戦闘は次回からになりますごめんなさいm(_ _)m
「……無駄にテンションが高いな 」
いやー、待ちに待ったNOesisのフルリメイクをプレイしてるんですよ〜
「はいはい 」
ファウストさん、そんな適当にあしらわないでよー。
「どうぞ。少し、長いがな 」
主人公SIDE
『ゼロ。
明日、IS学園南東の小島で待つわ 』
一方的な通信が、終了される。
いきなり、通信を繋げてきたと思ったら、用件だけ伝えて切りやがった。
「ファウスト。
今の通信は?」
「ラウラか。
スコールから、戦場の特定がきた。
残り一日で作戦を深めていく 」
相手は、スコールだ。
考え過ぎと云うことは無いだろう。
「しかし、この作戦は私達一人一人の連携が需要だな 」
「需要どころじゃない。
作戦の主軸だ。俺たちは、頭数が少ない。
よって、一人一人の動きが大切になる 」
スコールは、恐らく大部隊。
しかも、今までと違い奴のホームグラウンドと言っても過言ではない場所。
戦力で言えば、圧倒的に不利だ。
そんな事を考えていたら、扉がノックされる。
「隊長。ダイヤです 」
ダイヤか。
何か、予定が入っていたか?
「良いぞ 」
「失礼します 」
「へー、あんたが隊長さんか!
姉御が言っていたより、鋭い目つきをしてるなぁ!」
ダイヤと誰だ?
肌は日に焼け、鼻の上に一文字の傷が付いている女性がダイヤの横に立っている。
「誰だ?」
「そう敵意を丸出しにすんなって隊長さん。
私は、サイカ。
姉御に雇われた傭兵の頭目だよ 」
ああ、IS学園襲撃した時の傭兵か。
旨味は無い話に協力してくれた変わり者の傭兵。
「報酬の話か?」
「いや、私達を専属の部隊にしないかという話だ 」
「ほぅ、あの女傭兵部隊から願われるとは幸運な奴だなファウスト 」
「なんだ、知ってるのかラウラ?」
「ああ。
ISが出てから、傭兵紛いの事をしている連中がいると云う情報があったんだ 」
ドイツ軍のIS部隊としては、見逃せない情報だろう。
そういえば、傭兵が使っているISは何処から入手したものなんだ?
「ん?どこかで、見た事のある銀髪娘だと思ったら、あの時のIS乗りか 」
「前にも、言ったがドイツ軍に来る気は無いか?」
「やだね。堅っ苦しい軍は断るよ。
私たちは、やりたいようにやるこれがモットーだからね 」
ISは各国で厳重に管理されている。
亡国の様に、裏で大きな組織がISを持つのは分かる。
だが、ISを高々傭兵が手に入れられるものなのか?
「やはりか。
貴様の操縦技術は、ドイツ軍に欲しいんだがな 」
「なら、金で私達を雇えばいい 」
「私としては、それでも構わないと思ったんだが、上層部は軍が傭兵如きに教えを乞うてどうするといって聞かなかったからな 」
「軍としての面子があるのだろうよ 」
この傭兵達が、ISを手に入れる方法。
………元軍人?
「なぁ、傭兵 」
「サイカだと言っただろう隊長さん。
なんだ?ずっと考えていたらようだが?」
「お前らは、元軍人なのか?」
「本当に頭が良いようだね。
まさか、私達が傭兵という所から辿り着いたのかい?」
楽しそうに笑う傭兵。
なんだが、調子が狂うな。
「傭兵がISを持っているのが、まず可笑しい。
裏組織でも、手に入れるのにかなりの苦労がかかるというのに、傭兵が手に入れられる訳が無いだろう 」
「私達が、強奪などで奪ったとは考えないのか?」
「そうとも思ったが、強奪で奪う様な連中が傭兵なんて、他人に使われる生き方を選ばないだろう?」
さっきも、やりたいようにやると言っていたし。
「クッハハハ、良いね。
ダイヤの姉御も気に入ったが、あんたも気に入ったよ隊長さん 」
「そうか。
お前らは、ダイヤの部下と云う立場で良いのか?」
ダイヤの事、姉御と言って慕っているようだしな。
本当にダイヤは、何をしたんだか。
「ああ。
隊長さん、結構分かってるね 」
それじゃあなとサイカが出て行く。
「なぁ、ダイヤ。
お前、彼奴らに何をしたんだ?」
「私達を雇うに値するかと言われたので、全員殴っただけですよ?」
「脳筋的な解決だな 」
まぁ、あいつらがそれで良いのなら良いのだろう。
これで、傭兵と云う戦力も手に入ったか。
「ファウスト」
「隊長 」
ラウラとダイヤが、同時に俺を呼びかける。
二人とも、何処か面白そうに笑っている。
「なんだ?」
「相変わらず、人が集まってきますね(くるな)」」
「お、おう 」
なんだ?それだけを言いたかったのか?
言うだけ言って、ダイヤは部屋から出て行く。
「私もこれで、失礼するぞ 」
「ああ。明日の朝に作戦は伝える 」
「了解した。
ではな。無理はするなよ 」
ラウラも続いて出て行く。
「…普通なら、国すら転覆しかけない戦力だよな俺たち 」
『それを指揮するのが、君だけどね 』
ブルーサーヴァント。
此奴との付き合いも長いものだ。
『感慨に耽ってるの?
面白いと思っただけで、君を乗り手に選んだけど正解だった 』
「俺を認めるのか?お前が?」
『うん。認めるよ。
君は、最高の乗り手で最高のマスターだよ 』
調子が狂うな。
こいつがこんな事を言うなんて。
「急に如何した?」
『こういう時でも無いと、言えそうも無いからね。
君は、何処に行っても、死にそうだからね 』
遂に、此奴にまで死にそうと言われたよ。
どんだけ俺に死相が出てるんだか。
『君は、カッコイイ英雄じゃない。
泥臭く、ボロボロでも勝ちを選ぶ英雄。
ううん、それすら君には勿体無いかもね 』
「だろうな。俺は、英雄なんて大層な柄じゃない 」
そう云う役柄は、顔も知らない奴の為に命を張れる奴が似合っている。
俺はセシリアさえ、生きていてくれればそれで良いような人間だからな。
『君は、騎士だよ。
忠義を尽くして、その為だけに生きる 』
「騎士か。
そんな、高潔な精神は持ち合わせていないぞ?」
『むー、折角褒めてあげてるんだから、素直に受け取りなよー 』
「はいはい。
明日は、これまで以上の激戦だ。頼むぞ 」
『了解!マスター 』
俺は、この後深夜までブルーサーヴァントと共に、作戦を考え続けた。
そして、迎える翌日の早朝。
食堂に俺たちは集まった。
「これから、作戦を伝える。
大きく分けて、二つの部隊を編成する。
歩兵部隊。
これは、判明した敵の本陣を攻める部隊だ。
続いて、IS部隊。
これは、敵が決戦に選んだ戦場に向かう部隊だ 」
「決戦の戦場で、敵を倒せば全部解決するんじゃ無いの?」
チビが挙手で質問してくる。
他の連中は、ある程度察しが付いているようだな。
「敵の第二撃を防ぐ為だ。
俺たちが、戦場で勝利したとしても、帰還している最中に狙われればひとたまりも無いからな 」
もう一つは、スコールのとる可能性が大きい策を潰す為もあるが、チビに言っても意味は無い。
此奴と篠ノ之は一夏を取り戻す事に躍起になるだろうし。
「歩兵部隊は、スペードを隊長にジョーカー、そして更識の部隊。
この編成で行く 」
「ま、待って下さい隊長!
俺が隊長なのですか⁉︎ 」
予想していた通りに、スペードが声を挙げる。
「名誉挽回だ。
隊長として、作戦を成功させろ 」
そして、スペードに近づき耳打ちをする。
「飽くまで、俺の予想だがお前達が行く場所には、クローバーがいる。
最後のチャンスだ。連れ戻してこい 」
「……隊長。ありがとうございます 」
全く、俺個人としては、飛行機の一機でも突撃させればそれで解決すると云うのに。
ついでに、騒ぎの処理は更識に全投げも出来たのにな。
「次に、IS部隊だ。
と言っても、態々呼ぶ必要は無いだろう。
この場のIS乗り全てが対象だ 」
「…相手はあの時の金色IS?」
シャルロットが質問してくる。
少しだが、身体が震えている。
シャルロットは二度に渡り、スコールと戦闘を行っている。
奴の強さを感じ取っているのだろう。
「ああ。
IS部隊は、三つに分ける。
まずは、A部隊。
隊長は、俺。
ハートとセシリア、ハッキング要員に所長 」
「ふむ。私もか 」
所長が驚いたようにしている。
「続いて、B部隊。
隊長は、更識楯無。
隊員は、ラウラ、チビ、シャルロット、ハッキング要員に更識妹 」
「……おねぇちゃんと一緒。私も力になる 」
握りこぶしを作って張り切る更識妹。
「続いて、C部隊。
この部隊は、陽動と撹乱を担当してもらう。
隊長はダイヤ。
隊員は、サイカ率いる傭兵だ 」
「なんだ、ちゃんと私の名前呼べるじゃないか隊長さん 」
……楽しそうに笑ってるサイカ。
名前、呼ぶんじゃ無かったな。
「ん?A、B部隊の仕事は?
まさか、ただ戦えなんて、狂戦士みたいな事をしろなんて言わないわよね?」
「無論だ更識。
スコールから、戦場の指定が来たところをアメリカ大統領に頼み、衛生写真を撮ってもらった。
その写真を見た限り、かなりの施設が造られている事が確認できた 」
中央のスクリーンに映像を映す。
「……大分、大きいな 」
「見ての通り、巨大だ。
馬鹿正直に、正面から突撃したらただの馬鹿だ。
敵を撹乱する為に、C部隊が上空から奇襲をかける 」
「だけど、敵がレーダーでも使えばそんなのすぐにバレると思んだけど?」
「チビの言う通りだ。
その為の手は打ってある 」
そのタイミングで、ヘリの駆動音が聞こえる。
ナイスタイミングだ。
「ちょっとアメリカ大統領から、借りてきた戦闘ヘリだ。
此奴に、乗ってギリギリまで敵の直上まで近づいて貰う。
敵が、気付いてなんらかの行動を見せたら、ヘリから飛び降りて奇襲しろ 」
「隊長さん。
あんた、傭兵使うのは初めてかい?
だとしたら、傭兵というものを心得ているよ。
任せな!希望通りの大暴れをしてみせよう!」
男勝りな性格な事だ。
「B部隊は、奇襲直後に正面から突撃だ。
奇襲で浮き足立っている敵を更に乱してくれ 」
奇襲を仕掛け、前方から突撃。
スコールが時間を指定していないから出来る荒技。
「了解よ。それで、ドラクレア君達は?」
「俺たちは、B、Cの作戦が成功したら裏から施設内部へ侵入する。
俺たちは、侵入する為に極力ISを使わない 」
混乱に乗じて施設へと侵入する。
A部隊は、隠密行動をして、敵の大将ー要するにスコールをぶっ倒す。
「なんというか、奇襲してばかりね 」
「こっちは、圧倒的に戦力が足りない状態だ。
少ない戦力を、効果的に使う方法が奇襲だからな 」
向こうが何か、戦況を変える兵器を持っている事は、前回で思い知った。
……スコールがこれだけで倒せるとは思えないな。
だが、全員に知らせる必要は無い。
残りの策は、俺一人でも出来る。
「以上で、作戦会議を終わる。
各部隊、準備を整えてくれ。
準備が出来次第、スコールとの決戦に臨む 」
各隊が、各々集まり話し合いを始める。
細かい戦い方は、全投げしたからな。
「隊長。私達は、如何すれば良いの?」
ハートが全員を引き連れて、俺の前に来る。
「俺は、スコールと戦う。
ハートは、狙撃で進路の敵を予め排除してくれ 」
「了解。
と言っても、私は狙撃ぐらしか出来ないけど 」
「所長。あんたは、ハッキングが仕事だ。
侵入するときも、すべての決着付く時もな 」
「ふむ。君が何を警戒しているかなんとなく分かった。
私に任せておきたまえ 」
そう言って、懐からブースターの様なものを取り出す。
…なんだあれ?
「君の足手纏いだけは、御免被るからな。
篠ノ之博士と共同開発した、ISブースターだ。
生身の人間でも、IS並の移動力が手に入る 」
それは、身体が粉々になってしまうぞ?
「序でに、衝撃バリアーも作っておいた 」
天災と天才が組むと、此処まで変な物を開発できるのか。
「あの、私は?」
おずおずと手を挙げるセシリア。
「セシリアは、俺と一緒に戦って欲しい。
……悔しいが俺一人では、スコールに勝てない 」
認めたくは無い。
スコールと正面から、戦えば俺は負ける。
それは、俺の技術が基本相手の隙をつく事に長けている為だ。
隙を作らない相手には、勝ち目が薄くなる。
……暗殺術を元に戦うんじゃなかったな。
「ええ。分かりましたわ!私も、共に戦いますわ 」
胸に手を当てて、少し嬉しそうに返事を返す。
スコールが率いている亡国を相手に何処まで戦えるのか。
そんな不安が頭をよぎった。
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