ゴルゴナの大冒険   作:ビール中毒プリン体ン

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紋章を継ぐ者達へのモンスター化ユイ……可愛すぎる。(挨拶)

ゴルゴナといいグノンといい、ロト紋勢が出てくると容赦ない展開に自然となってしまいます。
ハドラーとかザボエラとかミストバーンとかが敵でも
「強いし冷酷なことしてるけど結局詰めが甘いとこあって何とかなるだろ」
っていう妙な安心感あるんですけど、ロト紋の敵はそういうものを感じられません。
藤原カムイワールドのダークさ、好きです。
そしてこのSSはそういう奴らが主役!


グノンの猛攻

「ハッハッハッハッ! 口ほどにもない!」

 

猛々しく笑うグノンが勝ち誇ったままに空を飛ぶ。

このまま海中に沈んだクロコダインに追撃したいところだが、

 

(奴はワニ型の獣人……名からしても恐らく水中は奴の領分だろう)

 

そう判断すると、次の目標を先程部下に狙うよう指示した大型の軍船に決める。

まずは徹底的に指示系統を破壊するつもりのグノンであった。

 

「セルゲイナス!」

 

左手に握り締める巨鳥の残骸を、べったりとねとつく血と共に拭い捨て去る。

呼びつけた魔界のモンスターの背に再び跨ると、

 

「まずは人間どもを叩き、その後貴様を追い込み殺してやるぞ。 クロコダイン」

 

踵を返し人間達への攻撃を再開しようとした。

だがその時。

 

「む?」

 

グノンの目が海面に釘付けとなった。

今も海上では男と魔物達が雄叫びを上げて剣と爪を振るい合っており、

呪文や大砲の爆発で海面は荒れに荒れる。

だがグノンがジッと見るそこは、

(…海面が、渦を巻いて…)

周囲の波の揺れとは明らかに異なった。

しかもグノンの本能が妙な警鐘を慣らすのだ。

 

ドオン、と海面が破裂した。

 

「なに!?」

 

大海に巨大な水柱が立ち、沈む船、兵士、モンスターを巻き込む大渦が生じる。

 

「な、なんだあれは! まるでバルジの大渦だ!!」

 

誰かがそう叫んだ。

大渦の中央から天に向かって逆巻く闘気の竜巻。

それが容赦なくグノンとセルゲイナスを飲み込んだ。

 

「う、うおおお!? こ、これは……!!

 あ、あの小娘の技に似ている…! と、闘気! 闘気の竜巻!!」

 

グノンの脳裏に浮かぶは精霊ルビスの世界、

アリアハンにて激闘を交わした勇者アルスと3人のケンオウ。

その一人、拳王ヤオの技である。

 

(似ているが…! 闘気量が桁違いだ!!!)

 

「うおおお!! ひ、引っ張られる!!?」

 

周囲の残骸、死骸を派手に巻き込みながら大渦はより激しく回転を増し、

ついには海底で踏ん張るクロコダインその人が渦の中央に露出する。

天に突き出されたクロコダインの膨れ上がった右腕からは、

まさに乱気流としか形容できぬ暴力の闘気流が尚も発生し続けグノンを掴んで離さない。

 

「グノン! 我が友ガルーダの仇…、討たせて貰うぞ!!」

 

クロコダインが叫び、右腕をグッと引くと、

闘気流が乱雑に歪み、空のグノンとセルゲイナスの体勢を完全に乱した。

 

「くっ! 水底でオレと戦おうというのか! いいだろう!

 ならば…こちらから出向いてやるまでよ!!」

 

引き寄せる闘気の暴風に逆らうように翼をはためかせていたグノンとセルゲイナスが、

グノンの声を合図として一気にクロコダイン目掛けて急降下しだす。

引っ張る闘気の流に乗り、重力までも味方につけての突進である。

この加速が乗ったグノンの一撃を貰えば、

いかにクロコダインが鉄壁の皮膚を誇ろうとただでは済まない。

 

「やはりそうきたな!!」

 

だがクロコダインは、待ってましたとばかりに不敵に笑う。

突き出す右腕と逆の腕……引き絞った左腕が手甲を弾き飛ばし、膨張。

 

「っ!? ま、まさか…! い、いかん! セルゲイナス!!」

 

「遅いわぁぁぁ!!!!」

 

巨大な闘気の竜巻の中に囚われるグノンに、

逆回転のオーラのハリケーンが矢のように突き刺さる。

 

「うぅっ!? ぎゃ、逆回転の…もう一つの闘気、だとおおおお!?」

 

「ぬぅぅぅん!!! 獣王激烈掌!!!!」

 

獣の口の様に両手を合わせて、捻る。

闘気の乱気流内に更なる逆回転の渦が加わり、

回転が更に捩れ、くねり、曲がり、中にいる全ての物を切り裂く。

 

「ぐおおおおおおおおおお!!!!」

 

全身を襲う大ダメージにグノンも遠吠えのような叫びをあげる。

しかし彼の目はより一層鋭くクロコダインを睨んでいた。

獣王激烈掌の渦中でセルゲイナスの巨体に我が身を埋もれさせ、

ダメージを最小限に抑える。

肩代わりしたセルゲイナスは当然のように死んだが、グノンが気に留めるわけもない。

マヒャドを開幕に撃たせた時点で、MP不足によりベホマズンも使えないし、

それにどの道必要ないだろう。 なにせグノンの体は再生能力を有している。

闘気流にズタズタのボロ雑巾のようにされたセルゲイナスを投げ捨て、

グノンはハーケンを大上段に構えた。

 

「はあああああああああっ!!!」

 

「来い! グノン!!!」

 

獣王の闘気流が消え失せ、海が徐々に戻りつつある。

グノンはハーケンを高々と掲げ、

クロコダインはヒビ入る真空の斧を構え…、投げ捨てた。

 

「っ!? なに!? 獲物を捨てるとは! 勝負を捨てたか獣王!!」

 

クロコダインは頭上に豪腕をクロスさせる。

完全防御の体勢だ。

 

(オリハルコンの武器には真空の斧では抗えん!

 ならば!!

 全霊で防御し、奴の攻撃を凌ぐ!)

 

そうすればグノンと自分は自然と戻りゆく海に飲まれることになるのだ。

その意図をグノンも察した。

 

「舐めるなよ…! 我がハーケンの切れ味! その身で知れいっ!!!」

 

ビュウッと風を裂き白銀の鎌が獣王を両断せんと迫り、

ドカッ、と鈍い音。

グノンのハーケンがクロコダインの両腕を引き裂き、切断……出来ぬのであった。

 

「バ…バカなッ!!?」

 

「ぐふふふふ! 力任せに振るうだけでは、オレの鋼鉄よりも硬い皮膚は貫けん!」

 

ハーケンがクロコダインの薄紅色の皮膚で止められる。

いくらグノンが力を込めようが、そこから進みもせぬし引きもせぬのだ。

 

「貴様は確かに強い! だが、ただ力任せに剛力を振るうのみよ!

 オレが闘気を込めて完全な防御をとれば……こうなる!」

 

クロコダインが両腕をクロスさせたまま、一気に巨体でグノンを押すと、

海底の泥濘に足を取られそのまま押し倒されてしまう。

あまつさえハーケンの柄が首に押し付けられ、彼の首を締め付ける。

 

「ぐ、お…! が、ああ…き、貴様……!!!」

 

オリハルコンの棒が、クロコダインの重量とパワーを加えてグノンの首を圧迫し、

そうこうしている内に海が完全に彼らを覆い尽くし自然の姿に戻っていく。

クロコダインとグノンは完全に海中に没したのだ。

 

「ごぼ…! ぐ……が…! がぼ!」

 

いかにグノンの体が

『全モンスターの優れた点を取り入れて作られた竜魔人に匹敵する性能』だとしても、

今はグノンの魂に合わせて形状を変えている。

即座に肉体を作り変えてエラ呼吸を……などは到底出来ない芸当である。

学者肌で肉体の性能を隅々まで知るザムザやザボエラ、

ムーの七賢人だったのなら可能かもしれないが、少なくともグノンには無理だ。

しかも彼は、クロコダインの指摘通り闘気の使い手ではない。

肉体の強さのみで戦う荒々しき戦士であり、己のそういう闘法に誇りと自信を持っていた。

ビーストの王である自分に小手先の技は必要ない。

そういう自負が彼にはあった。

そして、それによってクロコダインに圧倒されるのを許してしまっていた。

なにせ闘気を全開にして防御に徹したクロコダインには、

正当の竜の騎士の必殺技とて防がれてしまうのだ。

先程、グノンが見舞った拳撃も、完全防御のクロコダインにはもはや通用しないだろう。

 

(貰ったぞグノン! 海での勝負ならば貴様に勝てる!)

 

そしてクロコダインの得意とする海。

勝機が見えた。

 

(舐めるなッ!! クロコダイン!!!)

 

かのように見えた。

しかし、グノンの目がギョロリと見開かれ、同時に彼の胸部が膨張する。 

体内の酸素を掻き集め肺にチャージ。

互いの鼻先が付きそうなこの距離で、

 

「ハッッッッ!!!!!」

 

圧縮した空気弾をクロコダインの顔面に叩き込んでやる。

 

「むぐ…!?」

 

いかにクロコダインが巨体とパワーで伸し掛かろうと、

海中では巨体の重量は半減する。

グノンの空気弾の力に圧され浮いてしまったところでグノンは素早く脱出。

失われた酸素を求め一目散に洋上へ泳ぎ登る。

 

(逃がさん!)

 

当然、クロコダインも尻尾を左右に波打たせ加速。 猛追する。

 

(掴んだ…!)

 

グノンの片足をクロコダインの大きな手がハッシと掴んだが、

グノンはそれを血走った目で睨みつけると右手のハーケンを一閃。

 

(な、なにぃ!?)

 

己の片足を切断し、切り落とした。

蛇口をひねった水道水のように垂れ流れる血が広がり、クロコダインの視界を赤く遮る。

驚愕と血によって一瞬もたついたその隙に、

 

「がはぁーーーーーっ!!」

 

グノンは海面に浮上。

そのまま翼をはためかせ空へと逃げた。

 

「お、おのれ…許さんぞ……クロコダイン!!!」

 

彼が睨む先には、海面から頭を覗かせるワニの獣人。

いつの間に回収したのか、右手には真空の斧を。 そして左手にはグノンの足を握っていた。

滞空するグノンの足からしとどに溢れる鮮血。

だが、

ボコリ、ボコリ、と切断面を泡が覆い尽くしていくと徐々にグノンの足が()()()()()

 

「あ、あれは……! 再生、しているのか!!」

 

クロコダインの目が驚愕に見開かれた。

獣王激烈掌によって全身に負った筈の傷も、いつの間にかグノンから消えていた。

どうやらクロコダインの予想は正しい。

 

「くくく……そうだ。 我が肉体はあらゆる傷を再生する。

 だが……さすがは獣王と名乗るだけはある…。 安心したぞ!

 雑魚から獣王の名を取り戻してもつまらんからなぁ……! かあああああ!!」

 

怒りをありありと顔面に浮かべるグノンが口から獄炎を撒き散らす。

海面が瞬間的に沸騰し、クロコダインを焼く。

すぐさまクロコダインは潜水。 炎から逃れるが、

 

(何と凄まじきブレスだ! オレのヒートブレスとは比べ物にならない!)

 

あの一瞬でクロコダインの皮膚は所々が焦げていた。

 

(もはや同じ手は通じまい…どうする!)

 

友・ガルーダを失ったのは個人的な感情以上に戦力として痛撃だ。

まるで自分の手足のようにガルーダは意思を汲み取って空を飛んでくれた。

あれ以上の相棒は、もはや得られないだろう。

ガルーダを失ったクロコダインは海中からの攻撃しか手はない。

 

(だがやはり…獣王会心撃しか――――ん?)

 

海中を華麗に泳ぎながら思案していた、その時。

大爆発が突如海中で発生した。

 

「……っっ!!!!」

 

凄まじい衝撃波が水を伝わり海洋を駆け巡る。

クロコダインですらキリモミ状になって吹き飛ばされ、

魔王軍の水棲モンスター達も吹っ飛び海中の岩肌に激突し、

或いは打ち上げられ海面に叩きつけられ、死んだ。

海の中がそんなであるから海上も惨憺たる有様だ。

 

「う、うわああああ!!」

 

「グオオオオオオ!!?」

 

轟音に掻き消されつつも人と魔物の叫びが等しく木霊する。

アバンの指揮のもと、旧百獣魔団と人との混合であるロモス軍は

新生百獣魔団と圧されながらも対抗し激しい戦いを繰り広げていたが、

水中大爆発に()()に巻き込まれたアバン搭乗の軍船も木っ端微塵。

敵も味方も半数が吹き飛び激闘の意義は消えた。

巻き上がった大水柱が軍船団に降り注ぎ海中に沈め、

衝撃に大船が宙を舞い、津波が魔物も人も飲み込んだ。

アバンも乱戦の中で突如起こった爆発と波に飲まれかけ、

 

「くっ!」

 

瞬時にトベルーラで船を脱出し事なきを得たが、同乗していた者達は全滅だろう。

ホルキンスやアキーム、バダックらの安否も気になるが、

今は、災害の大元であろう敵の軍団長をどうにかせねばならない。

 

(クロコダインさん一人に押し付けていいレベルの敵ではなかった!

 しかし…今の爆発は一体何だ!?

 空が突然、暗雲を立ち込めたのと何か関連があるはず…。

 闘気でも魔法でもない、恐ろしい威力の広域破壊…!)

 

未だクロコダインが生きていることを願って荒れ狂う海上をアバンは飛んだ。

その時であった。

美しいとさえ思える白刃の煌めきがアバンの視界をよぎる。

 

「っ!?」

 

咄嗟に身を引くアバン。

だが、彼の胸元の皮膚と肉は斬れなかなかの量の血が溢れた。

その傷は浅くはない。

 

「その顔……アバンだな?」

 

素早く傷口にベホマの光を当てながら声の方を見ればそこには毛皮豊かな羽の生えた男。

 

「くくくくく、ゴルゴナの情報通りではないか。

 貴様もまた手柄首……! このグノンが頂こうッッ!!!!」

 

ブーメランのように彼の手元に戻ったハーケンを再度振りかぶりながら、

グノンはアバンに向けて大口を開いた。

 

(再びハーケンの投擲!

 グランドクルスで軌道を逸らし、アバンストラッシュBタイプで…!)

 

どうしても注意は羽の生えた獣人の持つ鎌へと注がれてしまうのだ。

アバンの堕ちし一番弟子が振り回していた魔剣と同じ輝きを持つ、その鎌に。

アバンが瞬時に戦法を構築し身構えた瞬間、

 

「かはああぁぁああぁ!!!」

 

超圧縮の空気の塊がグノンの口腔から撃ち出されたのだった。

 

「!?」

 

(闘気でもなく、魔法でもない…! さ、さっきの攻撃は()()か!?)

 

強化された肉体が可能にする純然たる空気の凝縮弾が超高速でアバンへと迫り、

 

「うわああああああああああっ!!!」

 

爆発と破裂が混じった轟音が天地に響く。

アバンは百戦錬磨である。

ハドラー大戦に終止符を打った勇者であり、リンガイア戦争でも活躍した大英雄だ。

人、魔物、魔族、あらゆる者達と戦ってきた経験が、戦闘の先読みを可能にする。

だがそれ故にグノンの仕掛けたフェイク(ハーケンを投擲する素振り)

によって誤った先読みに誘導され、そこに初見の未知の攻撃だ。

直撃を許してしまった。

(グノン)もまた百戦錬磨。

一瞬の駆け引きにアバンは敗れたのだ。

音速を超える速度で吹き飛ばされ、海面に鈍角で突っ込むと数回海面でバウンド。

スピードが乗った身には海とて硬い大地と変わらない。

そのまま激しく海面上で乱回転し滑り飛んで、やがて勢いを無くし海中に沈む。

 

「ほう……たかが人間の分際で、原型を留めたまま吹き飛んだか。

 さすがは大勇者アバンだ」

 

グノンは笑う。

彼の言うとおり、並の者では木っ端微塵になり死体も残らない。

そういう攻撃であった。

そもそもグノンの放ったこの空気弾は、

かつては変身をし『ビーストの王』としての真の姿にならなければ使えないブレスだ。

それを今のグノンは通常形態で使用できる……ということは、

現在の彼が、通常の姿のままアレフガルド時代の第2形態に迫る力を持っている、

という事の証左であろう。

 

(体がどんどんと馴染んでくるのを感じるぞ…!

 この調子ならば……変身が出来る日も近い!)

 

「海のモンスターよ!! アバンの死体を探せ!

 息があるのならば止めを刺し、我に大勇者の首を献上せよ!」

 

グノンの号令一下、マーマンやだいおうイカ達は即座に行動を起こす。

先の彼の空気爆発や上空のひくいどり達の攻撃……、

友軍からの攻撃に巻き込まれ、

かなりボロボロな海のモンスター達だが不思議と士気は落ちていない。

グノンの勇ましき狂気にあてられ、

「弱者死すべし」という力への信奉が彼らの心の奥底に芽吹き出していたのだった。

獣の摂理は弱肉強食。

故に、生き残っている自分達は強い。

故に、弱者を蹂躙する権利がある。

 

(虐げろ! 殺せ! 我らは強い!

 最強のビースト、グノン様に率いられし無敵の獣の群れ!

 我らは死を恐れぬ! 背後から仲間に撃たれようとも、尚恐れぬ!

 我ら新生百獣魔団は、無敵なのだ!)

 

モンスター達の目は危険なまでに血走っていた。

麾下のモンスター達に、そう盲信させ熱狂させるグノンの手腕。

アレフガルド時代、ビースト兵団を率いた四大魔王は伊達ではない。

 

「そうだ…それでいい。

 貴様らはビースト………〝喰らう者〟よ!

 敵を喰らえ! 人間を喰らえ! ゆけ、百獣魔団よ!!」

 

獣達が熱狂の雄叫びをあげ、更に苛烈に船団を攻撃する。

 

「オレは……クロコダインの首を貰うとしよう…!」

 

不敵に口角を釣り上げるグノンの瞳が、海面に映る影を捉えていた。

 




~鬼岩城年越しパーティのお知らせ~


魔王軍の皆様、最近は寒くなってきて勇者達人間も何やらしつこく抵抗を続け不愉快な冬でございますが、どうお過ごしですか?
寒いかと思ったら暖かかったりで嫌になりますな。キィ~ヒッヒッヒ。

さて、そんな皆様を鼓舞するため、年末に鬼岩城・大広間にて年越し餅つき大会を開催致します。
その他イベントも目白押し!
冬なのに雪が降らない、とお嘆きの皆様のため、氷炎将軍フレイザード様のフワフワ新雪のサービスもございます。
オーザムに行かずとも新鮮な雪を楽しめますぞ!
雪を見ながら熱い酒を一献傾け(これもフレイザード様直々のメラゾーマによる熱燗じゃあ~!)、軍団の垣根を超えて語らい合う年越しなど乙ではないでしょうか。
雷竜将軍ボリクス様の電力で見事に美しく輝くイルミネーション鬼岩城は壮観でございますよ。
ちょっと遅れたメリークリスマス気分も味わえて一挙両得じゃのう!
来年こそは大魔王バーン様の地上制覇がなると願って……!
皆様良いお年をお迎えください。
キィ~ヒッヒッヒ!

(魔王軍宴会担当:妖魔司教ザボエラ、妖魔学士ザムザ)




嘘ですすいません

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