今回はなんと!明久が....
・・・ここはどこだろう?ふと、あたりを見回すと優子ちゃんや姫路さん。それに、島田さんもいた。
「なぁ、ほんとにこいつらで坂本呼べるのかよ?」
「紫の奴には逃げられたけど...この茶髪が居ればな」
「ところでよ...さすが文月学園だな。美少女ばっかだな。」
「そうだな」
どうやら、この人たちに誘拐されてしまったらしい。
そんなことになる数時間前....
「はぁ...また疲れる1日が始まるんだね...」
「・・・・そんなことは無い。今日は大切なステージの日。」
清涼祭最終日...多忙な日々からやっと落ち着けるかと思っていたけど午後からはステージでバンドがあるのだ。
その前のステージから秀吉の演劇があるのでその前には今日のぶんを売り上げなければならなかった。
そこからは大変だった。
最終日ってこともあってか開店から数時間で昨日の倍近くのお客さんが来てくれた。
「明久。疲れただろう。材料が少なくなってきたから、持ってきて欲しいんだ。と言っても、そんなに量はないと思うから持ってきてくれ。」
「うん。分かったよ。」
と言う訳で僕は倉庫の中で足りなくなった材料を取りに行ってるんだけど...イチゴ2パックと小麦粉だけだったので、すぐに取って戻ろうとした。
「なぁ、あんたが吉井か?」
そこには、物凄く怖そうな男の人がいた。それも2、3人で...
「え...いや...」
「いやいや、こいつだろ。写真と同じだしよ。早いとこ、連れ去っちまった方がいいだろ。」
「それもそうだな。」
『助けて...翔子ちゃん....』
「・・・・ん。さっき、アキの声が聞こえた気がする。」
「え..いや..俺達は何も聞こえなかったぞ?」
「アキが助けを求めてる。」
と言った瞬間に翔子の奴、消えたぞ...あいつはどうなってやがるんだ...
「・・・・アキ!」
と私が呼ばれたところに行ってみると、誰もいなかった。がしかし、アキに付けていた発振器が落ちていたのに気づくと、私はすぐさまクラスに戻った。
「翔子の奴、一体どうしたんだ?」
シュタ
「おわっ!ムッツリーニか...どうした?」
「・・・・・Aクラスの女子達が連れ去られた。主に、木下と愛子と明久だ。」
「なんだと!居場所は分かってるのか?」
「・・・・・いや...まだだ。」
俺達が、優子達の居場所をさがしていると。
「・・・・これを調べて。」
と急に、翔子が現れた。
「・・・・・これは?」
「・・・・アキのスカートの中にk....発振器。」
おいまて、翔子の奴。おかしなこと言わなかったか?それに、気が付かなかったが明久の奴スカート履いてんのか!
「・・・・・分かった。ここは、近くのカラオケ館だ。」
「・・・・分かった。」
「翔子。まて、俺達も行く。」
こうして、俺達は優子達のいるカラオケ館まで全速力で向かった。
俺がカラオケ館に入り、監禁されていた部屋まで行くと...
地獄絵図だった。いや...ほんとに翔子無双だったな。
男3人もいたのに、そんな事もお構い無しにフルボッコにしてたぞ。俺が悪鬼羅刹だった頃よりおぞましい程にな。明久が止めてなかったらあいつら死んでたな。
「・・・・アキ。ごめん。必ず守るって言ったのに、約束守れなかった。」
「大丈夫だよ!翔子ちゃん。ちゃんと助けに来てくれたからさ。」
「そうですね。アキくんが何もされてないのでセーフとしときましょうかね。」
「「!!」」
そこには、いたのは。
「お姉ちゃん!」
「・・・・玲さん。」
俺達はただ見ていることしか出来なかった。なんか、修羅場だったしよ...優子は助けられたからな。店の方も心配だし、先に戻った。
「どうして、お姉ちゃんがここにいるの?」
「それはですね。アキくんの学校が文化祭だったので遊びに来ました。お父さん達も一緒ですよ。」
「ほんとに!」
「入口の近くにいると思うので、アキくんは先に向かっててくださいね。」
「うん!」
アキを先に行かせて、私と話をするつもりらしい。
「・・・・ごめんなさい。約束守れなかったです。」
「そうですね...ですが今回は、前と違いすぐに助けに行けたのでセーフとします。」
「・・・・!!」
「確かに、私はこう言いました。『もしも、アキくんの事を守れなかったら、その時はアメリカに連れ戻しますよ。』と。」
「・・・・はい。」
「ですが、翔子さんは守ったじゃないですか。なので、大丈夫ですよ。これからも、アキくんの事をちゃんと見てて下さいて。」
「・・・・はい!」
こうして、この事件は一旦幕をとじた。
これは完全に余談なのだけど
バンドは大成功だった。まさかの『めぐ』と『りむ』がステージに上がって一緒にやるとは思わなかった。
それに、今回の誘拐にたずさわった人た達は全員、吉井家の人達の逆鱗に触れたので社会的抹消されてしまった。
その主犯格は、竹原さんだったらしい。
もうその名を聞くことは無いのだけど。
明久「皆さん。今日は、3/11ですね。あの日の事はずっと忘れないと思います。もう5年は経ちました。しかし、まだまだ傷跡が残ってますね。まだ、立ち直れない人もいます。ですが、皆さんは今を生きてます。過去を忘れちゃダメなんですけど...でも!皆さんは生きてるんです!だから、お願いです。悲しむ時は大きな声で悲しんで、嬉しい時はみんなで笑い合いましょう!」
幽鬼「わたしもあの地震の時は小学生だったよ。津波は無かったけど、物凄く揺れて怖かった。でも、家族を亡くした人達や、住む場所を亡くした人達も入るんだよね。そんな中。生きなきゃダメなんだよね。」
「「わたし(僕)達は復興する東北と頑張る人達を応援します!これは、他人事じゃないから!」」
ほんとうに、御冥福をお祈りします。