蒼き雫に救われし者   作:マスターBT

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どうしてもやりたかった一つです。



従者の心

主人公SIDE

 

「一年一組代表は織斑一夏君に決定です。あ、一繋がりでいい感じですね! 」

 

次の日のSHRで、山田教諭が連絡した。なんだか、テンションが高い。

織斑は、固まっている。まぁ負けた自分が選ばれるとは、思って無かったのだろう。

 

「…俺は昨日の試合に負けたんですが、なんでクラス代表になってるんでしょうか? 」

 

「それは、私とファウストが辞退したからですわ。」

(お嬢様に、昨日突然言われたんだよな。まぁ、別にやる気ないから良いけど。)

 

「なんで⁉︎ 俺負けたのに? 」

 

「あら、私一言も負けたら、代表になれないなんて言ってませんわよ?

それに、敗者が勝者に従うのは何年も繰り返された自然の摂理ですわ。」

(お嬢様、かなりグレーゾーンですよ。)

 

「いや、でもーーー」

 

「はっ、文句があるなら実力をつけて、俺たちを倒してみせろ。織斑 それとも噛み付く牙は折れたか?

一度の敗北で随分と腑抜けたな、つまらん。」

 

織斑が、ぐだぐだやっているので挑発してみた。

(はぁー、お嬢様に言われたからやってみたが挑発ってこれでいいのか?

お嬢様が言うには、『普段の貴方で居なさい。』と言われたが。)

 

「うっ 、そこまで言われたからにはやらなきゃ男じゃねぇ。良いぜやってやるよ。

強くなって、ファウストもオルコットも倒してやる‼︎ 」

織斑が、自信満々に答えた。

 

(何処から来るんだ? その自信。俺としては、腑抜けて貰った方が妄想を持たなくて良かったんだがなぁ。

敗者は()勝者に(お嬢様)従うしかないからな。)

 

試合は、お嬢様の勝利で終わった。ブルーティアーズの直撃を喰らった俺のシールドエネルギーは、ほぼ無くなっていた。

お嬢様のシールドエネルギーを削り切る前にゼロになった。

 

(あと、少しだったんだがなぁ〜。お嬢様は、もうただ護られる存在では無くなっていたか、、、

喜ぶべき事なのだろうが、素直に喜べない自分がいるな。お嬢様が、強く成られたのなら俺は、その上を行かなくては。

この手でお嬢様を護る。それが、俺の存在理由だ。)

 

 

 

 

 

 

 

「ではこれよりISの基本的な飛行技術を実践してもらう。織斑、オルコット、ドラクレア。試しに飛んでみせろ 」

 

「めんどくー『ファウスト? 』 さて、やるか。」

面倒くさかったので、声に出したらお嬢様に目が笑ってない笑顔で名前を呼ばれた。

お嬢様に言われたからにはやらなくては。決して、お嬢様の説教が嫌なわけでは無い。

 

「ファウスト、後でお話がありますわ。」

 

「………イエスマイロード 」

 

そう答えながら、ブルーサーヴァントを展開した。お嬢様も展開し終わっているが、

 

「織斑。早く展開しろ。」

 

そう、織斑が展開出来ていない。

織斑が、右腕を突き出しガントレットを左手で掴む。集中しているようだ。

 

(最初から集中してやれよ。平和ボケしているな。)

そうして、織斑の展開がおわる。

 

「よし、飛べ 」

織斑教諭が、指示を出した。

一番は俺、次いでお嬢様そして織斑という順番となった。

 

「相変わらず早いですわね。ファウストのIS。」

お嬢様が、プライベートチャンネルを使って話しかけてきた。

 

「速さぐらいが取り柄の機体ですから。それに、遅ければお嬢様の窮地に駆けつける事が出来ません。」

 

「そんなに弱くはありませんわよ。」

少し拗ねたような声で言ってきた。俺の答えは、決まっている。

 

「私は、お嬢様を護ります。例えお嬢様がどんなに強くても、お嬢様がどんなに私を遠ざけても

私は、俺はもう自分の大切な人間を失いたくは無い。だから、俺はーー 」

 

「ファウスト……もう良いですわ。貴方が私をとても大切に想っている事は分かりましたわ。

だから、少しは自分の事を考えて下さいな。私も大切な人を失いたくはありません。

ましてや、失ってしまう理由が私にあったというなら今度こそ私は、立ち直れませんわ。

だから、セシリア・オルコットの名を持って命じますわ。ファウスト・ドラクレア、私より先に死んだら許しませんわ。」

 

「お嬢様……私には勿体無い御言葉です。ですが、お嬢様の命ならば生きてみせます。」

 

「ええ、ちゃんと守って下さいな。

それより、私たち授業中になんの話をしているのやら。恥ずかしいですわね。」

 

「申し訳ありません。どうやら、少々焦っていたようです。」

(たくっ、俺は何やってんだか。俺の覚悟を話したところで何にもならないというのに。)

 

「ふふっIS学園に来てから貴方の色んな姿が見れて嬉しいですわ。」

そう言いお嬢様は笑った。

(そうだ。俺はこの笑顔を護るんだ。今は、楽しもうこの時間を。)

 

この後の着地の時織斑が地面に激突したが、どうでも、いい話だ。

 

 




こんな感じでこれからもオリ主の心の内側を少しづつ書いていきます。

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