一応、大学受験が控えている身ですので投稿が遅くなりました。
「テイルズオブベルセリアをやっていた気がするんだが?」
……入試の関係もあったよ?
「はぁ、読者の方々。一応!受験生だから投稿が遅れるらしい。
可能な限り早く書くらしいが、遅れる事もあるだろう。ちゃんと、完結させるから待っていて欲しい 」
消えて無くなったりはしませんので、よろしくお願いします!
主人公SIDE
炎の玉をシールドビットで防ぐ。
右から、向かってくる炎の玉を無視し、スコールへと近づく。
セシリアが、炎の玉を打ち抜き飛散させる。
ハルパーを振るうが、炎の壁に阻まれる。
「ブルーサーヴァント!」
グリモアの装甲が、自動展開され炎の壁に突き刺さる。
切り裂こうとした直後に、ゴールデン・ドーンの尾が飛び出し、俺の首を掴む。
チッ、便利な尻尾だな!
「ぐっ! 」
「ファウスト!」
セシリアからの援護射撃が飛んでくる。
しかし、スコールは俺を捕まえたまま、銃弾を回避していく。
ビットでの攻撃を試すが、俺自身を盾に使われてしまい、スコールには当たらない。
『マスター!ブースターを使うから、注意してね 』
ブルーサーヴァントの言葉通り、グリモアの背面装甲が開き、ブースターが起動する。
ちょっと待て!フルパワーで飛ぶ気か!
俺の予想通り、スコールごと飛び上がり天井に打ち当たる直前に、サマーソルトの要領で体を捻りスコールを天井に叩きつける。
「お前なぁ… 」
『反応出来たんだから、良いじゃん♪ 』
楽しそうなブルーサーヴァントの声が聞こえる。
まぁ、スコールの拘束は解けたから良いが。
「……全く、酷いことをしてくれるわね 」
突き刺さった天井から、炎を出しながら降りてくるスコール。
「期待していた訳ではないが、ダメージはあまり無さそうだな?」
かなりのスピードで叩きつけたと思ったんだが。
装甲にも大した傷はないし、スコール本人もしっかりとしている。
「この程度、なんとでもないわ 」
チッ、一撃で決着を着けれる様な武器が欲しいな。
隙を作って攻撃をするだけなら、俺やセシリアでも出来るがトドメを刺すまではどれだけ攻撃をすれば良い?
展開装甲擬はエネルギーが足りないだろう。
そう考えて、地面に転がってる馬鹿が目に入る。
「白式の零落白夜があれば一撃必殺が出来る…… 」
俺と戦った時のあの現象が起きればスコールの炎の壁なんて、関係無しに貫けるだろうな。
「考え事かしら?」
炎の鞭をハルパーで受け止める。
あの馬鹿を起こすのは、後で考えるとしよう。
右から振るわれた鞭を下降でかわし、距離を詰める。
顔面目掛けて、蹴り上げたが避けられ鞭が足に巻きつく。
「やらせませんわ!」
セシリアの狙撃と、ビットが鞭を攻撃し打ち消す。
「助かった 」
セシリアに礼を言い、自分で動かせるビットに攻撃指示を出す。
だが、シールドビットしか扱っていなかった為、攻撃パターンがどうにも単調になり余裕で避けられた。
『私に任せなって 』
「それはそれで、情け無い気がしてな 」
『今はそんな事を言ってる状況じゃないでしょ?』
「……そうだな。頼む 」
返事の代わりに、ビットの攻撃速度が上がっていく。
「私も手伝いますわ 」
セシリアのビットも攻撃に加わり、少しづつスコールを追い詰めていく。
俺はそれを確認し、馬鹿のところに降りる。
「おい、起きろ一夏 」
ハルパーで額を突くが、なんの反応も示さない一夏。
「おい 」
もう一度突くが反応なし。
それどころか今度は……
「………後、10分… 」
気絶してるのか、寝てるのかよくわからない。
いや、確実にこれは寝言だろうな。
青筋が立つのを感じる。
「起きろ 」
シールドビットを展開し、軽く激突させる。
「グフッ! 」
くの字に曲がりながら、吹き飛ぶ一夏。
「起きたか?」
「…痛い…と云うか、普通に起こしてくれよ…… 」
なんか、イラっときたので後頭部にシールドビットをぶつける。
「何故⁉︎ 」
「白式は?」
一夏の腕には白式の待機状態であるガントレットが付いていない。
「この機械の中枢に使われている筈だ 」
そう言って、背後の巨大な機会を見る一夏。
こいつから、白式を取り出すのは面倒くさいな。
「壊すか 」
「いや、その方法は白式のコアも危なくないか?」
「じゃあどうする?」
そう言いながら、周辺に何かがないか探す。
すると、スコールが座っていた玉座の真後ろにコンソールを発見した。
画面に映し出されている映像は、一つのコアを中心に何かの線でつながっている映像だ。
「このコアを白式と考えるのが、妥当だな 」
だが、この線はなんだ?
少しでも、情報を得るためにコンソールをいじる。
「チッ、碌な情報は無いな 」
「私がやろう 」
「所長か 」
後ろに立っていた所長が話しかけてくる。
「こういう事は、君より私の分野だ。
オルコット代表候補生の元に戻りたまえ。何かが分かれば伝えよう 」
「頼んだ 」
セシリアの元へ向かうべく、機械の所から離れる。
所長SIDE
「織斑一夏だったな?」
「え、はい 」
「周りを見ていてくれ。スコールやオータムが来たら知らせてくれ 」
言う事だけを伝えて、コンソールに向かう。
さて、どうにもこの機械は見覚えがある。
………これは『ブレイン・リンク・システム 』か。
私の計画した装置を、ISとその始めての機体白騎士いや、白式を使い完成させたか。
理論通りの物であれば、白式のコアを取り出すには30分はかかるだろう。
「さて、どうしたものか?」
「また、白式の声が聞こえれば良いんだけど…… 」
ん?今、こいつは何を言った?
白式の声と言ったか?
「今、白式の声と言ったか?」
「あ、はい。主に戦闘中とか俺が気絶してる時なんですけど、白式の声が聞こえてる様な気がするんです 」
ISの声を聞くか。篠ノ之博士と話をしていた時にそんな事を言っていたな。
……待てよ。コアだけになった白式でも織斑一夏の声には反応できるかもしれん。
「白式に話しかける様に、機械に触れてくれ 」
「え、なんで?」
「早くしろ!貴様の行動で、ここにいる連中の生死が決まるんだぞ!!」
「わ、分かりました 」
織斑一夏が機械に触れて、目を閉じる。
それを確認し、コンソールをいじる。
何かの反応を示せば、エネルギーとして確認出来る筈だ。
画面に反応が出る。ちょうど機械の中心。このデーターをコピーしドラクレア君に送る。
「その部分を切り取れ!」
「はっ、無茶を言いやがる 」
主人公SIDE
「はっ、無茶を言いやがる 」
スコールを蹴り飛ばし、機械の元へ向かう。
ブースターを全力で稼働させる。
「行かせるかぁ!!!! 」
俺の後ろを凄い勢いで、追いかけてくるスコール。
その形相は何時もの澄まし顔とは遠く、鬼の様な形相だ。
銃声が響き、スコールが吹き飛ぶ。銃声の元を確認すると、装甲が中破したハートの姿が見えた。
「隊長の……邪魔は…させませんよ…… 」
吹き飛んだスコールにビットが集中砲火を浴びせる。
「ファウスト。先に行きなさい!」
ビットと銃弾がスコールに集中する。
これなら行けそうだな。さらに加速する。
「所長、ここを切り取れば良いんだな?」
「そうだ。データも送っているだろう 」
ハルパーを展開し、構える。
機械の中心を切り取る様に、ハルパーを振るい荒く切り裂く。
ハルパーをしまい、両手の展開装甲擬きをフルパワーで稼働させ完全に切り離す。
分離した球体を慎重に受け止め、一夏の元に向かう。
「ほらよ」
「わ、お、おう 」
一夏が慌てながら、球体を受け取る。
しかし、コレがなんなんだ?
「よくも、よくも、よくも、私の理想を壊してくれたわね?」
「きゃあ!」
「セシリア!!」
炎の鞭で、吹き飛ばされたセシリアを受け止める。
「怪我は無いか?」
「はい。ありがとうございます。
ですが、スコールさんが随分と恐ろしい形相になりましたね 」
セシリアの隣に立ち、武器を構えスコールの行動に備える。
その時に、背後から凄まじい光が発光した。
「なんだ⁉︎ 」
咄嗟にセシリアを庇うように、前に出た。
そして、光が収まるとそこには……
「は?一夏、そのISは? 」
「分からん。ファウストが切り取ったコアに触れたら、声が聞こえて気が付いたらこうなった 」
白式の面影は残っているが、全体的に騎士っぽく姿が変わっている。
雪片が鋭く長い刀に変化している。
「セカンドシフトを超えて、サードシフトしたという事か。
ふむ、織斑一夏と一度離れ、強い想いで再び戻った事で進化を促したか 」
サードシフトって、そう簡単にして良いものなのか?
「……白騎士。やっぱり白式は白騎士だったのね。
ふふっ、ハハハハハハハハ 」
狂ったように高笑いをあげるスコール。
なんだ?機械を破壊してから、こいつの狂気が増した気がするぞ。
「それなら、基礎はもう完成している。後は、エネルギー源を与えるだけ 」
スコールが上昇し、機械の頂上の窪みに自らを入れる。
機械的な音が響き、強力なエネルギーが放出される。
「遅かったか……。すでに、システムの根幹は完成していたという事か! 」
所長が何か叫んでいる。
どうやら、想定していた中でも最悪の事態に陥っているようだ。
『さぁ、始めましょう。世界の変革を 』
その声とともに、機械は浮かび上がる。
「マドカ!篠ノ之!学園の方に何か異常は無いか?」
『学園は大丈夫だ!だが、街の人達の様子が可笑しい。
頭を抱えて、苦しんでいる!』
「頭を抱えて、苦しんでいる?」
「やはり、始まってしまったか 」
所長がスコールが上昇した所を見つめながら言う。
「何か知っているのか?」
「ブレイン•リンク•システム。
私とスコールの夢を叶えるものさ。まさか、此処まで悪辣な物へ姿を変えているとは思わなかったが 」
「ブレイン•リンク•システム?」
「あの機械が起動した時に、極小のナノマシンが放出された。
そして、ナノマシンは人の脳に入り込み、感情を制御し始める 」
感情の制御⁉︎
なんと云う機械を造ってるんだ!
「感情の制御をする意味はなんですの?」
「人の怒りや、妬みは争いへと繋がる。
あのナノマシンはその感情を極限にまで鈍くさせる。そうする事で、争いを無くすものだ。
………飽くまで私の知っているものはな 」
「じゃあ、アレは博士の知っているものとは違うのですか?」
一夏の質問は最もだろう。
所長の口振りでは造ったのは自分と言っている。なのに、知っているものはと言う言い方は可笑しい。
「先程、調べた時に機械を中心に線が広がっていた。
アレは、恐らくISのコアネットワークの様な物だろう。いや、それより凶悪だ 」
「何が凶悪なんだ?」
「線は、機械からの一方通行だった。
さらに、ナノマシンが脳に入っている事も考えれば人と云う種の支配を可能に出来る。
操り人形の様に、人を動かせると云う事だな 」
おいおい、本当に恐ろしい機械だな。
線が一方通行と云うことは、スコールが指示を出す事は出来る。人の感情を操作できるナノマシンだ。スコールの意思通りに人を操る事など容易い事だろうな。
「えっと、つまりどういう事?」
理解できていない馬鹿も居るようだ。
「はぁ、簡単に言うとお前の行動。そうだな、和食を食べたいと思っていてもスコールの指示で洋食を食べさせられる様な物だ。
しかも、その指示には絶対に逆らえずお前自身が和食を食べたいと思った事も無かったことになる 」
「間違ってはいないが、急に小さい話だな 」
「一夏さんに理解させるには、コレぐらいまでレベルを落とさないといけませんわ。
普通の勉強は出来ますが、IS関連は酷いですから 」
セシリア。サラッと酷い事を言ってるぞ。
「なるほど!…それってヤバくないか?」
「その話をしているところだ!それで、ナノマシンをどうにかする方法はあるのか?」
「機械を壊せば、問題ない。ナノマシンは効力を失う 」
つまりは、当初の目的通りスコールを倒せば良いんだな。
そうと分かれば早い方がいいだろう。
「各隊に通達!総員、上昇している機械を狙え!」
『了解!』
全員から、返事が返ってくる。
ん?そういえば俺たちは、なんで大丈夫なんだ?
「私達が無事な理由は、スコールの趣味だろうな。
彼女が自らの手で潰したいのだろう 」
「…聞いてないのによく分かったな 」
「君の友人だからな 」
「そうか 」
簡易エネルギーパックを取り出し、ブルーサーヴァントのエネルギーを回復させる。
セシリアと一夏も同様に回復させる。
そうだ。その前に。
「ハート。無事か?」
「なんとか。しかし、この後の戦いには参加出来そうもありません 」
「傭兵達に回収を頼んでおく。大人しく学園で療養していろ 」
通信機で傭兵に回収を依頼する。
「負けないでくださいね?」
「ああ。お前らの隊長だ。信じて待っていろ 」
ハートの元を離れ、セシリア達と合流する。
「さて、覚悟は良いな?」
全員が無言で頷く。
まぁ、此処で否定する様ならそもそも来ていないか。一夏を除いて。
「じゃあ、第二ラウンドの開始といこう 」
上昇して俺たちはスコールを追いかける。
必ず、決着は着けるぞスコール。
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