしまうから、繰り返し使う事はまだ難しいがな。
「……ゼロ 」
「どうした?俺がこの場に立っているのがそんなに驚いたか?」
「しつこいわね貴方は。潰しても潰しても立ち上がってくる 」
理解が出来ないといった感じのスコール。
「不思議な事では無いだろう。
俺は諦めが悪い。ただ、それだけだ 」
そう言うと同時に、ブルーサーヴァントが操るビットがスコール目掛けて、放たれる。
「なんて数⁉︎ 」
プロミネンス・コートで防ぐスコール。
ブルーサーヴァントが意図的に作った、ビットの穴。
其処から、スコールに急襲を掛ける。
背部の装甲を展開し、合計で4基のブースターを一気に解放する。
「ぐぅぅう、キッツイな 」
トンファーを構える。
自分の正面に突き出し、放たれた弓矢の様に炎の壁に衝突する。
「まだ、足りないわよ? 」
「焦り顏で言っても、説得力が無いぞ?」
更に、ブースターに回すエネルギーを増加させる。
「ブルーサーヴァント!!」
『分かってる!』
ビットの半分が俺と同じ部分に、火力を集中する。
「なっ⁉︎ 」
「喰らえスコール!!!!」
炎の壁を突き破り、スコールを吹き飛ばす。
全てのブースターを逆噴射させ、無理矢理勢いを殺す。
「傷は塞がったが、血が足りないか 」
頭がふらふらする。
ギリギリで操作できるビットを使い、更識達の援護をする。
「「「ファウスト!」」」
「喧しい 」
ラウラにシャルロット、一夏が声を掛けてくる。
ちょっと黙ってろ。
頭痛が酷いんだ。
「………… 」
「不死身か?」
煙の中、立ち上がる影が見える。
間違いなくスコールだ。
「……オータム。やりなさい 」
『!!!!全力でこの場を離れて!! 』
「この場を離れるぞ!! 」
俺の声に反応し、全員が全力で離れる。
直後、背後でとてつもない爆発が起きた。
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