どうも!
初めまして『愛すべからざる光』と言います。
以後お見知りおきを!
何もない真っ白な空間に見た目からして高級感あるテーブルと王様が座っていそうな椅子が二つあり、男女が一人ずつ座っていた。
男性の方は金色の髪が腰まで伸びており髪と同様に金色の瞳を持ち、顔は非常に男前でイケメンと言った方がいいだろう。白スーツに黒マントという姿ではあるが非常に似合っていると言っていいだろう。
もう一人の女性は彼と同様に金色の髪と金色の瞳であり、常にニコニコしていて見るからに優しいそうな性格でおっとりしていると分かる。白いドレスを着て優雅にティーカップに紅茶を入れて飲んでいた。何時の間にティーカップが置いてあったのか紅茶があったのかは全く分からなかった。
「魔法の無駄遣いですね、
彼は女性に言った「母さん」とつまりこの二人は親子なのだ。外見的に似ている部分があったのでなんとなくは分かっていた。
「そういうノアだってお茶を飲んでいるじゃない~」
彼の名前はノアというらしい。ノアの手にはグラスの中に緑茶が入っていた。
「それはそうとこうして二人だけになるのは久しぶりですね」
「そうだよね、親子水入らずだね~」
のほほんとしている母親にノアは笑みを浮かべていた。自分の親は何時まで経っても変わってはいないということが嬉しくて顔に出ていたのだ。
「それで今回はどうしたんですか?」
何時もは別々に仕事をしておりこうやって話をする機会はあんまり無かったのでノアは不思議がっていたのだ。軽い話なら手紙や色々な方法での伝え方があるのだが。
「お母さんね~、ちょっと救って欲しい世界が出来たからノアに頼まれて欲しいのよ~」
と言って彼女は手を軽く横に振った。何か分からない動作であるが何かをしたのは事実だ。
「なるほどね、母さんの頼みなら断れないね」
笑みを浮かべて了承するノア。ノアは親が好きだ、自分の事を育ててくれて教育してくれて尊敬もしている。そんな人からのお願いを断れるわけないのだ。
「うん、ありがとう、流石は私の息子です」
彼女の方も嬉しいそうに綺麗な笑みを浮かべていた。自分の息子が疑うことなく素直に返事してくれたことが嬉しかったのだ。世界を救ってくれなんて言われたら多少は抵抗もあるし、疑問も思うだろうにノアは何も聞かずに了承したのだ。
「私は色々な世界に行ってみたかったからこれも良い経験になるだろうね」
ノアは今までに色々な世界に行き、旅をして色々な経験を積んでいるのだ。人との触れ合い、戦闘の技能、国の政治など数多くをノアは体験してきているのだ。
「だが、仕事の事とかは大丈夫なのか?」
「私達の神の仕事は大切だからね、心配しなくてもちゃんとやっておいちゃうから!」
ノアの心配は気にしなくてよくなった。自分に割り振られていた仕事をどうするのか気になっていたが全て解決していたのだ。
「自分が思った道を進んでくれていいのよ、後の心配なんてしなくていいのよ、全て私が責任を持つから、それが親の在り方であると私は思っているからね」
胸を張っていう親に対して笑って応えるノアであった。自分の親がこの人で良かったと内心で感謝しているのであった。